Midworks
  1. TOP
  2. お役立ちコラム
  3. プログラミング言語
  4. JavaScript
  5. React Nativeの将来性は?Flutterと比較したメリットも紹介

React Nativeの将来性は?Flutterと比較したメリットも紹介

React Nativeの将来性は?Flutterと比較したメリットも紹介のイメージ

React Nativeとは、JavaScriptライブラリのReactをベースとした開発用のフレームワークです。React Nativeの母体であるReactは、Webエンジニアに人気で、採用している企業が多いことからReact Nativeの将来性も高いと言えます。

本記事では、React Nativeの将来性を中心に、React Native案件の動向、取得するための勉強方法について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもReact Nativeとは?

React Nativeを理解するために、先に「React」について説明しましょう。

Reactは、JavaScriptライブラリです。Meta(旧名Facebook)により開発され、React Nativeより先に世に出ている母体になります。

Reactは「React.js」と記載されることもあり、このライブラリはWebブラウザ上で動作するWebアプリケーションの作成等に使われます。

React Nativeは、このReactをベースとした開発用フレームワークです。React(JavaScriptライブラリ)を用いて、モバイルアプリケーション開発を可能とします。

よって、Webアプリケーション開発にReactを使ってきた経験があれば、React Nativeになじみやすいと言えるでしょう。

React Nativeにより開発されたアプリとしては、InstagramやUber Eats、Skypeなどがあります。

React Nativeの気になる将来性

将来性を不安視する声もあるのが、React Nativeの現状です。

しかし、React Nativeの母体であるReact(React.js)は、Webエンジニアになじみの深いJavaScriptのライブラリであり、このReactを採用している企業は増加しています。

また、React Nativeはクロスプラットフォーム対応です。つまり、iOS(iPhone)とAndroid、プラットフォームの違う両者に対応したアプリケーションを、同時に作成できます。

つまり「React」と「React Native」の両者を使うことで、Web・iOS・Androidの各アプリケーション開発を、分けずに1つにまとめやすい利点があります。

よって、ReactがベースであるReact Nativeの需要がすぐになくなるということはなく、将来性はあると言えるでしょう。

将来性が不安視されるようになった理由

前記のように、React Nativeの将来性が不安視されるようになった理由としては、大企業が採用を取りやめたことがあげられます。

また、同じクロスプラットフォームで、後発の「Flutter」の存在もあります。これらが、今後React Nativが使われないのではと不安視されている理由と言えるでしょう。

Flutterが魅力的であると言われる理由

React Nativeの開発元がMeta(旧名Facebook)であるのに対し、FlutterはGoogleにより開発されました。

FlutterもReact Native同様、ソースコードが公開されているオープンソースのフレームワークです。

そして、iOSやAndroidなどと異なるプラットフォームに対応した、クロスプラットフォームである点も共通しています。

React Nativeと近しい魅力があり、比較されることも少なくありません。React NativeとReactの対応OSはiOS・Android・Windowsですが、Flutterはこれらに加え、macOSやLinuxにも対応している等の利点があります。

Flutterと比較したReact Nativeのメリット

Flutterで用いられるのは、Google独自言語のDartです。利用するためには、このDartを学ばなくてはいけません。

一方でReact NativeはReactをベースとし、開発言語はJavaScriptです。よって、Webエンジニアなど、すでにJavaScriptの経験がある方には学習コストが低いといった利点があります。

また、一部にReact Native離れの傾向があるとしても、React NativeのベースであるReactを導入する企業は増えているのです。

Webエンジニアとしての知識や経験を生かしつつ、モバイル環境向けのアプリ開発を行うこともできれば、また逆に、React NativeのスキルをWebに転用することも可能です。

モバイルとWeb両方に対応できることで、モバイルのみの他の開発言語よりキャリアに幅を持たせられるでしょう。

このようにJavaScriptが使える点、そしてJavaScriptライブラリであるReactがベースである点は、Flutterと比較したReact Nativeの大きなメリットと言えるでしょう。

