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プログラミング言語は難しい?難易度順にご紹介!プログラムの書き方も解説

プログラミング言語は難しい?難易度順にご紹介!プログラムの書き方も解説のイメージ

プログラミング言語の難易度は、言語の翻訳の仕方やプログラムの書き方などで判断できます。難易度が低いプログラミング言語としてはPHP、JavaScriptなどがあり、難易度が高いプログラミング言語としてはRやC言語などがあります。

本記事では、プログラミング言語の難易度がどのように決まるのかを詳しく解説し、プログラミング言語別に難易度を分けて紹介しています。プログラミング言語を習得しようと考えている人は是非参考にしてみてください。

プログラミング言語は難しい?

プログラミング言語の難易度は、プログラミング自体は新しいスキルを学ぶ際に必要な努力と学習が伴うものですが、難易度は、コンピュータサイエンスや数学のバックグラウンドがある場合、新しいプログラミング言語を学びやすいことがあります。

また、既に別のプログラミング言語を学んでいる場合、新しい言語の学習も比較的スムーズに進むことがあります。似たような概念や構文がある場合、移行が容易です。

初心者の場合、 一部のプログラミング言語は複雑な概念を持っており、難しいかもしれません。一方で、シンプルな構文や易しいコンセプトを持つ言語も存在します。

初めてのプログラミングでも、適切な学習リソースを利用し、着実にステップを踏んで学ぶことで、徐々にスキルを習得することが可能です。

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プログラミング言語の難易度はどうやって決まる?

プログラミング言語にはさまざまな種類があり、それぞれできることやできないこと、取得の難易度などに違いがあります。これから新しいプログラミング言語を学ぼうと考えている人の中には、難易度がどのような要素によって決まるのか知りたいという人もいるでしょう。

プログラミング言語の難易度を判断するポイントとしては、プログラミング言語別で翻訳の仕方やプログラムの書き方などが挙げられます。ここではプログラミング言語の難易度がどのようにして決まるのか解説していくため、参考にしてみてください。

どのように翻訳されるか

プログラミング言語には、翻訳の仕方によってコンパイラ言語とインタプリタ言語の2種類に分けることができます。コンパイラ言語はプログラムを実行する際に全てのコードを一括で翻訳する言語であるため、処理速度は早いですがデバッグがしにくいという特徴があります。

一方、インタプリタ言語はプログラムをその場ですぐに実行できる言語であるため、速度はコンパイラ言語よりも遅いですがデバッグは行いやすいです。そのため、インタプリタ言語の方が難易度は低いと言えるでしょう。

プログラムの書き方

プログラミング言語には記述方法によって、手続き型、オブジェクト指向型、関数型の3つに分けることができます。

手続き型はコンピューターへの命令を順番に記述するという方式、オブジェクト指向型はオブジェクト間で命令やデータを送り合うことによって実行する方式、関数型は関数を組み合わせることによって処理を実行する方式となります。

難易度としては、理解のしやすさから、手続き型<オブジェクト指向型<関数型の順に難易度が高くなっていくと言えるでしょう。

学びやすさ

近年ではインターネット上にも、プログラミング言語別に多数の情報が発信されています。一般的によく利用されるような言語であれば、本やインターネット上に多くの情報があるため、勉強しやすいと言えるでしょう。

一方、あまりメジャーではない言語や新しい言語の場合、情報が少なかったり英語の情報しか見つからなかったりすることがあるため、勉強に手間がかかります。このように、学びやすさによっても難易度は変わってくると言えるでしょう。

学ぶ必要のある範囲

プログラミング言語の種類によっては、言語そのものだけでなくフレームワークやライブラリ、ツールなどの使い方まで学ばなければいけない場合があります。そのため、言語ごとの学ぶ必要のある範囲によっても学習の難易度は変わると言えるでしょう。

たとえばPythonのように、最初から標準ライブラリが用意されている場合は標準ライブラリを使用するだけでシンプルなコードでプログラミングができるようになるため、学習の難易度も低くなるでしょう。

プログラミング言語別難易度一覧

プログラミング言語を学ぶ場合、特に初心者の場合は、できるだけ難易度の低い言語から習得することが大切です。

たとえ需要が高い言語であっても最初から難易度の高い言語を選んでしまうと、習得に時間がかかり過ぎてしまったり、途中で挫折してしまったりする可能性もあります。

ここではプログラミング言語別の難易度一覧を紹介してきますので、ぜひ参考にしてみてください。

易:PHP

PHPはWordPressやWeb開発に用いられるプログラミング言語です。構文がわかりやすく、インターネット上に情報が多数存在しているため、難易度は低めだと言えるでしょう。

