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パターン別から見るMOS資格が持つ種類|取得のメリットや試験対策も解説

パターン別から見るMOS資格が持つ種類|取得のメリットや試験対策も解説のイメージ パターン別から見るMOS資格が持つ種類|取得のメリットや試験対策も解説のイメージ

MOS(Microsoft Office Specialist)資格は、WordやExcelのスキルを証明してくれる国際資格の1つです。受験科目はWord・Excel・PowerPoint・Access・Outlookがあり、それぞれAssociate・Expert・Masterのレベル別に分かれています。

本記事では、MOS資格の基本情報に加え、科目別の出題内容、資格合格への勉強法などを詳しく解説しています。MOS資格を取得しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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  1. MOS資格についての基本情報
  2. MOS資格が持つ特徴
    1. マイクロソフト公認の資格試験である
    2. 歴史が長い
    3. 受験資格の制限がない
  3. MOS資格を取得することで得られるメリット
  4. MOSのアプリケーションが持つ特徴
  5. パターン別から見るMOS資格が持つ種類
    1. レベルの種類
    2. 受験科目の種類
  6. MOS資格の科目別の出題内容
    1. Wordスペシャリスト
    2. Wordエキスパート
    3. Excelスペシャリスト
    4. Excelエキスパート
    5. PowerPoint
  7. MOS資格の科目別から見る難易度
    1. Excelの難易度
    2. Wordの難易度
    3. Accessの難易度
    4. PowerPointの難易度
    5. Outlookの難易度
  8. MOS資格の科目を選ぶときのおすすめ選択パターン
  9. MOS資格のバージョンを選ぶときのポイント
  10. MOS資格のバージョン別から見る難易度
    1. MOS2016および365・2019の難易度
    2. MOS 2013の難易度
  11. MOS資格と他のパソコン資格との難易度比較
    1. 日商PC検定試験
    2. パソコン技能検定Ⅱ種エクセル・インストラクター
    3. P検
    4. ITパスポート試験
  12. MOS資格合格への勉強法
    1. 通信講座を利用する
    2. テキストを使って独学する
    3. パソコン教室を利用する
  13. MOS資格の勉強時間の目安
  14. MOS資格試験を受ける際の注意点
    1. MOS2010は終了しているため受けられない
    2. どのバージョンを取得するか迷った際は最新版を選ぶ
    3. 自分の利用目的をよく考えて科目を選ぶ
  15. MOS資格におけるスペシャリストとエキスパートの選択方法
    1. エキスパートの取得に向いている人
    2. スペシャリストの取得に向いている人
  16. MOS資格の種類を把握しておこう
  17. Midworks おすすめの案件例

MOS資格についての基本情報

MOS資格はマイクロソフトオフィススペシャリストの略称で、WordやExcelなどのスキルを証明してくれる国際資格の一つです。世界的な有名企業のマイクロソフト社が認定しています。

事務職や営業職の場合、業務に必要な技能であるパソコンスキルを取得済みであることを証明できるため、大きな武器の一つになるでしょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:Microsoft|Microsoft

出典|参照:Microsoft Word|Microsoft

出典|参照:Microsoft Excel|Microsoft

試験日 全国一斉試験:毎月一回 随時試験:ほぼ毎日
受験形式 筆記試験はなく、会場で実技試験のみ実施
合格率及び合格基準点の目安 スペシャリストで約80%、エキスパートで約60% 合格基準点は正答率70%
MOS2013の試験形式 ファイル完成型
MOS2016の試験形式 マルチプロジェクト形式
受験料 MOS2016、一般12,980円 MOS2013、一般10,780円

MOS資格が持つ特徴

それではここから、MOS資格が持つ特徴について詳しく説明していきます。

どのような特徴があるのか理解することで、自分に必要な資格なのかを知れるでしょう。MOS資格を取得したいと考えている方は参考にしてください。

出典|参照:MOSとは/MOS取得のメリット|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

  • マイクロソフト公認の資格試験である
  • 歴史が長い
  • 受験資格がない

マイクロソフト公認の資格試験である

マイクロソフト社は、WordやExcelなどで知られる会社で、ソフトウェアを開発・販売しています。前述したように、MOS資格はWordやExcelの生みの親であるマイクロソフト社公認の資格で、国際資格の一つとなっています。

