Midworks
  1. TOP
  2. お役立ちコラム
  3. フリーランスの基礎知識
  4. 学習・スキルアップ
  5. 応用情報技術者試験合格者の平均年収を解説!合格することによる収入への影響は?

応用情報技術者試験合格者の平均年収を解説!合格することによる収入への影響は?

応用情報技術者試験合格者の平均年収を解説!合格することによる収入への影響は?のイメージ

応用情報技術者試験合格者の平均年収は、職種や役職、地域、所属企業などのさまざまな要因によって変わりますが、500万円~700万円程度となっています。資格を取得するだけで年収が上がるというわけではありませんが、応用情報技術者試験合格が年収へ影響を与える場合があります。

本記事では、応用情報技術者試験の年収への影響や応用情報技術者試験の基本情報、合格するための勉強方法などについて解説しています。是非参考にしてみてください。

目次

目次を閉じる

  1. 応用情報技術者試験についての基本情報
  2. 応用情報技術者試験の難易度は?
  3. 応用情報技術者試験に合格することでできる仕事や職業例
  4. 応用情報技術者試験合格者の平均年収
  5. 応用情報技術者試験に合格することによる年収への影響
    1. 報奨金による年収への変動がある
    2. 資格手当の支給による年収への変動がある
  6. 応用情報技術者試験に合格すること以外で年収を向上させる方法
    1. フリーランスを目指す
    2. 需要の高さを考慮してスキルを身に付ける
  7. 応用情報技術者試験を取っても収入は上がりづらいと言われる理由
  8. 応用情報技術者試験を受験する年収以外の3つのメリット
    1. 高度試験などの一部が免除される
    2. スキルアップできる
    3. 任用資格付与や昇任試験で加点される
  9. 応用情報技術者試験に合格するための勉強法
    1. 専門学校・資格取得スクール・通信講座を利用する
    2. 参考書や過去問を利用する
    3. 午後試験の対策を重視する
  10. 応用情報技術者試験に必要な学習時間
  11. 応用情報技術者試験の注意点
    1. 経験値や個人の力量によって勉強量が変わる
    2. IT系業務以外での活用性は少ない
  12. 応用情報技術者試験に向いている人の特徴
  13. 応用情報技術者試験に合格できない人の特徴
    1. 勉強時間を十分に確保できなかった人
    2. 午後試験対策をしなかった人
    3. 過去問を使わなかった人
  14. 応用情報技術者試験合格者の将来性
  15. 応用情報技術者試験の年収への影響を理解しよう
  16. Midworks おすすめの案件例

応用情報技術者試験についての基本情報

応用情報技術者試験とは、情報処理技術者試験の中でも基本情報技術者試験のワンランク上の国家試験です。IPAが認定している情報処理技術者試験の1区分で、基本情報技術者試験よりも難易度の高いITSSのレベル3に相当します。

そのため、基本情報技術者試験に合格し、さらにITエンジニアとしてのスキルアップを目指す人におすすめの資格だと言えるでしょう。

応用情報技術者試験の出題範囲は基本情報技術者試験同様に広く、システム開発における応用的なスキルも問われる試験となっています。その分、取得すれば高度IT人材として評価されるようになるでしょう。

出典:応用情報技術者試験(AP)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

問題数 午前:80問 午後:11問(回答数5問)
試験内容 午前:テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系 午後:経営戦略、情報戦略、戦略立案・コンサルティングの技法、システムアーキテクチャ、ITサービスマネジメント、プロジェクトマネジメント、ネットワーク、データベース、組込みシステム開発、情報システム開発、プログラミング、情報セキュリティ、システム監査
受験料 7,500円(税込)

\\応用技術者試験の資格をお持ちの方はご相談ください//

応用情報技術者試験の難易度は?

