サーバーエンジニアは副業で稼げる?案件の探し方や高収入を得るコツも紹介
近年エンジニアの人手不足による需要の増加、在宅でできる案件が増加傾向にあることからサーバエンジニアの副業の人気が高まっています。サーバエンジニアとして実務経験を積み、クラウド系の知識を習得できれば、副業で高収入を期待できるでしょう。
本記事では、サーバエンジニアが副業をするメリット・デメリットを中心に、副業で高収入を得る方法、副業のために必要な能力について解説していきます。
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サーバーエンジニアは副業で稼げる?
趣味を仕事にしたい、稼ぎを増やしたい、スキルアップのためなど副業にチャレンジする理由は人それぞれ異なります。どのような理由でも労力と時間が消費されるため、副業をするのであれば少しでも稼ぎたいと思うのではないでしょうか。
そこで気になるのが、サーバーエンジニアは副業で稼げるのかどうかです。簡単な仕事ではないからこそ、労働に見合った収入を得たいでしょう。
結論から言うと、サーバーエンジニアは副業で稼ぐことができます。その理由を知った上でチャレンジしてみてください。
サーバーをクラウドに移す企業が増えている
クラウド化によりサーバーが減少することで、サーバーエンジニアの需要がなくなると思っている人もいるのではないでしょうか。クラウド化はメンテナンスにかかるコスト、手間などを抑えられるというメリットがあるため、多くの企業がサーバーからクラウドに移しています。
しかし、クラウドに関する業務もサーバーエンジニアが対応できるため、クラウド化によってサーバーエンジニアの仕事がなくなることはありません。
クラウドの知識やスキルがあるサーバーエンジニアは案件の幅が広がるでしょう。
エンジニアの慢性的不足で需要は大きい
サーバーやデータベースなど専門的なスキルが求められるサーバーエンジニアは需要が高いですが、IT化が進むと同時にエンジニアの人材不足が発生している状況です。
IT市場が急激に拡大したことや、少子高齢化が慢性的な人材不足を起こしています。また、IT技術は常に進化していますが、その進化に追いつけないエンジニアも多く、企業が求めている人材を確保できていないのです。
このことから、さらにサーバーエンジニアの需要が高まっていくことが期待されます。
在宅でできる案件が多い
サーバーエンジニアは企業に常駐するケースが多い傾向にありましたが、最近では新型コロナウイルスの影響もあり、在宅案件が増えています。
セキュリティの問題から在宅業務が心配されていましたが、新型コロナウイルスの感染予防として在宅ワークやリモートワークが取り入れられるようになりました。これからもさらに在宅案件が増えていくでしょう。
在宅で仕事をしたい人や平日は本業に集中し土日だけ副業で稼ぎたい人は、在宅案件を探してみると良いでしょう。
サーバーエンジニアが副業でできる主な仕事例
サーバーエンジニアの業務内容は様々ですが、副業でどのような仕事ができるのか知っておきましょう。
中にはサーバーに関する知識やプログラミングなどエンジニアとしての専門スキルがなくても対応できる仕事があるため、自分のスキルに合ったものを選んでください。
サーバーの構築・保守・運用
サーバーの構築や保守、運用はサーバーエンジニアのメインとなる仕事です。サーバーの設定だけでなく性能や台数を検討するのも仕事のひとつです。また、サーバーの監視やトラブルが起きた時の対処、セキュリティ更新も行います。
本業などでこれらの業務に携わったことがあり、知識や技術、経験がある人は副業でも高単価の案件が獲得できるでしょう。
プログラミングの講師
サーバーの構築や保守、運用の知識や技術があれば、プログラミング講師として活躍することも可能です。
現在ではオンライン講座が増えており、フルリモートの案件も数多くあるため、本業でサーバーエンジニアをしている人も隙間時間にプログラミング講師を行い、効率よく稼いでいけるでしょう。
もちろん、知識やスキルがあるからといって全員が指導も上手だと言うわけではなく、向き不向きがあります。現役で活躍している人であれば、講師もできるのではないでしょうか。
WEBライター
エンジニアの専門知識やスキル、経験を活かした文章を執筆できる場合は、SEO記事やお役立ちコラムなどの記事作成を行うのもひとつの方法です。
WEBライターの案件は単価が低いと思われがちですが、専門性の高い記事は高単価に設定されていることもあります。執筆スピードが上がれば効率よく稼げるでしょう。
コンサルティング
コンサルティングは、企業が抱えている経営の課題や問題を解決する仕事です。コンサルティングの種類は様々あり、ITに関する悩みを解決する専門家もいます。
