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フリーランスの仕事場はどこ?よく使われる場所や各所のメリット・デメリットも解説

フリーランスの仕事場はどこ?よく使われる場所や各所のメリット・デメリットも解説のイメージ

フリーランスの仕事場は自宅・事務所・レンタルオフィス・コワーキングスペースなど人によって様々です。仕事場を選ぶときは費用や移動距離、自分が集中できるかを意識しましょう。

フリーランスの仕事場とそれぞれのメリット・デメリットを紹介していますので、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

フリーランスはどこを仕事場にする?

フリーランスのメリットは、働く場所にとらわれないことです。クライアントから指定された場所で仕事をするケースは別ですが、フリーランスの仕事場には多くの選択肢があり、どこで仕事をするかによって作業効率が変わってきます。

例えば、家族がいて自宅では集中できないという方の場合、他の場所で仕事をした方が作業効率が上がる可能性は高いでしょう。

フリーランスにとって、作業効率を上げることは収入アップに直結するため、自分のワークスタイルに合った最適な仕事場を選ぶことが非常に重要となります。

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フリーランスの仕事場とメリット・デメリット

ここからは、フリーランスの仕事場を7つ紹介していきます。どの仕事場にも一長一短があり、どれがベストなのかは人によって異なるため、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解し、自分に合った仕事場を探してみてください。

自宅

自宅で働くと一口にいっても、仕事専用部屋で黙々と作業できる人もいれば、リビングで子どもを見ながら作業しなければならない人もいるといったように、様々なシチュエーションが考えられます。

自宅は多くのフリーランスがメインの仕事場として選んでいるため、まずは自宅で仕事をし、集中できず作業効率が悪いと感じたら他の仕事場を検討するのが無難でしょう。

メリット

・移動に時間を割く必要がない
・交通費がかからない
・賃料や利用料などの固定費がかからない
・家賃や光熱費の一部を経費として計上できる
・家事や育児との両立が可能

外出の必要がないことによる様々なメリットがありますが、この中でも特に交通費や固定費を支払わなくていいことが非常に大きなメリットといえるでしょう。

また手続きを必要としますが、家賃や光熱費の一部を経費にして計上が可能です。

デメリット

・仕事とプライベートの区別が曖昧になりやすい
・自宅の住所が外部に漏れやすい
・打ち合わせなどで利用しにくい
・居住専用の賃貸物件の場合、規約に抵触する可能性がある

自宅で仕事をしていると、空間と時間の両方の面でプライベートとの区別が曖昧になり、仕事のオンオフを切り替えるのが難しかったり、娯楽に走ってしまいがちになったりする恐れがあります。

加えて、仕事で自宅の住所を使用することになるため、個人情報が外部に漏れ、トラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。

また、居住専用の賃貸物件の場合、事務所として利用すると規約違反になる可能性があります。

事務所

仕事専用に新しく事務所を借りるのも選択肢の一つとなります。法人登記をしたい方や屋号を表示したい方、打ち合わせなどで不特定多数の人を出入りさせたい方は、事務所を借りるべきです。

ただ、様々なコストが発生してしまうので、仕事が軌道に乗って収入が安定し、更なる成長を目指す場合に検討するとよいでしょう。

メリット

・仕事専用の空間を持てる
・人を招き入れやすい
・名刺などに自宅の住所を記載する必要がない

自宅とは異なり、事務所は仕事をするためだけの空間です。仕事とプライベートを明確に区別することで、気持ちの切り替えがしやすくなり、作業効率を上げられます。

また、打ち合わせで相手に事務所へ来てもらうといったように、人を招き入れやすいです。他にも、名刺に自宅の住所を記載する必要がなく、プライバシー面の不安を払拭できるメリットもあります。

デメリット

・コストがかさむ
・設備を自分で整える必要がある
・移動時間が発生する

事務所を仕事場にするデメリットの一つは、コストがかさんでしまうことでしょう。契約時には敷金や礼金、仲介手数料などの費用がかかり、入居してからも家賃や光熱費、通信費などの月々の固定費がかかります。

また、家具や家電、通信環境などの設備を自分で整える必要があり、この際にもコストが発生します。

このように、あらゆるコストがかかってしまうため、フリーランスになったばかりの方にとって、事務所を借りるのはハードルが高いといえるでしょう。

レンタルオフィス

レンタルオフィスは、机や椅子、コピー機などの仕事に必要な設備や備品が揃えてあるスペースをレンタルできるサービスです。月額での契約が一般的で、東京の一等地でもリーズナブルに利用できることが多いです。

