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【徹底比較】ネットワーク監視のフリーソフトおすすめ10選!できることやメリットをご紹介!

【徹底比較】ネットワーク監視のフリーソフトおすすめ10選!できることやメリットをご紹介!のイメージ

ネットワーク監視とは、ネットワークが正常に稼働しているかチェックする業務です。有料ソフトに比べると機能は制限されますが、基本的な監視は行えます。おすすめのフリーソフトは「CurrPorts」「OpManage」「Watchdog」「ThirdEye」です。

本記事ではネットワーク監視におすすめなフリーソフトを中心に、有料ソフトとの違い、フリーソフトを選ぶ際のポイントなどについて解説していますので、参考にしてみてください。

【2023年】ネットワーク監視のおすすめフリーソフト10選

外部サイトの参照やメールの送受信、グループウエアの運用など、今やネットワークは企業にとって必要不可欠なものです。障害が発生し一旦停止してしまうと、業務に多大な影響を及ぼす可能性もあります。

そのため、ネットワーク環境が正常に稼働しているかどうかを監視するためのツールが必要となってきます。ネットワークが正常に動いているかを監視することができるフリーソフトを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

CurrPorts

CurrPortsは、TCP/IP、UDP/IPポートの状態を監視できるツールです。

ローカルコンピュータのTCP/IP、UDP/IPのポートのリストを表示し、状態を監視できます。また、不要なポートをオープンしたプロセスを終了したり、その情報をテキストファイルにロギングしたりする機能も搭載されています。

OpManage

OpManageはネットワーク、ネットワーク機器、ミドルウエアの監視が可能なツールです。

ネットワークだけでなく、ミドルウエアの監視も可能な点が特徴です。無料版では、監視対象機器が10デバイスに制限されます。

Watchdog

Watchdogは、人工知能を利用してデータをリアルタイムに監視するツールです。人工知能でIoTやアプリケーションのデータをリアルタイムに監視します。タイマーをセットしておき、時間内にデータを受け取れなかった場合に通知されます。

無料版と有料版があり、無料版ではタイマーや保存可能履歴数に制限があります。

ThirdEye

ThirdEyeは、直感的な操作でネットワーク監視ができるツールです。

ダッシュボードを利用して直感的に設定を行い、帯域幅やスループット、レイテンシー、エラーなどを監視できます。無償期間は30日間となっています。

Ipswitch

Ipswitchはネットワーク帯域幅、仮想マシン、Syslogなどの管理が行えるツールです。

Ipswitchは複数の製品群で構成されており、無償版では9種類の製品を利用できます。ツールのインターフェースはすべて英語表記になっています。

PRTG Network Monitor

PRTG Network Monitorは、Pingによるネットワーク機器の死活監視を行えるツールです。

無料版と有料版があり、無料版の場合は100個までの相手を監視でき、機能や使用期間に制限はありません。Windowsパソコンで利用できるため、専門知識が必要なく使いやすい製品となっています。

パトロールクラリス

パトロールクラリスはネットワーク機器やストレージ機器など、いろいろな機器を監視できるツールです。

監視機能が豊富で60種類以上の項目の監視が可能です。ただし無償版では2種類に制限されています。また、このほかにレポート機能やアクション機能も利用することが可能です。

秀丸ネットモニター

秀丸ネットモニターは、外部と通信している実行ファイル名や接続先の国、名称を一覧で表示できるツールです。

秀丸ネットモニターを使用すれば、意図していないソフトが外部と通信していないか確認できます。パソコンのタスクトレイに常駐でき、タスクトレイのアイコンをクリックすることでいつでもウインドウを呼び出せます。

また、Windowsのファイヤーウォールでは、一度「許可」したアプリケーションは一切のチェックが外されてしまいますが、秀丸ネットモニターでは許可されたアプリケーションであっても怪しい場所に接続していないかどうかをチェック可能です。

何らかの攻撃により個人情報などが抜き出されそうになった場合も、チェックすることが可能となります。

WifiMonitor

WifiMonitorは、アクセスポイントの混戦を未然に防げるツールです。

WifiMonitorではSSID、チャンネル、電波強度、認証方法、MACアドレス、無線タイプ、ネットワークの種類などのアクセスポイントに関する情報をリアルタイムに一覧表示できます。

GlassWire

GlassWireは、実行しているアプリケーションのネットワークトラフィックを監視できるツールです。

アプリケーションごとに通信しているホストの国やドメイン、IPアドレス、通信量などを表示でき、ネットワーク使用状況を監視できます。

また、初回のネットワーク接続時やアプリケーション情報に変更があったとき、DNSサーバーに変更があったときにアラートが表示されます。

ネットワーク監視とよく間違う用語の違い

ネットワークは今やビジネスには必要不可欠な存在です。社内の業務システムは必ずと言っていいほどネットワークで接続されているため、ネットワークに障害が発生すると業務に多大な影響を及ぼしてしまいます。