サーバーエンジニアであればITに関する知識があるため、IT戦略を立案し、実行するコンサルタントになれるでしょう。
経営などの知識も身につけ、ITと掛け合わせて問題を解決できるコンサルタントを目指してみてはいかがでしょうか。
サーバーエンジニアが副業するメリット
本業をこなしながら副業をするとなると労働時間が増えます。稼働時間に収入が見合っていないなどあまりメリットを感じられないのであれば、本業に集中しようと思っている方もいるのではないでしょうか。
サーバーエンジニアが副業するメリットは以下の通りです。主に4つのメリットがあるため、副業するかどうか迷っている人は参考にしてみてください。
- 年収アップが期待できる
- スキルの向上が期待できる
- フリーランス転身に向けた準備期間になる
- 人脈が広がる
年収アップが期待できる
案件が獲得できない場合や労働時間が長い割に単価が低く、思ったよりも稼げていない人もいますが、稼働するだけ収入に繋がっていきます。
本業が給料制の場合は、成果を出していても企業全体の業績が悪いと給料に反映されないことが少なくありません。
ボーナスとして頑張りが評価されることもありますが、年収を上げるのは簡単なことではないでしょう。特に年功序列の企業であれば役職に就くまでに時間がかかったり、年長者に比べて給料が低くなってしまいます。
専門性の高いサーバーエンジニアの案件を獲得できれば、高収入を目指せる可能性があります。
スキルの向上が期待できる
副業の経験がサーバーエンジニアとしてのスキルアップに繋がることもあります。本業でサーバーエンジニアの仕事をしている人も、本業では経験できない仕事内容に関わっていくことが可能です。
また、案件の種類も豊富にあるため、自分がスキルアップしたい仕事を選ぶことができます。
本業の評価を上げるためや独立するためなど、何のためにスキルアップするのかを明確にしていれば、案件の選び方もわかってくるのではないでしょうか。
フリーランス転身に向けた準備期間になる
いきなり本業を辞めてしまうと、なかなか案件が獲得できず収入源が途絶えてしまうなど後悔することがあります。
また、フリーランスの働き方は自由ですが、その分、自ら仕事を掴み取っていかなければなりません。企業に属すと様々な制限があるため、自由な働き方に憧れを持つものですが、フリーランスも良いことばかりではなく大変に感じることも多いです。
まずは副業期間をフリーランス転身に向けた準備期間として活用し、知識やスキルを向上させながらフリーランスとしての適性があるのかを判断してみてください。
人脈が広がる
副業をすることで本業では繋がることができない人たちと関わりを持ったり、人脈が広がったりします。人脈が広がると価値観が変わったり、仕事に対する意欲が高まることもあるでしょう。
また、仕事を紹介してもらえることもあるため、副業で知り合った人たちとは積極的にコミュニケーションを取り、意見交換をしてみると良いでしょう。
サーバーエンジニアが副業するデメリット
副業はメリットだけではなく、デメリットに感じる部分もあります。良い部分だけを見て判断すると、副業の負担が大きく本業に集中できない、本業に影響を及ぼしてしまうなど後悔する場合があるでしょう。
副業のデメリットを知り、改善できる方法があるのかや許容範囲かどうかを判断することが大切です。
- 本業との兼ね合いが難しい
- 副業の確定申告などの事務作業が増える
- 就業規則違反でないか確認が必要
本業との兼ね合いが難しい
サーバーエンジニアは業務範囲が広く、トラブルが発生すると優先して対応しなければなりません。緊急時に副業の案件を抱えていると、どちらかに支障をきたす恐れがあります。
また、いつでもトラブルに対応できるように本業ばかりを優先していると副業の時間も確保できないでしょう。どちらもこなそうとすると物理的に時間が足りなくなり、睡眠時間を削るなど心身に大きな負担をかけてしまいます。
このように本業との兼ね合いが難しいため、副業では無理なく取り組める案件を選ぶことが大切です。
副業の確定申告などの事務作業が増える
本業では企業が行う事務作業も、副業では自分で処理しなければならないことがデメリットです。フリーランスや副業の経験がない人は、確定申告の方法がわからないこともあるのではないでしょうか。
難しい事務作業ではありませんが、慣れるまで時間がかかるでしょう。毎年行う必要があるため、面倒に感じる人も少なくありません。
申告期限を過ぎると延滞税が課せられる恐れがあるため、日頃から収入や経費を管理しておくなどの工夫が必要です。
就業規則違反でないか確認が必要
