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ゲームテスターとは?仕事内容や平均年収、「きつい」と言われる理由もご紹介!

ゲームテスターとは?仕事内容や平均年収、「きつい」と言われる理由もご紹介!のイメージ

ゲームテスターは、発売前のゲームをテストプレイし、動作や操作を確認することが仕事になります。品質向上とプレイヤーエクスペリエンスの向上に貢献する重要な役割です。

この記事では、ゲームテスターの仕事内容を始め、ゲームテスターとデバッガーの違い、ゲームテスターの平均年収、ゲームテスターに求められるスキルなどを詳しく紹介していきます。ゲームテスターの仕事が気になる人は必見です。

ゲームテスターの仕事内容とは

ゲームテスターは、発売前のゲームをテストプレイする役割を担っています。

ゲームテスターがゲームの発売前にテストプレイをするのは、正常に動作や操作することができるかをチェックするためです。それらのチェックの内容は記録が必要です。

仕事の内容やできによって、ゲームの売上に関わる場合もあります。高品質なゲームを開発し、売上をあげるために必須な職業であるといえるでしょう。

  • 動作確認
  • 操作確認
  • 記録

動作確認

動作確認は、クライアントからの仕様書を基準として、内容通りに動作ができるのかを確認します。

ゲームテスターは何度もゲームをプレイし、ストーリーやグラフィックに不具合が生じていないか、正しく動作が行われているか、品質はクライアントが求めているレベルかを細かくチェックします。

具体的には、フレームレートの安定性、負荷テスト、サーバーの応答時間のテストなどが含まれ、必ず電源を入れるとことから一通りの動作確認を行います。

操作確認

操作確認では、ゲーム操作をしていて不具合がないかを、コントローラーやキーボードなどでチェックします。

ゲームは様々なプラットフォーム(PC、ゲームコンソール、モバイルデバイスなど)で動作する必要があり、ゲームテスターは異なるプラットフォームでの動作確認を行い、プラットフォーム固有の問題を特定します。

具体的には、スマホアプリのゲームであれば、タッチやスライド、ボタン操作が正常に動くかをチェックしていきます。

記録

記録で、動作確認と操作確認は1つずつ全て記録されており、その記録を使って、ゲームの改善や修正を行います。

これらの業務の繰り返しで、ゲームが正常に動作しているかを判断する必要があります。

記録には問題の詳細な説明、発生した場所、再現手順、および優先度、プレイした感想なども含まれており、これらの情報は開発者にとって問題の修正に役立つため非常に重要です。

開発を進めた人への正確なフィードバックも求められる、重要な仕事であるといえるでしょう。

ゲームテスターとデバッガーの違い

ゲームテスターとデバッガーの仕事内容は全くの別物となっています。

ゲームテスターの主な仕事内容は、開発途中のゲームをテスト、検証することです。想定外の動きをゲーム内で行った際に起こるバグなどを見つけて、正確に報告します。

一方で、デバッカーの主な仕事内容は、ゲームテスターが見つけ出したバグを修正することです。ただ、企業によってはゲームテスターが行う業務をデバッガーが行うこともあるようです。

▼関連記事
デバッカーはどんな仕事?仕事内容や向いている人の特徴を紹介

ゲームテスターの現状

ゲームテスターの需要が高まっているのが現状です。毎月のように新作を発表しているテレビゲームはもちろんですが、PCやスマホといったゲーム機能のある機器の需要も、年々高まっています。

より複雑で多種類のゲームが輩出されているため、シーンや内容に沿ったチェックが求められます。ゲームのリリース数が増えている分、ヒット作を作るためには、トラブルを回避することやゲームのクオリティを上げることが不可欠です。

これらの役割を担うため、ゲームテスターは必要不可欠で、需要の高い存在になっています。より早く最前線で活躍するためには、多くの経験を積むことで、ミスやバグを的確に見つけることができるゲームテスターになることが大切です。

ゲームテスターの働き方

ゲームテスターの多くは、ゲーム制作会社に所属しているため、働き方自体は通常のサラリーマン同様です。一方で、フリーランスとして、特定の企業に所属せずに案件などに参画する働き方のゲームテスターもいます。

自宅にスマホやPC、タブレット機器があれば在宅で仕事をすることも可能です。会社員かフリーランスかに関わらず、在宅での勤務は業界全体に影響を与えています。

業務委託であれば、勤務環境や人間関係といったストレスを気にすることなく仕事を行えるため、在宅で働くゲームテスターは徐々に増えています。

ゲームテスターの現状と将来性

ゲームテスターが今後直面する可能性がある問題は、「ゲームのテストをAIで自動化」です。

近年のAIの発達により、文章の生成だけではなく、校正なども行えるようになっています。AIが間違いを見つけられるようになれば、ゲームのテストもAIでできるようになる未来もあるでしょう。

