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【2024年】Go言語フレームワークの10選を比較!目的別のおすすめを解説

【2024年】Go言語フレームワークの10選を比較!目的別のおすすめを解説のイメージ

Go言語は、アプリケーション開発に適している、処理速度が早いなどの特徴があります。Go言語のフレームワークを使えるようになれば、作業効率を向上させたり、バグやエラーを最小限に抑えたりできます。

本記事では、Go言語のフレームワークを使うメリット・デメリットに加えて、Go言語の特徴について解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

Go言語の4つの特徴

1.「アプリケーション開発に適している」
2.「処理速度が非常に速い」
3.「複雑なシステム構築に対応できる」
4.「Webサーバー構築に適している」

上記のような特徴がGo言語にはあります。ここでは、それぞれの項目について詳しく説明していきます。

アプリケーション開発に適している

Go言語の特徴として、特にアプリケーション開発を得意としているということが挙げられます。Go言語はエラーを検出しやすいため、アプリの改修もしやすいです。

また、Go言語にはGo mobileやGo Cloudなどのスマホアプリ開発に役立つツールが用意されていることもあり、アプリケーションの中でもスマホアプリの開発に適しています。

ツールを活用することで手軽にアプリケーション開発ができるため、Go言語はAndroid向けアプリ開発はもちろん、iOS向けアプリ開発にも利用されています。

処理速度が非常に速い

Go言語には、処理の実行速度が速いというメリットがあります。Go言語は直接機械語へと翻訳することができる言語であるため、他のプログラミング言語と比較してもコンパイルの速度が速いです。

たとえば、Go言語と同じコンパイラ言語であるJavaの場合は、中間言語を経由して機械語に翻訳するという二段階方式になっています。このように、Javaと比較してもGo言語は非常に処理速度が速い言語だと言えるでしょう。

複雑なシステム構築に対応できる

Go言語はシンプルな構造になっており、並行処理や並列処理にも強みを持っています。そのため、Go言語を利用することで効率的にCPUを使用して処理速度を速めたり、CPUに負担をかけることなく膨大な量のデータを処理したりすることも可能です。

このような特徴を持つことから、Go言語は複雑なシステム構築にも対応できるというメリットがあります。Go言語であれば複雑なシステムであっても、途中で処理が止まったりしにくいと言えます。

Webサーバー構築に適している

Go言語はWebサーバー構築に適しているという特徴があります。Google社が開発したGo言語はGoogleのサービスとも相性が良く、LinuxやMac、WindowsなどあらゆるOSに対応することが可能です。

さらに高負荷なサービスの実装も得意としていることから、Go言語はWebサーバーやWebサービスの構築にも向いています。実際に、WebメディアやECサイトなど自社でプラットフォームを保有している企業に導入されている傾向があります。

フレームワークとは

フレームワークとは、システムやアプリケーションなどの開発を行う際に、全体の構造を実装するために用いられる開発ツールです。アプリケーションを実装するために標準的に用いられるクラスやライブラリなどを集めた、開発を効率化するためのひな型だと言えるでしょう。

なお、フレームワークとライブラリはよく混同されることがありますが、ライブラリは開発を行う場合に用いる汎用性の高いコードを集めたものを指します。ライブラリとフレームワークの違いは、プログラムの自由度に現れます。

フレームワークの場合、あらかじめ大まかな全体の流れが決まっていることから、主導権はフレームワークにあると言えるでしょう。一方、ライブラリは汎用性の高いコードの集まりであるため、どのコードを使うのかはプログラマーが決めることになります。

そのため、ライブラリの場合、主導権はプログラマーにあると言えるでしょう。

フレームワークを使うメリット

1.「作業効率の向上」
2.「バグやエラーを最小限に抑えることができる」
3.「アプリケーションをシンプルな作りにすることができる」
4.「コードに統一性をもたせることができる」

