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テストエンジニアが「きつい」と言われる7つの理由解説!向いている人の特徴もご紹介

テストエンジニアが「きつい」と言われる7つの理由解説!向いている人の特徴もご紹介のイメージ

テストの実施や実施後の報告書を作成する業務を担うテストエンジニア。今後もさまざまなITサービスが登場するため、需要増加が見込まれていますが、一方で「仕事がきつい」と言われることもあります。

本記事ではテストエンジニアが「きつい」と言われる理由を中心に、テストエンジニアに向いている人の特徴やおすすめの資格を紹介します。テストエンジニアという職種に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

テストエンジニアは本当にきつい職業?

テストエンジニアの仕事は、プログラムのテストを専門的に行うことです。仕様どおりに動くかどうか、バグがないかどうかなど、実際に触りながらテストします。

テストエンジニアの仕事はきついと言われることがありますが、その理由として、新規開発の場合にバグが多く出てくる点が挙げられます。

新規開発のシステムやサービスをリリースする前のテストでは、場合によっては何百回とテストを行わなければならず、その点できついと感じるケースが多いでしょう。

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【7選】テストエンジニアの仕事が「きつい」といわれる理由とは?

新規開発の案件でのテストは非常に膨大な量のチェックを行わなければならないため、特にきついと言われています。一方、すでにあるサービスやシステムの改修案件の場合は、テストする箇所はあまり多くはありません。

しかしながら、「テストエンジニア」という仕事柄、エンジニア職でありながら開発側と対立してしまうケースもあるため、きついと感じることもあるでしょう。

ここでは、テストエンジニアの仕事が「きつい」といわれる理由について解説していくため、参考にしてみてください。

開発する側と対立することがある

テストエンジニアは開発チームが開発したプログラムをテストし、バグなどが見つかった場合には開発者側に報告して修正を行ってもらいます。

しかし、伝え方などによっては開発者の気に障ってしまい、雰囲気が悪くなることもあるでしょう。また、開発が長期に渡り現場が疲弊しているケースも多いため、開発者との関係が悪くなることも多いです。

さらに開発のスケジュールが押したためにテスト期間が短くなり、開発側に不満を抱くテストエンジニアも少なくありません。

残業時間が多い

開発自体が遅れ気味になっていると、テスト期間を短くせざるを得ません。それに伴って残業が発生するなど、どうしても長時間労働になってしまいます。

新規開発はもちろん、既存のシステムやサービスの改修案件であっても、修正箇所が多ければテストしなければいけない部分やパターンも増えます。

そのため、開発のボリュームが大きく難航しているほど、テストエンジニアの仕事も過酷になりがちです。

きついスケジュールになりやすい

テストエンジニアとして仕事をしていると、予定していたテストよりも項目が増えるというケースは珍しくありません。

また、仕様変更が発生すれば、その分テストしなければいけない場所が増えたりテストのやり直しが発生したりするため、スケジュールがきつくなりやすいです。

自己裁量権がない

システム開発の現場では、テストエンジニアは開発者が開発したプログラムのテストを行います。
そのため、開発スケジュールが押していれば、開発者から急いでテストを実施するように強いられるなど負担を強いられるケースもあるでしょう。

また、開発されたものの仕様に関してテストエンジニアが口を出すことはできないため、製品開発に関わっていても、ほとんど自己裁量権はありません。
どうしても開発者に振り回されてしまうため、テストエンジニアの仕事はきつく感じがちです。

単純な作業を何度も繰り返す

テストエンジニアの仕事は、上がってきたシステムやサービスを実際に触って、問題がないかどうかをテストすることです。

単純なテストパターンを何回も繰り返すことになるため、仕事の内容がつまらないと感じてしまうケースは多いでしょう。

他の工程との関わりが少ない

テストエンジニアの担当工程は開発の最後であるため、開発・設計エンジニアとの関わりが限られます。しかし、システム開発には密なコミュニケーションが不可欠であり、テストエンジニアは疎外感を感じる可能性があるでしょう。

最初の頃は年収が低いと感じる場合がある

テストエンジニアがきついといわれる理由として、年収が低い点が挙げられます。テストエンジニアは未経験可で募集されているケースも多いため、キャリアをスタートしたばかりの頃は年収が低くなりがちです。

それでも、コツコツとテストエンジニアとしての経験を積み、評価が上がっていけば、年収の上昇も期待できるでしょう。

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【8選】きついと言われるテストエンジニアに向いている人の特徴

