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フリーランスエンジニアの現実は?向いている人の特徴と問題への対処法を解説

フリーランスエンジニアの現実は?向いている人の特徴と問題への対処法を解説のイメージ

「フリーランスエンジニアの現実はどうなの?」
「フリーランスエンジニアはいいって聞くけど実情は本当にいいの?」

このように、フリーランスエンジニアの働き方に興味があるけれど現実はどうなっているのか知りたいという人も多いのではないでしょうか。

本記事ではフリーランスエンジニアの現状や実情、フリーランスエンジニアのメリットや覚悟しておくべき事などを紹介します。フリーランスエンジニアに向いている性格や特徴についても、まとめてみました。

この記事を読む事でフリーランスエンジニアの現状や利点だけでなく、注意しておくべき事が分かります。フリーランスエンジニアに起こりがちな問題点やその対処法も紹介しています。

もしフリーランスエンジニアとして何か問題が起こった際でも適切に対応できるようになるでしょう。フリーランスエンジニアの現実が気になる場合、疑問や不安がある場合はぜひこちらをチェックしてみてください。

目次

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  1. フリーランスエンジニアの現実は?
    1. 正社員との違い
  2. フリーランスエンジニアの実情
    1. フリーランスエンジニアの将来性
    2. フリーランスエンジニアの年齢構成
    3. フリーランスエンジニアの手取り額の目安
    4. クライアントとのトラブル
  3. フリーランスエンジニアの7つの利点
    1. 1:仕事を取捨選択できる
    2. 2:自分で休みの取り方を決められる
    3. 3:自分の努力で収入を増やせる
    4. 4:長期的な目標も達成しやすい
    5. 5:人間関係で悩む可能性が低い
    6. 6:働く場所や時間が自由
    7. 7:シニアになっても活躍できる
  4. フリーランスエンジニアが覚悟しておくべき7つの事
    1. 1:収入に上下動がある
    2. 2:力量次第で契約が左右される
    3. 3:失敗やトラブルの影響が大きい
    4. 4:自分で仕事を獲得しないといけない
    5. 5:社会的信用を元に審査が通るものはハードルが高い
    6. 6:確定申告を自分でしなければならない
    7. 7:他の人からのサポートを受けられない
  5. フリーランスエンジニアに向いている人の9つの特徴
    1. 1:クライアントとうまくコミュニケーションが図れる
    2. 2:新技術を積極的に学べる
    3. 3:最後まで責任をもって仕事ができる
    4. 4:開発に携わる事が好き
    5. 5:高い実力と実務経験がある
    6. 6:体調管理とスケジュール管理ができる
    7. 7:積極的に動ける
    8. 8:高収入を望む人
    9. 9:環境の変化に対応しやすい人
  6. フリーランスエンジニアに起こりがちな問題点
    1. 営業活動がうまくいかず仕事に繋がらない
    2. スキルや実務経験が乏しく収入確保に繋がりにくい
    3. 無理をして体調を崩してしまう
  7. フリーランスエンジニアに起こる問題への対処法
    1. 汎用性のあるスキルを身に付け実務経験を積んで独立する
    2. 一人で仕事をする事を覚悟する
    3. エージェントを活用する
  8. 現実をよく理解してフリーランスエンジニアを目指そう!

フリーランスエンジニアの現実は?

フリーランスエンジニアというと企業に所属せず自分で好きな時間に働き、自分自身のスキルに見合った収入を得て暮らしているというイメージをもつ人も多いのではないでしょうか。

しかし一方で、フリーランスエンジニアは実は厳しいとも言われています。フリーランスエンジニアの現実はどうなっているのか、見ていきましょう。

正社員との違い

フリーランスエンジニアの現実として、正社員との間で仕事の獲得や待遇の面などの違いが存在する場合があります。

たとえば仕事の獲得について企業の正社員であれば企業から任された仕事をすればいいでしょう。一方で、フリーランスエンジニアの場合は自分で仕事を探したりエージェントに所属して仕事を紹介してもらう必要があります。

また正社員であれば企業から手厚い福利厚生を受けられますが、フリーランスエンジニアは基本的に福利厚生がありません。

福利厚生を受けたければ自分で民間の福利厚生サービスを利用するか、福利厚生付きのエージェントを利用する方法をとらなければならないでしょう。

フリーランスエンジニアの実情

フリーランスエンジニアの現実は、決して甘いものだけではない事がお分かりいただけたのではないでしょうか。ここからはさらにフリーランスエンジニアの実情として、どの年齢層の人が多いのか、手取り額の目安について紹介します。