MOS資格を取得することでこれらのソフトを問題なく使用できる証明となるため、就職や転職で効果的にアピールできるようになるでしょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:Microsoft|Microsoft

出典|参照:Microsoft Word|Microsoft

出典|参照:Microsoft Excel|Microsoft

歴史が長い

MOS資格は前身となる試験が1997年6月から始まった、歴史が長い資格です。

25年ほどの歴史を持ち、コンピューター関連の資格の中では歴史の長い種類の資格となっています。そのため、多くの人々が受験し、支持されてきた資格と言えるでしょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

受験資格の制限がない

MOS資格は年齢や国籍などに縛られず、誰でも受験できる資格です。そのため、未成年でも歳を取ってからでも受験できるため、取得したいと思ったときにいつでも挑戦できるのが魅力です。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

MOS資格を取得することで得られるメリット

MOS資格を取得することで得られるメリットは、数多くあります。

まず、履歴書に記載できるため就職や転職でアピールポイントとなるだけでなく、客観的に自分のパソコンスキルがどれくらいなのか知れるでしょう。

就職や転職を考えていない場合でも、MOS資格の勉強を行うことで実用的なPCスキルが身につくため、仕事上でも役立つようになります。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

  • 国際資格の一つのため、履歴書に記載できる
  • 就職や転職でアピールポイントになる
  • 自分のパソコンスキルがどの程度なのか知れる
  • 実用的なPCスキルが身につく
  • 仕事上で役立つ

MOSのアプリケーションが持つ特徴

MOSのアプリケーションでは、Word・Excel・PowerPointの3種類がよく利用されています。

Accessは顧客や商品管理に使われるデータベースソフトですが、使用する業界が限られていることから、Outlookはメーラーとして利用している企業が少ないことから、受験者はあまりいません。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:Microsoft Word|Microsoft

出典|参照:Microsoft Excel|Microsoft

出典|参照:Microsoft PowerPoint|Microsoft

出典|参照:Microsoft Access|Microsoft

出典|参照:Microsoft Outlook|Microsoft

パターン別から見るMOS資格が持つ種類

それではここから、パターン別から見るMOS資格が持つ種類について詳しく解説していきます。

レベルの種類や受験科目の種類、受験するバージョンなど、MOS検定は様々な種類があるので、受験する前に把握しておくと良いでしょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

レベルの種類

MOS資格にはアソシエイト・エキスパート・マスターのレベルが存在します。

まず一般レベルのExcel、Word、PowerPoint、Outlookの4科目の中から3科目を取得することで、「MOS Associate」の認定証を取得できます。4科目のうち3科目の取得が必要となるため、複数のアプリケーションを効率よく使用できる総合的なスキルが必要です。

MOS Associateの認定後、上級レベルのExcelエキスパート、Wordエキスパート、Accessの3科目のうち2科目を取得することで、「MOS Expert」の認定証を取得できます。エキスパートの称号は、一般レベルから上級レベルまでの総合的なスキルが必要です。

最後にマスターはWordエキスパート、Excelエキスパート、PowerPointの3科目、Access、Outlookのうち1科目を取得することで、「MOS マスター」の認定証を取得できます。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:Microsoft Excel|Microsoft

出典|参照:Microsoft Word|Microsoft

出典|参照:Microsoft PowerPoint|Microsoft

出典|参照:Microsoft Outlook|Microsoft

受験科目の種類

MOS検定の受験科目の種類は以下の表のようになります。

取得するMOSのバージョンの種類は、現在自分が使用しているOfficeのバージョンや、職場などで使用しているバージョンを調べて受験するのが良いでしょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:Microsoft 365|Microsoft

