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応用情報技術者試験の勉強時間の目安は500時間?!勉強方法やスケジュールについてもご紹介

応用情報技術者試験の勉強時間の目安は500時間?!勉強方法やスケジュールについてもご紹介のイメージ 応用情報技術者試験の勉強時間の目安は500時間?!勉強方法やスケジュールについてもご紹介のイメージ

応用情報技術者試験の合格に必要な学習時間は、約500時間です。学習時間を1日2時間に設定すると、最低でも8か月以上の学習が求められます。初学者の方が資格取得を目指すには基礎知識を覚えたり、効率的な学習スケジュールを立てたりすることが必要です。

本記事では、応用情報技術者試験の基本情報や勉強方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

初学者の勉強時間の目安は約500時間

初学者の応用情報技術者試験に向けた勉強時間は、約500時間必要であるといわれています。勉強期間は、一日の勉強時間をどのくらいするかによっても大きく変わりますが、最低でも半年間は想定していた方がよいでしょう。

応用情報技術者試験は、合格率が非常に低く、難関試験であるため、膨大な勉強時間を費やさなければならないものであると、始めから覚悟して取り組みましょう。

しかし、これはあくまで目安であり、個人の環境や勉強の定着度により大きく変わります。定着度を高める勉強方法やスケジュールをしっかりと確立し、効率良く勉強を進めていくことが大切です。

ここでは、初学者が応用情報技術者試験に合格するための勉強方法やスケジュールについてご紹介します。約500時間の勉強が必要であることを踏まえて、最適な勉強方法を見つけましょう。

出典|参照:応用情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

初学者が応用情報技術者資格を取得するための勉強方法

初学者が応用情報技術者試験に向けてまず必要なことは、基礎知識を覚えることです。

参考書やテキストをしっかりと読み解き、土台となる基礎知識を定着させましょう。この基礎知識の勉強が非常に重要であり、手を抜くと後に控えている応用問題に対して理解するのに苦労してしまいます。そのため、基礎部分の勉強は丁寧に時間をかけて行いましょう。

また、事前知識が無いため基本用語の意味が参考書やテキストを読んでも理解できない可能性があります。わからないところは何度も読み込むなどをして、焦らず地道に進めていくことが大切です。

基礎知識を定着させた後は、問題集や過去問に取り組み実践力を身に付けましょう。長文読解力が必要な問題も出題されるため、先に設問を読みキーワードをチェックした後に問題文を読んで解く練習をするとよいでしょう。

出典|参照:応用情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

初学者が応用情報技術者資格を取得するための勉強スケジュール

初学者が応用情報技術者試験に合格するために必要な約500時間の勉強時間を基準にスケジュールを組んでいきます。例えば勉強時間を一日2時間とした場合、約8か月間で480時間になるため、最低でも8ヶ月以上の期間が必要なことがわかります。

独学やスクールに通うかなどでスケジュールは変わりますが、今回は独学を想定してご説明します。まずは基本情報の知識を定着させなければなりません。勉強の大半は参考書やテキストを読み解くなどをして、知識のインプットを行いましょう。

同時にわからない用語の整理や、応用情報技術者試験の1つ下の資格である基本情報技術者試験の過去問を解くことも進めます。ここまでを4か月間で完了するようにしましょう。

残りの4か月間は応用情報技術者試験の過去問を解いたり、苦手な問題や参考書を全体的に把握したりすることに力を入れるのがよいでしょう。

出典|参照:応用情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

応用情報技術者試験に合格する確率

応用情報技術者試験の合格率は、例年平均20%前半と非常に低い確率です。また合格の基準点は60点です。

合格率と合格の基準点だけを見てみると、一つ難易度が下がった基本情報技術者試験とさほど違いはありません。しかし、申し込んだものの試験当日までに勉強が間に合わず、受験しないケースも多いようです。そのため受験率が低くなり合格率も下がってしまいます。

出典|参照:応用情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

出典|参照:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 統計資料 P3|独立行政法人情報処理推進機構