また、インタプリタ言語であることからプログラムを実行する際にコンパイルする必要がなく、その場で実行結果をすぐに確認できます。そのため、初心者にもおすすめの言語だと言えます。

PHPを学ぶ場合は、HTMLやJavaScriptと合わせて学ぶのがおすすめです。

易:JavaScript

JavaScriptは動きのあるWebサイトの開発に用いられるプログラミング言語です。ポップアップやスライドショーなどの動的なWebサイトの開発に使用されています。

他にも、Androidアプリや基幹システムなどさまざまなジャンルの開発に採用されています。JavaScriptは学習のための環境構築が不要で、インタプリタ言語であるためプログラムを動かしながら学習することができるため、初心者でも学習しやすいでしょう。

易:Ruby

Rubyは日本人が開発したオブジェクト指向型のプログラミング言語です。「書きやすく、読みやすく」をコンセプトとしているため、コードがシンプルで読みやすく、初心者でも理解しやすい言語になっています。

また、他の言語に比べて日本語の記事や書籍なども多いため、情報収集がしやすいという面でも初心者にもおすすめです。

なお、Rubyには「Ruby on Rails」という便利なWebフレームワークが用意されているため、「Ruby on Rails」を活用することでより効率的なWeb開発が可能になるでしょう。

易:TypeScript

TypeScriptはJavaScriptを拡張し、厳密な型チェックを取り入れたプログラミング言語です。JavaScriptのコードを、不具合の少ない安全なコードとして記述するための仕組みを備えているという特徴があります。

JavaScriptを拡張した言語であるため、JavaScriptを扱えるのであれば学習コストは少ないでしょう。ただし、TypeScript独自の文法も存在するため、JavaScriptよりは学習難易度は高いと言えます。

易:Python

PythonはAI開発などの分野で関心を得ているプログラミング言語です。さまざまなライブラリを備えているため、AIや機械学習などの分野以外にも、スマホアプリやWebサービス開発などさまざまな分野で採用されています。

Pythonはコードもシンプルで読みやすいため、難易度も低めです。AI開発など高度な開発にも対応できることからPHPやRubyよりも難易度が高いですが、簡単なツールを作成するだけであれば初心者向きの言語だと言えるでしょう。

易:VBA

VBAとは、Microsoft Officeシリーズ専用に開発されたプログラミング言語です。Microsoft Visual BasicやExcelに内蔵されており、WordやExcel、PowerPoint、Accessなどのツールを自動化することができます。

普段からExcelなどのOfficeソフトを利用している人であれば、VBAのコードも比較的学習しやすいと言えるでしょう。ただし、Excelなどに慣れていない場合はOfficeソフトの使い方も一緒に習得する必要があるため、難易度が上がります。

中:Google Apps Script

Google Apps Scriptとは、Googleスプレッドシートを操作するためのプログラミング言語です。前述のVBAはOfficeソフト専用の言語ですが、Google Apps ScriptはGoogleスプレッドシート専用の言語です。

日頃からGoogleスプレッドシートを利用している場合は、Google Apps Scriptの習得難易度も比較的低めだと言えるでしょう。

中:Kotlin

KotlinはJavaをもとに開発された、Androidアプリ開発言語として使用されているプログラミング言語です。

Javaとの相互利用が可能で、null安全が保証されているため、Javaで発生するようなエラーを防止できます。ちなみにnull安全とは、コマンド実行時にnullが原因のエラー(NullPointerException)を防ぐ仕組みです。

また、Javaよりも少ないコードで記述できることから、Javaよりも難易度は低いと言えるでしょう。ただし、比較的新しい言語ということもあり、情報が少ないという点では学習コストが掛かるでしょう。

中:Swift

SwiftはiOSアプリ開発などに用いられるプログラミング言語です。Apple社が開発した公式のプログラミング言語となっているため、iPhone向けのアプリの開発などに携わりたい人に適しています。

Swiftは比較的新しい言語ですが、関連書籍などが充実しているため学習環境は整っていると言えるでしょう。ただし、開発を行う場合にXcodeを使用するため、Xcodeの使い方も学ぶ必要があります。

中:C#

C#は近年ではVRやARコンテンツの開発でも注目されているオブジェクト指向型のプログラミング言語です。Microsoft社が開発しているため、Visual Studioや必要なパッケージをインストールすることで比較的簡単に環境を構築できます。