React Nativeの難点

React Nativeにも難点はあります。

1つはクロスプラットフォーム対応であり、また、ネイティブプラットフォームとReact両者を使用できるがゆえに、エラーの特定がしづらい点です。

もう1点は、人によっては学習ハードルが高くなることです。以下で詳しく見ていきましょう。

エラー箇所の特定がしづらい

React Nativeは、前記のようにクロスプラットフォーム対応です。つまり、iOSとAndroid両方のアプリケーションが開発できます。

ですが、エラーについては、iOSとAndroid両方に起きる場合もあれば、片方にしか生じない場合もあります。

また、ネイティブプラットフォームと合わせてReact(JavaScript)を使用できるように開発されています。よってエラーも、ネイティブ側にある場合も、JavaScript側に起きるケースもあります。

エラーがどちらの、どの箇所に起きているのか、特定しづらいのがReact Nativeの難点です。

JavaScriptを使っていないエンジニアの場合は高い学習コストがかかる

長所は、裏返せば短所にもなります。

前記のように、すでにJavaScriptの経験があるWebエンジニア等であれば、学習ハードルの低い点がReact Nativeのメリットです。

逆に言えばJavaScriptになじみのない、SwiftやKotolinなどのネイティブエンジニアには、高い学習コストがかかることになります。

フリーランスエンジニア向けのReact Native案件の動向

前記のように、Reactを採用する企業は増加傾向です。一方Reactのスキルのあるエンジニアは多いとはいえず、需要は高いと言えるでしょう。

具体的なフリーランスエンジニア向けのReact Native案件としては、モバイルアプリやWebのエンジニア、またそのディレクター、コンサルタントやプロジェクトマネージャーなどの求人があります。また、リモートワーク可やフルリモートのものが多いです。

時給は3,000円~5,000円台、月額は300,000円~800,000円ほどとなっています。React Nativeの経験年数が多いほど、金額は上がっていくでしょう。

React Nativeエンジニアとして活動する上で必要なスキル

React Nativeエンジニアとしては、JavaScriptスキルの習熟が大切です。

またReact Nativeのより良い運用のため、ExpoやReact Native Elementsなどの、フレームワークやUIライブラリなどへの知見を深めましょう。

そしてReact Nativeに限らない、他の言語への理解もある程度以上持っておくと良いでしょう。サーバーやセキュリティなど、他のエンジニアとのコミュニケーションを取る際の一助となります。

エンジニアとして活躍していくためには、開発面だけでなく、対人関係でのスキルも重要です。

React Nativeの難易度や習得するための勉強方法

React Nativeの学習難易度は、JavaScript経験の有無により変わってきます。繰り返しになりますが、すでにJavaScriptの経験があるWebエンジニア等にはハードルが低く、そうでなければ高くなります。

勉強方法としては第一に、React Nativeの公式ドキュメントをチェックしましょう。アップデートのスピードが速いので、常に新しい情報に触れることができるよう心がけます。

そしてドキュメントを参考に、React Nativeのアプリ開発を行っていきましょう。公式ドキュメントは英語で書かれています。他にも英語圏の、勉強に役立つサイトを見てみるのも良いでしょう。

また英語への敷居の高さなど、個人の事情に合わせて、日本語の書籍やプログラミングスクール・オンライン講座などを利用する方法もあります。

出典:公式ドキュメント|React Native
参照:https://reactnative.dev/docs/getting-started

React Nativeのスキルを証明できる資格

React NativeもReactも、スキルを証明できる資格は現時点でありません。

しかしJavaScriptへの見識が必須であるので、これを証明できる資格を持っておくと良いでしょう。

JavaScript関係の資格としては、「CIW JavaScript Specialist」「HTML5プロフェッショナル認定試験」などが挙げられます。

React Nativeの将来性について考えてみよう

この記事ではReact Nativeについて、様々な点から見てきました。

React Nativeについて知見を深め、将来性を考えてみることは、エンジニアとしてキャリアを築いていく一助となるでしょう。

エンジニアとして活躍を考えている方は、React Nativeを学んでみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

Branding Engineer編集部のイメージ

Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年08月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.11.08
更新日
2024.08.11

このカテゴリの一覧へ

Midworksは
今よりあなたのキャリアに
合った働き方を提供します

詳しくはこちら

フリーランスと正社員、
働き方と年収はこんなに違う?

詳しくはこちら
運営グループ提供サービス