テストエンジニアの仕事はきついと言われることも多いです。しかし、テストエンジニアという仕事には適性があるため、テストエンジニアに向いている人も存在しています。

それでは、どのような人がテストエンジニアに向いているのでしょうか。ここではきついと言われるテストエンジニアに向いている人の特徴を紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

  • コミュニケーション能力がある
  • 勉強し続けることができる
  • 集中力がある
  • 丁寧な作業ができる
  • 丁寧に情報をまとめることができる
  • プログラミングのスキルがある
  • バグを見つけることが好きである
  • テスト自動化ツールを使いこなせる

コミュニケーション能力がある

テストエンジニアは、黙々とテストを実施するだけでなく、バグがあった場合には開発側に報告することになります。

開発者へフィードバックする際には相手への配慮も必要になるため、コミュニケーション能力の高い人材はテストエンジニアに向いていると言えるでしょう。

伝える内容はきちんと伝えつつ、相手を不快にさせないように配慮できるような人であれば、テストエンジニアとしてうまく仕事ができる可能性が高いです。

勉強し続けることができる

しっかりとテストを行ってバグを見つけるためにも、テストエンジニアには製品に対する知識が必要とされます。

自分で勉強してテスト対象の製品の仕組みについて理解し、詳細な部分までテストできる人材であれば、テストエンジニアに向いていると言えるでしょう。

集中力がある

テストエンジニアの仕事では、単調で地道な作業を繰り返して行わなければならないため、集中力が求められます。

また、長時間テストを行うことになるため、集中してテストを行えるような人はテストエンジニアに向いていると言えるでしょう。

丁寧な作業ができる

テストエンジニアは製品の品質を担保するために、テストを行うことで製品に問題がないかどうか確認することが仕事です。

そのため、細かい部分まで漏れなくチェックして、バグがないシステムやソフトウェアに仕上げる必要があります。テストエンジニアには製品の品質に対する責任があるため、丁寧な作業を行い、些細な不具合にも気づくことができる人が向いています。

丁寧に情報をまとめることができる

テストエンジニアの業務の中には、テストの結果を報告書としてまとめる作業も含まれています。そのため、報告書として情報を適切にまとめるスキルが高い人であれば、テストエンジニアとしてうまく仕事ができるでしょう。

報告書は開発者だけでなく、プロジェクトマネージャーなども目を通す可能性があるため、誰が読んでもわかるように情報をまとめられる人材が求められます。

プログラミングのスキルがある

プログラミングスキルが求められるのは、開発者側であるプログラマーやシステムエンジニアばかりではありません。

テストエンジニアにもプログラミングスキルがあれば、テストでバグが見つかった場合にコードのどのあたりに異常があるのか見当がつきます。

また、簡単なものであればテストエンジニアの手で修正できるため、現場でも重宝されるでしょう。

▼関連記事
プログラミング言語別に難易度を紹介!学習するプログラミング言語の選び方も解説

バグを見つけることが好きである

テストエンジニアの仕事は、上がってきたシステムに対してテストを行うことで、バグやエラーを発見することです。

バグを見つけるためには、さまざまなテストパターンを実施して、常に疑いの目でテストを行う必要があります。

そのため、もともとバグを見つけることが好きな人はテストエンジニアに適性があると言えるでしょう。

テスト自動化ツールを使いこなせる

近年ではシステムやサービスの複雑化や、品質に関する要求の高まりなどにより、テスト自動化ツールを活用するケースも増えてきています。

そのため、テスト自動化ツールを扱うスキルがある人は、テストエンジニアに向いていると言えるでしょう。

テスト自動化ツールにもさまざまな種類があるため、知らないツールでも積極的に学んで使いこなせるような人であれば、テストエンジニアとしてもスキルアップしていけます。

テストエンジニアの仕事内容とは?

テストエンジニアはテストを実施するだけでなく、テスト計画の作成なども行います。

テストエンジニアを目指すのであれば、どのような業務を行っているのかも把握しておく必要があるでしょう。ここではテストエンジニアの仕事内容について解説していきます。

テストを実施する

テストを実施する際、テスト設計の仕様書を基に手動実行するか、自動化することが選択肢となります。

プログラマーやシステムエンジニアがテストを行う場合もあれば、専門のアルバイトを採用することも考えられます。適切なテスト手法を選び、効率的かつ確実な品質評価を行うことが重要です。

報告書を作成する

テストを実施した後は、その結果を開発者にフィードバックする必要があるため、報告書として情報をまとめていきます。

報告書の内容を見て開発者がプログラムを修正するケースもありますが、テスト方法を見直すように依頼してくるケースもあります。見直しを依頼された場合、計画の策定からやり直すことになる可能性が高いでしょう。