フリーランスエンジニアは個人で仕事をしているため上司のような存在はいない場合がほとんどですが、クライアントとの付き合いは発生します。そんなクライアントとの間にトラブルが起こる場面などについても紹介するので、参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアの将来性

フリーランスエンジニアを目指したり続けたりしていく上で、将来性がどうなるか気になる人も多いでしょう。フリーランスエンジニアの将来性は高いと言われています。その理由はいくつかあります。

まず、IT化が進んでいる現代ではフリーランスエンジニアの需要が高い状態が継続していく事が予想されます。フリーランスエンジニア自体の人材が少ない現状を踏まえれば、エンジニアの仕事がただちに人工知能にとって代わられる事はないでしょう。

一方でグローバル化に合わせて、英語などの新しいスキルの取得も必要になる可能性があります。またフリーランスエンジニアはデスクワークが多い事から、年齢を重ねても続けやすい仕事である点も理由の1つといえます。

フリーランスエンジニアの年齢構成

フリーランスエンジニアになっている人の年齢構成はどうなっているのか、「フリーランス実態調査結果」を参考に紹介します。

フリーランスエンジニアを含むフリーランスの年齢構成は全体の7割以上を40代が占めており、次いで30歳以上で17%、29歳以下は11%という割合になっています。全体的にフリーランス自体の年齢層は高いと言えるでしょう。

40歳以上が22%で50歳以上は全体の20%、60歳以上は30%であるためもっとも多い年齢層は60歳以上となります。

出典:フリーランス実態調査結果|内閣官房日本経済再生総合事務局
参照:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/koyou/report.pdf

フリーランスエンジニアの手取り額の目安

フリーランスエンジニアの収入が気になる人は多いでしょう。ここでも、「フリーランス実態調査結果」を参考に紹介します。

フリーランスエンジニアの手取り額の目安として、フリーランスでもっとも多い年収は200万円以上300万円以下であり、全体の19%を占めています。

次いで多いのが300万円以上400万円未満、100万円以上200万円未満と続き年収が高くなるごとに全体に占める割合も低くなっていきます。年収1,000万円以上のフリーランスは全体の4%ほどです。ここから税金や各種保険料を引いた額が、手取り額の目安となります。

出典:フリーランス実態調査結果|内閣官房日本経済再生総合事務局
参照:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/koyou/report.pdf

クライアントとのトラブル

フリーランスエンジニアとして働く上で、クライアントとの付き合いは避けては通れないものです。そんなクライアントとの間にトラブルが起こるケースもあるでしょう。

「フリーランス実態調査結果」によると、クライアントとの間でトラブルが起こった事があると回答したフリーランスの割合は37.7%にもおよびます。およそ全体の4割程度はなんらかのトラブルを経験した事が分かります。

実際にどのようなトラブルがあったのか見ていきましょう。もっとも多かったのは発注時点で報酬・業務内容が明示されていなかった事によるトラブル、次いで報酬の支払いが遅れたり支払われなかったりしたという報酬にまつわるトラブルでした。

フリーランスエンジニアとして働く際は、これらのトラブルに注意しましょう。

出典:フリーランス実態調査結果|内閣官房日本経済再生総合事務局
参照:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/koyou/report.pdf

フリーランスエンジニアの7つの利点

フリーランスエンジニアを目指している人は多いと考えられます。それはフリーランスエンジニアの利点が魅力的だという事が理由でしょう。ここからは、フリーランスエンジニアの7つの利点を紹介していきます。

フリーランスエンジニアを目指すかどうか、継続するかどうか迷っている場合はこちらの利点を参考にしてみてください。

["仕事を取捨選択できる","自分で休みの取り方を決められる","自分の努力で収入を増やせる","長期的な目標も達成しやすい","人間関係で悩む可能性が低い","働く場所や時間が自由","シニアになっても活躍できる"]

1:仕事を取捨選択できる

フリーランスエンジニアは自分でどの仕事をするか選ぶ事ができます。

仕事はしたいけれどやりたくない仕事はできればしたくない、そう考える人は少なくないでしょう。フリーランスエンジニアは企業や組織に所属している訳ではないため、上司からやりたくない仕事を任される事はありませんし、転勤を強いられる事もありません。

