【2024年トレンド】PHPフレームワークおすすめ14選!API開発にも活用できるものを紹介
「PHPフレームワークってなに?」
「フレームワークを使うメリットやデメリットって?」
「おすすめのPHPフレームワークが知りたい!」
このように、PHPのフレームワークについて詳しく知りたいと考えているという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、おすすめのPHPフレームワークやPHPフレームワークのトレンドなどについて紹介していきます。本記事を読むことで、PHPのフレームワークの特徴について把握できるでしょう。
また、フレームワークのメリットやデメリットについても詳しく解説していくため、フレームワークについても理解を深めることができます。
PHPフレームワークについてご興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
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PHPフレームワークとは
PHPフレームワークは、PHPを利用してシステム開発を行う際にシステム全体の土台として機能するソフトウェアです。
たとえば、大規模なシステム開発を行う場合、膨大な量のプログラムを書く必要がありますが、フレームワークを使用することでプログラマーが書くプログラムの量を減らし、作業にかかる負担を軽減することができます。
つまり、PHPフレームワークはPHPを利用したシステム開発を効率的に行うための枠組みであると言えるでしょう。
PHPとは
PHPは、動的なWebページを作成できる、サーバーサイドのスクリプト言語です。MySQlなど、データベースとの連携が容易であり、WordPressをはじめとしたWebアプリケーション開発に用いられる言語です。
また、多言語と比較すると文法などが簡単で、習得しやすいことも特徴の一つとなります。
動的なWebページとは、掲示板やお問い合わせフォームなどのことです。たとえば、お問い合わせフォームに入力すると、その内容によって確認画面などで表示される内容が適宜変化するのは、PHPで記述された処理があるためです。
PHPの市場シェア
PHPは、現状Web上で使用されている言語です。Webサイトの約79%がPHPと他のものとで依存しており、Web開発を行う上で欠かせない言語となっています。バージョンは8まで進んでおり、CMS市場のシェア率が約40%を超えるWordPressは、PHPにより記述されています。
つまり、CMSを使用して作成しているサイトの多くは、PHPで稼働していることが大半といえるでしょう。
実際に、過去10年に渡るPHPのシステム普及率を見てみると、PHP市場は約70%以上で常に推移しており、特に2014年以降は約80%付近で安定していると発表しているところもあります。
▼PHPについて詳しく知りたいという方は、以下の記事もチェックしてみてください。
フレームワークとライブラリの違いは?
ワークフレームとライブラリの違いについてご存知でしょうか。ここからは、フレームワークとライブラリの違いについて紹介していきます。
ご興味がある方は、参考にしてみてください。
フレームワーク
フレームワークとは、プログラマーがシステム開発を行うのに必要な土台、枠組みであり、アプリケーションの標準構造を実装するために使われているクラス・ライブラリの集合体のことです。
フレームワークに必要な機能を追加していくことによって、ゼロからシステム開発するよりも効率的に開発することができます。
ライブラリ
ライブラリとは、プログラマーの作業を簡略化して、効率的にシステム開発をするために汎用性の高い関数やクラスなどを一つにまとめたもののことです。フレームワークが枠組みであれば、汎用性の高い関数やクラスなどを集めた部品と言えるでしょう。
フレームワークとよく比較されるものとしてライブラリが挙げられますが、両者の大きな違いとしては、プログラムの自由度だと言えます。
フレームワークは全体的な流れが最初から決まっているため、主導権はフレームワークにあります。しかし、ライブラリの場合、さまざまなコードの中からどのコードを使うかプログラマーが選択することになるため、主導権はプログラマーにあると言えるでしょう。
PHPフレームワークの動向
PHPは技術としても安定しています。PHPをシステム開発に取り入れている製品・サービスは多く、たとえば楽天市場やFacebook、Wikipediaなどです。このことから、PHPを取り入れたシステム開発は今後も拡大していくことが予想されます。
ただ、PHPフレームワークであるLaravelやCakePHPはエンジニア、クライアント企業から支持されていますが、PHPフレームワークにはトレンドがあるのです。現在でも新しいものが開発され続けているため、常に動向をチェックしておくことをおすすめします。
フレームワークを使うメリット
1.「開発速度のアップが期待できる」
2.「バグの発生を最小限に抑えることができる」