応用情報技術者試験の合格率は20%前半程度で推移しているため、難易度は高い試験であると言えるでしょう。応用情報技術者試験は基本情報技術者試験と同様に、出題範囲が広いです。

そのため、ITエンジニアとして実務経験を積んでいる人であっても試験対策を行わなければ合格することは困難でしょう。

また、午後の選択試験では記述式の問題が出題されるため、基本情報技術者試験よりも高度な理解が求められます。

応用情報技術者試験に合格することでできる仕事や職業例

応用情報技術者試験に合格することで、情報セキュリティやネットワーク、データベース、経営戦略など幅広い知識を身に付けた高度IT人材として評価されるようになります。そのため、エンジニア職やITコンサルタントなどの仕事に就くことができるでしょう。

また、非IT系企業であってもセキュリティ対策などでIT人材を求めているケースがあるため、システム開発系のエンジニアではなく社内SEなどのポジションで仕事をすることも可能です。

\\資格を活かして年収アップ!//

応用情報技術者試験合格者の平均年収

応用情報技術者試験合格者の平均年収としては、500万円~700万円程度となっています。

もちろん、資格を取得するだけで年収が上がるというわけではありませんが、難易度の高い応用情報技術者試験に合格した人の中には、マネジメント職などの高年収なポジションで働いてる人も多いです。

そのため、平均年収は多少高くなる傾向があるでしょう。

\\資格を活かした案件をご紹介します//

応用情報技術者試験に合格することによる年収への影響

前述のとおり、応用情報技術者試験に合格するだけでは年収が大きく上がることはありません。しかし企業によっては資格手当の制度を設けているケースもあるため、応用情報技術者試験に合格することで年収が変動することがあります。

ここでは、応用情報技術者試験に合格することによる年収への影響を解説していきます。

報奨金による年収への変動がある

企業によっては、特定の資格を保有している社員に報奨金として一時金を支給しているケースがあります。応用情報技術者試験が報奨金支給の対象になっている場合、応用情報技術者試験に合格することで合格したその年の年収を一時的にアップさせられます。

報奨金の場合、企業によっても異なりますが、大体50,000円~200,000円程度の金額が支給されるケースが多いでしょう。

資格手当の支給による年収への変動がある

企業によっては、応用情報技術者試験合格者に対して資格手当を支給しているケースもあります。資格手当の場合は毎月支給されるため、手当の分だけ恒久的に年収が上がります。

資格手当の場合、企業によっても異なりますが5,000円~20,000円程度の金額が支給されるケースが多いです。そのため、1年に換算すると60,000円~240,000円程度年収が上がるでしょう。

\\あなたに合った案件をご紹介!//

応用情報技術者試験に合格すること以外で年収を向上させる方法

エンジニアとして年収をアップさせるには、さまざまな方法が考えられます。年収アップを目指している場合は、資格取得以外の方法も視野に入れると良いでしょう。

ここでは、応用情報技術者試験に合格すること以外で年収を向上させる方法を紹介していきます。

フリーランスを目指す

フリーランスとして独立することで、年収をアップできる可能性があります。フリーランスの場合、個人で仕事をすることになるため、会社員と違って給与から天引きされることがありません。

また、スキルによっては高単価な案件も獲得できるため、同じスキルであれば会社員エンジニアよりもフリーランスの方が年収が高くなるケースが多いでしょう。

\\フリーランスエンジニアの方はご相談ください!//

需要の高さを考慮してスキルを身に付ける

需要の高いスキルを身に付けることで、市場価値の高いエンジニアになることができます。近年であれば、AI開発やビッグデータ、IoT、クラウド、セキュリティなどの分野の需要が非常に高いです。

これらの分野のスキルを持った人材であれば、転職市場でも高く評価されるでしょう。そのため、年収もアップさせやすくなります。

応用情報技術者試験を取っても収入は上がりづらいと言われる理由

国家資格の中には、その資格がなければできない独占業務があります。しかし応用情報技術者試験の場合は独占業務が存在しないため、資格がなくてもITエンジニアとしての業務を行えます。

このような理由から、資格保有者が優遇されるということが少ないため、応用情報技術者試験に合格しても収入が上がらないケースが多いでしょう。

応用情報技術者試験を受験する年収以外の3つのメリット

応用情報技術者試験に合格することで年収をアップすることもできますが、他にもさまざまなメリットがあります。

ここでは応用情報技術者試験を受験する年収以外のメリットを紹介していきます。

  • 高度試験などの一部が免除される
  • スキルアップできる
  • 任用資格付与や昇任試験で加点される

\\応用情報技術者の資格を活かして年収アップ!//

高度試験などの一部が免除される

応用情報技術者試験に合格すれば、情報処理技術者試験の高度試験の一部が免除されるというメリットがあります。

高度試験とは、応用情報技術者試験よりも難易度の高い「ITストラテジスト試験」や「ネットワークスペシャリスト試験」、「データベーススペシャリスト試験」などの試験です。

これらの高度試験や、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験が免除されます。そのため、応用情報技術者の資格を取得してから2年以内にこれらの試験を受験するのであれば、午前Ⅱ試験から受験できます。