自分のしたい仕事だけをこなせるので、フリーランスエンジニアは魅力的な職業と言えます。

2:自分で休みの取り方を決められる

契約内容にもよりますが、ある程度自分自身で休みの取り方を決められる事も利点でしょう。

企業で働く正社員の場合は企業が決めた日が休日となり、自分が休みたい日を休日にするには有給休暇を取得する必要があります。しかしフリーランスエンジニアは自分で休日をいつにするか決められるため、休みたい日を休日に指定できるのです。

土曜や日曜といった多くの人と共通の日を休みにするのではなく平日に休んだり、しばらく休まずまとめて数日休んだりするなど、休日の取り方も自由にできます。

3:自分の努力で収入を増やせる

フリーランスエンジニアには決まった給料がないため、自分の努力次第で収入を増やせます。

ガッツリ稼ぎたければ時間の許す限り案件を獲得して仕事をすれば、働いた分だけ収入を増やせるのです。頑張れば頑張った分だけ収入に反映されるため、仕事へのモチベーションも高く維持できる傾向にあります。

さらに努力して難易度の高い資格を取得したりスキルを取得したりする事で、より高単価の案件を受注できるようになり収入を増やせるでしょう。

4:長期的な目標も達成しやすい

フリーランスエンジニアは自分で働き方や休み、仕事の内容を決められる事などから長期的な目標を立てても達成しやすいという利点があります。

企業の正社員であれば、長期的な目標を立てていてもいきなり新たな仕事を任されたり事情が変わったりしてなかなか達成できないという事があるでしょう。企業の方針には従わなければならないためです。

フリーランスエンジニアにはクライアントがいても上司や従うべき方針はないため、自分の意志で目標に向かっていけるでしょう。

5:人間関係で悩む可能性が低い

企業のような組織で働いていると上司や先輩、同僚や後輩らと円滑にコミュニケーションを取るため人間関係にも気を付けなければなりません。時にはどうしても気が合わない人と付き合わなければならず、人間関係で悩みを抱えてしまう事もあります。

フリーランスエンジニアには先輩も後輩も上司もいないため、人間関係で悩みが発生する可能性は低いでしょう。

フリーランスエンジニアでもチームとして働く事になったりクライアントとの人間関係が発生したりする可能性はあります。しかしその仕事が終われば関係を終わらせる事が可能なため、深刻な悩みとはなりにくいでしょう。

6:働く場所や時間が自由

フリーランスエンジニアであれば自分で仕事を選ぶ事により、働く場所だけでなくいつからいつまで働くか、といった働く時間もかなり自由になる利点があります。

在宅の仕事を選べば自宅にいながら仕事できます。子育て中で出社しての勤務が厳しい、または介護があるため出社が厳しいような場合でも、フリーランスエンジニアとして働く事は可能でしょう。

子どもの送り迎えをしたり家事や介護に時間を割く事ができるため、限られた時間しか働けない人にも向いています。

7:シニアになっても活躍できる

フリーランスエンジニアには定年がないため、シニアになっても活躍し続けられる事が利点です。

企業で働く正社員の場合は定年が決まっているため、定年後シニアになってもそのまま働き続けるのは難しいでしょう。定年後再雇用で働く制度も運用されていて、再雇用制度がない企業では選択できません。再雇用では大幅に給料が下がる可能性もあります。

フリーランスエンジニアには定年がないため、本人が元気であればいつまででも働き続ける事ができます。

フリーランスエンジニアが覚悟しておくべき7つの事

ここまでフリーランスエンジニアの利点について紹介してきました。しかし、フリーランスエンジニアには利点だけではなく覚悟しておいた方がいい事もあります。

以下ではフリーランスエンジニアを目指す場合、フリーランスエンジニアとして働き続ける場合に覚悟しておくべき事を7つ紹介していきます。利点と共に、押さえておきましょう。

["収入に上下動がある","力量次第で契約が左右される","失敗やトラブルの影響が大きい","自分で仕事を獲得しないといけない","社会的信用を元に審査が通るものはハードルが高い","確定申告を自分でしなければならない","他の人からのサポートを受けられない"]

1:収入に上下動がある

フリーランスエンジニアは自分で仕事を得なければなりませんが、常に仕事があるとは限りません。もし受注できる案件がなければ仕事を得られず、働きたくても仕事がない状態となり収入が不安定になってしまう事があるでしょう。

正社員は仕事を自分で選べない代わりに一定程度、毎月の給料が決まっていて収入が安定しています。フリーランスエンジニアは自分で仕事を選べますが、それだけに仕事がなければ収入が減る事があり、収入が安定しにくいという現実があるでしょう。