3.「セキュリティの向上が期待できる」
4.「コードの統一性を保ち均質な開発」
5.「メンテナンス性の向上が期待できる」
API開発に有効なPHPのフレームワークには上記のようなメリットがあります。ここではそれぞれの項目について詳しく説明していきます。
開発速度のアップが期待できる
API開発に有効なPHPのフレームワークには、WebサイトやWebアプリケーションを開発する場合に用いることができるテンプレートやクラス、ライブラリ、APIなどがあらかじめ用意されています。
そのため、PHPのフレームワークを導入することでプログラマー自身でコーディングしなければいけない箇所を減らすことができるため、その分開発速度をアップすることができるでしょう。
また、開発だけでなくテストやカスタマイズでかかる工数も減らすことができるため、業務全体にかかる時間を短縮することができます。
バグの発生を最小限に抑えることができる
フレームワークを使わずに手作業でコーディングを行った場合、多くの場所でバグが発生するリスクも高まります。特にアプリケーションなどの開発プロジェクトでは、複数のプログラマーがチームで作業を行うことになるため、その分バグが発生するリスクも高くなるでしょう。
一方、フレームワークを導入すれば、プログラマーが自分でコーディングしなければいけない箇所を大幅に減らすことが可能です。そのため、プログラマーが自分でコーディングを行う場合に比べて、バグの発生を最小限に抑えることができるでしょう。
セキュリティの向上が期待できる
PHPのフレームワークにはあらかじめセキュリティが組み込まれています。PHPのフレームワークを用いることで、データの改ざんやSQLインジェクション、CSRFなどのセキュリティの脅威からシステムを保護できるようになります。
そのため、プログラマーが自分でセキュリティ対策を取りながら開発を行うよりも、セキュリティ性の向上が期待できるでしょう。PHPはセキュリティ面での脆弱性が指摘されていることから、フレームワークを導入するメリットは大きいと言えます。
コードの統一性を保ち均質な開発ができる
フレームワークを利用する場合、コーディングの共通ルールを守ることになります。そのため、フレームワークを導入すればコードの統一性を保ち、均質な開発ができるというメリットがあります。
チームで開発を行う場合、どうしてもプログラマーのスキルによってコードの書き方にもバラつきが出てしまうでしょう。しかし、フレームワークという共通ルールを導入すれば、プログラマーごとのコードの違いを減らすことができます。
メンテナンス性の向上が期待できる
PHPに限らず、プロジェクトでは複数人のプログラマーがチームとなって作業を行うため、人によってコードの書き方にバラつきが出ます。そのため、開発効率やメンテナンス性が落ちるケースもあるでしょう。
その点、フレームワークは大まかな流れが決まっているため、フレームワークを利用することでコードを統一しやすくなり、作業効率を向上できるというメリットがあります。コードの書き方が統一できればメンテナンス性も上がるため、効率的な業務が進められるようになるでしょう。
フレームワークを使うデメリット
1.「カスタマイズが難しい」
2.「習得するまでには時間が必要である」
3.「脆弱性のリスクがゼロではない」
4.「コストがかかる場合もある」
API開発に有効なPHPのフレームワークには上記のようなデメリットがあります。ここではそれぞれの項目について詳しく説明していきます。
カスタマイズが難しい
API開発に有効なPHPのフレームワークには、どのような開発でも汎用的に利用できるような機能が用意されています。しかし、全ての機能をカバーしているわけではありません。
そのため、PHPのフレームワークがカバーしていない機能については、そのままカスタマイズすることが難しいというデメリットがあります。フレームワークに用意されていない機能を実装したい場合、自分でフレームワークの中身を修正して実装する必要があるでしょう。
習得するまでには時間が必要である
API開発に有効なPHPのフレームワークを学ぶ場合、PHPだけでなくフレームワークの学習にも時間を使うことになります。そのため、PHPのフレームワークを習得するまでに時間が必要になるでしょう。
また、PHPのフレームワークの中にはドキュメントが英語で作成されているものや、情報があまり出ていないようなフレームワークも存在するため、習得するまでに時間がかかる可能性があるでしょう。
脆弱性のリスクがゼロではない
前述のとおり、PHPのフレームワークを利用することでセキュリティ面の対策になりますが、フレームワークの中には脆弱性が指摘されているものも存在しています。
そのため、PHPのフレームワークを利用したからといって、脆弱性のリスクがなくなるわけではないというデメリットがあるのです。
たとえば、PHPのフレームワークを利用してアプリケーションを作成し、後から脆弱性が見つかった場合、開発したアプリケーションにもセキュリティ面での問題があるということになります。