MOS Associate MOS Expert MOS Master
Word Word 365&2019 Word 365&2019 Expert(上級) Word 2016 Expert Word 2013 Word 2013エキスパート Part 1 Word 2013エキスパート Part 2
Excel Excel 365&2019 Excel 365&2019 Expert(上級) Excel 2016 Expert Excel 2013 Excel 2013エキスパート Part 1 Excel 2013エキスパート Part 2
PowerPoint PowerPoint 365&2019 PowerPoint 2016 PowerPoint 2013
Access Access 365&2019 Expert Access 2016 Access 2013
Outlook Outlook 365&2019 Outlook 2016 Outlook 2013

MOS資格の科目別の出題内容

MOS資格の出題範囲はバージョンによって新機能が追加されるなど、それぞれ異なるので注意が必要です。

MOS2016とMOS365&2019は複数大問のある「マルチプロジェクト形式」にて出題されます。また、MOS365&2019では新機能が出題範囲に含まれています。

ここでは、MOS資格の科目別の出題内容について紹介します。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

Wordスペシャリスト

Word 2019を例に具体的な出題内容を紹介します。

文書の管理では文書内の移動、書式設定、保存と共有、文書の検査からの出題です。文字、段落、セクションの挿入と書式設定では、文字列や段落の挿入・書式設定すること、文書のセクション作成・設定が問われます。

表やリストの管理では、表の作成・変更、リストの作成・変更からの出題です。参考資料の作成と管理では、参照のための要素を作成・管理すること、参照のための一覧を作成・管理することが問われます。

グラフィック要素の挿入と書式設定では、図やテキストボックスを挿入・書式設定するだけでなく、グラフィック要素にテキストを追加・変更する問題が出されます。

文書の共同作業の管理では、コメントの追加・管理する、変更履歴を管理などから出題です。

出典|参照:Microsoft Word|Microsoft

Wordエキスパート

Wordエキスパートは、スペシャリストよりも上級の問題が出題されます。Word 2019を例に具体的な出題内容を紹介します。

文書のオプションと設定の管理では、文書とテンプレートの管理、共同作業用の文書準備、言語オプションの使用・設定などからの出題です。

高度な編集機能や書式設定機能の利用では、文書のコンテンツ検索・置換・貼り付け、段落レイアウトのオプション設定、スタイル作成・管理が問われます。

ユーザー設定のドキュメント要素の作成では、文書パーツの作成・変更、ユーザー設定のデザイン要素の作成、索引の作成・管理、図表一覧の作成・管理の問題が出されます。

高度なWord機能の利用では、フォーム、フィールド、コントロールの管理、マクロの作成・変更、差し込み印刷などからの出題です。

出典|参照:Microsoft Word|Microsoft

Excelスペシャリスト

Excelスペシャリストは、アンケート結果の集計、及びデータの整理と分析をすることを主に問われます。Excel2019を例に紹介します。

ワークシートやブックの管理では、データのインポート、ブック内の移動、ワークシートやブックの書式設定、オプションと表示のカスタマイズ、共同作業のためにコンテンツを設定する方法などから出題です。

セルやセル範囲のデータの管理では、シートのデータ操作、セルやセル範囲の書式設定、名前付き範囲の定義・参照、データを視覚的にまとめる方法が問われます。

テーブルとテーブルのデータの管理では、テーブル作成・書式設定・変更、データをフィルターする方法や並べ替えの問題が出されます。

数式や関数を使用した演算の実行では、参照の追加、データの計算・加工、文字列の変更・書式設定などからの出題です。

出典|参照:Microsoft Excel|Microsoft

Excelエキスパート

Excelエキスパートの出題内容は、Excelの高度な機能を活用できるかが問われます。

ブックのオプションと設定の管理や、データの管理、書式設定をはじめ、関数を使用した論理演算、データの検索、マクロ作成やピボットテーブルの作成なども出題されます。

Excelスペシャリストよりも、上級向けの試験となりますので、自分のレベルに合ったものを受験するようにしましょう。

出典|参照:Microsoft Excel|Microsoft

PowerPoint

PowerPoint 2019を例に紹介します。

プレゼンテーションの管理ではスライド・配布資料・ノートのマスター変更、プレゼンテーションのオプションや表示の変更、プレゼンテーションの印刷設定、スライドショーの設定・実行、共同作業用にプレゼンテーションを準備することなどから出題されます。