高度試験の取得も視野に入れている場合、応用情報技術者試験を取得することのメリットは大きいでしょう。

出典:午前Ⅰ試験免除 情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.ipa.go.jp/shiken/about/koudo_menjo.html

スキルアップできる

難易度が髙めな応用情報技術者試験に合格するには、多くの時間を試験勉強に割く必要があります。しかしその分、エンジニアに必要とされる幅広い知識を身に付けられるため、エンジニアとしてスキルアップできるでしょう。

任用資格付与や昇任試験で加点される

応用情報技術者試験に合格することで、一部の国家公務員の任用資格付与や、昇任試験での加点といった優遇措置を受けられるというメリットがあります。

たとえば、警視庁や各府県警で募集されているサイバー犯罪捜査官(巡査部長)の採用では、応用情報技術者に合格していることが受験の条件です。

また、自衛官の昇任試験でも応用情報技術者合格によって加点される制度が設けられています。

応用情報技術者試験に合格するための勉強法

応用情報技術者試験は難易度の高い試験であるため、計画的に学習を進めていくことが大切です。応用情報技術者試験の受験を検討している人の中には、勉強方法を知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

ここでは、応用情報技術者試験に合格するための勉強法を紹介していきます。

専門学校・資格取得スクール・通信講座を利用する

応用情報技術者試験の試験対策は、専門学校やスクール、通信講座などを利用するという方法があります。独学での勉強が得意ではないという場合は、スクールや通信講座を活用する方がスムーズに学習を進められるでしょう。

近年では資格取得を目的としたスクールや通信講座も増えています。通う時間がないという場合はオンラインで利用できるスクールなどもあるため、自分に合ったものを探してみると良いでしょう。

書籍を使った独学よりも費用はかかりますが、合格の可能性はアップします。

参考書や過去問を利用する

応用情報技術者試験の試験勉強としては、参考書や問題集を使って独学を行う方法があります。また、試験の内容は定期的に改定されているため、最新バージョンの参考書や問題集を選ぶようにしましょう。

応用情報技術者試験対策のテキストにもさまざまな種類があるため、自分に合ったものを選ぶことも大切です。

午後試験の対策を重視する

応用情報技術者試験に合格するには、午後試験の対策をしっかり行うことが重要です。午後試験は選択問題となっており、必須科目である情報セキュリティを含めた5問を自分で選ぶことになります。

しかし応用情報技術者試験は出題範囲が広いため、全て網羅することは難しいでしょう。午後試験では自分の得意分野に範囲を絞った上で、重点的に対策を行うことが大切です。

応用情報技術者試験に必要な学習時間

応用情報技術者試験合格のために必要な学習時間は、人によっても異なります。たとえば、非エンジニアでIT知識がない人であれば、500時間程度の学習時間が必要になるでしょう。この場合、一日4時間程度学習するとしても半年近くは学習する必要があります。

また、ITエンジニアとしての経験がある人の場合は200時間程度の勉強時間が目安となります。仕事をしながら一日2時間勉強したとしても、4か月程度の時間が必要になるでしょう。

いずれにしてもしっかりと学習時間を確保した上で、計画的に学習を進めることが重要です。

\\資格を活かして年収アップ!//

応用情報技術者試験の注意点

応用情報技術者試験に合格することで、年収アップやスキルアップ、高度試験の一部試験の免除などのメリットがあることを紹介しました。しかしその一方で、応用情報技術者試験を受験することにはいくつか気を付けなければいけないポイントも存在しています。

応用情報技術者試験の受験を検討する場合は、事前にどのような注意点があるのか把握しておくようにしましょう。ここでは、応用情報技術者試験の注意点を紹介していきます。

経験値や個人の力量によって勉強量が変わる

応用情報技術者試験の出題範囲は非常に広範囲にわたります。午前試験の場合、テクロノジ系だけでも試験範囲は広いですが、さらにマネジメント系、ストラテジ系の内容も勉強しなければいけません。

もともと応用情報技術者試験はITエンジニアとして実績がある人材を対象とした試験となっているため、受験者の経験値やスキルなどによっても必要な勉強量は変わってきます。

