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CCNAの難易度は高い?合格点・合格率、取得のメリットを解説

CCNAの難易度は高い?合格点・合格率、取得のメリットを解説のイメージ

CCNA(Cisco Certified Network Associate)とは、アメリカのネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズ(Cisco Systems)社が実施している認定資格で、ネットワーク系資格として価値もある人気の資格です。

本記事では、CCNAの難易度を中心とした試験概要、他の資格との比較、取得するメリットなどを紹介していきます。CCNAの受験を検討している人は要チェックです。

CCNAの概要と資格取得の難易度を解説

CCNAの概要と資格取得の難易度について以下の解説をしていきます。CCNAの取得難易度を理解しておくことで、自分がどれだけ勉強する必要があるかを把握することができるでしょう。

CCNAの取得を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

  • CCNAとはどのような資格か
  • CCNAの難易度
  • CCNA取得に必要な勉強時間

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CCNAとはどのような資格か

CCNA(Cisco Certified Network Associate)とは、世界最大手のネットワーク機器ベンダーであるシスコシステムズ(Cisco Systems)社が実施している認定資格です。ネットワークエンジニアを目指す方にとっては、登竜門試験にあたります。

普段ネットワーク機器を目にすることは少ないですが、シスコシステムズ社の「Ciscoルータ」や「Catalystスイッチ」は全世界で高いシェア率を誇り、多くの会社に導入されています。

ネットワーク機器について、もう少し説明すると、全てのパソコンはルータやスイッチに接続されており、パソコン同士のデータのやり取りやメールの送受信などは全てネットワークが制御します。

CCNAを取得することでネットワークエンジニアとして最低限の知識を有することと言えるので、非常に人気のある資格試験です。

CCNAの難易度

シスコシステムズの技術者認定資格の5つのグレードがあり、CCNAは2番目のグレードに位置します。

難易度の低い方から、CCENT(エントリー)、CCNA(アソシエイト)、CCDP(プロフェッショナル)、CCDE(エキスパート)、CCAr(アーキテクト)の順番です。

の中で一番、受験者数が多くて人気があるのがCCNA(アソシエイト)です。CCNAは下から2番目の難易度になるので、比較的入門レベルと言えるでしょう。

CCNA取得に必要な勉強時間

CCNA取得に必要な勉強時間は約200時間です。2020年2月にCCNAを含むシスコ技術者認定試験の改定があり、試験範囲が広くなったため以前よりも難易度が上がりました。

改訂前の勉強時間は約150時間と言われていましたが、「セキュリティや無線、自動化」に関する出題が増えたこともあり、以前よりも勉強時間が増えた傾向にあります。

毎日2時間ほどの勉強で約4ヶ月間の勉強が必要になる計算です。

CCNA取得に必要な勉強時間は約200時間かかることを一つの目安に考えてみてください。

出典:Cisco認定資格試験の変更(2020年2月24日~)|CTCテクノロジー株式会社
参照:https://www.school.ctc-g.co.jp/cisco/ccna_verup.html

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CCNAを取得する3つのメリット

CCNAを取得するメリット3つをご紹介します。CCNA取得のメリットを理解し、自分の業務やキャリアに活かせるかどうかを確認しましょう。

CCNAの取得を考えている方はぜひ参考にしてみてください。CCNA取得のメリットは以下の3つです。

  • 基礎的なネットワークのスキルの証明になる
  • 転職・就職活動で有利になる
  • シスコ社の製品に関する知識が増えて活かすことができる

基礎的なネットワークのスキルの証明になる

CCNAという世界共通の資格を得ることで、ネットワークエンジニアとしての基礎的なスキルが備わっているという証明になります。

ルーターやスイッチなどのネットワーク機器を操作してネットワークインフラの設計構築、運用管理、保守を担える即戦力人材としてアピールできます。

グローバルに認められる資格になることも1つのメリットと言えるでしょう。

転職・就職活動で有利になる

CCNAを取得することで転職・就職活動で有利になるでしょう。ネットワークエンジニアとして基礎的なスキルの証明になるからです。特にシスコシステムズの通信機器を専門に扱っている会社では、必要とされる可能性が高いです。

ネットワークエンジニアとして未経験であっても、CCNAを取得していれば、書類選考や面接選考時の評価の対象となりやすいです。

「ネットワークの知識を持っている」「勉強していてやる気が見える」といった評価をもらいやすくなるでしょう。

CCNAは世界的に認知度もあり、ネットワーク機器シェアナンバー1という実績を誇るシスコ社主催の資格ということもあり、転職、就職の際にはアピールポイントの1つになるでしょう。

シスコ社の製品に関する知識が増えて活かすことができる

シスコ社のネットワーク製品は全世界で高いシェアを持ってます。そのため、ネットワークエンジニアであればシスコ社の製品の知識は必要不可欠となってきます。

CCNAはシスコ社が主催している認定試験であるため、シスコ社の製品に関する出題もあります。

CCNAを学ぶことはシスコ社製品の知識も増えると言えるので、現場でも活かすことができるでしょう。

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CCNAと他の資格の難易度の比較

IT資格に関する試験はCCNAだけではありません。CCNAの難易度を測るには、他のIT資格の難易度と比較してみると、想像しやすいでしょう。

CCNAの難易度をさらに深掘りするために、よく比較されるIT関連資格の難易度と比べるとさらにイメージしやすいでしょう。

以下の3つのIT資格の難易度とCCNAの難易度の比較を解説します。

  • CCNAと基本情報技術者試験
  • CCNAとネットワークスペシャリスト
  • CCNAとLinuC(リナック)