ネットワーク監視とは、ネットワークが正常に稼働しているかどうかをチェックすることです。ネットワークに異常や障害が起きないように、データを取って監視しています。

ここからは、ネットワーク監視と似ている用語について紹介します。

ネットワーク監視・サーバー監視・アプリ監視の違い

サーバー監視はサーバーの状態を監視し、アプリ監視はアプリケーションの状態を監視します。具体的にはサーバー監視はCPU、メモリ、ディスクなどの状態監視、サーバーの各種サービスの応答時間、応答の数などを監視しています。

アプリ監視はデータベースやミドルウエア、仮想化ソフトウェア、メールサーバー、グラウドなどのITサービスを実現しているアプリケーションが監視対象です。

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ネットワーク監視と侵入検知の違い

侵入検知とは、外部から不正ソフトエアが侵入してきたことを検知するシステムです。侵入検知では、IDS(Intrusion Detection System)と呼ばれる侵入検知システムを使用します。

通常、ネットワークの入り口にはファイヤーウォールと呼ばれる外部からの不正アクセスをブロックするセキュリティシステムが使われています。

しかし、ファイヤーウォールはメールやWebサービスなどの許可されているサービスへのアクセスは通過させてしまうため、悪意のあるユーザーによる攻撃を防げません。

IDSを設置しておけば、ファイヤーウォールを通過して内部に侵入しようとした不正ソフトウェアを検知できます。

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ネットワーク監視のフリーソフトでできる2つのこと

有料ソフトに比べると機能が制限されていますが、ネットワーク監視のフリーソフトは基本的な監視であれば行えます。

例えば、相手機器が正常に動いているかどうかの死活監視(Ping監視・ICMP監視)や、ネットワークが正常に稼働しているかどうかのSNTP監視などです。

サポートが充実していないことや、機能に制限があるといったデメリットもありますが、使用用途に一致していれば導入を検討しても良いでしょう。

Ping監視・ICMP監視(死活監視)

Ping監視・ICMP監視とは、ネットワーク上の相手機器が正常に稼働しているかどうかを監視することです。

Ping(ピング)とは、ネットワーク上の相手機器に対して稼働中かどうかを確かめる際に使用するコマンドです。Pingを使用してネットワーク上の相手機器が稼働中かどうかを監視することをPing監視と言います。

また、Ping監視はICMP(Internet Control Messsage Protocol)と呼ばれる通信規約の機能を利用するため、ICMP監視とも呼ばれます。

Ping監視は相手機器の稼働中が確認できるだけでなく、通信パケットの損失割合や応答時間なども知れるため、相手機器までの間のネットワーク経路に異常があるかどうかをある程度確認することも可能です。

SNMP監視

SNMP監視とは、SNMPプロトコルを利用して各種ネットワーク機器を監視することです。

SNMP(Simple Network Management Protocol)は、ネットワーク上に存在する各機器の状態を監視するために取り決められた通信規約です。

SNMPはインターネット技術の標準仕様であるRFC(Request For Comments)で取り決められているため、ベンダーを問わず利用可能な通信規約となります。

ネットワーク上の各機器にはSNMPエージェントというサービスを実行させておきます。監視を行うサーバーにはSNMPマネージャーというサービスを実行させ、各機器のSNMPエージェントから送信される情報をSNMPマネージャーで管理する仕組みです。

Midworksでは、ご紹介したこれらのネットワーク監視のフリーソフトを活かせる案件を紹介してもらうこともできます。気になる方は、下記より無料登録をしてみてください。

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フリーソフトと有料ソフトの違い

ネットワーク監視ツールは、無料で利用できるものと、有料でしか利用できないものがあります。

多くの場合、フリーソフトには機能面での制限があり、いくつかのソフトを組み合わせながら使わないと十分な監視ができないでしょう。有料のソフトの場合は、制限などがなく、それ単体で広範囲の監視を行える場合が多いです。

フリーソフトか有料ソフトかを選ぶ場合には、監視したいネットワークの範囲を確認の上、対応できるソフト、予算を確認しながら選ぶことをおすすめします。フリーソフトと有料ソフトのそれぞれのメリット・デメリットについても把握しておくことで、スムーズに選択することができるといえます。

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ネットワーク監視ツールはサーバー監視もできる?