Go言語のフレームワークには上記のようなメリットがあります。ここではそれぞれの項目について詳しく説明していきます。

作業効率の向上

フレームワークは、原型のまま利用できるテンプレートや再利用可能なクラスやライブラリ、APIなどによって構成されています。

また、これまで多くのエンジニアが利用してきたという実績を持つフレームワークを導入することにより、コーディング大部分をエンジニア自身で用意する必要がなくなります。

そのため、フレームワークを導入することで作業効率を大幅に向上することができるでしょう。さらに、フレームワークを利用すればデザイン、機能のカスタマイズも簡単に行えるようになるため、短い時間で品質の高いアプリケーションを完成させることができます。

バグやエラーを最小限に抑えることができる

エンジニアが手作業でコーディングする際、どうしてもバグが発生する可能性があるでしょう。特に、システム開発やアプリケーション開発のプロジェクトでは、大勢のエンジニアが分業して開発作業を行うことになります。

そのため、エンジニアの技術レベルによってはバグが発生するリスクも高くなるでしょう。しかし、フレームワークを導入すれば、エンジニアがコーディングしなければいけない部分を大幅に減らすことができるため、バグやエラーも最小限に抑えることが可能です。

エンジニアのスキルに関係なく、バグを発生させにくくできる点は、フレームワークの大きなメリットだと言えるでしょう。

アプリケーションをシンプルな作りにすることができる

フレームワークには開発に必要なひな形が用意されているため、記述しなければいけないコードの量を減らすことができます。よって、アプリケーションをできるだけシンプルな構造にすることが可能です。

Go言語はもともとコードがシンプルでミスが発生しにくいという特徴がありますが、Go言語のフレームワークもシンプルな作りになっているものが多いです。Go言語のフレームワークを学習することにより、高機能かつシンプルなアプリケーションを開発できるようになるでしょう。

コードに統一性をもたせることができる

フレームワークでは大まかな流れがあらかじめ決まっているため、フレームワークはコーディングにおける共通ルールとなります。よって、フレームワークを導入すれば、コードに統一性をもらせることができるというメリットがあります。

チームでの開発を行う場合、エンジニアのスキルや癖でコードの書き方にバラつきが出ます。しかし、フレームワークという共通ルールがあれば、エンジニアごとのコードの違いを削減することができるでしょう。

Midworksでは、Go言語を活かせる案件を多く取り扱っています。ぜひ参考にしてみてください。

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フレームワークを使うデメリット

1.「習得するための時間が必要」
2.「必要な機能しか実装していない」
3.「コストがかかるフレームワークもある」
4.「継承ができない」

Go言語のフレームワークには上記のようなデメリットがあります。ここでは、それぞれの項目について詳しく説明していきます。

習得するための時間が必要

Go言語のフレームワークを習得しようと思うと、Go言語自体の学習だけでなくフレームワークの学習にも時間を使わなければいけなくなります。そのため、Go言語のフレームワークを習得するための時間が必要になるというデメリットがあります。

また、Go言語のフレームワークは一種類だけではありません。さまざまな特徴を持ったフレームワークの中から、開発目的やトレンドなどを踏まえた上で、習得するフレームワークを選ぶ必要があります。

さらに、フレームワークの中には日本語の情報が少ないものも多いため、ある程度の学習時間が必要になるでしょう。

必要な機能しか実装していない

Go言語のフレームワークには、必要最小限の機能しか実装されていません。Go言語はシンプルさや処理速度の速さなどに強みを持つ言語ということもあり、Go言語のフレームワークも処理性能を落とさないために機能を抑えています。

そのため、Go言語のフレームワークを利用する場合、エンジニア自身で必要に応じて機能を実装する必要があります。このような特徴があるため、フレームワークを使用する方がかえって手間だと感じるケースもあるでしょう。

コストがかかるフレームワークもある

フレームワークには無料で使えるものもありますが、中にはコストがかかるものもあります。そのため、システムやアプリケーション開発でフレームワークを利用する場合、コストがかかるかどうか事前に調べておくことが大切です。

また、コストのかかるフレームワークの利用を検討する場合は、本当にそのフレームワークが必要なのかどうかもよく考えるようにしましょう。場合によっては、フレームワークを利用しない方が全体的なコストが低くなる可能性もあります。