現在では副業解禁の企業が増えてきましたが、まだ制限があるところも少なくありません。同業他社は不可であったり、本業に活かせるものでなければならなかったりなど、企業独自にルールを設けていることもあるでしょう。
事前に許可が必要なケースも多いですが、これらのルールを破ると減給や解雇などの処分を受ける恐れがあります。そのため、まずは副業に関する就業規則を確認してください。
また、副業で得た収入によって税金が変わってくるため、本業の企業に副業を隠したまま続けることは困難です。違反にならないように注意しましょう。
サーバーエンジニアが副業のために必要な能力
サーバーエンジニアは専門的な知識や技術が必要です。未経験では案件を獲得することが難しいため、本業がサーバーエンジニア以外の場合は注意してください。
サーバーエンジニアが副業で最低限身につけておきたい知識や能力について知り、案件獲得のために準備しておきましょう。
セキュリティに関する能力や知識
サーバーエンジニアは不正アクセスなどのサイバー攻撃を受けた時に早急に対応しなければならないため、セキュリティに関する能力や知識が欠かせません。
また、大きなトラブルに発展しないように未然に防ぐ対策も必要ですが、その対策もサーバーエンジニアが行うことが多いです。このように、サーバーエンジニアとして活動するのであればセキュリティに関して幅広い能力とスキルが必要になるでしょう。
クラウドサーバーに関する能力や知識
サーバーをクラウド化する企業が増えてきているため、それに対応できる能力や知識が欠かせません。
特にAWSやGCP、Azureなどの知識が求められている傾向にあります。基本的な特徴やそれぞれの違いだけでなく、利用スキルや専門性を高めておく必要があるでしょう。
サーバー全般に関する幅広い能力
サーバーエンジニアはサーバー内部の設計や運用、保守を行う仕事です。そのため、LinuxやWindows Server、UnixなどのサーバーOSの基本的なスキルを身につけるだけでなく、幅広い能力が必要です。
しかし、案件によって使用するOSが異なるため、全てを完璧に習得しなければならないわけではありません。よく使用されているものから習得すると良いでしょう。
コミュニケーション能力
サーバーエンジニアは、専門的な知識や能力があれば活躍できると思っている人が多いのではないでしょうか。しかし、クライアントとの打ち合わせやチームで動くこともあるため、仕事を円滑に進めるためにはコミュニケーション能力が必要です。
コミュニケーション能力がなければクライアントが求めていることがわからない、認識が食い違っていたなどコミュニケーションエラーが起きる恐れがあります。
また、クライアントがITの知識を持っているとは限らないため、わかりやすい説明ができるスキルや、正確に情報を共有する能力が必要です。
サーバーエンジニアが副業で高収入を得るコツ
副業は正社員とは異なり、収入を自ら作っていくしかありません。成果報酬の場合は案件をこなすだけ収入が大きくなりますが、中にはなかなか案件が獲得できず、収入に繋げられていない人もいます。
ここからは、サーバーエンジニアが副業で高収入を得る4つのコツを紹介します。高収入を目指したい人は参考にしてください。
- サーバーエンジニアの実務経験を積み実績を作る
- 増えているクラウド系の知識を習得する
- スキルアップを欠かさず継続的に受注する
- 開発案件だけでなくアドバイザーや講師もおすすめ
サーバーエンジニアの実務経験を積み実績を作る
サーバーエンジニアの案件はたくさん募集されていますが、誰に依頼するかを判断する際に実績が見られることが少なくありません。そのため、サーバーエンジニアの実務経験を積み、実績を作る必要があります。
自分で考えたサービスを開発し、ポートフォリオとしてまとめておくと案件獲得時のアピールになります。また、開発すること自体が自身のスキルアップに繋がるでしょう。
自分の技術がアピールできるサービスを開発してみてください。
増えているクラウド系の知識を習得する
クラウド系の案件が増えてきているため、クラウドの知識やスキルがあれば仕事の幅が広がり、高収入に繋げられます。クラウドの知識を習得するために、資格を取得するのも良いでしょう。
実際に手を動かして勉強することも大切です。現場でどのような知識や技術が求められているのかを把握すると、身につけるべき内容もわかってくるのではないでしょうか。
スキルアップを欠かさず継続的に受注する
安定して案件を受注することも高収入を得るコツのひとつですが、簡単なことではありません。できる限り継続するためには、常にスキルアップし続けることがポイントです。
今の知識やスキルに満足することなく、スキルアップを欠かさない姿勢を持つことで高単価の案件や応募できる案件が増えていきます。IT業界はトレンドの移り変わりが激しいため、最新情報をチェックしながらスキルを習得し続けましょう。
