ネットワークエンジニアは「やめとけ」と言われてしまう理由とは?仕事の魅力やメリットも解説
ネットワークエンジニアが「やめとけ」と言われる理由は「急なトラブルに対応する必要がある」「勤務時間が不規則な場合が多い」からです。一方で、クラウドサービスの普及によりネットワークエンジニアの需要は高まっています。
本記事ではネットワークエンジニアが「やめとけ」と言われる理由や、挫折しないための対処法、ネットワークエンジニアとして働く魅力、スキルアップにおすすめな資格なども紹介しています。ネットワークエンジニアに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ネットワークエンジニアはやめとけって本当?
ネットワークエンジニアは「やめとけ」と言われることがあるのは事実です。
とくにネットワークエンジニアの経験者の人から言われてしまうと、このまま目指していいものか疑問や不安を抱いてしまうでしょう。
では、どうしてネットワークエンジニアは「やめとけ」と言われるのか、理由を紹介していきます。
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そもそもネットワークエンジニアとは?
そもそも、ネットワークエンジニアはどんな仕事をしているのでしょうか。ここからはネットワークエンジニアの仕事内容や平均年収といった、ネットワークエンジニアに関する基本的な情報を紹介します。
ネットワークエンジニアへの転職を考えている場合、これらの情報を押さえておきましょう。
ネットワークエンジニアの主な仕事内容
ネットワークエンジニアの主な仕事内容は、ネットワーク構築、ネットワーク設計、ネットワーク監視・運用の3つに大別されます。
案件やネットワークの規模によっては、設計から構築、運用までを1人のエンジニアが一貫して担当することも珍しくありません。ネットワークエンジニアは、これらの領域で豊富な知識とスキルを活かし、安定したネットワーク環境の構築と維持を任されます。
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ネットワークエンジニアの平均年収
ネットワークエンジニアの平均年収は、約400万円~600万円と言われています。経済産業省の「我が国におけるIT人材の動向(令和3年2月4日)」によると、ネットワークエンジニアへのDX銘柄企業からのオファー年収は約450万円~700万円です。
ネットワークエンジニアの平均年収は年齢だけでなく、スキルや実務経験によっても変わってきます。
出典|参照:我が国におけるIT人材の動向|経済産業省
ネットワークエンジニアは「やめとけ」と言われる8つの理由
ここからは、ネットワークエンジニアが「やめとけ」と言われてしまう理由に迫っていきましょう。ネットワークエンジニアは理由なく「やめとけ」と言われる訳ではなく、理由があって言われてしまうことがほとんどです。
ここではネットワークエンジニアが「やめとけ」と言われてしまう主な理由について紹介していきます。
急なトラブルに対応しなければならない
ネットワークシステムを運用していく中で、急なトラブルはつきものです。
ネットワークにトラブルが発生してしまうと、ユーザーに多大な不利益が生じかねません。
そのため、突然トラブルが起こった場合でもすぐに解決しなければならず、勤務時間内に解決できなければ時間外労働も発生してしまうことがあります。
勤務時間が不規則な場合が多い
ネットワーンエンジニアは、トラブルが起こった際に予定外の対応を求められて、不規則な勤務時間になりがちです。
一般的な仕事は昼間に行われていますが、ネットワークエンジニアの場合はネットワーク利用者が少ない深夜といった時間帯にメンテナンスを行うことがあり、深夜作業が多くなってしまうこともあるでしょう。
このような不規則な勤務時間が生活リズムにも影響するため、きついと感じる人が多いのでしょう。
夜勤のある働き方がつらい
ネットワークは24時間稼働しているため、ネットワークエンジニアも夜勤のシフトを求められることがあります。
日勤だけの人は、勤務時間は規則的でしょう。しかし夜勤のシフトが加わると、日勤の中に夜勤が組み込まれ、夜勤がある日と日勤の日は違う勤務時間になってしまいます。
夜勤があることで生活リズムが一定に保てないことから、ネットワークエンジニアの働き方自体がつらいと言われてしまうでしょう。
人間関係で悩む場合がある
職場の人間関係に悩む人は少なくありません。ネットワークエンジニアの場合はクライアントのオフィスに常駐するスタイルが多いため、クライアントやその他のスタッフたちとの人間関係で悩む可能性が高いです。
これは、ネットワークエンジニアが接する人が幅広いことが理由でしょう。様々な人とよい関係を築かなければ仕事がスムーズにいかないため、人間関係での悩みをかかえがちになってしまいます。