そのため、PHPのフレームワークを学習する場合や利用する場合は、事前に十分な調査を行う必要があると言えるでしょう。
コストがかかる場合もある
PHPのフレームワークの中には無料で利用できるものもありますが、中には有料となっているものもあります。そのため、フレームワークを利用する場合、余分なコストがかかってしまうケースもあるでしょう。
PHPのフレームワークを勉強する場合は、事前にコストがかかるのかどうか調べてから学ぶことが大切です。また、開発にフレームワークを利用する場合は、本当にそのフレームワークが必要なのかどうかも確認しましょう。
結局PHPフレームワークは学習するべき?習熟度別に紹介
結論、PHPでプログラムをするのであればフレームワークは基本使用するため、学習は必須です。しかし、いきなりフレームワークの学習から入るのではなく、自分のレベルに合わせた学習をしていきましょう。
そのための手順と、学習段階別の学習方法を紹介していきます。
プログラミング初心者の段階
Webアプリケーション開発経験がなく、PHPを一から学んでWebアプリケーションを開発したい。そう考えている人には、フレームワークを利用することは難しいかもしれません。特に、多言語のプログラミング経験がない初心者であれば、入門本や、Webを活用して構文の勉強からはじめましょう。
基礎的な構文を身につけなければ、フレームワークを利用しても、作成できるのは枠組みのみの傾向が高いです。自分が開発したい機能を実装するには、PHP言語で処理を記述しなければならないでしょう。
また、PHPへの理解がないと、応用は難しいです。基礎を身につけて、実際にPHPという言語への理解を深めてからフレームワークを使うようにしましょう。
基礎を理解して実践練習に入った段階
PHPの入門書は終わり、基礎構文などが理解できた。そう思う方は、実際にWebアプリケーション開発に挑戦したくなると思います。そのため、本格的なアプリケーション開発をはじめる前に、フレームワークを利用して簡単なWebアプリケーションを開発してみましょう。
作成したアプリケーションを自分でカスタマイズしたり、別のフレームワークを利用したりして、フレームワークへの理解を深めていきましょう。
本格的に開発に携わりはじめた段階
複雑なWebアプリケーションでは、フレームワークを利用することは避けては通れない道となります。本格的にアプリケーションを作成する場合には、フレームワークのソースコードを加筆修正する機会も増えてきます。
そのため、PHPとフレームワークへの理解を深めていくことが大切です。開発に携わりはじめると、トライアンドエラーでの作業が増えていきます。
開発しているアプリケーションが、「どれくらいの規模」で、「なにが目的」で、「どんな機能」があって、「情報をどう処理したいのか」という思想により、アプリケーションの要求条件が変わってきます。
そのような設計思想を考慮して、選んだフレームワークが最適か、判断していきましょう。
おすすめのPHPフレームワーク14選
API開発に有効なPHPを扱うフリーランスエンジニアとしてスキルアップするためには、PHPのフレームワークについても理解を深めておく必要があります。
ここでは、API開発に有効なPHPのおすすめフレームワークを紹介していくため、ぜひ参考にしてみてください。
Laravel
LaravelはSymfonyをもとに開発されたPHPのフレームワークです。「Love beautiful code? We do too」をコンセプトとしており、初心者でも綺麗なコードが書けます。
現在、Laravelは日本において主流のPHPフレームワークとなっています。
Laravelの特徴
LaravelはさまざまなPHPのフレームワークの中でも後発のフレームワークですが、初心者にもわかりやすく美しいコードが書けるという特徴があります。そのため、GitHubでも非常に高い評価を受けています。
また、Laravelは他のPHPのフレームワークと違って日本語のドキュメントも多く、日本語の情報が見つかりやすいことから、学習コストも低いです。そのため、学習しやすさの面でも初心者にもおすすめのフレームワークだと言えるでしょう。
Laravelの案件例
Midworksでも、Laravelを使用した開発案件を取り扱っています。
Laravelの案件には、フルリモート可能で私服OK、単価70万円などの魅力的な案件もあります。
Symfony
SymfonyはMojaviの思想を受け継いだPHPフレームワークです。MITライセンスに基づいたPHP5用のフレームワークとなっており、サポートにも明確なるルールが設けられています。
また、Ruby on Railsの概念が取り入れられています。
Symfonyの特徴
Symfonyは大規模なWebサービス開発に適しています。もともとSymfonyは開発速度向上やメンテナンスの軽減などを目的に開発されたフレームワークとなっているため、部品の再利用性が高いです。
