【正社員・フリーランス・未経験】iOSエンジニアの年収はいくら？年収アップの方法もご紹介！

ITエンジニア

iOSエンジニアの平均収入は、正社員の平均年収は650万円程度、未経験の平均年収は300万円〜400万円程度となっています。企業の規模や業績、iOSエンジニアとしての経験年数、持っているスキルと対応できる仕事内容などによって年収が左右されます。

本記事ではiOSエンジニアのケース別の年収、年収アップに必要なスキル、おすすめの資格などを紹介しています。iOSエンジニアに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

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iOSエンジニアの年収
iOSエンジニアの仕事内容
iOSエンジニアの年収を左右する条件とは？
iOSエンジニアが年収アップに必要なスキル
【3選】iOSエンジニアの年収アップにおすすめの資格
iOSエンジニアのニーズと将来性
1. 圧倒的なiOSエンジニアへのニーズ
スキルを身に付けてiOSエンジニアを目指そう！

iOSエンジニアの年収

iOSエンジニアとは、iOSアプリの開発を行うエンジニアです。近年ではiOSアプリの需要が高まっていることもあり、iOSエンジニアという仕事にも注目が集まってきています。

iOSエンジニアの年収相場は、他のエンジニアの職種と比較しても高い傾向にあるといえます。なぜiOSエンジニアの年収が高いのかを知れば、自分のiOSエンジニアとしての価値を高め、年収を上げることもできるでしょう。

iOSエンジニアとして年収を上げたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

正社員iOSエンジニアの年収相場

正社員のiOSエンジニアの年収相場は、650万円ほどとなっています。国税庁の令和3年度の「民間給与実態統計調査」によると、日本の給与所得者の平均年収が433万円であるため、全体の平均年収よりも200万円以上高いことになります。

また、他のIT業界の職種と比べても、iOSエンジニアの平均年収は高い水準にあると言えるでしょう。業界的に年収が高い傾向にはありますが、平均年収が600万円を超えているため、業界内でも高い年収であるといえます。

出典｜参照：令和3年分民間給与実態統計調査｜国税庁

フリーランスiOSエンジニアの月収相場

フリーランスのiOSエンジニアの月収相場は、30万円～100万円ほどが目安となります。フリーランスのiOSエンジニアの平均月収は75万円ほどとなっており、月収レンジは30万円～150万円ほどと幅広いです。

そのため、フリーランスとして活躍しているiOSエンジニアは、スキルや実績などによって月収も大きく変わります。他のフリーランスのエンジニア職と比較すると、Androidエンジニアと同水準の月収と言えるでしょう。

iOSエンジニアの中でも、スキルや経験が豊富なエンジニアは、単価も高い傾向にあります。より高い年収を求める方は、スキルや経験の充実を求めるとよいでしょう。

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未経験のiOSエンジニアの年収相場

未経験のiOSエンジニアの年収相場は、300万円〜400万円ほどが相場です。

エンジニアは実力主義の傾向があるため、年収も実務経験によって大きく変わります。未経験からiOSエンジニアになった場合は、年収も300万円台からのスタートになるケースが多いでしょう。

フリーランスの場合も年収レンジが広いため、未経験の場合は300万円程度が相場です。その代わり、実績を積み重ねていくことで年収もアップしていけるでしょう。

iOSエンジニアの仕事内容

iOSエンジニアの仕事は、iOSアプリの開発を行うことです。iOSアプリと言っても、他のアプリ開発の流れと変わりはありません。

iOSエンジニアの仕事は一般的なシステム開発と同様に、要件定義や設計、開発などの工程に分けられます。ここではiOSエンジニアの主な仕事内容を紹介します。どのようなものがあるのか、参考にしてみてください。

アプリの品質や方向性を決める要件定義

要件定義とは、ターゲットや開発目的の明確化、競合の分析などを行い、アプリの要件を定義する工程です。

要件定義の工程では、iOSエンジニアはクライアントや開発メンバーとコミュニケーションを取りながら、開発に使用できる予算や期限といった部分も考慮して現実的な用件の設定を決めていきます。

また、この工程では要件定義書や機能仕様書といったドキュメントを作成します。

ユーザビリティやUXを高めるシステム設計

システム設計の工程では、アプリの画面などを設計する外部設計、内部の処理を設計する内部設計を行います。

さらに、iOSアプリの拡張性や保守性といった機能以外の部分である非機能要件の設計も重要です。システム設計に携わるiOSエンジニアは、アプリの使いやすさを高めるために、デザイナーなど他の職種のメンバーと協力して作業を進めます。

設計書をもとにアプリケーション開発

iOSアプリの開発は、開発環境であるXcode上でコーディングを行っていきます。

また、プログラミング言語はObjective-CやSwiftなどを使用し、SwiftUIなどのフレームワークを活用するケースが多いでしょう。React NativeやFlutterを使用すれば、他のプログラミング言語を使ってクロスプラットフォームのアプリを開発することも可能です。