スキルアップしづらい業務内容もある
ネットワークエンジニアの仕事はネットワークの設計から構築、運用や保守など様々です。そのため、中にはネットワークエンジニアとしてステップアップしづらい業務を担当しなければならなくなることもあるでしょう。たとえば運用・監視はステップアップしづらい業務の1つです。
ステップアップしづらい業務を担当し続けなければならないこと自体がストレスとなり、きついと感じてしまうのでしょう。
責任が大きい
ネットワークエンジニアは、責任の重い仕事といえます。ネットワークシステムの基盤づくり、といった重要な部分を担っており、もしネットワークで不具合が起こってしまうと会社の業務にも支障をきたしてしまうためです。
責任が重くミスが許されないというプレッシャーが常にあり、人によってはそのプレッシャーに耐えられないことから、「やめとけ」と言われる理由になってしまうのでしょう。
自己研鑽の時間を確保しづらい
ネットワークエンジニアとしてスキルアップしていくためには、資格取得にも励む必要があります。しかし、生活が不規則になりがちなネットワークエンジニアは自己研鑽のための時間を確保しづらく、なかなかスキルアップしにくいでしょう。
たとえば今日は資格取得のための勉強をしようと考えていたとしても、急なトラブル対応で予定が変更になってしまうことがあります。夜勤があると勤務時間が不規則で、毎日一定の勉強時間をとることも難しいでしょう。
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ルーチンワークがつらいと感じる場合がある
ネットワークエンジニアの仕事の中には、毎日同じルーチンワークになってしまうものもあります。たとえばネットワークの運用・保守はトラブルが発生しない限り、ほぼ毎日同じルーチンワークになってしまうでしょう。
ルーチンワークの繰り返しが楽だという人であればいいですが、変化のない仕事に飽きたり、モチベーションを失ってしまったりして、ネットワークエンジニアとしての仕事に不満を抱く原因になってしまうこともあるでしょう。
「ネットワークエンジニアはやめとけ」と言われる場合の対処法
「やめとけ」と言われてもネットワークエンジニアを目指したい人もいるでしょう。その場合、どう対処していけばいいのでしょうか。
ここからはネットワークエンジニアは「やめとけ」と言われても目指したい場合、どんなことに気をつけて対処していけばいいのか紹介します。
睡眠時間を確保できるように生活リズムを整える
夜勤や不規則な勤務時間であっても睡眠時間をきっちり確保できるように、自分で生活リズムを整えましょう。
睡眠不足が続くと、集中力が低下しミスを起こしやすくなってしまいます。たとえば夜勤の前には仮眠をしっかりとっておく、夜勤中の休憩時間にも仮眠をとるといった方法で、少しでも睡眠時間を確保できるように工夫しましょう。
ルーチンワークに慣れる
ルーチンワークが苦にならない人の場合は効率的に仕事ができるようにしておきましょう。
仕事がルーチンワークでも逆にそのことがメリットとなるように、ルーチンワークに慣れて効率的に仕事をこなし、仕事の負担を減らすようにしていくことが大切です。
業務が少ない夜勤の隙間時間にスキルアップのための勉強をする
夜間業務の隙間時間を有効活用し、スキルアップのための勉強に取り組むことは大変有益です。空き時間を利用して参考書を持ち込み勉強したり、技術サイトを閲覧して知識を深めることが可能です。
持ち込んだ参考書は業務上の疑問を解決する際にも役立ちます。技術知識の向上はエンジニアとして成長するために不可欠な要素です。セキュリティ上の制約がある場合に備えて、業務に役立つ参考書を携帯することも重要です。
夜間の空き時間を有効に活用し、自己研鑽に努めましょう。
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トラブルに迅速に対応ができるような体制を整えておく
トラブルにあっても迅速に対応できるように、業務連携する部署を把握しておく、連絡用のメールやチャットといったツールの使い方に慣れておきましょう。
連携する部署やツールの使い方に慣れておけば、連携しなければいけない部署に迅速にトラブルの連絡を入れることができます。
また現場のシステムについて理解しておくと、突発的な障害に対しても対応が可能でしょう。
夜勤が少ない業務を選ぶ
ネットワークエンジニアとして働く上でどうしても夜勤が問題となる場合、思い切って夜勤が少ないか夜勤のない業務を選ぶというのも対処法の1つです。その際の候補となるのは、製品の技術サポートの問い合わせ対応の業務や上流工程の業務などでしょう。