出典|参照:5.採点方式・配点・合格基準、合格発表など|独立行政法人情報処理推進機構

基本情報技術者試験を合格している場合の勉強時間の目安

経験者や基本情報技術者試験に合格している方の勉強時間は約200時間と言われています。

未経験者の方と異なり、すでにある程度の知識が身に付いている状態であるため、勉強もスムーズに進めることができるでしょう。

勉強期間は平均3か月ほどですが、どのくらい基礎知識が記憶に残っているかによって勉強時間と勉強期間が変わります。あくまで目安として認識しておくのがよいでしょう。

ここでは経験者や基本情報技術者試験に合格している方の勉強方法やスケジュールの組み方などをご紹介いたします。

出典|参照:基本情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

経験者が応用情報技術者資格を取得するための勉強方法

経験者や基本情報技術者試験に合格している場合は、基礎知識が身に付いている状態であるため、初学者と比べて勉強期間が短くなります。まずは、問題集と過去問を解くことで自身の実力と今後の課題を認識しましょう。

解けない問題が多い場合は、もう一度基礎知識からやり直すことが重要です。解ける問題が多い場合は、苦手な問題に力を入れたり、難易度が高い長文読解の対策に時間を割いたりすることも大切です。

また、応用情報技術者試験は午前試験と午後試験の2部制になっており、午後問題のほうが難しく設定されています。そのため、午前問題と午後問題の勉強時間の比率は3:7の割合で進めるのがよいでしょう。

なぜなら経験者や基本情報技術者試験に合格している方は、午前問題の対策を重点的にしなくても知識や経験があるため高得点を取れるからです。

しかし、午前問題に自信がない場合はしっかりと時間をかけて勉強することをおすすめします。過去問で8割ほど安定して取れるようになれば基本的に問題ないと考えられるため、まずは正答率8割を目指して頑張りましょう。

出典|参照:応用情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

出典|参照:基本情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

応用情報技術者資格を取得するための勉強スケジュール

経験者や基本情報技術者試験に合格している場合、目安の勉強時間である約200時間と言われています。1日の勉強時間を2時間に設定した場合、100日でちょうど200時間です。そのため、最低でも3か月以上続けることが必要なことがわかります。

3ヶ月と仮定した場合、最初に問題集を解き、問題なければひたすら過去問に取り組み実践力を身に付けましょう。

思うように解けなかった場合は、最初の1か月は基礎の勉強に、残りの2か月を過去問と問題集を解く時間にするのが良いです。基礎知識をある程度忘れていても過去に一度身についているものは定着しやすく、比較的短い期間でも問題ないでしょう。

ただし基礎知識がなかなか思い出せない場合は、全体のスケジュールを見直す必要があります。初学者と同じように半年間の勉強期間を想定して試験に臨むのがよいでしょう。

出典|参照:基本情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

勉強時間をだらだら伸ばさないようにすること

IT業界の経験者や基本情報技術者試験に合格している方はある程度知識が備わっているため、仕事や勉強時間の確保が難しい場合にモチベーションが下がる可能性があります。

モチベーションを維持するために、最初から勉強時間と曜日を設定し、一週間ごとのスケジュールを作るなどするとスムーズに勉強を進められるでしょう。

出典|参照:基本情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

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応用情報技術者試験対策におすすめの参考書をご紹介!効果的な勉強方法も解説

応用情報技術者試験の基本情報

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験より高度なIT知識やスキルを問われる試験です。

この試験は、システム設計やプログラミング、データベースの運用、ネットワーク設計など、応用的なIT業務に関する知識と能力を評価するためのものです。合格することで、より高度なIT関連の職務に従事するためのスキルを持つことが証明されます。

応用情報技術者試験はPBT(Paper Based Testing)方式で春季と秋季の年2回実施されており、試験は午前試験が選択肢式の問題、午後試験は記述式の問題になります。

出典|参照:応用情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

出典|参照:基本情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

応用情報技術者試験の出題内容

応用情報技術者試験を受験するときに一番大切なことは、出題内容を把握することです。出題内容を正しく把握することによって効率的で意味のある勉強ができます。

また、出題範囲が非常に広く、全問正解を目指すとかえって勉強が不十分になる可能性があります。どうしても苦手な問題や解くのに時間がかかり過ぎる問題は捨てきる判断も重要です。

出典|参照:応用情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

午前試験の出題範囲

応用情報技術者試験の午前問題は次の23項目が出題範囲です。ここから80問出題されるため、最低でも50問以上は正解できるように対策しましょう。

・テクノロジ系
1.基礎理論
2.アルゴリズムとプログラミング
3.コンピューター構成要素
4.システム構成要素
5.ソフトウェア
6.ハードウェア
7.ヒューマンインタフェース
8.マルチメディア
9.データベース
10.ネットワーク
11.セキュリティ
12.システム開発技術
13.ソフトウェア開発管理技術