開発案件だけでなくアドバイザーや講師もおすすめ
特に平日は本業で忙しく、土日しかまとまった時間が確保できない人は土日で副業をすることになるでしょう。
開発案件は長期的に取り組むことも多く、土日だけでは対応しきれないこともあります。その場合は、土日だけアドバイザーや講師をすることで効率よく働けるでしょう。
土日のみで対応できる案件は高単価ではない可能性がありますが、継続することで高収入に繋げていけます。
サーバーエンジニアが副業をする際の注意点
副業は自分に合う働き方ができますが、国で定められた法律やそれぞれの企業でルールが定められているため、副業を始める際はいくつかの注意点があります。
本業に迷惑をかけないことはもちろん、税金や就業規則を守りながら副業に取り組みましょう。
本業に影響がでないようにする
副業が認められている企業でも、全てが自由というわけではありません。本業を疎かにしない程度で本業に取り組むのが基本です。
また、深夜に副業をする人もいますが、長期間続けていると健康面に問題が発生し、休職することになったなど結果的に本業にまで支障をきたすことがあります。
初めて副業をする人は時間負担が少ない案件から始めるなど、無理のない範囲で調整することが大切です。
契約前に業務内容をしっかり確認する
副業の案件を受注する際は契約内容を確認した上で受注しましょう。よく確認せずに契約すると、契約解除ができない、正社員扱いになった、報酬の支払いがないなど後から大きなトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
副業は全て自己責任ですが、契約に関する知識がない人も多く簡単に契約してしまうことが少なくありません。契約内容はしっかりと読み、疑問や不安な点があれば契約前に確認することが大切です。
副業で年収20万円超なら確定申告が必要
年末調整を受けた給与所得以外の所得が20万円以下であれば、確定申告は不要です。しかし、副業で20万円以上稼ぐ場合は、本業の給与所得に加えて所得税が課せられるため、確定申告をしなければなりません。
確定申告せずに放置すると脱税となり、ペナルティを受けることになります。確定申告の方法を把握し、期限を守って正しく手続きしましょう。
出典:給与所得者で確定申告が必要な人|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1900.htm
副業可能か会社の就業規則を確認する
就業規則は従業員の労働条件などが定められた労働規則です。最近では国からも多様な働き方が勧められていますが副業を認めていない企業もあるため、必ず就業規則を確認してください。
副業が認められていない企業で勝手に副業を始めると、減給や解雇など重い処分が科せられる恐れがあります。また、副業を認めている企業であっても一定の範囲に制限されていることもあるため注意が必要です。
サーバーエンジニアの副業で得られる収入の相場目安
案件により違いがありますが、サーバーエンジニアは時給4,000〜5,000円程度が相場だとされています。
自身のスキルによっても受注できる業務内容が異なり、簡単なものは相場よりも安い単価が設定されていることも少なくありません。さらに稼働時間もそれぞれ異なるため、相場はひとつの目安として考えておきましょう。
サーバーエンジニア以外の副業で紹介したプログラミングの講師であれば基本的に時給1,500~4,000円程度で、講師の質によって時給が前後するため、振れ幅が大きくなっています。
WEBのライターであれば、初心者の頃は1文字0.5円程度からのスタートになるでしょう。サーバーエンジニアとしてのスキルが高く、WEBライターとしての文才もあれば1文字2円も可能になります。あまり高い報酬だとは言えませんが、好きな時間に一人で進められるため拘束が少なく人気の副業です。
サーバーエンジニアの副業案件の探し方
サーバーエンジニアの副業の仕事はどこで見つけるのかわからない人もいるのではないでしょうか。主に5つの探し方がありますが、自分に合った探し方を見つけてみましょう。
また、1つに絞らずいくつもの探し方を併用すると案件が獲得しやすくなります。
エージェントを利用する
エージェントを利用することで、知識やスキルを考慮した案件を紹介してもらえます。特に、エージェントが保有している非公開求人は一般の方法では閲覧できないため、非常に魅力的です。
また、自分が求める働き方も考慮してもらえるため、案件獲得後にミスマッチが起きることも少ないでしょう。万一、案件先で問題が起きてもエージェントが仲裁に入ってくれるため、一方的に理不尽を被ることもありません。