また、拡張性においても優れています。その他、機能テストなどのツールが標準的に装備されており、サポートに関するルールも明確に取り決められているなどの特徴があります。
ただし、他のメジャーなフレームワークと比較すると利用人口が少なく、学習コストも高めだと言えるでしょう。
Symfonyの案件例
Midworksでも、Symfonyを使用した開発案件を取り扱っています。
Symfonyの案件には、リモート可能で単価65万円のECサイト保守開発などの案件もあります。
Phalcon
PhalconはC言語で開発されたPHPフレームワークです。オープンソースのPHP5向けフルスタックフレームワークとなっており、PHPクラスとして実装されているため、C言語を扱える必要はありません。
Phalconの特徴
Phalconは他のPHPフレームワークを上回る処理速度が特徴です。PHP文法解析やオペコード変換処理を行う必要がなく、高速な動作が可能となっています。
さらに、メモリの使用量も少なく、シンプルな構造になっているのが特徴です。新しいフレームワークであることから、日本語の情報はあまり多くはありません。そのため、学習コストはある程度かかると言えるでしょう。
しかし、処理速度の速さや拡張性の高さなど魅力の多いフレームワークであるため、習得しておいて損はありません。
Phalconの案件例
Midworksでも、Phalconを使用した開発案件を取り扱っています。
Phalconの案件には、リモート可能、私服OK、フレックスタイム制で単価60万円の案件もあります。
FuelPHP
FuelPHPは「規約よりも設定」を重視したPHPフレームワークです。比較的新しく登場したフレームワークで、CodeIgniterの影響を受けています。
また、これまでのPHPフレームワークの良い点を取り入れて開発されています。
FuelPHPの特徴
FuelPHPはシンプルかつ軽量で、速度重視という特徴があります。Laravelと同様に新しく生まれたフレームワークであることから、他のPHPフレームワークの長所が活かされています。
また、オブジェクト指向を取り入れており、規約よりも設定を重視していることから、規約に捉われずに自由で高度なアプリケーション開発を実現することが可能です。覚えなければいけない規約が少ないことから、初心者でも学びやすいフレームワークだと言えるでしょう。
スピーディな開発ができるため、小規模、中規模のシステム開発に適しています。
FuelPHPの案件例
Midworksでも、FuelPHPを使用した開発案件を取り扱っています。
FuelPHPの案件には、一部リモート可能で単価65万円の安定的に稼働しているシステム改修案件もあります。
CodeIgniter
CodeIgniterは軽量で速度重視のPHPフレームワークです。CakePHP、Zend Framework、Symfonyと合わせて4大PHPフレームワークの一つとされています。
MVCモデルを推奨していますが、強制ではないため自由に構築することができます。
CodeIgniterの特徴
CodeIgniterは高速な動作が可能で自由度が高いという特徴があります。他のPHPフレームワークと比較しても動作が高速で、シンプルな構造をしており、必要に応じて機能を追加していくという設計です。
また、少ないコードで記述することができ、コーディング規約も厳しくないため、柔軟な開発が実現できます。初心者にも理解しやすい構造になっているため、学習コストは高くはないと言えるでしょう。
CodeIgniterの案件例
Midworksでも、CodeIgniterを使用した開発案件を取り扱っています。
CodeIgniterの案件には、週5日出勤で単価65万円などの案件もあります。
Yii
Yiiは大規模アプリケーションをスピーディに開発するために生まれたPHPフレームワークです。フレームワークの名前である「Yii」とは「Yes It Is!」の略で、Yiiにはじめて触れる人達からの「速い?」や「安全?」などの質問に対しての簡潔な回答となっています。
Yiiの特徴
Yiiは軽量なキャッシュ機能が豊富に搭載されているため、アクセス負荷の大きい大規模なサービス開発に適しています。たとえば、ポータルサイトやWebアプリケーションの開発に用いられることが多いです。
Yiiはコンポーネントベースのフレームワークとなっており、日本での使用例はあまり多くはありません。しかし、世界的には人気の高いPHPフレームワークとなっており、利用しているエンジニアは多いです。
Flight
FlightはシンプルさをコンセプトにしたPHPフレームワークです。Twitter社が開発したシンプルで軽量なマイクロフレームワークとなっており、すぐに誰でも利用できるという手軽さがあります。
Flightの特徴
Flightは非同期で独立性を持ったコンポーネント定義が可能です。軽量で使いやすいフレームワークとなっており、機能が最小限に抑えられていることから、学習難易度も高くありません。