・マネジメント系
14.プロジェクトマネジメント
15.サービスマネジメント
16.システム監査

・ストラテジ系
17.システム戦略
18.システム企画
19.経営戦略マネジメント
20.技術戦略マネジメント
21.ビジネスインダストリ
22.企業活動
23.法務


出典|参照:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 P33|独立行政法人情報処理推進機構

午後試験の出題範囲

午後試験の出題範囲は次の13分野のうち11分野が出題され、そのうち5分野を選び解答します。ただし、12.情報セキュリティは必須科目であるため、その他の10分野から4分野を選択することになります。

出題範囲が午前試験と多く被るため、過去問を解き、わからなかったところを参考書やテキストで確認するのがよいでしょう。

1.経営戦略に関すること
2.情報戦略に関すること
3.戦略立案・コンサルティングに関すること
4.システムアーキテクチャに関すること
5.サービスマネジメントに関すること
6.プロジェクトマネジメントに関すること
7.ネットワークに関すること
8.データベースに関すること
9.組込みシステムに関すること
10.情報システム開発に関すること
11.プログラミングに関すること
12.情報セキュリティに関すること
13.システム監査に関すること

出典|参照:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 P20|独立行政法人情報処理推進機構

出典|参照:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 P42|独立行政法人情報処理推進機構

午前試験と午後試験の試験時間

午前試験は開始時刻が9:30からで終了時刻が12:00の150分です。出題形式は四肢択一式で、解答形式についてはマークシート式です。出題数は全80問あり、解答数も80問全てとなります。

午後試験は開始時刻が13:00からで終了時刻が15:30と午前試験と同じく150分です。出題形式については、長文問題形式で解答形式は記述式です。出題されるのは11分野で、そのうち5分野を選択します。

出典|参照:応用情報技術者試験 試験時間・出題形式・出題数(解答数)|独立行政法人情報処理推進機構

応用情報技術者試験に合格するメリット

応用情報技術者試験は高難易度の試験ですが、合格すればその難易度に見合ったメリットも数多く存在します。

IT業界ではこの資格を持っていれば、高度なIT人材に必要な応用知識と技能を持ち合わせている人材であると認識されるでしょう。ここでは、応用情報技術者試験に合格した場合のメリットを3つご紹介します。

出典|参照:応用情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

他の難易度が高い試験の一部が免除される

応用情報技術者試験に合格すると、更に上位の試験を受験する際に一部の免除措置を受けられます。

この措置は、応用情報技術者試験に合格してから2年以内に受験した場合に限ります。スペシャリスト系やプロジェクトマネージャーなどの高難易度試験で、共通して実施される午前試験の一部を申請によって免除できるようです。

免除措置が効くうちに、さらなる高難易度の資格を取得することをおすすめします。

出典|参照:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 P25|独立行政法人情報処理推進機構

就職や転職がしやすくなる

応用情報技術者の資格を持つことにより、就職や転職の活動が有利になるメリットもあります。キャリアパスとしてIT業界だけでなく、メーカーやコンサルティング系などの企業にも高く評価されています。

その他にも高校生の段階でこの試験に合格できれば、大学の推薦を受けることが可能になったり、特待生として学費の一部免除を受けたりできるでしょう。

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応用情報技術者試験の資格が転職に有利な理由を3つ解説!基本情報から合格するための勉強方法まで紹介

資格手当の対象になることもある

応用情報技術者試験に合格すると、所属している企業から資格手当や一時報酬金が支給されることもあります。資格手当の場合は、基本的に毎月5,000円〜20,000円で、一時報酬金の場合は50,000円〜200,000円ほどです。

金額の幅が非常に大きいため、自身が所属している企業ではどのくらいの資格手当を受けられるのか確認するのがよいでしょう。

出典|参照:応用情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

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応用情報技術者試験合格者の平均年収を解説!合格することによる収入への影響は?

応用情報技術者試験に合格するために適切な勉強時間を確保しよう

この記事では、応用情報技術者を目指す方に向けて、平均勉強時間や合格率、勉強方法のご紹介を行いました。応用情報技術者試験は難関で合格率も非常に低いですが、その分、合格できれば高いアドバンテージを得られる試験でもあります。

とくにIT業界で大幅なキャリアアップや、管理職を目指している方には受験することをおすすめします。初学者の方にとってはハードルが高く感じるかもしれませんが、この記事を参考に応用情報技術者を目指してみてはいかがでしょうか。

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Branding Engineer編集部

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

記載されている内容は2024年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.28
更新日
2024.04.11

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