経験者でも十分な試験対策を行う必要がある試験ですが、非プログラマーやエンジニアとしての経験の浅い人の場合はより大変になるでしょう。

IT系業務以外での活用性は少ない

応用情報技術者試験はIT業界では知名度のある試験ですが、IT系以外の企業ではあまり知られていません。また、IT系以外の企業では応用情報技術者試験におけるマネジメント系、ストラテジ系の認識自体も薄いため、評価も期待できないでしょう。

そのため、一般企業への転職などを行う場合、応用情報技術者試験を保有していてもメリットが得られない可能性があります。

応用情報技術者試験に向いている人の特徴

応用情報技術者試験は高度IT人材としてのスキルを証明できる試験となっており、ある程度エンジニアとしてのキャリアを持った人を対象としています。

そのため、ITエンジニアとしての実務経験を積んでおり、今後もステップアップしていきたいという人におすすめです。

実際にエンジニアとして業務を行っていると、知識が偏るケースは多いです。しかし応用情報技術者試験では幅広い範囲から出題されるため、エンジニアの業務の総仕上げとして適していると言えるでしょう。

応用情報技術者試験に合格できない人の特徴

応用情報技術者試験は難易度が高いため、簡単に合格できるレベルの試験ではありません。落ちる原因もさまざまですが、人によっては応用情報技術者試験に落ちやすいという人もいます。

応用情報技術者試験にチャレンジする場合は、どのような人が試験に落ちやすいのかその特徴を把握し、失敗に学ぶことも大切です。ここでは、応用情報技術者試験に合格できない人の特徴を紹介していきます。

  • 勉強時間を十分に確保できなかった人
  • 午後試験対策をしなかった人
  • 過去問を使わなかった人

勉強時間を十分に確保できなかった人

本記事でも紹介してきたとおり、応用情報技術者試験は出題範囲が広いです。そのため、勉強時間を十分に確保できなかった人は応用情報技術者試験に落ちやすいでしょう。

人によっても適切な学習時間には違いがありますが、ITエンジニアとしての実績がある人でも応用情報技術者試験は十分な試験対策が必要だと言われています。

仕事が忙しいなどの理由でまとまった学習時間が取れない人は、すき間時間を活用してできるだけ多くの学習時間を確保しましょう。

午後試験対策をしなかった人

応用情報技術者試験の午前試験は選択式の試験となっているため、たとえわからない問題があっても運が良ければ正解できる可能性があります。そのため、合格ラインである6割を超えられる可能性もあるでしょう。

しかし午後試験は記述式の問題であるため、午後試験対策を行わなければ応用情報技術者試験に合格することはできないでしょう。午後試験は選択式となっているため、得意分野を絞って集中的に学習するのがおすすめです。

過去問を使わなかった人

応用情報技術者試験の試験対策では、過去問を繰り返し解くことで本試験に慣れておくことも大切です。しかし過去問には膨大な量があるため、過去問を使わずにテキストだけで試験対策を行うという人もいるでしょう。

テキストを使って学習していると理解できた気になりますが、本番の試験を受けてみると理解不足が不合格という結果に表れるでしょう。試験対策を行う場合は、テキストだけでなく実際に過去問を繰り返し解いてみることが重要になります。

応用情報技術者試験合格者の将来性

現在の日本ではIT人材不足が深刻化しつつありますが、将来的にもIT人材不足は深刻化していくことが予想されています。今後、エンジニアとしてのスキルを持った人材は多くの企業で求められるようになるでしょう。

そのため、応用情報技術者試験合格者の需要はより高まっていくことが期待できます。応用情報技術者試験に合格しているということは、ITエンジニアとして高度なスキルを持っているということの証明になるため、応用情報技術者試験合格者の将来性は高いと言えるでしょう。

\\エンジニアとして更なる活躍を!//

応用情報技術者試験の年収への影響を理解しよう

応用情報技術者試験に合格するだけで年収アップを実現することは難しいですが、他にも多くのメリットがあります。

ぜひ本記事で紹介した応用情報技術者試験合格者の平均年収や応用情報技術者試験に合格することによる年収への影響などを参考に、応用情報技術者試験合格を目指してみてはいかがでしょうか。

\\応用情報技術者の資格を業務に活かそう!//

Midworks おすすめの案件例

この記事の監修者

Branding Engineer編集部のイメージ

Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年11月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.20
更新日
2024.11.07

このカテゴリの一覧へ

Midworksは
今よりあなたのキャリアに
合った働き方を提供します

詳しくはこちら

フリーランスと正社員、
働き方と年収はこんなに違う?

詳しくはこちら
運営グループ提供サービス