スライドの管理では、スライドの挿入・変更・並べ替え、グループ化などからの出題です。

テキスト、図形、画像の挿入と書式設定では、テキストの書式設定、リンク・図・グラフィック要素の挿入、図形の並べ替え・グループ化の方法が問われます。

表、グラフ、SmartArt、3Dモデル、メディアの挿入では、表の挿入・書式設定、グラフの挿入・変更、 SmartArtの挿入・書式設定、3Dモデルの挿入・変更、メディアの挿入・管理からの出題です。

画面切り替えやアニメーションの適用では、画面切り替えの設定、アニメーションの設定、アニメーションと画面切り替えのタイミング設定が問われます。

出典|参照:Microsoft PowerPoint|Microsoft

MOS資格の科目別から見る難易度

普段Officeを使い慣れている人と、全くの初心者な人とでは、難易度が変わります。普段からOfficeを使用している人であれば、比較的スムーズに勉強が進むでしょう。

ここからは、MOS資格の科目別から見る難易度を紹介します。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:Microsoft 365|Microsoft

Excelの難易度

MOS資格のExcelは比較的難易度が高く、エキスパートとなるとさらに難易度が上がります。

Excelの計算式を使えることが合格における重要な要素となるため、計算式の種類や使い方を知らない場合は、しっかりと勉強する必要があります。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:Microsoft Excel|Microsoft

Wordの難易度

Wordは各種設定、文字の装飾、表の作成、写真や図の挿入などの基礎知識があれば比較的難易度は低いです。

すでに知識がある場合は、独学でも取得できるでしょう。パソコン初心者の場合は、通信講座や教室などを利用すると良いでしょう。

出典|参照:Microsoft Word|Microsoft

Accessの難易度

Accessは、MOSの中でも難易度はそれほど高くない資格です。Accessの実務経験のない初心者の方でも合格している人が多いため、しっかりと勉強すれば合格できる可能性も高いでしょう。

出典|参照:Microsoft Access|Microsoft

PowerPointの難易度

PowerPointは、MOSの中でも難易度はそれほど高くない資格です。

ただし、普段PowerPointを使わない人はしっかりと勉強が必要となります。テキストなどでPowerPointの問題を解いてみると良いでしょう。

出典|参照:Microsoft PowerPoint|Microsoft

Outlookの難易度

Outlookは、MOSの中でも難易度はそれほど高くない資格です。Outlookの試験は基礎的な内容が多いため、Outlookを問題なく使える方であれば初心者でも合格可能でしょう。

出典|参照:Microsoft Outlook|Microsoft

MOS資格の科目を選ぶときのおすすめ選択パターン

MOS資格はバージョンも含めると21種類程あるため、どの科目を取れば良いかわからないということもあるでしょう。

中でも最新のバージョンのMOS2019ExcelスペシャリストとMOS2019Wordスペシャリストの2科目がおすすめです。

余裕があれば、MOS2019Excelエキスパート、MOS2019Wordエキスパート、MOS2019PowerPointの取得を目指すと良いでしょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

  • 一般レベル3科目(Excel・Word・PowerPoint)
  • 一般レベル3科目(Excel・Word・PowerPoint)とExcel・Wordのエキスパートレベルの計5科目
  • 一般レベル2科目(Excel・Word)

MOS資格のバージョンを選ぶときのポイント

MOS資格のバージョンを選ぶときは、基本的には最新版のバージョンを取得すると良いでしょう。MOSは新しいバージョンが発売されると、試験も新しい試験としてリニューアルします。