ネットワーク監視ツールではネットワーク機器の監視だけでなく、サーバー監視も同時に行えるツールが主流となっています。

ネットワークとサーバーは密接に関係しているため、ネットワーク監視ツールでネットワークの正常稼働やレスポンスを監視していても、サーバーに障害が発生するとサービスが停止してしまうからです。

ネットワークとサーバーのどちらに障害が発生しても企業にとっては重大な問題となるため、ネットワークとサーバーの両方を監視する必要があります。

ネットワーク監視とサーバー監視を両方行うことで、障害発生時に素早く問題個所を特定し、復旧対策することが可能となります。

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ネットワーク監視のフリーソフトを導入するメリット

ネットワーク監視にフリーソフトを導入するメリットは、低コストで導入できる点です。

フリーソフトは無料なので、導入しても月額料金は発生しません。ネットワーク監視を行うための人件費は必要ですが、ソフトの費用がゼロなので低コストで導入が可能です。

また、フリーソフトでも基本的なPing監視とSNMP監視は行えます。これらの監視を行うことで、ネットワーク上の機器が正常に稼働しているかどうかを確認でき、ネットワークに障害がある場合はある程度は原因を特定できるでしょう。

本来であれば必要だった人件費を削減できる点が、ネットワーク監視のフリーソフトを導入する大きなメリットだといえるでしょう。

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ネットワーク監視のフリーソフトを導入するデメリット

ネットワーク監視のフリーソフトを使うと、2つのデメリットがあります。

1つは、機能が制限される点です。監視対象や登録ユーザー数が制限されたり、利用できる期間が制限されていたりします。行いたい監視が行えなかったり、制限範囲以上の範囲の監視が必要な場合は、有料ソフトの検討も必要になります。

もう1つは、サポートの充実度合いです。フリーソフトの場合、サポートが充実しておらず、トラブルの発生時に対応までに時間がかかることもあります。サポートが遅れる場合、監視業務にも支障が出てしまう場合があるため、デメリットだといえるでしょう。

2つのデメリットを把握した上で、利用するツールは選ぶようにしましょう。

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ネットワーク監視のフリーソフトを選ぶ5つのポイント

ネットワーク監視のフリーソフトは、低コストで導入できるため魅力的です。ただし機能制限があったり、機器数制限があったりといくつか注意すべきポイントがあります。

ここでは、ネットワーク監視のフリーソフトを選ぶ際のポイントを紹介します。

  • ネットワークの知識がなくても運用できるか確認する
  • 限られた機能でも問題ないか確認する
  • 監視の対象範囲を確認する
  • 拡張性の高さを確認する
  • アラート通知の方法を確認する

ネットワークの知識がなくても運用できるか確認する

ネットワーク監視のフリーソフトには、表示や操作などネットワークの知識がないと使いこなすことが難しいものもあります。その場合はサポートも期待できないため、自分で調べる必要が出てくるでしょう。

ネットワーク監視ツールを選ぶ際は、ネットワークの知識がなくても操作できたり表示内容を確認したりできるかどうか、事前にチェックする必要があります。

限られた機能でも問題ないか確認する

ネットワーク監視ツールに有料版と無料版がある場合、無料版では限られた機能しか利用できない場合があります。また、監視できる機器の数にも制限が設けられている場合もあります。

ネットワーク監視する目的がフリーソフトで実現できるのかどうか、事前に確認しておく必要があるでしょう。

監視の対象範囲を確認する

ネットワーク監視の対象範囲を、ネットワーク監視ツールがカバーできているかどうか確認する必要があります。

ネットワーク管理ツールのフリーソフトには監視範囲が制限されている場合があるためです。

拡張性の高さを確認する

将来ネットワーク監視だけでなくサーバー監視なども行うのであれば、拡張性の高さもポイントの1つです。

導入時はネットワーク機器のみの監視を行っていた場合でも、将来的にサーバーの監視やアプリケーションの監視などを行いたい場合、拡張性のあるネットワーク監視ツールを選定する方が良いでしょう。

それぞれ別の監視ツールを使用する方法もありますが、運用が複雑になり手間が増えてしまう可能性もあるでしょう。

アラート通知の方法を確認する

ネットワーク監視ツールでは異常や警告を検知した場合、アラートを通知できるものがあります。アラート通知がどのような表示になるのかを、あらかじめ確認しておく必要があるでしょう。

フリーソフトの場合、そもそも機能として実装されていない場合もあります。フリーソフトにどのような機能があり、どのような機能がないのかについてはよく確認するようにしましょう。

ネットワーク監視のフリーソフトで安全対策をしましょう

ネットワーク監視のフリーソフトでも安全対策を行うことが可能です。

フリーソフトのメリットは低コストで安全対策が行える点です。今回の記事で紹介したネットワーク監視のおすすめフリーソフトや、フリーソフトのメリットとデメリットを参考にして、ネットワーク環境が安全に構築できるようにしましょう。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年06月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2019.01.07
更新日
2024.06.25

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