継承ができない

Javaなど他のプログラミング言語には、コードの継承という機能が用意されています。そのため、機能を拡張する場合は、既存の要素であるクラスも継承することができます。

しかし、Go言語には継承という機能がないため、Go言語のフレームワークを使って機能を拡張する場合、改めてコードを組み直さなければいけません。

よって、Go言語のフレームワークを利用する場合は継承ができないという点をしっかり認識しておく必要があるでしょう。

おすすめフレームワーク10選

Go言語を扱うフリーランスエンジニアとしてスキルアップするためには、Go言語だけでなくフレームワークについても理解を深めておく必要があります。

ここではおすすめのGo言語のフレームワークを紹介していくため、ぜひ参考にしてみてください。

Revel

Revelは、JavaのPlay Frameworkを参考に設計されたフルスタックなMVCフレームワークです。どのような経緯で開発されたのかは不明ですが、もっとも古いバージョンは2013年頃となっています。

Revelの特徴

Revelは非常に機能が充実しているという特徴があります。たとえば、デバッグモードや自動コンパイル機能といった便利な機能が用意されているため、大規模なWebアプリケーション開発などに適しています。

処理速度が速く効率的な開発ができ、さらにコミュニティも活発に活動していることから、初心者からでも取り組みやすいフレームワークだと言えるでしょう。

iris

irisは「最速のWebフレームワーク」をコンセプトとしているGo言語のフレームワークです。ジェラシモス・マロプロス氏が開発した未来的なフレームワークとなっており、環境を問わず高度なパフォーマンスを実現できます。

irisの特徴

irisは、デバイスを問わずに利用できるという特徴があることから、デスクトップ、Webサーバー、スマートフォンなど、どのようなデバイスでも高速な動作を実現できます。

また、irisはGoのフレームワークの中でも圧倒的なドキュメント量を誇っており、非常に情報が豊富です。そのため、他のフレームワークに比べて学習コストがかからない点が魅力だと言えるでしょう。

RESTful APIにチャレンジしたい人にもおすすめです。

Echo

Echoは、GinをモデルにしたGo言語のフレームワークです。比較的新しく登場したフレームワークで、Go言語に活用されるLabStackによって開発、管理されています。

近年注目を集めているフレームワークとなっています。

Echoの特徴

Echoは軽量フレームワークとして注目されています。コミュニティによる開発が盛んに行われており、公式のドキュメントや日本語の情報も充実していることから、他のフレームワークと比較しても学習しやすいと言えるでしょう。

また、EchoはRESTful API向けであることから、RESTの原則に沿って設計されたAPIを保有しています。特に小規模、中規模のWebアプリケーション開発に適していますv

Echoの案件例

Midworksでも、Echoを使用した開発案件を取り扱っています。

Echoの案件には、リモートワークでテックリードやプロジェクトリーダーとして開発や管理業務に携わる単価65万円の案件もあります。

Beego

Beegoは、RubyのSinatraをベースに、AstaXie氏によって開発されたGo言語のフレームワークです。RESTful HTTPフレームワークとして生まれました。

Beegoは中国で人気のフレームワークとなっており、HUAWEI社なども利用しています。

Beegoの特徴

Beegoには専用のCLIやORM、自動テスト機能など、機能が充実しているという特徴があります。処理速度も速いため、効率的なWebアプリ開発が実現でき、API開発やバックエンドサービス開発にも適しています。

また、公式のドキュメントも充実していることから、Go言語のフレームワークを始めて学習するエンジニアにもおすすめです。

Mango

Mangoは、Go言語用のモジュラー型のフレームワークです。Mangoでは、シンプルかつ統一されたAPIを強制することにより、HTTP機能の再利用可能なモジュールをできる限り簡単に構築することが可能となっています。

Mangoの特徴

Mangoには、ミドルウェアとアプリケーションが関数型で記述されているという特徴があります。機能的なスタイルで書かれていることから、すべて自己完結することができる点も特徴です。

RackとPEP333に触発されたWebアプリケーションフレームワークで、ミドルウェアとアプリケーションのリストを取得し、単一のhttpサーバーオブジェクトにコンパイルすることができます。