そのため、はじめてPHPのフレームワークに触れる初心者におすすめです。また、RESTfulWebアプリケーションの開発などに適していますが、現状、Flightを使用するフリーランス案件はほとんどありません。
CakePHP
CakePHPはMVCの先駆けとなったPHPフレームワークです。名前のとおり、ケーキを焼くように簡単に開発ができることをコンセプトにしており、PHPフレームワークの中でも知名度が高いフレームワークです。
CakePHPの特徴
CakePHPはRuby on Railsの影響を受けているフレームワークで、Webアプリケーション開発を効率化できるという特徴があります。そのため、日本国内のWebサイトの中にもCakePHPが用いられているものは多いです。
また、CakePHPはさまざまな豊富な機能を容易にプログラミングに取り入れることができます。導入の際にも動作環境の設定がほとんど必要ないため、初心者にも利用しやすいフレームワークであると言えるでしょう。
CakePHPの案件例
Midworksでも、CakePHPを使用した開発案件を取り扱っています。
CakePHPの案件には、週5日出勤で単価65万円などの安定したWebシステム開発案件があります。
ZendFramework
ZendFrameworkはゼンド・テクノロジーズによってリリースされたPHPフレームワークです。ソースコードを非公開にできることから、企業向けのフレームワークだと言えます。
技術パートナーとして、MicrosoftやIBM、Googleなどの名だたる企業が名前を連ねています。
出典|参照:会社概要|日本マイクロソフト株式会社
出典|参照:日本 | IBM
出典|参照: Google について|Google
ZendFrameworkの特徴
ZendFrameworkは拡張性の高さや自由度の高さなどが特徴となっています。他のPHPフレームワークと比べると規約が少なく、仕組みもシンプルであるため、アプリケーションに合わせて上書きすることができます。
また、ZendFrameworkは規約が少ないことから、初心者でも習得しやすいでしょう。PHP5で実装された言語仕様を使用しているフレームワークであるため、洗練されたコードが記述できます。
ZendFrameworkの案件例
Midworksでも、ZendFrameworkを使用した開発案件を取り扱っています。
ZendFrameworkの案件には、リモートが可能で単価65万円などの案件もあります。
Slim
Slimは必要最低限の機能を搭載した軽量なPHPフレームワークです。Laravelのようなフルスタックフレームワークに対して、最低限の機能のみに絞ったSlimのようなフレームワークのことをマイクロフレームワークと呼びます。
Slimの特徴
Slimは機能を必要最低限に抑えているため、初心者にも習得しやすいのがメリットです。もともと用意されている機能が少ないことから、リファレンスも短時間で読むことができます。
PSR-7やミドルウェア構造を採用しているという点も特徴です。また、シンプルな構成のフレームワークであるため、シンプルなWebアプリケーションやAPIなどを開発したい場合におすすめです。
Slimの案件例
Midworksでも、Slimを使用した開発案件を取り扱っています。
Slimの案件には、リモートが可能で単価90万円という非常に高単価な条件の良い案件もあります。
BEAR.Sunday
BEAR.SundayはWebアプリケーションフレームワークの一つです。このフレームワークは、PHPの各バージョン、関連ライブラリの最新の機能や仕様に適合し、高品質でAPI中心のRESTfulアプリケーションフレームワークを提供することを目標としています。
BEAR.Sundayは、3つのオブジェクトフレームワークから構成されています。それぞれ、Ray.DI, Ray.Aop, BEAR.Resourceです。この特徴により、アプリケーションもWebと同じように、共通の方法と統一されたURI(Uniform Resource Identifier)でリソース操作します。
BEAR.Sundayの特徴
BEAR.Sundayの特徴としては、フレームワークがライブラリを提供していないことが挙げられます。一般的なMVCフレームワークと違って、認証やデータベース用など、特定の仕事のための独自ライブラリがないのです。そのため、自分自身で必要なライブラリを選択する必要があります。
その他、リソース指向や、DI、AOPに特徴があります。特に、DIはSpringやSeasar(Javaで記述され、アプリケーション開発用フレームワークとして高い人気を誇る)でも採用されるような技法です。
インスタンス作成をバラバラに記述せず、一か所にまとめてプログラム同士の結びつきを弱くしていこう、という考え方です。この強力なDiと、AOPによりREST API中心に構築されたクリーンなアプリケーションは、拡張性に優れさまざまな仕様変更に対応できます。
Kohana