2:力量次第で契約が左右される

フリーランスエンジニアとして案件を契約できるかどうかは自分自身の力量次第であるため、もしスキルや知識が足りておらず力量不足と見なされれば、契約を取れない可能性が高くなるでしょう。

難易度の高い資格や専門性の高い知識といった力量をもつ人であれば、契約を取れる可能性はおおいにあるでしょう。しかしそうでない人がフリーランスエンジニアになっても、力量不足で思うようには仕事を得られない可能性があります。

3:失敗やトラブルの影響が大きい

フリーランスエンジニアはすべて自分自身で行うため、失敗した時やトラブルがあった時に自分が受ける影響が大きい事も覚悟しておきましょう。

もし仕事上で失敗してしまえば、その仕事を発注したクライアントからの信頼を損ねてしまいます。その後の仕事に支障を与える可能性があるでしょう。

仕事で発生したトラブルは自分で解決しなければなりません。自分自身で解決策をさぐり、解決できなければクライアントへ悪印象を与える可能性があります。

4:自分で仕事を獲得しないといけない

フリーランスエンジニアには自動で仕事が割り振られる事はなく、自分で仕事を獲得しなければならない事を覚悟しておきましょう。

これまでの人脈がありそちらから仕事がもらえるという場合はいいのですが、そうでなければ自分のスキルや知識といった力量をアピールして仕事を獲得する必要があります。フリーランスエンジニアとしての力量だけでなく、自分を売り込んでいく営業力も必要になるでしょう。

仕事を獲得するための人脈作りも欠かせません。

5:社会的信用を元に審査が通るものはハードルが高い

フリーランスエンジニアの社会的信用は残念ながら高いものではないため、社会的信用を元に審査が行われるものはハードルが高い事を覚悟しておく必要があります。

企業の正社員であれば、企業が後ろ盾となるため社会的信用は高いのです。しかしフリーランスエンジニアは個人であるため、正社員からフリーランスエンジニアになった際には社会的信用が低くなってしまいます。

たとえばクレジットカードを作る際や賃貸住宅を借りる際、住宅ローンを受ける際の審査のハードルが上がる可能性があるでしょう。

6:確定申告を自分でしなければならない

フリーランスエンジニアは自分で確定申告をしなければならない事にも注意しましょう。自分が支払う必要のある税金は会計ソフト等を使って自分で計算し、納めなければなりません。

企業の正社員であればとくに必要のなかった確定申告ですが、フリーランスエンジニアは自分で行う必要がでてきてしまうため、税に関する知識も必要になるでしょう。

出典:個人事業|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/code/bunya-kojinjigyo.htm

7:他の人からのサポートを受けられない

フリーランスエンジニアは個人で自由に働ける分、先輩や上司、後輩といった人間関係がなく他の人からのサポートが受けられない事を覚悟しておくようにしましょう。

正社員として、あるいは組織で働いている人ならば困った時やトラブルが起こった時に周囲のサポートを期待できます。しかしフリーランスエンジニアはすべて自分でしなければなりません。仕事で何が起きても誰にも頼らず、自分の独力で乗り切るという覚悟が必要でしょう。

フリーランスエンジニアに向いている人の9つの特徴

フリーランスエンジニアは本人次第のかなり自由度の高い働き方となっています。そのためフリーランスエンジニアとして働く事には、人によって向き不向きがあるでしょう。

以下では、フリーランスエンジニアに向いている人によく共通している特徴を9つ紹介しています。これらの特徴に心当たりがある人は、フリーランスエンジニアに向いている可能性があります。ぜひ参考にしてみてください。

["クライアントとうまくコミュニケーションが図れる","新技術を積極的に学べる","最後まで責任をもって仕事ができる ","開発に携わる事が好き ","高い実力と実務経験がある ","体調管理とスケジュール管理ができる ","積極的に動ける ","高収入を望む人 ","環境の変化に対応しやすい人"]

1:クライアントとうまくコミュニケーションが図れる

フリーランスエンジニアはクライアントとしっかり意思疎通する必要があるため、クライアントとコミュニケーションを取れる人が向いています。

フリーランスエンジニアには人間関係の悩みは少ないのですが、クライアントとの付き合いだけは避けて通れないでしょう。仕事を獲得するための活動をする上で、また仕事を任された後適切に仕事をするためにも、クライアントとのコミュニケーションは欠かせません。