品質を確保するためのテスト

iOSアプリのテストには、プログラム単位で行われるユニットテストや、モジュールを連携して行われる結合テスト、要件を満たしていることを確認するための機能テストなどがあります。

iOSアプリをリリースするためには、品質を担保するためのテストは非常に重要な工程です。また、テストの工程ではユーザー目線で検証を行い、使いやすいアプリにブラッシュアップしていくことが大切です。

収集した情報をもとにアップデート

iOSアプリをリリースする際には、App Storeの審査に通過する必要があります。審査には1週間程度の時間が必要になるため、時間がかかることを想定しておきましょう。

iOSアプリのリリース後は、見つかったバグの修正を行ったり、App Storeへの口コミ情報などを収集して機能修正を行ったりして、随時アップデートしていきましょう。

iOSエンジニアの年収を左右する条件とは？

iOSエンジニアの年収は高い水準にあります。しかし所属する企業の規模や経験年数などによっても、iOSエンジニアの年収には大きな差が出るでしょう。

iOSエンジニアを目指している人の中には、高い年収を獲得したいと考えている人が多いでしょう。ここではiOSエンジニアの年収を左右する条件について解説していきますので、どのような条件で年収が左右されるのか、参考にしてみてください。

企業の業績・規模

正社員として働くiOSエンジニアの場合、所属している企業の業績や規模によっても年収に差が出ます。エンジニアも一般的な会社員と同様に、大企業になるほど給与の水準も高くなります。

また、iOSアプリはアプリの審査基準が厳しく、リリースされているアプリのクオリティが高いため、競争も厳しい業界です。このような業界で高い年収を獲得するためには、クオリティの高いiOSアプリを安定して提供し、業績を上げている企業に勤めることが大切です。

iOSエンジニアとしての経験年数

iOSエンジニアとして高い年収を獲得するためには、業務の経験年数も重要な要素です。日本では、IT企業も「何ができるか」ではなく「何をしてきたか」が重視される傾向があります。

iOSエンジニアの場合は他の業種よりも影響は少ないですが、どうしてもこれまでの経験により年収が左右されます。

そのため、iOSエンジニアとして年収をアップしていくのでには、下流工程だけでなく上流工程まで幅広い経験を積み、キャリアを積んでいくことが大切になるでしょう。

持っているスキルと対応できる仕事内容

iOSエンジニアの年収には、持っているスキルや対応できる仕事内容が大きな影響を与えます。iOSアプリは企業によって開発環境や使用しているプログラミング言語が異なるため、求められるスキルも企業によって異なります。

そのため、自分の持っているスキルセットや対応できる仕事の範囲を明確にしておくことで、高い年収を獲得しやすくなるでしょう。

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iOSエンジニアが年収アップに必要なスキル

iOSエンジニアが年収をアップするためには、iOSアプリ開発に必須のスキルを身に付けておき、ユーザーやクライアントのニーズに応えられるようにすることが重要です。

ここではiOSエンジニアが年収アップに必要なスキルを紹介していくので、どのようなスキルを身に付ければ良いのか参考にしてみてください。

アプリケーション開発のスキル

アプリケーション開発に関連したスキルとして、SwiftやObjective-Cなどのプログラミング言語のスキルが必要になります。また、SwiftUIやReact Nativeなどのフレームワーク、XcodeやGitHubといったツールなどの知識、スキルも必要です。

このようなアプリケーション開発の知識やスキルを身に付けることで、開発時だけでなく、リリース後に発生したトラブル対応などにも役立てられます。

データベースを活用する知識・スキル

iOSアプリでデータ取得、更新処理を開発するためには、データベースに関する知識も必要です。

iOSアプリ開発で使用するデータベースには、デバイス上で使用するCoreData、Realm、SQLiteなどがあります。また、サーバー側で使用するMySQLなどのデータベースもあるでしょう。

適切なデータ処理を実装するためには、このようなデータベースに関する知識も身に付けることが大切です。

Apple社がリリースしたSwiftのスキル

iOSアプリの開発で用いられる主流の言語として、Apple社が開発したSwiftが挙げられます。SwiftはこれまでiOSアプリ開発に使用されていたObjective-Cよりも文法が簡単で、高い拡張性を持っています。

SwiftはiOSアプリの開発言語として採用されているだけでなく、他のアプリ開発でも採用されはじめているため、習得しておくと良いでしょう。

出典｜参照：Swift｜Apple（日本）

プログラミング言語Objective-Cのスキル

Objective-Cは、Swiftが登場するまでiOSアプリ開発の主流の言語として採用されてきたプログラミング言語です。

現在のiOSアプリ開発の現場では、採用言語はObjective-CからSwiftへ移行しつつあります。一方で、今でも歴史のある古い企業などで根強い人気があるため、今後も一定の需要が見込まれるでしょう。