ただしなりたいといってすぐになれるものではないため、まずは上流工程の業務を担当するために、業務経験を積むことから始めてみましょう。
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ネットワークエンジニアの仕事の魅力やメリット
ネットワークエンジニアの仕事はきつく感じることもあるため、「やめとけ」と言われてしまうこともありますが、ネットワークエンジニアの仕事には魅力やメリットもあります。
ここではネットワークエンジニアとして働く上で、どのような魅力やメリットがあるのか紹介します。
- キャリアパスの選択肢が多い
- 未経験でも転職しやすい
- フリーランスを目指しやすい
- スキル次第で収入アップの可能性がある
- 慣れればルーチンワークを楽だと感じる場合がある
- 深夜手当や資格手当など福利厚生で優遇される場合がある
- 様々な機器に触れることができる
- ネットワークの基盤作りへの貢献が達成感に繋がる
- 自身のスキルアップを実感しやすい
キャリアパスの選択肢が多い
ネットワークエンジニアとしての業務経験を活かせる仕事が多いため、ネットワークエンジニアにはキャリアパスの選択肢が多いです。
たとえばセキュリティエンジニア、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなどがあります。
いずれも、ネットワークエンジニアとしての知識や経験を活かせるキャリアパスとなっています。
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未経験でも転職しやすい
ネットワークエンジニアは資格があれば業務経験がなくても、未経験でも転職できる可能性があります。
ネットワークエンジニアの仕事の中で未経験ができることは、運用や保守、ヘルプデスクの担当などです。これらの仕事をしながらネットワークエンジニアとしての経験を積んだり資格を取得したりして、他の仕事も担当できるようにステップアップしていきましょう。
フリーランスを目指しやすい
フリーランスエンジニアになることを目指している人の場合、ネットワークエンジニアになることはメリットがあります。なぜなら、ネットワークエンジニアはフリーランスを目指しやすいためです。
現在多くの企業が、クラウドサービスや社内のシステムを利用しています。どちらもネットワーク環境が必要になります。また現在IT人材は不足しているため、フリーランスのネットワークエンジニアの需要が高くなっていくでしょう。
スキル次第で収入アップの可能性がある
ネットワークエンジニアを求めている企業の中には、資格取得で奨励金や資格手当を設けている企業もあります。そのため、資格を取得してスキルアップしていけば、収入がアップする可能性は十分にあるでしょう。
また、資格の取得を昇進や昇格の条件としている企業もあります。自分で収入アップや昇進、昇格の可能性を上げられることが、ネットワークエンジニアのメリットと言えるでしょう。
慣れればルーチンワークを楽だと感じる場合がある
ネットワークエンジニアの仕事にはルーチンワークも少なくないため、毎日同じ業務内容を続けることに飽きたり、モチベーションを失ったりしてしまいがちです。
しかしルーチンワークが気にならない人であれば、ルーチンワークに慣れることで仕事が楽だと感じ、メリットにもなるでしょう。
深夜手当や資格手当など福利厚生で優遇される場合がある
ネットワークエンジニアには、夜勤があることがデメリットになる一方で、夜勤には深夜手当があるため、通常よりも給与が高くなります。
これは労働基準法の第三十七条により、深夜勤務(22時~翌朝5時)の割増賃金が2割5分以上と決められていることが影響しています。
また、資格手当がある企業では、福利厚生面で優遇される可能性もあるでしょう。
出典|参照:労働基準法|e-Gov法令検索サイト
様々な機器に触れることができる
ネットワークエンジニアにとっての大きなメリットは、高価なネットワーク機器を実装する経験ができることです。
ファイアウォールやUTM、ロードバランサーなど、アプリケーション通信を制御する機器の実装スキルは希少であり、エンジニアとしての評価や単価アップにつながります。
ルーターやスイッチの構築スキルが身についたら、さらにステップアップとして上位のネットワーク機器の実装経験を追求することを選びましょう。
これらの経験はキャリアの発展に役立ち、エンジニアとしての専門性を高めることにつながります。
ネットワークの基盤作りへの貢献が達成感につながる
企業のネットワーク基盤づくりに貢献することは、大きなやりがいをもたらします。
運用や保守は苦労も多いが、ネットワークシステムを動かす重要な役割を果たします。設計や構築では、楽しさと達成感があるでしょう。大規模なネットワークを構築する過程で仲間と協力し、完成した時には大きな達成感を味わえます。