メリット

・あらかじめ仕事に必要な設備が備えてある
・事務所と比べてイニシャルコストを抑えられる
・オフィスの住所を利用できる
・様々なサポートが受けられる
・フリーランス仲間と知り合える

初めから仕事に必要な設備や備品が揃えてある点がレンタルオフィスの魅力といえるでしょう。賃貸で事務所を借りるよりも、イニシャルコストと準備にかかる手間を抑えられます。

また、オフィスの住所を利用できるのはもちろんのこと、スタッフによる電話対応や郵便物の受け取りなど、様々なビジネスサポートが受けられます。

デメリット

・月額費用が固定費としてかかる
・共有スペースを利用することになる
・移動時間が発生する

立地や利用する状況によって変わりますが、それなりの月額費用が固定費としてかかります。さらに、会議室の利用などのオプションを追加していくと、予想以上のコストがかかってしまう恐れもあるため注意が必要です。

事務所よりも気軽に借りられるレンタルオフィスですが、事務所とは違い他の人とスペースを共有するので、人によっては周囲の目や音が気になり、作業効率が悪くなる可能性があります。

コワーキングスペース

コワーキングスペースは、1つのスペースを複数の人が共有するオフィスのことです。レンタルオフィスは個室形態が多いですが、コワーキングスペースは基本的にオープンスペースとなっています。

時にイベントが開催されることもあり、異なる属性の利用者同士の交流やコミュニティ形成に力を入れる傾向が強いです。

メリット

・仕事に必要な設備や備品が揃っている
・低コストで仕事場を確保できる
・短い時間でも利用できる
・フリーランス仲間と知り合える

仕事に必要な設備や備品は初めから備わっていながらも、レンタルオフィスより低コストで利用できます。

月額料金は1〜3万円程度ですが、月額制だけではなく、1日もしくは時間単位で利用するドロップインという形態もあり、気軽に利用したい時に便利です。

コワーキングスペースは他の人と同じ空間を共有する場なので、利用者同士の交流によりコミュニティを形成できる可能性もあります。

デメリット

・周囲の音や話し声が気になる
・情報漏洩のリスクがある
・混んでいて作業スペースが確保できないことがある
・移動時間が発生する

複数人で1つのスペースを共有するという性質上、どうしても周囲の話し声や環境音が聞こえてきてしまうので、敏感な人は気になって仕事に集中できない可能性があります。

また、パソコンの画面や机上の資料を覗き見されたり盗まれたりして、情報が漏洩するリスクもあります。特に離席時は細心の注意を払うべきでしょう。

混雑している時は、十分な作業スペースを確保できないことがあるため、事前に空き状況をチェックするのも大切です。

カフェ

カフェは学生や会社員などフリーランスに限らず多くの人が利用しています。電源の有無やテーブルの大きさ、雰囲気の良さなどをチェックし、快適に作業できるお店を探すことが重要です。

ただし、長時間の作業を禁止しているお店や、パソコンを使った作業を禁止しているお店も中には存在するため、あらかじめルールを確認しておきましょう。

メリット

・固定費がかからない
・好きなタイミングで作業できる
・非日常感が味わえる

カフェの大きなメリットは、気軽に利用できることでしょう。月額料金などといった固定費がかかりませんし、営業時間内であれば好きなタイミングで作業できます。

また、カフェ特有の非日常感を味わうことで気分転換になり、普段よりもアイデアが出やすくなったり、普段とは違う角度から物事を考えることができたりする可能性があります。

デメリット

・飲食代がかかる
・情報漏洩のリスクがある
・周囲の音が気になって集中できない可能性がある
・移動時間が発生する

カフェで作業する場合、少なくとも飲み物は注文しなければならないため、飲食代がかかります。他にも周囲の音が気になるというデメリットもありますが、特に気をつける必要があるのはセキュリティ面でしょう。

パソコンや資料の盗難に気をつけるのはもちろんのこと、カフェで提供されるWi-Fiにも注意するべきです。なぜなら、Wi-Fiには暗号化されていないものが存在し、情報が盗まれる危険性があるからです。