エージェントの中にも様々な種類があり、それぞれ紹介している案件の特徴が異なるため注意が必要です。例えば、副業エージェントでは稼働日数が少ない案件が多く、フリーランスエージェントでは本業としてしっかり稼ぎたい人に向けた案件が多いなどです。
一見メリットばかりに見えますが、デメリットもあり、エージェント自体の質が低い場合があったり、もしくは担当者の質が低い場合があったりします。この場合はエージェントを変えて利用するか担当者に交代してもらうよう交渉しましょう。
また、エージェントごとの特性がそのままデメリットになることもあります。すべての案件を網羅しているわけではないため、自分が本当に興味ある案件を保有していない場合もあります。その場合は複数のエージェントに登録して多くの案件を覗いてみましょう。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングはエージェントのように仕事を紹介してもらえるシステムではなく、募集案件を自ら探して応募するものです。初心者でも応募できる案件があるため、サーバーエンジニアの副業が初めての人も案件を獲得できる可能性があります。
また、いくつもの案件を獲得し続けて実績づくりを行えば、クライアント側から仕事のオファーがくることも少なくありません。依頼を増やすためにコツコツと実績を積み重ねていきましょう。
次に、場所や時間に拘束されない仕事が多くあるため、自分の時間を確保しつつ仕事することが可能です。本業の時間が予測つかなかったり、少し仕事量を落として自由時間を確保したいなど、業務量を調整したい人におすすめです。
一方で、クラウドソーシングは安定した収入を得にくいというものがデメリットとしてあげられます。近年の副業ブームにより、クラウドソーシングの利用者が爆発的に増えていることが原因で、募集人数1に対して数百人が応募している案件も珍しくはありません。
また、クライアントと顔を合わせることが少なく、オンライン上でコミュニケーションを取るのが難しい場合があります。クライアント側の連絡が遅く、受注した仕事が思うように進まないことに不満を感じている利用者も多いとのことです。
求人サイトで探す
求人サイトは、サイトに登録しなくても案件が閲覧できます。また、求人サイトの多くは条件を絞って検索できるため、稼働時間や仕事の内容など求めている案件を探しやすいのもメリットです。
特に、求人サイトは掲載料が必要になるため、人材の採用に前向きな企業が多いのが特徴です。ですが、企業側は掲載料がそのまま負担になるため、同じ案件が長期間掲載がされることが少なく、定期的に求人サイトを確認する必要があるでしょう。
副業専門の求人サイトもあるため、どのような仕事があるのか見てみると良いでしょう。
SNSを利用する
SNSを利用した求人活動のことを、ソーシャルリクルーティングと言います。コストを抑えながら求人活動ができるため、この方法を活用して求人活動をする企業も増えてきています。隙間時間にSNSをチェックし、気になる投稿がある場合はフォローをしてみると良いでしょう。
また、自身でも企業から目が留まるようにスキルなどの情報を発信し、スカウトされるのを待つのもひとつの方法です。
デメリットもあり、SNSで請け負った仕事で問題が起きた場合は、エージェントやクラウドソーシングとは違い仲裁が居ないことが度々問題になっています。特に報酬の不支払いをされた場合には裁判を起こすしか回収する術がありません。
もしSNSを利用して副業を探す場合はしっかりと契約書を確認し、契約を結んでから仕事を開始するようにしましょう。
友人や知り合いに頼む
IT業界に友人や知り合いがいる場合は、仕事を紹介してもらうという方法もあります。IT業界は人材不足のため、様々なところでエンジニアを探している状況です。そのため、案件を探していることを伝えると案件を紹介してくれる可能性があります。
しかし、友人や知り合いということから契約書がなかったり、妥当な報酬が得られなかったりなどトラブルになることもあるため、条件を曖昧にしないように注意が必要です。
また、友人や知り合いにせっかく紹介してもらったのに辞めづらくなるケースもあるため、注意が必要です。友人や知り合いから案件を請け負った場合は、遠慮せずにしっかり相談したり物申したりすることが大切です。
サーバーエンジニアは副業で年収アップが期待できる
単価の安い案件でも継続して受注し続けると年収アップに繋がります。本業とのバランスを考えながら副業に取り組んでみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介した副業で高収入を得るコツや案件の探し方を参考にチャレンジしてみてください。