自身のスキルアップを実感しやすい
ネットワークエンジニアとして仕事をしながら資格を取得することで、自分自身がエンジニアとしてスキルアップしていっていることを実感しやすいのもメリットでしょう。
とくに、ネットワークエンジニアを含むインフラエンジニア系の資格には、実務に役立つ資格が多いという特徴があります。資格を身につけることでできることも増えるため、スキルアップを実感しやすいでしょう。
ネットワークエンジニアとしてキャリアアップしていくためのポイント
ネットワークエンジニアとしてキャリアアップしていくためには、まず自分が何を目指すのかを明確にし、どんな資格や実務経験を積むかを決めておくことが大切です。
目標を決めずにキャリアアップしようとしても、様々なことに手を出して遠回りになってしまう可能性があるでしょう。自分がどうなりたいのか、どうキャリアアップしたいのか方向性を決めて、そのために必要な技術や資格を優先的に得ていきましょう。
- サーバーエンジニアの技術も兼ね備えたインフラエンジニアを目指す
- クラウドに関する知識やスキルを身につける
- 実装できる機器を増やす
- セキュリティに関する知識やスキルを身につける
- プログラミングに関する知識やスキルを身につける
- 関連する資格の取得を目指す
サーバーエンジニアの技術も兼ね備えたインフラエンジニアを目指す
インフラエンジニアを目指すことは、ネットワーク・サーバー・OSなどの設計・開発から運用まで幅広い業務を担当することを意味します。
ネットワークエンジニアとの関係が強いため、ネットワークの知識を活かすことができます。
さらに、サーバーやセキュリティに関する専門知識が必要です。
ネットワークエンジニアとして培った知識が役立つため、キャリアパスとして魅力的な選択と言えるでしょう。幅広い技術を兼ね備えるインフラエンジニアは、企業のシステムを支える重要な役割を果たします。
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クラウドに関する知識やスキルを身につける
現在は、クラウド化が進んでいます。そのため、クラウドに関する知識やスキルを身につけて、クラウドエンジニアを目指すという方法もあるでしょう。
クラウドエンジニアには、クラウド化の知識やサーバー・ネットワークの知識が必要であり、「AWS」などのクラウドサービスの知識も重要です。
実装できる機器を増やす
ネットワークエンジニアとして、ルーターやスイッチの構築に加え、UTMやファイアウォール、ロードバランサーといったアプリケーション通信制御を行うネットワーク機器の実装を目指しましょう。
新しいアプリケーションの増加や通信の複雑化により、ネットワークエンジニアの実装スキルは重要性を増しています。実務経験でしか実装スキルを磨くことができません。
また新しいプロジェクトに参加し、多様なネットワーク機器の実装に挑戦することで、自身の成長とキャリアの拡大を図りましょう。
セキュリティに関する知識やスキルを身につける
セキュリティに関する知識やスキルを身につけることができれば、ネットワークエンジニアからセキュリティエンジニアへのキャリアアップの道が開けます。
多くの企業でIT化が進んでいる現在、セキュリティに対する関心は高まっています。今後もサイバー攻撃やウイルス対策などが欠かせないため、セキュリティエンジニアの需要は引き続き高い状態が続くでしょう。
セキュリティエンジニアを目指す場合、セキュリティに関する知識やスキルに加えて、リスクマネジメントに関するスキルも得ておく必要があります。
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プログラミングに関する知識やスキルを身につける
とくにキャリアアップで目指す先が決まっていないような場合は、プログラミングに関する知識やスキルを身につけるようにしておきましょう。
プログラミングスキルはネットワークエンジニアとしての仕事の業務効率化に役立つだけでなく、多くのITエンジニアの仕事に役立つという特徴があります。
関連する資格の取得を目指す
ネットワークエンジニアには関連する資格がいくつもあります。多くの資格の取得を目指すことで様々な専門知識に精通することになり、フルスタックエンジニアを目指すというキャリアアップも可能です。
また、マネジメント系の知識やスキルを取得すればプロジェクトマネージャー、マネジメントに加えてコミュニケーション力やプレゼンテーション力を身につけた場合はITコンサルタントがキャリアアップの候補となるでしょう。
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ネットワークエンジニアに将来性はある?