Kohanaは、CodeIgniterを派生させることで、誕生しました。PHP5のフレームワークであり、安全で軽量かつ簡単に利用できることを目標として作成されています。現在、公式サイトではバージョン3.3.6まで更新されていますが、国内での利用数は少なめです。
現在は、KOSEVENと呼ばれる後継バージョンがあります。このKOSEVENはGitHub上に公開されており、誰でも使うことが可能です。
Kohanaの特徴
Kohanaは軽量かつ高速で、ライブラリの使い勝手が良いことが大きな特徴です。公式サイトより、モジュールのリンクを開くと多数のモジュールが用意されています。また、豊富なドキュメントも、一つの特徴であると言えます。
KOSEVENの特徴としては、オブジェクト指向HMVCフレームワークであることです。また、Kohana同様、迅速安全小型であることを目標に作成されており、Kohana3.3.Xとのほぼ完全な互換性が担保されています。
Kohana同様、ドキュメントが豊富であり、KOSEVEN公式サイトに行くと、全てのドキュメントにアクセスすることができます。
Ethna
Ethnaは、PHPにおいて似たようなコードを記述しなくて済むことを目標にしている、フレームワークです。基本機能をベースとして、オプション機能も提供しており、この2つを活用することで、Webアプリケーション開発をより効率的に進めることが可能です。
具体的には、エラー処理機能や認証機能などの定型的な処理であれば、Ethnaが全てサポートしてくれます。
Ethnaの特徴
Ethnaの特徴は、他のフレームワークと比較して常にプログラマーが効率的に開発できるようにサポートしてくれることです。また、エラーハンドリング機能(実行中のエラーや例外処理を適切に処理してくれる機能)やユーザー管理機能があります。
その結果、認証機能や細々としたエラーを気にせず、中心的な機能の開発に時間を割くことが可能です。また、認証機能を組んだりデバッグの手間が減ったりするため、開発が高速になります。
他にも、わかりやすいMVC風の構造という特徴があります。これは、Strutsの構造を模して作成されたためです。基本的な動作は、Strutsに酷似していますが、Mojaviにも似ていると言われています。アプリケーション開発を実際に行う場合には、
・Controllerのリクエストを定義する
・定義したアクションが、実際にどのような処理を担当するのかを記述する
・その結果を、どのようにして画面表示するのかを記述する
というような流れになります。よくあるMVC構造と似ているので、MVC風の構造というように呼称されているのです。
Ethnaの案件例
Midworksでも、Ethnaを使用した開発案件を取り扱っています。
Ethnaの案件には、某省庁向けの案件で、単価60万円という高単価な条件の良い案件もあります。
Ethnaを活用する案件を探してみる
Ice Framework
Ice Frameworkは、C拡張モジュールとして作られました。PHPのC拡張モジュールを容易に作成できるZephirにより作成されたIce Frameworkが、GitHub上にも公開されています。
Ice Frameworkは、すぐに利用できるPHPクラスとして公開されているため、実際に利用する時には、C言語の知識がなくても大丈夫です。
Ice Frameworkの特徴
Ice Frameworkの特徴は、シンプルな構造であり高速に動作することです。その理由は、Ice Frameworkは、初めからフレームワーク全体がすでにRAM内に存在しているからです。これにより、フレームワークファイル全体を処理する必要がありません。
他のフレームワークなどと比較した時も、1秒あたりのリクエスト数が最大であり、実行時間や、ピークメモリの数値は最小となるのです。
Ice Frameworkの案件例
Midworksでも、Ice Frameworkを使用した開発案件を取り扱っています。
たとえば、週5回勤務、80万円と高単価な案件もあり、大規模システムの開発にも携わることが可能です。
Ice Frameworkの案件を探してみる
PHPフレームワークを使った開発事例6選
ここでは、実際にPHPのフレームワークを利用して作成されたWebサイトを紹介していきます。実際のサイトを確認することで、どのような機能を実現できるのか参考にできます。
ぐるなび
ぐるなびと言えば、国内のおいしい料理や目的の飲食店を探す時に利用できる大手サイトで、PHPを利用して作成されたWebサイトとなります。
Laravelと呼ばれるPHPフレームワークを利用して作成されています。Laravelを利用することで、ユーザーの属性に合わせて、ユーザーが関心のある情報を表示することが可能です。また、使いやすく、見やすいWebサイトであることにも、Laravelが一役買っています。
Laravelで開発するメリットはもう一つあります。それは、Laravelの開発ノウハウが市場にあふれていることです。これにより、開発者はこのフレームワークに関して学習しやすく、エンジニアとしての早期成長、習熟が見込めます。
ココナラ
