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情報処理安全確保支援士の勉強におすすめな参考書6選!対策手段や勉強時の注意点も紹介

情報処理安全確保支援士の勉強におすすめな参考書6選!対策手段や勉強時の注意点も紹介のイメージ

情報処理安全確保支援士試験に合格するためには、午前I.II、午後I.IIの4つの試験を解く必要があります。各試験によって問題の傾向や解き方が異なるので、様々な対策本を組み合わせた勉強が求められるでしょう。

本記事では、試験別のおすすめの参考書を中心に、勉強時に注意することや、情報処理安全確保支援士を取得するメリットについてご紹介します。

情報処理安全確保支援士の対策

情報処理安全確保支援士には午前I・IIおよび午後I・IIと、1日の中で合計4つの試験を解く必要があります。当然、各試験によって問題の傾向や解き方も異なるため、それぞれ対策を講じておかなければなりません。実際に参考書を調べる前に、午前・午後の計4つの試験ごとに応じた対策方法を簡単に確認しておきましょう。

出典:情報処理安全確保支援士試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html

午前I

午前I試験は、IT技術の基礎的な知識を問われる問題が多い傾向にあります。情報処理安全確保支援士を受験する以前に基本情報技術者試験や応用情報技術者試験を受験した経験があれば、お馴染みとも感じられる内容かもしれません。

既にIT技術に関して応用情報レベルの知識を持っていれば、基本的にはひたすら過去問演習で対策しておけば問題ないでしょう。数をこなせば精度を高められるはずです。

もちろん、過去問を解きながら感じた自身の苦手箇所をインプットし直すことも重要です。忘れていた語句などが見つかった場合は、必ず復習して覚え直しましょう。

午前II

午前IIは、情報セキュリティやネットワークに関する問題が多く出題されます。問題数25に対し、セキュリティが18問、ネットワークが2問で、残り5問にデータベースやサービスマネジメントなどの他分野が出題されます。

つまり、関連性の高いセキュリティとネットワークだけで午前II試験の8割を占めるのに対し、他分野は2割にあたるわずか5問しか出題されないということです。そのため、午前II対策をする際はセキュリティ・ネットワークの対策をメインに行いましょう。午前I同様過去問からの出題も多いので、基本的に過去問演習をしての対策ができます。

出典:情報処理安全確保支援士試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html

午後I

情報処理安全確保支援士の本番とも呼べる午後試験は、I・IIともに記述式の問題が出題されます。午後Iは、情報セキュリティに関する3つの大問から2つを選択して解答する試験です。

長文問題、かつ記述形式で解答する必要があるため、セキュリティ知識だけでなく国語力・集中力も求められます。そのため、対策としては過去問で問題の傾向を掴むこと、そして「長文読解・記述」という午後試験独特のスタイルに慣れることを意識しましょう。

午後II

午後II試験も基本的な対策方法は午後I試験と同様です。というのも、午後の両試験の主な違いはボリューム感であり、正答するために必要な知識量などに大きな違いはないからです。セキュリティに関して確かな知識を持ち、それを言語化して記述できるように自身を仕上げて臨みましょう。

ただし、午後II試験は問題文だけで10ページ以上あります。午後I試験以上に高い集中力・国語力が求められることは頭に留めておきましょう。

午前対策におすすめの参考書

午前・午後ともに、主に過去問を解くことが重要だということをお伝えしてきました。ここからは、実際に対策をする際に役立つおすすめの参考書について紹介いたします。

まずは午前試験の勉強時に役立つ参考書を3冊紹介いたしますので、ぜひ参考情報としてご覧ください。過去問はIPAが公式で配布しているものの、詳細な解説を知りたい場合はこれから紹介する過去問解説集が役立つでしょう。

2022秋 情報処理安全確保支援士 総仕上げ問題集

本書は、直近4期分の過去問および解説(最直近の試験は自分でダウンロードする必要あり)を掲載している参考書です。過去問が丸ごと載っているので午後対策としても活用できますが、どちらかというと午前対策向けのテキストです。

情報処理教科書 高度試験午前I・II 2022年版

こちらの参考書は、情報処理安全確保支援士だけでなく、同じレベル4の高度情報技術者試験の午前I・II問題を掲載・解説しているという特徴を持っています。本参考書を使えばセキュリティと関連性の高いネットワークの学習もできるほか、午前II試験で出題されるセキュリティ以外の分野の対策も行えて便利です。誤答の解説も載っているため、インプット学習にも役立つでしょう。

情報処理安全確保支援士パーフェクトラーニング過去問題集

最初に紹介した参考書同様、過去問および解説が掲載されている問題集になります。午前試験は見開きで問題・解説が掲載されているので、問題を解いてすぐに正否および解説を確認でき、スムーズかつスピーディに学習できるでしょう。午前I・セキュリティに関する単語集も収録されているので、インプット学習においても最適です。

午後対策におすすめの参考書

情報処理安全確保支援士の対策を行う上で最も時間をかけることになるであろう午後試験。既にお伝えした通り、午後I・IIどちらも必要となる知識自体は大差ありません。重要なのは、以下にセキュリティ分野に精通しているか、それを言語化して記述化できるかという点です。

ここからは午後対策におすすめの参考書を3冊紹介いたします。ぜひ学習に役立ててください。

情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策

本書には、午後試験受験にあたって重要となってくる10個のテーマが解説されています。
テーマごとに丁寧な解説が掲載されているので、項目ごとに学習をするのに役立ちます。学習時にあちこちに散らばらず、一項目に特化して学習ができるでしょう。