ネットワークエンジニアの将来性は高いと言えます。クラウドサービスの普及により、企業のクラウド化への投資が進み、ネットワークエンジニアの仕事内容も変化しています。
クラウド環境では従来のネットワーク機器の設置や構築が少なくなる一方で、クラウド上でのネットワーク設計や運用管理などの新たなスキルが求められます。
将来的にはクラウド環境での業務がメインとなり、IaaSなどクラウドサービスの知識も重要となります。
ネットワークエンジニアとして将来に備えるために、クラウド関連のスキルやインフラ全般の知識を身につけることが重要です。クラウドのメリットを活かして、ネットワークエンジニアとしてさらなる発展を目指しましょう。
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【8選】ネットワークエンジニアにおすすめの資格
ここでは、ネットワークエンジニアを目指すためにおすすめの資格から、ネットワークエンジニアとしてさらにキャリアアップするための資格の2種類を紹介します。自分の目的に合った資格取得を目指しましょう。
CCNA 認定
CCNA 認定はCisco Certified Network Associateの略で、大手ネットワーク機器メーカーCisco Systems社が主催する、認定試験の1つです。
CCNA 認定を受けることでネットワークエンジニアとしてCisco Systems社製品を扱える知識、スキルがあることを証明できるでしょう。世界に通用する資格の1つでもあります。
Cisco Systems社が主催する認定試験の中には、難易度が低いアソシエイトレベルもあるため、未経験でも挑戦しやすい資格といえるでしょう。
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AWS Certified Cloud Practitioner
AWSは、Amazon社が提供しているクラウドコンピューティングサービスのことです。AWSクラウドやクラウドサービスなどの基礎的な知識や理解ができていることを証明するための資格となっています。
AWSは世界で広く使われているクラウドサービスであるため、AWS関連の資格を取得することには多くのメリットがあります。
AWS認定資格は約12種類で、難易度や分野によって分かれていますが、AWS Certified Cloud Practitionerは取得しやすい基礎レベルの認定資格となっています。
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LinuCレベル1 Version 10.0
LinuCレベル1 Version 10.0はLPI-Japanが行っている、仮想環境を含むサーバーの構築や運用・管理、クラウドセキュリティなどの知識やスキルがあることを証明するための資格です。
LinuCは難易度順にレベル1~3の3種類があり、LinuCレベル1の認定を受けるには、101試験と102試験の両方に合格する必要があります。
ITIL4ファンデーション
ITILファンデーションは、ITサービスマネジメントとITILに関する基礎知識を証明する世界共通の認定資格です。基本的な知識を幅広く問われるため、きちんと勉強すれば合格可能なレベルです。
ITILは4段階のレベルに分かれており、ファンデーションは一番下位の試験です。上位のITIL資格を取得する際には、このファンデーション試験の合格と受験級の認定資格プログラムの受講終了が必要となります。
モバイルシステム技術検定
モバイルシステム技術検定はMCPC モバイルコンピューティング推進コンソーシアムが実施している技術検定で、モバイルに関する通信ネットワーク、モバイル端末やモバイルコンテンツなどの知識、スキルを証明できる資格です。
モバイルシステム技術検定には2級と1級があり、2級に合格すると1級に挑戦可能になります。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はIPA 独立行政法人 情報処理推進機構が行っているITに関する知識やスキルを求められる試験で、国家資格となっています。
基本情報技術者試験はITエンジニアとして基本的な知識・スキルがあれば合格できるとされており、その難易度からITエンジニアの登竜門に位置づけられています。試験勉強することでITに関する基本的な知識やスキルを得られるため、未経験でも挑戦しやすいでしょう。
出典|参照:基本情報技術者試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
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情報処理安全確保支援士試験
情報処理安全確保支援士試験はITに関するセキュリティの知識・スキルを証明できる試験で、国家資格の1つです。
IT化が進んでいる現在、安全にITを利用するためにセキュリティの専門家が求められています。情報処理安全確保支援士試験はそのための試験であり、国内でのセキュリティ関連の試験の中では難易度の高い試験です。
出典|参照:情報処理安全確保支援士試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリスト試験はその名前の通り、ネットワークに関して固有技術を有していること、専門家として情報システムの企画や要件定義、開発・運用・保守などに技術的な支援が行えることが求められる試験で、国家資格となっています。
ネットワークエンジニアとして専門的な知識を深めていきたい人におすすめの試験です。ただ、試験の難易度はかなり高めでしょう。
出典|参照:ネットワークスペシャリスト試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
ネットワークエンジニアは「やめとけ」と言われる理由を知っておこう
確かに、ネットワークエンジニアは「やめとけ」と言われることがあるでしょう。「やめとけ」と言われてしまうのは、トラブルへの対応や不規則な勤務時間、夜勤や人間関係などが理由です。
しかし、ネットワークエンジニアとして働くことにメリットがない訳ではありません。夜勤があることが逆にメリットになる可能性があったり、ネットワークエンジニアは将来性が高いため、安心できるという面もあります。
ネットワークエンジニアを目指す場合は、どうして「やめとけ」と言われているのかを知るとともに働くメリットについても知り、目指すかどうかを決めましょう。
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