理想的なエンジニア像を描き、自由な働き方を求めてフリーランスへ。
正社員時代からフリーランスを目指し、知り合いの紹介をきっかけにフリーランスを始めた重松和希さん。エージェントの必要性を実感し、働き方を徐々に変化させていった。今も試行錯誤を続ける重松さんをMidworksも全面的にサポート。より高みを目指す彼の姿を追った。
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利用者プロフィール
重松和希(しげまつ かずき)さん
語学専門学校卒業後、オーストラリアに留学。留学先でITの仕事を知り、帰国後、システム保守・運用会社に入社。正社員として2社経験した後、フリーランスに転向。知り合いの紹介案件から、エージェントを利用したスタイルにシフト。過去1年半はMidworksをメインに利用している。
正社員よりもフリーランス志向。人脈を広げて、フリーランスへ
―フリーランスになる前のお仕事について教えてください。
重松氏:語学専門学校を卒業し、オーストラリアに留学した際、IT系の仕事に接する機会があり興味を持ちました。帰国後は、システム保守・運用会社に入社。1年ほど勤めた頃、同僚に誘われて2社目に転職しました。どちらもデータセンターの運用やメーカーの夜間保守などがメインの会社でした。
当時は専門知識はなかったですが、未経験でも始めやすいのが保守・運用業務の特徴とも言われています。まずはIT業界での実績を作れれば、という意識が先行していましたね。
―会社勤めに対して、何か意識していたことはありましたか?
重松氏:もともと終身雇用や年功序列といった、昔ながらの日本の働き方には馴染めないと思っていたので、なるべく自由な働き方をしたいと思っていましたね。実際に会社に勤めていたとき、会社組織としてホンネとタテマエを感じるようなこともあって、やっぱり自分には向かないなぁ、というのが正直な気持ちです。2社目も1年くらいで辞めて、そこからフリーランスになりました。
―振り返ってみると、早くからフリーランス志向だったんですね。
重松氏:そうですね。プロジェクトのクライアントと名刺交換したり、仲間と飲み会に行ったりして、フリーランスになることを意識して人脈を広げていました。だから「正社員卒業。フリーランスになる」と宣言すると、すぐに知り合いから手伝ってくれ、という話が舞い込んできました。
―順調な滑り出しですね。
重松氏:メーカーのIoT製品のテストや、開発、設計等、案件もさまざま。正社員としての実績は保守・運用が中心で、上流工程の経験は少なかったので、気持ちを押し出しました。「できます」と言ってプロジェクトに加わり、初めは苦労しましたが、Javaなど現場で新しい知識を身につけることができましたね。
快適に働き続けるために、エージェントを活用
―仕事の受け方が変化したきっかけ、みたいなものはあったのでしょうか?
重松氏:知り合いの紹介で受けた5社目のプロジェクトがものすごくキツい現場で、月間残業時間が200~300時間ぐらいありました。仕事が忙しいうえに、データセンターが郊外にあったので通勤も大変。それでいて給料は可もなく不可もなくというレベル。体調も崩してしまい、「もう何でもYESというのはやめよう」と誓いました。
―そこからエージェントにも目が向いたのですね。
重松氏:フリーランスとして仕事をするなかで、知り合いの紹介というのは、何かトラブルが起きた場合、相手に迷惑をかけてしまうと感じていました。またプロジェクトが終盤にかかると、働きながら次の仕事を自分で探さなければならないのですが、これもなかなかしんどくて。自分への負担を軽くするためにエージェントを活用しようと思いました。
―エージェントはどのように探しましたか?
重松氏:最初は友人の紹介で、自分の経歴を生かした案件が決まりました。その頃はすでに基幹システムの経験も積んでいたので、スキルに困ることもなく、案件も豊富でした。ただ、自分としてはWEB系など今までにない分野にもチャレンジして、仕事の幅を広げたいという気持ちが強かったんです。
以前利用していたのエージェントは割と保守的なエージェントで、似たような案件ばかりを紹介されていたので、このままではつまらないなと。WEBで探して、面談して、自分に合うところを見つけることができました。プロジェクトが途切れた時のことを考えて、今は複数のエージェントとやり取りしていますね。
―エージェント選びの決め手は何でしたか?