うまくクライアントとコミュニケーションを図れる人が向いています。

2:新技術を積極的に学べる

フリーランスエンジニアとして活躍し続けるためには常に最新の技術を学んでいく必要があるため、新技術を積極的に学んでいける好奇心が強い人が向いているでしょう。

IT技術の分野では新技術が次々に登場してきています。最新技術についていけない状況になってしまうと、フリーランスエンジニアとして仕事を獲得するのが難しくなるでしょう。仕事の獲得が難しくなれば、フリーランスエンジニアとして生活していく事は困難になります。

学ぶ事が苦にならない知識欲がある人や好奇心が強い人は、フリーランスエンジニアとして活躍できる可能性があると言えるでしょう。

3:最後まで責任をもって仕事ができる

フリーランスは仕事の獲得から納品まですべて自分自身で行わなければならないため、最後まで自分自身で責任をもって仕事ができる人が向いています。

途中で仕事を投げ出してしまうような人では、フリーランスエンジニアとして仕事を獲得しても納品までいかず、自分の評判が傷ついてしまうだけになる可能性があるでしょう。トラブルがあっても放り出さず、最後まで責任をもてる責任感の強い人は向いています。

4:開発に携わる事が好き

フリーランスエンジニアは仕事でシステムやWebサービスの開発や運用を行うため、開発に携わる事が好きな人が向いているでしょう。

フリーランスエンジニアにもプログラマーやシステムエンジニア、インフラエンジニアなどさまざまな職種があります。しかしどのフリーランスエンジニアでも開発に携わる事や開発の知識・スキルが必要になるでしょう。

開発関係の仕事が好きな人はフリーランスエンジニアとしてスキルアップしていきやすく、向いています。

5:高い実力と実務経験がある

フリーランスエンジニアには即戦力が求められるため、すぐに結果を出せるだけの高い実力や実務経験がある人が向いています。

とくに年齢を重ねたフリーランスエンジニアには、即戦力や豊富な実務経験を求める傾向が強くなります。そのためフリーランスエンジニアを目指したものの実力や実務経験がないと、満足に仕事を獲得できない可能性があるでしょう。

すぐにフリーランスエンジニアとして働ける実力を備えている、実務経験があるという人は向いています。

6:体調管理とスケジュール管理ができる

フリーランスエンジニアは個人で仕事を請け負う事から、自分自身で体調管理やスケジュール管理ができる人が向いています。

うっかり体調を崩してしまいやすい人やスケジュール管理がうまくできない人は仕事の納期を守れず、結果的に自分の評価を下げる事に繋がる可能性があるでしょう。

自分の体調を見極めて自己管理ができる人、スケジュールを無理なく組み立ててしっかり実行できる人が向いています。

7:積極的に動ける

フリーランスエンジニアは基本的に仕事の方から舞い込んでくる事はないため、自分で積極的に動いて営業や人脈作りといった活動ができる人が向いています。

フリーランスエンジニアとして活躍するには仕事を獲得する必要がありますが、仕事を獲得するには自分で営業していかなければなりません。クライアントと知り合うための積極的な人脈作りも必要になるでしょう。

待ちではなく自分から積極的に動ける人は、フリーランスエンジニアに向いています。

8:高収入を望む人

フリーランスエンジニアは自分が頑張れば頑張っただけ収入に繋がるため、高収入を望む人が向いています。

フリーランスエンジニアには決まった収入というものはありません。積極的にスキルアップして高単価の案件を受注する、スケジュール管理を徹底してできる限り仕事を入れるといった努力をすれば、努力しただけ高収入になるという形で反映されるでしょう。

高収入を望む人、収入がモチベーションになる人に向いているといえます。

9:環境の変化に対応しやすい人

フリーランスエンジニアは仕事によって関わる人や仕事内容が変わるため、環境の変化に対応しやすい人が向いています。仕事によってはチームを組んだりチームのメンバーが変わったり、仕事方法が変わったりする事があるためです。

逆に毎日なるべく同じ仕事をしたい同じ環境にいたい人にとっては、ストレスになる可能性があります。そういう特徴をもつ人にはあまり向いていないでしょう。

フリーランスエンジニアに起こりがちな問題点

フリーランスエンジニアは企業で働く正社員よりも自由に働ける、頑張った分だけ報われやすいといった魅力が多い職業です。しかしその一方で、正社員にはない問題が起こる可能性があります。