しかし現状では、ゲームのテスト業務は人間にしかできないため、ゲームテスターの需要は一定数あるといえるでしょう。

ゲームテスターが「きつい」といわれる理由

多くの人がゲームテスターという職業に魅力を感じ、ゲーム業界で活躍しています。

きついと言われる理由を克服し、ゲームの品質向上に貢献することが、ゲームテスターの重要な使命といえるでしょう。

ここでは、ゲームテスターが「きつい」と言われる理由をご紹介いたします。

同じゲームを繰り返しプレイ

ゲームテスターは、仕様書を確認しながら同じゲームを何度もプレイし、異なるアングルから問題を見つける必要があります。

同じ作業を繰り返す仕事が得意な方は、苦にならないでしょう。

同じ作業を繰り返す仕事が不得意な方は、「きつい」と感じる場合もあるでしょう。

長時間の労働

ゲームテスターの仕事は、ゲームが完成する前にバグや問題を発見し、修正することが主な任務です。

そのため、長時間にわたってゲームをプレイし、細かいディテールに注意を払う必要があります。

この作業は夜遅くまで働くことも珍しくないため、疲労を感じてしまうでしょう。また、プレイ中の繰り返し作業は単調で、モチベーションを維持するのが難しいこともあります。

プレッシャーとストレス

ゲーム開発のスケジュールに合わせてバグを報告し修正する役割は、非常にプレッシャーやストレスを感じてしまう可能性があります。

またバグが見つからない場合や、バグの報告が不正確だった場合、開発チームとの対立が生じてしまうでしょう。

体力的な負担

長時間にわたるゲームプレイや継続的な集中作業は、体力に影響を及ぼすことがあります。画面前での作業や長時間の座りっぱなしは、健康に悪影響を及ぼす可能性があるだけでなく、ストレスや不規則な労働時間も体力的な負担となり得ます。

ゲームテスターとして働くメリット4選

ゲームテスターとしての仕事は、きつい側面もありますが、多くのメリットも存在しています。ゲームが好きで、ゲーム開発に興味がある人にとって、ゲームテスターの職業は素晴らしい選択肢の一つであることが分かります。

ゲーム業界への足がかり

ゲームテスターの職業は、ゲーム業界に足を踏み入れるための一歩として非常に魅力的です。
多くの成功したゲーム開発者やデザイナーは、最初にゲームテスターとしての経験を積み、その後、自分のゲームを開発したり、重要なポジションに就いたりしています。
ゲームテスターの仕事は、ゲーム業界への扉を開ける重要な機会といえます。

ゲームの早期アクセス

ゲームテスターは、通常、一般のプレイヤーよりも早く新しいゲームにアクセスできる特典を享受します。
これは、まだリリース前のゲームを試す機会を提供し、ゲームの最新情報を得ることができる点で魅力的です。また、ゲームの改善に貢献することで、ゲームの品質向上に寄与する充実感も感じることができます。

チームでの協力とスキル向上

ゲームテスターは、開発チームと緊密に協力し、バグの報告や改善提案を提供します。
このプロセスは、コミュニケーションスキルや問題解決スキルを向上させる機会でもあります。また、テストプレイ中に様々なゲームジャンルやプラットフォームを経験することで、幅広いゲーム知識を獲得できます。

成長とキャリアの機会

ゲームテスターとしての経験は、ゲーム業界でのキャリアを築くための基盤となります。

経験を積み重ねることにより、ゲーム開発や品質管理の分野に進める可能性があるでしょう。また、ゲーム業界は高い需要があり、ゲームテスターから他の職種に転職する機会もあるでしょう。

ゲームテスターの平均年収

ゲームテスターの平均年収は約216万円から400万円前後であり、デバッグ管理者になると年収が約600万円に達するといわれています。

また、QAエンジニアへの転向を考えることで、年収600万円以上を目指す道も開かれています。ゲーム業界では経験とスキルの向上が収入向上につながり、キャリアの発展が可能です。

Midworksでは、ゲームテスターの案件も多数保有しています。専門コンサルタントに無料で相談することもできますので、お気軽にご相談ください。

ゲームテスターに求められるスキル

ゲームテスターに求められているスキルは主に4つです。

ゲーム開発において、品質向上とプレイヤーエクスペリエンスの向上に貢献する重要な役割を果たすことが期待されており、これらのスキルを磨くことで、ゲームテスターとしての成功に近づけるでしょう。

Midworksでは、スキルや特性にあった案件をご紹介することができます。専門コンサルタントへの相談も無料でできますので、お気軽にご相談ください。

洞察力

些細なバグやミスを見逃しがちな不具合を発見するために必要です。

ゲームテスターには、クラッシュ、グラフィックの問題、音声の不具合だけでなく、ゲームデザインに関する問題など見落としがちな細かいミスやバグを発見し、いち早く報告できるようにしておくことが求められます。

また、ゲーム内のチュートリアルが分かりにくいと感じた場合、改善策を提案するなどプレイヤーエクスペリエンスを向上させるために必要です。

洞察力はゲームテスターがゲームの品質を向上させ、プレイヤーエクスペリエンスを良くするために欠かせない要素です。

集中力

ゲームテスターは、1日何時間も同じゲームやプレイをするために集中力が必要です。集中力を保つことで、細かいバグやミスを見落とさなくなります。

また、複数のテストケースやタスクの同時管理やタスクの優先順位を確実に決定するためにも集中力が求められます。反対に、集中力が続かない人や飽き性な人、長時間デスクに居座ることができない人にはオススメできません。