なお、積極的な保守がされていない点には注意が必要です。

Goji

Gojiは、Net/httpと互換性を持つGo言語のフレームワークです。Gojiはシンプルであることに哲学を持っています。そのため、シンプルな設計でありながらカスタマイズ性に優れており、動作も高速です。

Gojiの特徴

GojiはNet/httpと互換性を持っています。さまざまなカスタマイズができる設計になっており、Ginの次に高速な動作ができるという特徴があります。

また、ミドルウェアに関連した必要な機能も揃っており、拡張性や自由度が担保されています。主に、小規模から中規模のWebアプリケーション開発に採用されているフレームワークです。

機能が少なく操作もしやすいことから、初心者でも扱いやすいフレームワークだと言えるでしょう。

Gorilla

Gorillaは、Go言語のフレームワークの中でも、もっとも古く巨大なコミュニティを持っているフレームワークです。なお、公式サイトではGorillaはフレームワークではないと公表しているため、Gorillaは軽量なWebツールキットとも言えます。

Gorillaの特徴

GorillaはWebアプリ開発を効率化できるWebツールキットです。ツールごとにリポジトリが切られていることから、非常に軽量に利用することができます。

Go言語の関連したコミュニティの中でも、もっとも長く稼働しているコミュニティを持っているなどの特徴もあります。

Gin

Ginは、Go言語のMartiniをもとに開発されたGo言語のフレームワークです。Go言語のフレームワークの中でも歴史が古く、現在ではGo言語のフレームワークのデファクトスタンダードという位置づけになっています。

Ginの特徴

GinはMartiniというフレームワークをもとに開発されましたが、処理能力はMartiniの約40倍だと言われています。そのため、非常に実行速度が速く軽量に動作する点が特徴だと言えるでしょう。

Ginは豊富なミドルウェアを備えており、クラッシュを発生させないようなサポート機能を備えている点も特徴となっています。軽量かつセキュリティの税約製にも対応できるフレームワークであるため、重大なデータを扱う場合におすすめだと言えるでしょう。

Gocraf

Gocraftは、スケーラブルなルーティング機能を提供しているモジュラー型のWebフレームワークです。バックエンドのWebアプリ開発に用いられることが多く、Go言語のフレームワークの中でも人気があります。

Gocrafの特徴

Gocraftは、高速かつ拡張性の高いルーティング機能を提供しています。Go言語のmuxとミドルウェアのパッケージとなっており、リフレクションとキャスティング機能によって静的型付けをサポートしています。

また、組み込み系のミドルウェアによってオプション機能を追加でき、バックエンドのWebアプリ開発に適している点などが特徴です。

Aero

Aeroは、高速な動作が可能なGo言語のWebフレームワークです。Aeroに関する情報はあまり出ていないため、詳細について確認する場合はGitHubの情報をチェックする必要があります。

なお、Aeroの案件自体は一定数存在しています。

Aeroの特徴

Aeroは、シンプルなコードでありながら非常に高速な動作が可能という特徴があります。ただし、情報があまり出ていないため、Aeroを利用する場合はGitHubの詳細を確認して自分で調べる必要があります。

また、他のGo言語のフレームワークと比較してもサンプルが少ないことから、初心者が学ぶ場合はある程度の学習コストがかかると言えるでしょう。

Go言語のフレームワークを把握して開発に活かしましょう

Go言語は近年案件数が増えてきている注目のプログラミング言語です。Go言語のフレームワークを扱えるようになることで、より幅広い開発案件に対応できるようになるでしょう。

ぜひ本記事で紹介したGo言語の特徴やフレームワークを使うメリットやデメリット、おすすめのGo言語のフレームワークなどを参考に、Go言語のフレームワークを習得して開発に活用してみてはいかがでしょうか。

Midworks おすすめの案件例

この記事の監修者

Branding Engineer編集部のイメージ

Branding Engineer編集部

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

記載されている内容は2024年07月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2021.02.19
更新日
2024.07.26

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