【急増中】ノーコードエンジニアとはどんな仕事？年収や求人動向もご紹介！

ノーコード開発とは、開発ツールを活用して、プログラミングの知識なしにアプリやサービスを開発することを指します。エンジニア不足や多様かつ使いやすいサービスの普及によって急増しています。

本記事では、ノーコード開発を駆使してシステムやアプリを開発する「ノーコードエンジニア」の仕事内容を中心に、案件の種類や年収・求人動向についても解説していきます。

ノーコード開発とは

ノーコード開発とは、開発ツールを活用することで、プログラミングを必要とせずにアプリを開発することを指します。ノーコード開発では、エンジニアとしての知見や経験がない人でもアプリを作ることができます。

ノーコード開発ツールの拡充や、AIの発達により、ノーコード開発はより身近なものとなりました。開発部門を設けずに、ノーコードでの開発を進めることでコストダウンを目指す企業もあります。

ローコード開発との違い

「ノーコード開発」と「ローコード開発」、言葉は似ていますが、指しているものは全く異なります。「ノーコード開発」ではプログラミングを必要としないのに対し、「ローコード開発」では最小限のプログラミングを必要とします。

また、ローコード開発は、他のシステムと連携する機能をつけられる点でもノーコード開発とは異なるといえます。作成したいアプリや必要な機能に応じて開発方法は変えるようにしましょう。

ノーコードエンジニアとは

ノーコードエンジニアとは、ノーコード開発を駆使して、システムやアプリを開発するエンジニアを指します。近年では、ノーコード開発が使われる頻度が高くなっているため、ノーコード開発を操ることができるエンジニアが必要とされています。

しかし、ノーコード開発には限界があります。そのため、ノーコード開発だけではなく、他の言語の知識やスキルを身につける必要があるといえるでしょう。複雑なアプリや独自のシステムなどの開発はノーコード開発ではできないため、身につけておくことが重要です。

ノーコードエンジニアのフリーランス求人動向

ノーコードエンジニアのフリーランス求人の動向を把握する場合、フリーランス向けの案件紹介サイトに掲載されているノーコードの案件数をチェックする方法があります。

某大手求人検索エンジンによると、「ノーコード」というキーワードが入っている案件は2024年3月現在、1500件以上ありました。そのため、ノーコードでの開発案件は一定の需要があると言えるでしょう。

また、近年ではノーコード特化型のフリーランスエージェントが登場していることもあり、フリーランスノーコードエンジニアの需要は高まってきていると言えます。

ノーコードエンジニアのフリーランス年収相場

ノーコードエンジニアに特化したフリーランスエージェントを参照すると、ノーコードエンジニアの月額単価は60～80万円ほどが相場となっています。そのため、フリーランスのノーコードエンジニアの年収相場としては月額単価×12か月で720～960万円が相場だと言えるでしょう。

ただしこの金額は税金や保険料などを差し引いていない金額となるため、実際の手取りとしてはこの金額よりも少なくなります。

フリーランスとして安心して稼働したい方はMidworksがおすすめです。正社員並みの福利厚生サービスや給与保障サービスを保有しているため、案件に集中できる環境を整えやすいといえます。案件参画後も担当者によるフォローがありますので、不安を抱えているエンジニアの方はぜひご登録ください。

ノーコードエンジニアの仕事内容

そもそも「ノーコード」とは、プログラミング言語を使用したコーディングを行わずにアプリケーションやサービス、業務効率化ツールなどを構築することができる開発ツールを指します。

ノーコードを使用することによりプログラミング不要で開発ができることから、近年ではノーコードを使用して開発されたサービスは増加傾向にあります。

ノーコードエンジニアの仕事は、このようなノーコードを使用してサイト制作やアプリ構築などを行うことです。ひと口にノーコードエンジニアと言っても、開発の際にノーコードを利用するという共通点があるだけなので、開発するものは案件によっても異なります。

ノーコード案件の種類

ノーコードエンジニアがノーコードで制作するものは案件によって大きく異なります。そのため、ノーコードとして募集されている案件にどのようなものがあるのか事前に把握しておくことが大切です。

ノーコードで開発できるものはある程度限定的になります。ここではノーコード案件の種類について紹介するため、参考にしてみてください。

サイト制作・LPサイト制作

ノーコード案件にはサイト制作やLPサイト制作の案件があります。「LP（ランディングページ）」とは、Googleの検索結果や広告などを経由してユーザーが最初に訪れるWebページのことです。

近年では、クラウドソーシングサービスでもノーコードでWebサイトの制作ができる「STUDIO」というサービスでの制作を希望する案件が増えています。他にも、サイトのテンプレートを制作するような案件も存在しています。