今ではクラウドソーシングサイトとして有名なココナラも、PHPを利用して開発されたWebサイトの一つです。スキルのフリーマーケットになっており、さまざまな案件を依頼、提案することができます。
ココナラでは、CakePHPというフレームワークを利用しています。このフレームワークの特徴は、検索機能や動的なWebページの表示ができることです。
この特徴を持つフレームワークを活用することで、デザイン性も良く豊富な検索条件から、自分に合った案件を探せるサイトの構築を実現しています。
Schoo
Schooは、デジタルリテラシーから、デザインまで幅広くさまざまなスキルを養える、社会人向けのオンライン学習コミュニティです。そのHPもPHPによって記述されています。
SchooはCodeIgniterというPHPフレームワークで開発されたサービスです。スライドショーをはじめ、さまざまなコンテンツが盛りだくさんのサービスですが、これもPHPのフレームワークを使うことで実現しています。
大きな特徴は、軽量かつ高パフォーマンスなことです。Schooのように豊富な動画を扱っているようなサイトで活用しやすいフレームワークです。
SAGOJO
旅人が旅先で記事を執筆したり写真や動画などを撮影したりしながら仕事を受注できる、旅人向けの求人サイトであるSAGOJOも、PHPが使用されて開発されたWebサイトです。
サーバーサイドの開発フレームワークは、Symfony2を採用しています。そのため、シンプルで見やすく、拡張性の高いWebサイトの構築を実現できている事例です。Symfony2の特徴として、堅牢性が高くカスタマイズ性も高いため、大規模な開発に向いています。
Retty
飲食店を探すことができるWebサイトのRettyも、PHPにより作成されています。使用しているフレームワークは、ZendFrameworkやZendFramework2などというものです。
このZendFrameworkは、高い拡張性を持ち、多くのクラスライブラリとPHP-FIG標準のオープンアーキテクチャが特徴です。デザインパターンの制限がなく、依存関係を最小限に抑えた設計で、開発を進められます。
WordPress
CMS(Contents Management System)として、有名なサービスであるWordPressです。WordPressもPHPによって開発されたサービスの一つです。
Worpressの開発には、PHP言語が用いられています。利用されているフレームワークとしては、Laravelが挙げられます。
プラグインが充実しており、他のPHPフレームワークと比較して拡張性に優れているため、WordPressのWebサイトを構築するという目的にも合致しているフレームワークです。
その他、PHP言語をメインに開発しているため、多くのフレームワークを利用していると考えられます。
PHPフレームワークを選ぶ時のチェックポイント
ここからは、PHPを利用して開発する際にどのようにしてフレームワークを選ぶと良いのかについて解説していきます。適切にフレームワークを選ぶことで、業務の効率も変わりますので確認しておきましょう。
システムの要件に合うか
初めに、システムの要求に適合しているかどうかを考えましょう。実現したいWebサイトの機能が、そのフレームワークで実現できる必要があります。
フレームワークにも得意不得意があり、場合によっては他言語との組み合わせが必要になることもあります。Webシステムとして求められている条件を、クリアできるかを初めに考えましょう。
技術トレンドとマッチしているか
技術トレンドと一致していることも重要です。もし仮に、自分の選択したフレームワークが技術トレンドと一致していなければ、検索などで情報が得にくいこともあり、正しい情報を得ることが難しいケースがあります。
そのため、あまりにもマイナーなフレームワークを選択すると、開発が難航してしまう可能性があるのです。効率的な開発を行うのであれば、トレンドとのマッチは必要です。
また、技術トレンドにあったフレームワークを選択すると、同様の知識や技術を利用する機会が増えます。
トレンドがマッチしている間は、さまざまな現場で利用する可能性が高いため、学習した内容や体得したスキルが無駄にならず、さまざまな案件に関われる可能性が高まります。
2023年時点だと、LaravelやCakePHPが人気のフレームワークになるでしょう。一度トレンドを抑えることができれば、長期的に使える可能性があるため、トレンドを追いかけてフレームワークのスキルを身につけておくことは大切です。
実績やニーズの高さはどうか
情報が集められることがわかったら、次は実績やニーズ(開発するアプリケーションの目標やビジネスモデルが求める要件)を調べます。
また、選んだフレームワークがニーズにマッチしているかも調べておきましょう。ニーズがマッチしているフレームワークであれば、求められている要件をより多く達成できることになります。
また、過去の開発実績があれば、開発の参考にできるため非常に有効です。開発事例として、作り方を参考にすることもできますし、具体的なイメージを作ることもできます。実績とニーズに関して事前に調査しておくことで、開発期間も大きく変動します。