ただし、オブジェクト指向についての理解が必須となるので、難易度が低いというわけではありません。C#はゲーム開発エンジンのUnityの開発言語としても採用されているため、ゲーム開発に携わりたい人におすすめです。

中:Go

GoはGoogle社が開発した比較的新しいプログラミング言語です。もともとはGoogle社内の利用のために開発された言語で、処理速度が速くスケーラビリティが高いことから、Webアプリケーションから大規模システムの開発まで用いられています。

Goは極力無駄を省いたシンプルな言語であるため、言語そのものの学習難易度は高くはありません。ただし、フレームワークやツールの使い方を習得しなければいけない分、難易度が高くなっていると言えるでしょう。

難:Java

Javaは代表的なオブジェクト指向言語プログラミング言語です。世界的なシェアを獲得している言語で、さまざまな大規模開発に採用されています。

人気の高い言語であることから書籍なども多く、学習環境は整っています。ただし、フレームワークの種類が多いため、フレームワークを利用する際の学習コストが高いです。

また、Javaを使いこなすためにはオブジェクト指向に対する理解が必要になるため、難易度は高いと言えるでしょう。

難:R

Rは統計解析やデータの可視化などに用いられるプログラミング言語です。近年ではPythonと同様にAI開発に活用されている言語ですが、統計解析に特化していることから他の言語のようにシステム開発などを行うことはできません。

Rはコードがシンプルであるため、文法の習得自体は難しくはありません。しかし、Rを扱うためには統計や数学などの知識が必要になるため、難易度の高い言語だと言えるでしょう。

難:C言語

C言語は長い歴史を持つプログラミング言語です。さまざまな言語のもとになった言語で、基幹システムやOS、組み込みシステムなどの開発に用いられています。

C言語は関連書籍も数多く出ていますが、C言語を理解するためにはメモリやCPUに対する理解も必要です。また、システム設計や不具合の解析なども他の言語と比較して難しいため、難易度は高いと言えます。

難:C++

C++はC言語にオブジェクト指向やクラスなどを取り入れたプログラミング言語です。C言語と同様に処理の速度が速く、大規模開発に向いています。

また、組み込みシステムや業務システム、スマホアプリなど幅広い分野で活用されていますが、C言語をオブジェクト指向型言語に拡張していることから、複雑な言語になっています。そのためプログラミング言語別で比較して、非常に高難易度と言えるでしょう。

【目的別】おすすめのプログラミング言語

プログラミング言語を学ぶ場合は、自分が開発したいものに合わせて適切な言語を選ぶこともポイントです。ここでは目的別におすすめしたいプログラミング言語を紹介していきます。

スマホアプリを作りたい人

スマホアプリを開発したい場合、iOS向けのアプリなのかAndroid向けのアプリなのかによっても選ぶべきプログラミング言語が変わります。iOS向けのアプリの場合はSwift、Android向けアプリの場合はJavaやKotlinを学ぶと良いでしょう。

Android向けアプリ開発ではJavaを使用するケースが多いですが、将来性を考慮するとKotlinも習得しておくのがおすすめです。

Webアプリを作りたい人

Webアプリとは、ブラウザ上で提供されるアプリケーションです。このようなWebアプリを開発したい場合、Ruby、PHP、Java、JavaScript、Goなどの言語を学ぶのがおすすめです。

Webアプリ開発に向いている言語の中でも、JavaScriptは一般的に難易度が低いと言われているため、まずはJavaScriptの勉強からスタートすると良いでしょう。

WindowsやMacのアプリを作りたい人

WindowsアプリやMac向けのアプリを開発したい場合、WindowsアプリはC#、Mac向けアプリを開発したい場合はSwiftがおすすめです。

特にWindowsアプリの中でもOfficeソフト系の開発をするのであれば、VBAといったプログラミング言語を使用することが一般的です。

C#はMicrosoft社が開発しているため、Windowsアプリとの相性が良く、Visual Studioで開発ができます。また、本記事では紹介していませんが、Mac向けのアプリの開発でObjective-Cといったプログラミング言語が用いられることもあります。

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難易度と目的を考えてプログラミング言語を選ぼう

プログラミング言語は種類によって難易度にも違いがあります。そのため、自身のレベルにマッチした難易度のプログラミング言語を選ぶことも大切です。

ぜひ本記事で紹介したプログラミング言語別難易度一覧や目的別のおすすめプログラミング言語などを参考に、自身に合ったプログラミング言語を学びましょう。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

記載されている内容は2024年08月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.07.13
更新日
2024.08.24

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