ゲームテスターが高い集中力を維持できれば、品質の高いゲームの開発に貢献できます。

忍耐力

長時間同じ操作やゲームをするため、忍耐力は欠かせません。自分の好みに関わらず、ゲームのテスト作業を仕事と切り替えて行える人や、長時間コツコツとした作業が苦にならない人には向いている可能性があります。

また、一部のバグや問題は非常に複雑で特定が難しく、テスターは繰り返しテストを行いながら、原因を突き止める必要があるため、忍耐力を持ってタスクに取り組むことが求められます。

忍耐力を養うことは、テスターの仕事において成功するために非常に重要です。

情報管理

テストに関わる情報は、リリース前の情報であることが多いです。リリース前のゲームに関する情報は当然社外秘になります。

情報漏洩はゲーム開発に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、情報管理に対する慎重さと責任感が必要です。

情報を管理するためのセキュアな作業環境を確保し、しっかりとセキュリティ対策を施しましょう。

セキュリティ意識を高め、情報を適切に保護することは、ゲームテスターとしての職務の一環として非常に重要です。

ゲームテスターに必要な能力や資格は?

ゲームテスターとして仕事をする場合、資格や免許などは必要ありません。

大前提として、ゲームを扱う仕事である以上、ゲームに関わる知識は必要です。また、情報の流れや、トレンドの移り変わりが早い業界であるため、情報やトレンドを自分でつかむ能力は必要とされるでしょう。

一方で、特定の資格が必要であるような条件がないことも、ゲームテスターの特徴だといえます。逆にいえば、自分でキャッチアップしながら仕事を進めていく必要があることも意味しています。

ゲームテスターにおすすめの資格【3選】

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)

MOSとは、マイクロソフトオフィス製品に関する知識やスキルを証明できる資格です。

ゲームテスターは、ゲームのテスト業務だけではなく、テスト内容・結果の記録も重要だとされています。多くの場合、記録にはマイクロソフト製品が使われることが多いため、ゲームテスターにMOSはおすすめであるといえるでしょう。

▼関連記事
パターン別から見るMOS資格が持つ種類|取得のメリットや試験対策も解説

IT検証技術者認定試験(IVEC)

IT検証技術者認定試験(IVEC)とは、「IT」関連の業務などを検証する技術員の育成、技術向上、検証スキルを明確化するといったことを目的とした認定試験です。

IT検証技術者は、現在7段階のレベルに分かれており、レベル1はテスト実行者、最高レベルであるレベル7は、テスト業界に影響を与える人物になれるほどの知識や技術量を資格として証明されます。

認定者になればゲームテスターだけでなく、ゲームエンジニアや医療系サイトのテスターなど、IT業界全般のテスターとして仕事を受注することができます。

JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQB認定テスト技術者資格は、携帯や自動車、社会インフラで使われるソフトウェアテストの技術や経験があることを証明する資格です。

JSTQB認定テスト技術者資格もIT検証技術者認定試験(IVEC)と同様で、ゲーム業界でのソフトウェアだけでなく、様々な業界で扱われているソフトウェアのテスターとして活用できる資格となります。

Midworksでは、丁寧なヒアリングを通して、今までの経験や持っているスキルに応じた案件をご紹介することができます。無料で案件参画することができますので、ぜひお気軽にご相談ください。

ゲームテスターに向いている人の特徴

ここでは、ゲームテスターに向いている人の特徴を2つご紹介します。

まずは集中力の高い人です。バグを見つけるために些細な変化、間違いに目を光らせる必要があり、集中力の高い人は向いているといえるでしょう。

そして、幅広いジャンルでゲームが好きな人です。幅広いジャンルのゲームに興味を持っていることで、ゲームテスターとしての仕事に活かせる部分を見いだせる可能性があります。

様々なゲームに共通してユーザーが求めていることを発見できることは有益な能力であるといえるでしょう。また、共通しているバグを見いだせることも強みの1つになります。

Midworksでは、あなたの得意な領域での案件をご紹介することができます。専門コンサルタントへの相談も無料ですので、お気軽にご相談ください。

未経験からゲームテスターになれる?

経験やスキル、知識がない未経験の状態でゲームテスターになるのは難しいでしょう。ゲームテスターには、ゲームに関する幅広い知識やスキル、経験を求められることが大きな理由です。

自分の経歴を客観視し、適切なスタートを切れるようにしましょう。

Midworksでは、今までの経験から参加できる案件をご紹介することが可能です。専門のコンサルタントとの面談も無料ですので、お気軽にご相談ください。

ゲーム業界を支えたいならゲームテスターから始めよう!

ゲームテスターについて、働き方や平均年収などをご紹介しました。

ゲームテスターは、ゲームを作るうえで欠かせない存在です。ゲーム業界に興味がある方は、ぜひトライしてみてください。

Midworksでは、ゲームテスターの案件を多数保有しています。専門コンサルタントにご相談いただくことも可能ですので、下記ボタンより、お気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年07月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2020.05.08
更新日
2024.07.30

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