学習難度やコストはどうか
学習難易度は開発期間とコストに直結してきます。開発難易度が高いと、開発が難航して時間と労力を大幅に消費してしまいかねません。逆に学習難易度を下げれば、技術や知識を身につけやすく、生産性が向上します。
特に、新しくなにかのシステムを開発する場合では重要です。学習難易度が高すぎるフレームワークだと、限られた時間の多くをフレームワークの勉強にとられてしまいます。これにより、開発コストも上がってしまうので、適切な選択とは言えません。
学習難易度が低いと、利用者も自然と増えるため、ドキュメントや実例を見ながら学ぶことができることも大きな利点です。
一方で、学習難易度が低すぎると実現可能な機能が限定的になってしまうこともあります。そのため、学習コストだけで選ばず、実現したい機能を実現できるかを確認した上で、学習難易度がそれほど高くないものを選ぶのがおすすめです。
PHPフレームワークの効率的な学習方法
最後に、「PHPのフレームワークについての学び方について解説していきます。ここまで読んで知識を身につけたいと感じた方は、ぜひ参考にしていただき、ご自身に合った学習方法を見つけてみてください。
学習サイトを利用する
PHPを学ぶには、学習サイトを活用する方法が挙げられます。フレームワークごとに学習サイトがあり、必要なフレームワークに焦点を当てて学べるのが魅力です。インターネット上にある記事では、実際にミスした点や苦労したところ、エラーの回避方法なども記述されています。
自分が同じミスをした時の参考にもなるため、しっかりと目を通しておきましょう。
また、学習サイトで勉強してもわからなかった場合には質問サイトなどを活用することもおすすめです。学習サイトを活用して個人で勉強する場合、失敗した原因やミスがわからないままになってしまうことがあります。
また、PHPのバージョンが更新されても、ネット上の記事はすぐに更新されないため、最新の情報が学習できない場合もあります。思うように学習が進まず挫折することもあるので、そうしたリスクがあることは念頭に入れておきましょう。
参考書で学習する
参考書で学習することも、学習方法の一つです。インターネットで調べるよりも、確かな情報が載っていることが多く、開発環境の設定から実際のプログラムまで、全てが詳細に記されています。
また、学習者の難易度に合わせた参考書が用意されており、効率よく高度な知識と技術を身につけられます。
注意しなければならないのは、学習サイトと同様、途中で挫折してしまい、学習をしなくなることです。学習しながら手を動かして、実際に開発をしていくことで知識と技術の定着を図りましょう。
オンラインスクールを活用する
オンラインスクールを活用すれば、時間に縛られずに学べます。なにより、一人で学ぶよりも講師による、より詳細な解説や支援を受けられるのが魅力です。一人で学ぶ独学よりも挫折しづらく、途中で投げ出す心配も減るでしょう。
効率よく、しっかりとPHPのことを学んで開発などに活かしたいと思っている方は、オンラインスクールを受講することを検討してみてください。
研修が充実した企業に就職・転職する
最後に紹介するのは、研修が充実した企業に就職・転職する方法です。企業や就職部署によっては、研修でブログを書いたりアプリケーションの開発を行ったりする企業もあります。研修が充実した企業に入ることで、経験がゼロでも一から学べるでしょう。
また、企業で講師をする方々は経験豊富な方も多いので、業務に困らないよう幅広く、そして深く教えてくれます。
PHPフレームワークのトレンド
PHPフレームワークのトレンドをご存知でしょうか。ここでは、PHPフレームワークのトレンドを紹介していきます。
2022年2月頃の調査ではありますが、Googleトレンドによると、Laravelが圧倒的に人気という結果でした。
Laravelを学んでおくことで、PHPフレームワークのトレンドにも沿っているため、PHPエンジニアとして活躍できる可能性が高まるなど、さまざまな恩恵を受けることができるでしょう。
今後、多くのユーザーがLaravelを発展させていくことが考えられるため、PHPエンジニアを目指している人やPHPの学習を検討している人は、Laravelも学習してみてはいかがでしょうか。
トレンドなフレームワークも学習し開発してみよう
PHPのフレームワークを習得すれば、さまざまなPHPフレームワークを利用した開発案件に対応できるようになるでしょう。
ぜひ本記事で紹介したPHPフレームワークを使うメリットやデメリット、おすすめのPHPフレームワークなどを参考に、トレンドのPHPフレームワークを習得して開発に活用してみてはいかがでしょうか。
Midworks おすすめの案件例
- 芝公園駅 / 港区月額80万〜90万円
- 新宿駅 / 新宿区月額70万〜90万円
- 本郷三丁目駅 / 文京区月額80万〜90万円
- 渋谷駅 / 渋谷区月額70万〜120万円
- 京橋駅 / 大阪市城東区月額100万〜200万円