CCNAと基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理推進機構IPAが主催している国家試験です。

基本情報技術者試験の合格率は20%〜30%とCCNAよりも低いので、CCNAの方が難易度は低いと言えるでしょう。

さらに基本情報技術者試験は年2回しか試験がありません。それに対してCCNAは受験料さえ支払えばいつでも試験ができます。

基本情報技術者試験より、CCNAは難易度が低いと言えるでしょう。

出典:試験区分一覧|IPA 独立行政法人 情報処理推進機
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html

CCNAとネットワークスペシャリスト

CCNAとネットワークスペシャリストの難易度を比較した場合、ネットワークスペシャリストの方が難易度は高いといえます。

ネットワークスペシャリストは、情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験であり、難易度は情報処理技術者試験のレベル区分において最高レベルに当たります。合格率も15%前後という難関の国家資格だからです。

CCNAはネットワークスペシャリストに比べると、難易度は低いと言えるでしょう。

出典:試験区分一覧|IPA 独立行政法人 情報処理推進機
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html

CCNAとLinuC(リナック)

LinuC(リナック)とはLinux認定技術者試験のことであり、NPO法人LPI-Japanによって運営されているサーバー系の資格です。

難易度はCCNAの方が高いと言えるでしょう。LinuCはレベル1〜3まであり、レベル1の難易度はITパスポートと同じくらいのレベルと言われているからです。

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CCNAの試験概要・合格点

今まではCCNAの概要や他の資格と比較したときのCCNAの難易度を紹介してきました。
ここからは気になる合格点や受験料・試験時間について説明していきます。

CCNA試験の受験を検討されている方は是非ご覧ください。

  • CCNAの試験概要
  • CCNAの合格点
  • CCNAの受験料金と必要な持ち物

CCNAの試験概要

CCNAの試験はテストセンターに行き、PCを使って問題に解答していく形式になっています。

選択問題に場合はマウスでクリックし解答、記述式の問題はキーボードで文字を入力する形式です。

CCNAは平日であれば基本的にいつでも受験可能です。試験予約は前日予約まで可能ですが、テストセンターの定員が超えてしまう場合もあるので、余裕を持って予約しておくといいでしょう。

CCNAの合格点

CCNAの合格点は1000点満点中、825点から850点と言われています。一見高い数字に見えますが、試験前にアンケートに答えると300点が加算されるので、実際は残り700点満点のうち525点以上取れば合格という基準です。

4問中3問正解で約75%の正解率で合格すると言えるでしょう。一つの基準として試験対策に取り組んでみてください。

CCNAの受験料金と必要な持ち物

CCNAの受験料は約33,600円(税抜)です。

試験時間は120分で試験問題は約100問になります。

試験当日は2種類の身分証明書が必要です。
1.行政発行の身分証明書(運転免許証など)
2.署名のあるクレジットや健康保険証等

これらが必要になりますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

出典:CCNA 試験 v1.0(200-301)|Cisco
参照:https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/training-events/training-certifications/exam-topics/200-301-CCNA.pdf

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CCNAの学習サイト3選

CCNAを勉強するのにおすすめなサイトを3つご紹介します。

CCNAをネット上で学習したい方はぜひ参考にしてみてください。

  • CCNAイージス(無料)
  • Ping-t(一部無料)
  • Udemy(有料)

CCNAイージス(無料)

CCNAイージスは、CCNAやCCNPのWeb教科書です。CCNAの試験範囲の全ての技術解説があります。

CCNAイージスは無料で利用できて簡潔にまとまっているので効率よく学習できます。書籍の参考書も有効ではありますが、1000ページ以上ある書籍もあり、内容が深いため試験に出ないこともあるので効率がいいとは言えません。

ただし、CCNAイージスで理解できなかったところや、詳しく勉強したい時には参考書も有効になるでしょう。

Ping-t(一部無料)

Ping-tはCCNAなどの資格に特化した問題を提供しているWebの学習サイトです。問題が最新に更新されたり、問題数も豊富で解説が分かりやすいというのがPing-tの特徴です。

ユーザー登録をするとCCNAの問題集を利用できるようになります。無料会員になるとCCNAの問題を400問見れるようになります。それ以上見たい場合は有料会員になる必要があります。

基礎知識が身に付いてきたら、Ping-tで問題を解いていくことがおすすめです。

Udemy(有料)

Udemyはオンライン学習プラットフォームです。CCNAを動画で学べる講座があり、有料にはなりますが、効率良く学べる講座となっているので一度参考にしてみてはいかがでしょうか。

動画で繰り返しインプットしたいという方におすすめの学習方法です。

CCNAの難易度を理解してネットワークエンジニアを目指そう

CCNAはネットワークエンジニアを目指す方や、スキルアップをしたい方、IT業界に挑戦したい方など様々な状況にある方におすすめの資格です。

CCNA知名度も高く、ネットワーク技術の基本的な技術の証明となるため、評価が上がりやすいメリットがあります。

本記事を通してCCNAに興味を持った方や、CCNAの勉強を始めた方の参考になれば幸いです。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年06月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.28
更新日
2024.06.15

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