テストの計画を作成する

テストを実施する際には、具体的にどのようなテストを実施するのかというテスト計画が必要です。テスト計画では、テストの観点やテスト技法、テストの回数などを決めておきます。

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テストエンジニアの平均年収

テストエンジニアの平均年収は、経験や地域、業界、会社の規模、市場状況によって大きく異なりますが、500万円ほどとなっています。

テストエンジニアがきついと言われる理由のところで、「最初の頃は年収が低いと感じる場合がある」とお伝えしましたが、これは、経験やスキルがまだ成長途中であり、上級のテストエンジニアや他の開発メンバーと協力しながら、開発されたソフトウェアが要件を満たし、正しく動作し、品質基準を満たしているかどうかを確認する役割を担う初級テストエンジニアの場合、平均絵年収が400万円ほどとなっているためです。

テストエンジニアとして経験を積み、技術を磨いて、ソフトウェア開発プロセスにおけるテスト活動全体を計画し、監督する役割を担うテストマネージャーになると平均年収は1000万円以上になります。

新しいテストツール、テスト自動化、セキュリティテスト、パフォーマンステストなど、多様なテスト領域のスキルを磨き、テスト資格を取得することで、自身の価値や専門知識の証明と信頼性を高め、貢献度を高めることで、テストエンジニアとしてのキャリアを成長させることが重要です。

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テストエンジニアに将来性はある?

今後もさまざまなITサービスが登場していくことが予想されているため、将来的なテストエンジニアの需要も安定していると言えるでしょう。

AI技術の発展によって、人間の仕事が代替され、なくなっていくことも懸念されています。しかし、AIが導入されたとしても、テストエンジニアが担う領域のすべてがなくなることは考えにくいため、テストエンジニアの仕事がなくなる可能性も低いでしょう。

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【4選】テストエンジニアにおすすめの資格

テストエンジニアになるために取得しなければならない資格はありませんが、保有しておくことでキャリアアップに役立つ資格があります。

ここでは、テストエンジニアにおすすめの資格を紹介するため、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITエンジニアにとっての登竜門と言われている資格です。情報処理推進機構が主催している情報処理技術者試験の1区分で、IT系の国家試験となっています。

ITエンジニアに必要とされるさまざまな知識が習得できる試験であるため、テストエンジニアとしてのキャリアをスタートする人におすすめです。

出典|参照:基本情報技術者試験(FE)|IPA

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基本情報技術者試験とは?出題範囲などの概要や受験のメリットも紹介

JSTQB 認定テスト技術者資格

JSTQB認定テスト技術者資格は、Japan Software Testing Qualifications Boardによって実施されるテスト技術者の認定試験で、国際的にも認知されています。

試験は基礎レベル(Foundation Level)、テストマネージャー向けの高度レベル(Advanced Level(TM))、テストアナリスト向けの高度レベル(Advanced Level(TA))の3つに分かれています。

Foundation Levelは年2回開催されています。Foundation Levelに合格すると、テスト業務に関する基本的な知識を持っていることが証明されるため、未経験からテストエンジニアを目指す際に有用です。

ソフトウェア品質技術者資格認定

ソフトウェア品質技術者資格認定とは、ソフトウェア開発における品質向上を目指し、実施されている試験です。一般財団法人日本科学技術連盟が実施しています。

試験には「初級ソフトウェア品質技術者資格試験」と「中級ソフトウェア品質技術者資格試験」の2種類がありますが、どちらもテスト範囲が広いためしっかりと勉強する必要があります。

難易度は低くはありませんが、キャリアアップを目指すテストエンジニアであれば取得しておきたい資格です。

IT検証技術者認定試験

IT検証技術者認定試験とは、テスト現場の実務を重視したテストエンジニアのための資格試験です。一般社団法人IT検証産業協会(IVIA)が認定している試験で、IVECのキャリアレベルごとの実務力を問うものとなっています。

レベルにはレベル1からレベル7までの段階があります。テストエンジニアの場合、テスト詳細設計者を対象としたレベル4の取得を目指しましょう。

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【5選】テストエンジニアにおすすめの資格は?取得のメリットや求められる能力も解説

テストエンジニアを目指す際にはきつい理由を把握しておこう

テストエンジニアはきついと言われることがありますが、その理由にはさまざまなものがあります。

ぜひ本記事で紹介したテストエンジニアの仕事が「きつい」といわれる理由やテストエンジニアに向いている人の特徴などを参考に、テストエンジニアという仕事について理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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記載されている内容は2024年08月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2023.07.31
更新日
2024.08.23

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