サイト構築

ノーコード案件にはサイト構築案件もあります。構築案件とは、Webサイトの制作に限らず、サイトの目的設定や設計、加えて既存サイトのリニューアルなども含む案件です

実際のノーコードの案件としては、ノーコードツールを使った検索サイトやアパレルECサイトの構築案件などがあります。

アプリの制作・構築

ノーコード案件の中にはアプリの制作や構築案件もあります。アプリの種類も、Webアプリや業務効率化のための業務アプリなど様々です。

実際のノーコード案件としては、ノーコードツールを使った社内専用アプリの作成案件などがあります。

▼関連記事
フリーランスの案件の探し方を紹介！希望条件を整理してから獲得しよう

ノーコードエンジニアに必要なスキル

ここまで紹介したとおり、ノーコード案件では基本的にWebサイトやアプリなどの制作、構築案件が多いです。一方で、他にも内部システムの開発案件やデザイナーとして募集しているような案件も存在しています。

そのため、ノーコードエンジニアとして案件に対応するには様々なスキルが必要になるでしょう。ノーコードであるためプログラミングスキルは基本的に必要ありませんが、ノーコード開発ツールを扱うスキルなどは必須になります。

ここではノーコードエンジニアに必要なスキルを紹介していくため、参考にしてみてください。

知識

ノーコード案件は多岐にわたるため、ノーコードエンジニアは案件の目的を正しく理解する必要があります。

また、ノーコードエンジニアは、制作するサイトやアプリの処理方法を理解するために知識が必要になります。

例えば、サイト制作の基本となるHTML、CSSの知識、アルゴリズムに関する知識などです。

仕様策定能力

ノーコードエンジニアは仕様策定を行うスキルも身につけておくことが大切です。これはノーコード開発ツールを使用して、サイトやアプリを制作する際に必要になります。

一般的なプログラマーなどの場合、すでに上流工程で仕様が決まっている状態で実装を行うことになりますが、ノーコードエンジニアの場合は自身で仕様策定ができるようになっておくことも重要です。

ノーコード開発ツールを扱う能力

ノーコードエンジニアとして案件に対応するには、ノーコード開発ツールを扱うスキルが必須です。ノーコード開発ツールには種類が多くあり、案件ごとに用いられるツールも異なっています。

またツールによって、デザイン関係のWebサイト制作に強みを持つもの、業務系アプリ開発に特化しているものなど、それぞれ特徴が異なっています。そのため、ツールごとの違いを理解し、できるだけ多くのノーコード開発ツールを扱えるようになることが大切です。

ノーコードエンジニアで高単価を目指すためには？

ノーコードエンジニアとして高単価な案件の獲得を目指すためには、開発以外の領域のスキルも身につけていくことが重要です。例えば、ノーコード開発のスキルに加えてデザインのスキルもあれば、デザイン性が重視されるようなノーコードのWebサイト制作の案件で重宝されます。

他にも、ノーコード開発のスキルと合わせてマーケティングの知識を磨くことで、他のノーコードエンジニアと差別化を図れます。このように、開発とは直接の関係がない部分も充実させることにより、高単価な案件を獲得しやすくなるでしょう。

▼関連記事
フリーランスエンジニアがスキルアップする6つの方法！おすすめの資格・サービスもご紹介

ノーコード案件の将来性とフリーランスの今後

ノーコードはもともと海外から日本へ入ってきたツールですが、ノーコードの普及によって日本のWeb開発業界は大きな変化を見せています。ノーコードで作成されたサービスのリリースが増えているため、ノーコード案件も今後増加していくことが予想できます。

また、ノーコード開発ツールを使いこなすためには専門的なスキルが必要とされるため、誰でもすぐに扱えるというわけではありません。そのため、フリーランスとして活動するノーコードエンジニアにも将来性が期待できると言えるでしょう。

ノーコードトレンドでエンジニアのキャリアプランは変わる？

近年では、日本でもノーコード開発ツールで作成されたサービスが数多く登場しています。ノーコードが流行ることにより、簡単なWebアプリ開発を行っているWebエンジニアの仕事は減少していくことが予想されています。

将来的には、簡単なプロトタイプ開発などはノーコードによって置き換えられていくことが予想できます。簡単な開発業務にしか対応できないエンジニアの需要は減っていくでしょう。

しかしノーコードを使いこなすためにはスキルが必要になるため、全てのWeb開発がノーコードに置き換えられることは考えにくいです。

ノーコードエンジニアの将来性は明るい

ノーコードエンジニアとは、ノーコードの開発ツールを使ったWebサイト制作やアプリケーション構築などを行うエンジニアです。

本記事で紹介したノーコードエンジニアの仕事内容や必要とされるスキルなどを参考に、ノーコード開発のスキルを身につけてノーコードエンジニアのフリーランスを目指しましょう。

Midworksでは、専門のコンサルタントによるヒアリングを踏まえて10,000件を超える案件の中からエンジニアの方々の細かなご希望に沿ったものをご紹介しています。また、案件参画までの支援や長期的なキャリアサポートを充実させ、エンジニアの方に安心してフリーランスとして働いていただける環境をご用意しています。

ノーコードエンジニアとしてフリーランスへの転向をご検討中の方は、ぜひMidworksにご登録ください。簡単なヒアリングの後に案件をご紹介いたします。

Midworks おすすめの案件例