情報漏洩を防止するためにも、Wi-Fiのルーターを持参して作業しましょう。

インターネットカフェ

インターネットカフェと聞くと漫画などの娯楽をイメージしがちですが、最近ではWeb会議での通話ができるように、防音性に優れた個室を備える店舗も増えてきています。

Wi-Fiや電源はもちろんのこと、ドリンクバーやシャワールーム、ロッカー、USBコンセントといった設備もあるため、フリーランスが快適に作業できる環境といえるでしょう。

メリット

・個室を借りられる
・様々なタイプの個室が選べる
・好きなタイミングで作業できる

仕切りで囲まれたスペースだけでなく、防音性に優れた個室も借りることができるため、周囲を気にせずに集中して作業できます。個室には、広さやシートの種類などが異なった様々なタイプのものがあり、自分の好みに合わせやすいです。

インターネットカフェは24時間営業の店舗が多く存在し、自由なタイミングで作業できる手軽さもメリットとなります。

デメリット

・利用料金が高い
・娯楽による誘惑が多い
・移動時間が発生する

インターネットカフェは、月額制ではなく利用時間ごとに料金を支払う形態の店舗が多く、コストが高くなりやすい傾向にあります。

また、ダーツやビリヤード、カラオケといった娯楽による誘惑が多く、目移りしてしまう可能性があります。娯楽に走りがちになるという理由で自宅以外の仕事場を探している方は、他を検討するのがよいでしょう。

図書館

Wi-Fiや電源が備えられている図書館は多くあり、中には個室が設置されているところもあります。イヤホンや充電器、ポケットWi-Fiを持参すると快適に作業できるでしょう。

なお、図書館によって、パソコンを持ち込んではいけなかったり、滞在時間に制限があったりするので、事前にルールを確認しておきましょう。特に、飲食物に関しては細かいルールが定められている場合が多いため、注意が必要です。

メリット

・無料で利用できる
・静かな環境で集中しやすい
・好きなタイミングで利用できる
・本で調べながら仕事ができる

図書館の1番のメリットは、無料で利用できることでしょう。とにかく低コストで仕事をしたい方にはうってつけです。開館時間内であれば、自分の好きなタイミングで作業できるという手軽さも魅力です。

静かな環境で仕事に集中しやすく、わからない箇所を本で調べることもできるため、作業がはかどります。

デメリット

・静かな場所でのタイピングはしづらい
・席が空いていない場合がある
・情報漏洩のリスクがある
・移動時間が発生する

静かな環境の図書館では、タイピング音がならないように、周りに気を遣いながら作業する必要があり、窮屈に感じる方もいるでしょう。また、時間帯や曜日によっては混雑しており、席が確保できないこともあります。

セキュリティ面に関しては、不特定多数の人が出入りするということで、やはり情報漏洩のリスクがつきまといます。フリーWi-Fiには暗号化されていないものが存在し、情報を盗まれる可能性があるため、注意が必要です。

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仕事場を選ぶ時のポイント

フリーランスが仕事場にできる場所とそのメリット・デメリットについて紹介しましたが、仕事場をどうやって選べば良いか分からないという方もいるでしょう。

ここからは、フリーランスが仕事場を選ぶ時に重要となるポイントを5つ紹介していきます。


これらのポイントを踏まえ、自分に合った最適な仕事場を選びましょう。

  • 費用
  • 通勤距離
  • 集中できる環境
  • 設備
  • 安全性

費用

フリーランスにとって、仕事場を選ぶ際に特に気になるのが費用ではないでしょうか。事務所やレンタルオフィスを借りるのは高コストですし、コワーキングスペースやインターネットカフェもそれなりの利用料金がかかってきます。

いくら好条件だったとしても、収入とのバランスが悪ければ、継続して利用するのは難しいです。自分の収入とのバランスを考え、無理のない範囲かつ納得できる仕事場を選ぶとよいでしょう。