就職や転職でも、古いバージョンより新しいバージョンの方がアピールしやすくなります。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

  • 基本的には最新版のバージョンを取得する
  • 古いバージョンより、新しいバージョンの方が良いとされる

MOS資格のバージョン別から見る難易度

それではここから、MOS資格のバージョン別から見る難易度について解説していきます。

どのバージョンを受けるか悩んでいるときに、難易度は選択肢の一つとなるでしょう。

MOS2016および365・2019の難易度

MOS2016とMOS 365&2019は、MOS2016から引き続きマルチプロジェクト形式が採用されているため、どちらも試験形態は同じ形式です。

MOS2016は非常に受けやすい形式なのでMOS 365&2019に関しても受験しやすいでしょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

MOS 2013の難易度

MOS2019やMOS2016は、ある程度できている問題に追加することで解答していく形式ですが、MOS2013は一から作りあげる「作成型」の試験です。

序盤の問題が回答できないと、その後の問題にも影響が出てくる場合がありますが、問題自体は他のバージョンと比べると難易度も低くなっています。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

MOS資格と他のパソコン資格との難易度比較

それではここから、MOS資格と他のパソコン資格との難易度を比較してみます。

パソコンの資格には様々なものがあります。自分の目的に合った資格を取得するためにも、難易度などを比較してみましょう。

日商PC検定試験

MOS資格は、WordやExcel、PowerPointのスキルを重視されるのに対して、日商PC検定は、WordやExcelを使いこなす実用性を重視されます。

つまりMOS資格ではOfficeの操作や知識・スキルが問われ、日商PC検定ではWordやExcelの基本的な機能を理解して使いこなし、業務を効率よくこなしていく力が問われる試験です。

問われることが違うので一概には言えませんが、MOS資格のエキスパートが日商PC検定3級に相当すると言われています。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:日商PCとは|日商PC検定試験

出典|参照:Microsoft Word|Microsoft

出典|参照:Microsoft Excel|Microsoft

パソコン技能検定Ⅱ種エクセル・インストラクター

パソコン技能検定Ⅱ種試験は、パソコンを教えるインストラクターの資格認定も目指せる試験です。

一般社会人向けとなるのは1級か2級で、難易度はMOS資格と同程度か、少しやさしいくらいのレベルとなります。インストラクター資格が取得しやすいと言われているので、インストラクターに興味がある方は挑戦してみると良いでしょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:試験内容|パソコン技能検定Ⅱ種エクセル・インストラクター

P検

P検はパソコンの利用者全てを対象とした検定で、総合的なパソコンの情報通信技術を活用する能力を問う資格試験です。

1級から5級までありますが、P検準2級がMOSエキスパートに相当すると言われています。MOSエキスパートの取得が済んだら、P検準2級の取得を目指すと良いでしょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:特徴とメリット|P検

ITパスポート試験

ITパスポート試験は国家資格の一つで、IT全般の基礎知識が問われます。

コンピューターの構成及びデータベース、ネットワークとセキュリティ、経営やプロジェクトマネジメントなど、パソコンの操作以外にも幅広い知識が必要となります。

合格率は50%前後ですが、MOS資格以外にも資格を取得したいという方におすすめの資格です。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:iパスとは|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

MOS資格合格への勉強法

それではここから、MOS資格合格への勉強法の種類について解説していきます。

合格までには様々な種類の勉強法があります。自分に合った勉強法で、MOS資格の取得を目指しましょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

通信講座を利用する

通信講座を利用することで、自分のペースで学習でき、パソコン教室のようにその場所に出向かなくても好きな場所で学習ができます。また、問題を解いていく上でわからないところが出てきたら、サポートを受けることも可能です。