Flutter・Firebaseの知識と実務経験

FlutterはGoogle社が開発したモバイルアプリ開発のためのフレームワーク、Firebaseは同じくGoogle社が開発したモバイル・Webアプリ開発のプラットフォームです。

これらを扱えれば、iOSとAndroidアプリを同じ言語や環境で開発できるようになるため、併せて習得しておくと良いでしょう。

出典｜参照：お問い合わせとオフィス所在地｜Google

コミュニケーションスキル

iOSアプリはチームで開発するケースが多いため、メンバーと協力して作業に取り組むには、コミュニケーションスキルが必要になります。

また、相手の要望を引き出したり、相手の意見を聞き入れたりするためにもコミュニケーションスキルが必要になるでしょう。

UXに関する知識

iOSエンジニアが年収をアップするには、ユーザーにとって使いやすいアプリを開発するためのUX（ユーザーエクスペリエンス）の知識が必要になります。

ユーザー満足度の高いiOSアプリを開発するためには、ユーザーエクスペリエンスについて理解し、アプリの操作性を良くすることが大切です。

具体的には、ユーザーが使いやすいと感じるデザインパターンを学ぶことや、プロトタイピング・ワイヤーフレームの作成、ユーザーテストの実施などがあります。

エンジニアとしての市場価値を決めるポイントの一つが、ユーザーエクスペリエンスの理解と経験です。常にユーザーエクスペリエンスを念頭に置いて行動することが、スキルアップにもつながります。

論理的思考力

論理的思考力とは、物事を道筋立てて結論を導き出す思考能力です。

論理的思考力がなければ、品質の高いシステムやアプリを構築することはできません。iOSエンジニアとしてスキルアップするためにも、論理的思考力を磨くことが大切です。

マネジメントスキル

iOSエンジニアが年収をアップするには、マネジメントスキルも必要です。エンジニアはキャリアアップしていくことで、上流工程の業務に携わることになります。

上流工程の人材は、他のメンバーをマネジメントしてプロジェクトを円滑に進めていくことが求められるため、チームマネジメントの能力を身に付けることで評価されるようになるでしょう。

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【3選】iOSエンジニアの年収アップにおすすめの資格

iOSエンジニアは資格が必要な職業ではありませんが、資格を取得することでスキルを客観的に証明できるようになるため、年収アップにもつながります。

ここでは、iOSエンジニアの年収アップにおすすめの資格を紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格です。IPAが実施している情報処理技術者試験の一区分で、ITエンジニアとしての応用的な知識や技能を問う試験となっています。

応用情報技術者試験に合格すれば、ITエンジニアに必要とされるシステム開発の知識やスキルを網羅していることの証明になります。

また、応用情報技術者試験に合格すれば、プロジェクトマネージャ試験などの高度試験の一部試験が免除されるため、より高度な資格取得を目指す人にもおすすめです。

出典｜参照：応用情報技術者試験｜IPA

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、ITに関する基本的な知識を証明できる資格です。ITパスポートも情報処理技術者試験の一区分で、経営やIT管理、IT技術といった幅広い知識について問われます。

情報処理技術者試験の中では基礎的なレベルの資格となっているため、iOSエンジニアだけでなくITを利用する全ての社会人におすすめです。

出典｜参照：ｉパスとは｜IPA

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ITパスポートの勉強時間は？初心者でも最短で合格する方法

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクト責任者としてプロジェクト全体をマネジメントするスキルを証明できる国家資格です。情報処理技術者試験の一区分で、高難易度な試験となっています。

プロジェクトマネージャ試験に合格することで、プロジェクトマネジメントに必要なスキルを持っていることの証明になります。そのため、将来プロジェクトマネージャーなどへのキャリアアップを目指す方におすすめです。

出典｜参照：プロジェクトマネージャ試験(PM)｜IPA

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iOSエンジニアのニーズと将来性

iOSエンジニアは将来性のあるエンジニアだといえます。iOSエンジニアが将来性のあるエンジニアである理由を理解することで、自分のキャリアに活かせる部分もあるでしょう。

将来性のあるiOSエンジニアになりたい方や、将来的にも活躍し続けたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

圧倒的なiOSエンジニアへのニーズ

諸外国に比べ日本ではiOSのシェアが多いといわれています。今後も日本のiOSアプリ市場では、新しいスマホアプリが次々と開発されていくでしょう。

このようにiOSアプリ開発の需要は高い状態にあるため、iOSエンジニアの将来性は高いと言えます。

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スキルを身に付けてiOSエンジニアを目指そう！

iOSエンジニアは年収水準が高く、今後も将来性が期待できる職業です。年収アップを考えている方は、よりレベルの高い現場や案件に参画することを目指してみるとよいでしょう。

iOSエンジニアの方で、年収を上げたいと思っている方は、本記事でご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。

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この記事の監修者

Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年09月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。