通勤距離

いくら条件が良くても、自宅から遠い場所にあると通うのが大変です。月額を払って契約したのに、億劫になって行くのをやめてしまうという事態も考えられます。

何より、通勤に時間や労力を使いすぎるのは作業効率の面でよくありませんので、毎日通っても苦にならない程度の距離にある仕事場を選びましょう。

また、フリーランスは交通費を自分で負担する必要があるので、電車やバスを使うという選択肢はおすすめできません。

集中できる環境

静かな場所でないと集中できない方もいれば、ある程度の雑音があった方が集中できる方もいるといったように、集中できる環境は人それぞれです。

作業効率を上げるためには、集中できるかどうかが重要なポイントになるので、自分に合った環境の仕事場を選びましょう。

設備

仕事場を選ぶ際には、仕事に必要な設備の有無も重要なポイントになります。特にパソコンを使える環境が整っているかどうかは大事で、Wi-Fi環境と電源は必須といえるでしょう。スマホやパソコンの充電器のレンタルもあると、うっかり忘れた時の保険になって安心です。

快適に作業するためにも、自分にとって必要な設備があるか、ホームページなどで確認しましょう。

安全性

複数の人と共有するスペースの場合、パソコン画面や机上の資料を後ろから覗き見され、情報が漏洩してしまう可能性があります。また、フリーWi-Fiは暗号化されていないものが多く、情報が盗まれてしまう恐れがあります。

個室で作業できるかや、Wi-Fiが暗号化されているかなどの安全性も考慮に入れて、仕事場を選びましょう。

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事務所を借りる際の注意点

法人登記をしたい方や、打ち合わせで不特定多数の人を出入りさせたい方は事務所を借りるべきですが、いきなり事務所を借りようとしても失敗してしまう可能性があります。

ここからは、事務所を借りる際の注意点を紹介していきますので、しっかりとチェックして、事前準備を怠らないようにしましょう。

審査が通りにくい傾向がある

事務所に限らず、収入が不安定な印象があるフリーランスは、賃貸契約の審査が通りにくい傾向にあります。貸主にとっては、家賃が支払われるかどうかが重要だからです。

貸主に納得してもらうには、「これから安定した収入を得る予定がある」ではなく、「今現在、安定した収入があるか」がポイントです。それゆえ、フリーランスが事務所を契約するためには、収入証明の書類を用意し、家賃の支払い能力があることを示す必要があります。

一般的に、「家賃は月収の約3分の1」が審査基準であるといわれているため、この条件に当てはまる収入を得ているのであれば問題ないでしょう。

収入証明の書類が必要

先に述べた通り、収入が安定している会社員に比べて、フリーランスは賃貸契約の審査が通りにくい傾向にあります。よって、フリーランスが事務所を契約するためには、収入証明の書類が必要となります。

課税証明書や納税証明書、確定申告書の控えを提出し、家賃を支払う能力があることを貸主に示しましょう。

出典|参照:住民税の課税・非課税・納税証明書、および軽自動車税の納税証明書|江東区

特徴 窓口
課税証明書 住民税の課税額を証明する書類 市区町村役場
納税証明書(地方税) 地方税の納税を証明する書類 市区町村役場
納税証明書(所得税) 納税した所得税額や所得金額、未納の税額がないこと証明する書類 税務署
確定申告書の控え 確定申告の際に提出した申告書の控え

「住居契約」と「事務所契約」について理解しておく

一般的に、多くの賃貸物件が「事務所利用不可」です。SOHOやテレワーク人口が多い都心部であっても、この傾向は変わりません。

居住用の物件を事務所として利用すると、規約に抵触してトラブルになってしまう可能性があります。例えば、法人登記や屋号表示、不特定多数の人を出入りさせることはNGです。ただ、居住用の物件でも、貸主に相談すれば事務所としての利用を許可してもらえるケースもあります。

マンションやアパートなどの物件を事務所に利用する場合は、事務所として利用可能かどうかを必ず確認しておきましょう。

また、事務所利用可の物件であっても、登記が禁止されていたり、不特定多数の人の出入りが禁止されていたりするケースがあります。法人化する予定の方は、制約や禁止事項がないか事前に確認しておきましょう。

フリーランスの仕事場を知り自分に合う働き方を探そう

今回は、フリーランスの仕事場とそれぞれの特徴やメリット・デメリットに加え、仕事場を選ぶ時のポイントや、事務所を借りる際の注意点について紹介しました。

フリーランスは作業効率の良し悪しで収入が変わってくるため、自分のライフスタイルに合った仕事場を選ぶことはとても重要です。

多くのフリーランスが自宅を仕事場に選んでいますが、自宅以外にも選択肢は豊富にあります。ぜひ今回紹介した内容を参考にして、最適な仕事場を探してみてください。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

記載されている内容は2024年06月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.07.20
更新日
2024.06.24

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