ただし、独学より費用がかかったり、質問回数に制限があったり、タイムラグの発生する可能性があります。

テキストを使って独学する

独学は費用が安くすむだけでなく、自分のペースで勉強を進められるため、好きな時間に好きなだけ学ぶことができます。

ただし、わからない箇所が出た場合、自分で解決しなければいけないというデメリットがあります。また、モチベーションを保つのに苦労することもあるでしょう。

パソコン教室を利用する

パソコン教室を利用する場合は、わからないところがすぐに確認できるので習得が早く、自宅にパソコンがない場合でも勉強ができます。

ただし、独学や通信講座よりも費用が高額になる場合があります。

MOS資格の勉強時間の目安

MOS資格の勉強時間の目安は、日常生活でパソコンをよく使う方は2週間程度、パソコン初心者の方は3ヶ月~1年程度かかる可能性もあります。

初心者でも毎日2~3時間程度勉強すれば、約1ヶ月程度で取得できるでしょう。

初めてMOS資格を受ける場合は自分の力量がわからない場合もありますので、余裕を持って勉強するのがおすすめです。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

MOS資格試験を受ける際の注意点

それではここから、MOS資格試験を受ける際の注意点について解説していきます。MOS資格試験を受けたいと考えている方は、受験前に注意点をしっかりと把握しておきましょう。

MOS2010は終了しているため受けられない

MOS2010はすでに終了しているバージョンのため、受験できません。受験するときには、必ず公式サイトで対象となっているバージョンを確認した上で選ぶようにしましょう。

どのバージョンを取得するか迷った際は最新版を選ぶ

前述したように、自分がどのバージョンを取得するか迷った際は最新版を選びましょう。

約3年ごとにOfficeソフトを発表するため、MOS資格のバージョンも約3年ごとに変更されます。

最新版を選んで受験した方が、就職先や転職先で最新のOfficeソフトの知識があると判断されるため、特に指定がなければ最新版を選ぶようにしましょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:Microsoft 365|Microsoft

自分の利用目的をよく考えて科目を選ぶ

MOS資格試験を受けるときは、自分の利用目的をよく考えて科目を選びましょう。

MOS資格には様々な科目があります。もし自分の就職先や転職先でWordが優先されそうな場合はWordを、Excelが優先されそうな場合はExcelを取得すると良いでしょう。

自分にとって何が必要なのか目的をよく考えて科目を選ぶと、無駄なく取得できるでしょう。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

出典|参照:Microsoft Word|Microsoft

出典|参照:Microsoft Excel|Microsoft

MOS資格におけるスペシャリストとエキスパートの選択方法

それではここから、MOS資格におけるスペシャリストとエキスパートの選択方法について詳しく解説していきます。どちらを受けるか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

エキスパートの取得に向いている人

ある程度基礎スキルに自信がある方で、Officeの高度な機能を使いこなし、業務の効率化を図りたいと考えている人は、エキスパートの取得に向いているでしょう。

難易度が上がり、勉強時間も増えることになりますが、エキスパートを取得することにより、Officeを使いこなせる証明となります。

また、スペシャリストの取得後にレベルアップしたいと思う方も、エキスパートの取得に向いているでしょう。

出典|参照:Microsoft 365|Microsoft

スペシャリストの取得に向いている人

パソコン初心者の方や、一般的な業務に役立てたいという方は、スペシャリストの取得に向いています。

仕事で使うWordやExcelの機能は、スペシャリストレベルです。業務で問題なく使える証明として受験したいという方は、スペシャリストの取得を目指すと良いでしょう。

出典|参照:Microsoft Word|Microsoft

出典|参照:Microsoft Excel|Microsoft

MOS資格の種類を把握しておこう

MOS資格は、自分のパソコンスキルを証明する際に有効な資格の一つです。取得しておくことで、就職や転職、社内評価でも好印象を与えられる場合があります。

ぜひこの記事を参考にしてMOS資格の種類を把握し、資格取得の際に役立ててください。

出典|参照:Microsoft Office Specialist|株式会社オデッセイコミュニケーションズ

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Branding Engineer編集部

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

記載されている内容は2024年04月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.27
更新日
2024.04.10

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