重松氏:担当者の対応の早さや熱心さ、案件の豊富さなどです。プロジェクトの内容は、仕事前に示されるスペックだけではわからないこともあります。入ってみたら、融通の利かないクライアントだったり、内容について疑問を思ったりすることもある。こういった時にエージェントを利用していると、担当者に気軽に相談できるので安心なんです。
―Midworksにはどんな印象を持っていますか?
重松氏:クライアントが優良で、担当者がプロジェクトを親身になって探してくれます。この1年半ほどはMidworksの案件を中心に動いていますね。
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自分なりの働き方を尊重してくれるMidworks
―Midworksで携わってきた案件について教えてください。
重松氏:今はWEBアプリや動画配信サービスのテスト設計をしています。これまでに施工管理システムの追加機能開発や保守、プロジェクトマネージャーの補佐といった業務に携わりました。遠回りだと感じるかもしれないのですが、実は今、プログラムを書く仕事に戻ってきたところなんです。
―戻ってきた、というのは?
重松氏:フリーランスは、即戦力としての力を求められます新しい言語も自分でモノにして、常にブラッシュアップしなければなりません。近年主流となっているPythonやRubyを独学で学んでいたのですが、なかなか苦戦してしまって。
一度リセットしよう、仕事でも離れようと思って、議事録をまとめたりクライアント先でプレゼンしたりなど、マネジメント寄りの仕事をしていました。
そうしたら逆に、プログラムを書きたい欲求が戻ってきて、担当者にお願いして、テスト設計の仕事に就いたところなんです。
―フリーランスにとってスキルアップは不可欠なんですね。
重松氏:クライアントは最新技術を使って開発したいので、それに乗り遅れないことが重要です。そのためにテキストやアプリで独学したり、作ったものをWEBに上げて評価してもらったり、ハッカソンなどのイベントに参加したりとスキルアップを図っています。自分の力不足を痛感することも多いですが、悔しい気持ちを糧にもっと頑張りたいと思っています。
スキルを高めて、理想のフリーランス生活へ
―実際のところ、思い描いていたようなフリーランス生活を送れていますか?
重松氏:アドレスフリーでPCとネット環境さえあれば、どこでも仕事ができることが私の理想です。そして、しがらみに囚われず、タイミングさえ合えば遊びにも出かけられる、すぐに行動できる自由も欲しい。
実際、フリーランスのマーケッターやデザイナー、ライターなどリモートで働いている方は少なくありません。そう考えると、これまでずっと常駐案件が中心だった私は、本当の意味でのフリーランスにはなれていないような気がして。
自分がスキルアップして、不可欠な存在になれれば、もっと違う働き方ができるのかもしれません。
―報酬や休日の点ではいかがでしょうか?
重松氏:正社員の頃に比べて、給与は倍になりましたし、休みも増えました。でもそこに満足してしまうと成長しないので、スキルを上げて、もっと報酬を得られるようになりたいと思います。
―今後、どんなことをやっていきたいですか?
重松氏:依頼される仕事をこなすのではなくて、エンジニア発信でサービスやイベントなどを行いたいです。これもスキルのある人たちが集まらないと、アイデアだけで終わってしまいます。技術的なスキルはもちろん、コミュニケーション力や行動力をもっと磨いて、次のステップを目指したいです。
また将来的には、スタートアップ企業と共に新しい価値を生み出せるような存在になりたいですね。
―フリーランスを目指す人にメッセージをお願いします。
重松氏:フリーランスになって仕事はあるのか、それぞれ不安な点があると思いますが、フリーランスになる方法はいろいろあります。バイトしながら勉強して、スキルを高めることもできます。あれこれと思い悩むよりも、腹をくくってフリーランスになるのが一番。まず動こう!という行動力もフリーランスには大切ですからね。
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