また、こちらは午前対策もできる参考書です。午前試験を受験するのに必須となる基礎知識が解説されているので復習にも役立つでしょう。

情報処理教科書 情報処理安全確保支援士

こちらの参考書は、情報安全確保支援士を取得するために必要となる知識を解説しています。ただ知識が羅列されているわけではなく、近年の問題出題傾向などから分析されたうえで必要な知識を解説しているので、効率的で無駄のない学習ができる参考書です。過去問も付属しているので、インプット・アウトプット両方をこなせる1冊にまとまっています。

うかる! 情報処理安全確保支援士 午後問題集

本書は、午後対策をしている過程で不安を抱きがちな「模範解答と自分の記述の差」を埋めてくれる参考書です。得点を取りやすい「テクニック」を会得できます。表紙に「初学者お断り!?」と書かれている通り、情報セキュリティに関して一定の知識を持っていないと役に立たないでしょう。一通り試験対策を終えた後、最後の追い込みに活用してください。

勉強時に注意すること

おすすめの参考書を午前・午後で合計6冊紹介してきました。とはいえ、情報安全確保支援士はただ闇雲に上記の参考書を読み込めば合格できるものではありません。また、過去問だけひたすら解き続けるのも不十分です。最後に、試験対策の勉強を行う際に注意・意識するべき点を3つ紹介いたします。合格の可能性を少しでも高めるための参考にしてみてください。

インプット・アウトプットのバランスを意識する

情報安全確保支援士以外にも当てはまりますが、資格試験を学習する際はインプット・アウトプットどちらかに偏らないように意識しましょう。がむしゃらに過去問を解き続けても、新しくインプット学習を行わなければ知らない知識を問われたら太刀打ちできません。

だからといってひたすら参考書を読み込むだけでは、実際に問題を解く際自分の考えを上手く文章に書き出せないでしょう。紹介してきたおすすめの参考書でインプットしながら、過去問を解いてアウトプットを行いましょう。

実試験を意識する

情報安全確保支援士の勉強時、特に過去問演習を行う際は、実際の試験を意識しましょう。制限時間を明確に設けておくことで、感覚を養えます。特に午後I試験の90分という時間制限は厳しいと感じるケースも多いです。午後I・II試験で適切で正確な記述をいかに早くできるかは、自身の努力にかかっています。日頃から本番を意識しながら訓練しておくと良いでしょう。

比重は午後に向けよう

情報安全確保支援士の試験対策で比重を置くべきなのは、午後試験です。午前試験は基礎的な内容が多く含まれているので、既に十分な知識を持っている場合が多いです。また、基礎的な内容なのでそれほど時間を要さずに知識として定着させられます。午後に意識を向け、普段から対策を行いましょう。

情報処理安全確保支援士を取得するメリット

ここまで、情報処理安全確保支援士を「勉強する」点にフォーカスを当てて解説してきましたが、実際のところ必死になって取得を目指す意味はあるのでしょうか。ここからは、情報処理安全確保支援士を取得するとどんな恩恵が得られるのかについて解説いたします。

難易度が高い分、さまざまな恩恵を得られるので、1つずつチェックしておきましょう。メリットを予め認識しておくことで、試験に対するモチベーションのアップも見込めます。

セキュリティスペシャリストの証明

情報処理安全確保支援士は以前実施されていた「情報セキュリティスペシャリスト試験(通称:セスペ)」が廃止され、その後継となっている試験です。従来のセスぺはその名の通り、セキュリティに関して高度な知識を持った専門家である証明ができる資格でした。

情報処理安全確保支援士もセスぺ同様、セキュリティに関する豊富な知識と確かなスキルの持ち主であることを証明できます。

社会的信用が高い

情報処理安全確保支援士は、社会的信用が高い資格です。本試験に合格した場合は「情報安全確保支援士(登録セキスペ)」という登録資格を得られるようになり、いわば免許証のような形のカード型登録証を入手できます。自身の名刺などへの記載も可能になり、自身の価値を高められるでしょう。

加えて、情報処理安全確保支援士および前身のセキュリティスペシャリスト試験は知名度も高いです。

なお、登録セキスペは試験に合格したら自動的に付与されるわけではありません。合格後、自分で登録手続きを行う必要があるので忘れないように注意しましょう。また、定期的に更新を行う必要があります。

転職などに大いに役立つ

その社会的信用の高さや高難易度であることから、情報処理安全確保支援士は転職活動において大きな武器になり得ます。セキュリティ意識が高まっている現代社会において、自分が持つ情報セキュリティに関するスキルの知識のレベルの高さを証明してくれるのです。転職先やフリーランス案件獲得における選択肢の幅を広げてくれるというメリットも見込めるでしょう。

情報安全確保支援士になって自分の価値を高めよう

本記事では、情報安全確保支援士の対策方法や、おすすめの参考書を6冊紹介してきました。非常に難易度が高い資格試験ですが、その分合格した際に得られる恩恵も大きなものがあります。社会的信用が高く、確実に自分の人材としての価値を高めてくれる資格です。転職活動などでも大いに役立ちます。情報安全確保支援士の取得を志している方は、本記事で紹介した参考書などを活用し、対策を行っていきましょう!

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年07月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.28
更新日
2024.07.28

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