ここからはフリーランスエンジニアに起こりがちな問題点を紹介します。フリーランスエンジニアを目指す場合、活躍し続けたい場合はこれらの問題点に注意しましょう。

  • 営業活動がうまくいかず仕事に繋がらない
  • スキルや実務経験が乏しく収入確保に繋がりにくい
  • 無理をして体調を崩してしまう

営業活動がうまくいかず仕事に繋がらない

フリーランスエンジニアとして活躍するには営業し仕事を獲得する必要があります。しかし営業活動をしても仕事に繋がるとは限らず、頑張っても仕事を得られない問題が起こる可能性があるでしょう。

年齢を重ねた結果年齢制限で仕事を獲得できなかったり、社会情勢の変化で案件自体が減り仕事がなくなったりする可能性があります。頑張れば必ず仕事を獲得できるとは限らない事が、フリーランスの問題点でしょう。

スキルや実務経験が乏しく収入確保に繋がりにくい

フリーランスエンジニアとしてのスキルや実務経験が乏しい人は仕事を確保できなかったり、確保できても低い単価の案件しか獲得できなかったりする問題が起こりやすいでしょう。

クライアントはフリーランスエンジニアに即戦力を求めている事が多いため、必要なスキルや実務経験がなければ仕事を確保しづらくなってしまいます。未経験でも受注可能な案件はありますが、単価が低くなるため収入を確保する事が難しくなるでしょう。

無理をして体調を崩してしまう

フリーランスエンジニアとして収入を安定させようと無理をして、体調を崩してしまう事があるでしょう。

フリーランスエンジニアには企業の正社員のように決まった仕事時間がないため、自分の裁量次第でいくらでも働く事ができてしまいます。自己管理ができなかった場合は無理をした結果体調を崩し、逆に仕事を続けるのが難しくなってしまう可能性があります。

フリーランスエンジニアに起こる問題への対処法

フリーランスエンジニアには問題点がある事を紹介してきました。フリーランスエンジニアには正社員では起こらない問題がいくつも起こる可能性がありますが、それらに対処する方法はあります。

ここからは、フリーランスエンジニアに起こる問題への対処法を紹介していきます。対処法を実施し、問題が起こらないようにしていきましょう。

  • 汎用性のあるスキルを身に付け実務経験を積んで独立する
  • 一人で仕事をする事を覚悟する
  • エージェントを活用する

汎用性のあるスキルを身に付け実務経験を積んで独立する

フリーランスエンジニアとして仕事を獲得しやすくするため、汎用性のあるスキルを身に付け実務経験を積んでから独立する事を考えましょう。

汎用性のあるスキルには、AIに関するスキルやVR・AR・MR、セキュリティやクラウド技術に関するスキルなどがあります。これらのスキルは現在も今後も需要が続くと見込まれています。

実務経験の目安は3年以上です。3年以上の実務経験があれば、フリーランスエンジニアとして実務経験を求められても対応可能でしょう。

一人で仕事をする事を覚悟する

フリーランスエンジニアには頼りになる先輩や上司、後輩といった存在はいないため一人で仕事をするという事の覚悟を決めておきましょう。

フリーランスエンジニアになった後、孤独を感じて辞めたくなってしまう人もいます。仕事に関しては自分一人ですべてする覚悟が必要ですが、孤独を感じないよう相談できる相手を見つけておく事をおすすめします。

フリーランスの交流会やイベントなどへ参加し、共通の悩みや問題を抱えがちなフリーランス仲間を得ておきましょう。

エージェントを活用する

フリーランスエンジニアとして活躍し続けるためには、エージェントの活用もおすすめです。

エージェントの中にはフリーランスエンジニア専門のエージェントもあり、専門性の高い相談のサポートや案件の紹介などをしてくれます。将来に向けたキャリアについての相談も可能でしょう。また福利厚生付きのエージェントであれば、福利厚生が利用可能になる利点もあります。

現実をよく理解してフリーランスエンジニアを目指そう!

自由な働き方としてフリーランスエンジニアに良いイメージをもつ人は多いでしょう。しかしフリーランスエンジニアの現実はけして楽なものではないため、成功するためにはしっかり準備して目指す事や問題への対処法を実施する事が大切です。

この記事で紹介したフリーランスエンジニアの現状や起こりやすい問題点を理解し、自分が転身したらどうなるのかをよく考えてから目指してみましょう。

この記事の監修者

Branding Engineer編集部のイメージ

Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年08月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2023.04.20
更新日
2024.08.16

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