Midworks
  1. TOP
  2. お役立ちコラム
  3. プログラミング言語
  4. その他の言語
  5. VB.NETとはどんな言語?特徴やできることをわかりやすく解説

VB.NETとはどんな言語?特徴やできることをわかりやすく解説

VB.NETとはどんな言語?特徴やできることをわかりやすく解説のイメージ

VB.NET(Visual Basic.NET)は、Microsoft社により開発されたプログラミング言語で、「.NTE環境」で動作するプログラムを開発するために使用されます。初心者でも学びやすい・可読性が高い・オブジェクト指向と手続き型を合わせた柔軟性がある点が特徴です。

本記事では、VB.NETの概要に加え、VB.NETが活用されている場面、始め方について詳しく解説しています。VB.NETに興味がある方は、参考にしてみてください。

VB.NET(Visual Basic.NET)とは ?

VB.NETは、Microsoft社により開発されたプログラミング言語です。同社が開発した「.NET環境」で動作するプログラムを開発するために使われます。2002年に誕生し、2023年7月時点のバージョンはVisual Basic 16.9です。

.NETとは、無料で使えるアプリケーション開発のプラットフォームになります。VB.NET以外にもC#、F#、JScript.NETを使うことが可能です。

VB.NETには類似する言語がいくつかあるので、その違いを見ていきましょう。

出典|参照:Visual Basic のドキュメント - はじめに、チュートリアル、リファレンス。 | Microsoft Learn

VBとVB.NETの違い

VB(Visual Basic)は、1990年代頃からWindowsが開発を始めたプログラミング言語です。これまでVer.6.0(VB6.0)まで登場し、2008年にサポートが終了しました。VB6.0以降に開発されたのが、VB.NETです。つまりVB.NETは、VBの後続となります。

双方の大きな違いは、.NETへの対応の有無です。VBはVB.NETとの互換性がなく、.NETに対応していません。VB.NETでは.NET環境に対応するために、固定長文字列(CHAR)を廃止している特徴もあります。

VBは、実行速度が遅いという欠点がありました。しかし、VB.NETは、他の対応言語と同レベルの処理速度に改善されています。

また、VBは実行する命令・手続きを、文章を読むように順々に記述していく手続き型の言語です。一方、VB.NETはシステム全体をものに見立て、それを組み立てるように表現するオブジェクト指向型の言語になります。

VBでもオブジェクト指向でのプログラミングはできますが、VB.NETはより特化している点も双方の言語の違いです。

出典|参照:Download Microsoft Visual Basic 6.0 コモン コントロール|Official Microsoft Download Center

VBA・VBScriptとの違い

VB.NETに類似する言語にVBAとVBScriptがあり、それぞれ用途に違いがあります。

VBA(Visual Basic for Applications)は、VBをベースにしたExcelやWordなどMicrosoft Office製品上で動作する簡易的なプログラミング言語です。

Excel上でデータの自動集計やWord上でドキュメントの自動生成・操作、Web APIとの連携でWebサイト・アプリケーションの処理など、業務の自動化・効率化を図れるツールの作成ができます。

VBScript(Visual Basic Scripting Edition)は、Microsoft社がVBをベースに開発したスクリプト言語です。計算処理の自動化やWebデータの取得などPC操作を自動化させるスクリプトの作成に用いられています。

VBAとVBScriptは、どちらもVBをベースにしているのが特徴です。VB.NETを学ぶことで各言語をより深く理解でき、プログラミングの幅を広げられるでしょう。

出典|参照:VBScript の利用について | Microsoft Learn

VB.NETの6つの特徴

それぞれの言語との違いを解説しましたが、VB.NETは、.NET環境を利用できること以外にも、さまざまな特徴を有しています。ここでVB.NETの特徴を見ていきましょう。

①初心者でも学びやすい

VB.NETの文法は、日常的に使っている自然言語に近いものとなっています。構文や関数は英語に近いものとなっているので、なんとなく意味がわかるものが多いです。比較的複雑さがなく、初心者でも学びやすい言語といえます。

他の言語では構文終了点に;(セミコロン)を入れたり、if文に()(カッコ)をつけたりしなければなりません。しかしVB.NETには不要です。

また、VB.NETではWith文を使うこともできます。With文を使えば同じオブジェクトの指定を一括でまとめられるので、すっきりしたコードになります。
たとえば登録ボタンの表示名や位置を調整する場合、以下のように記載するのが基本です。

1、btnRegist.Caption = "登録"
2、btnRegist.Top = 20
3、btnRegist.Left = 20

しかし、With文を使った場合は以下のようになります。

1、With btnRegist
2、.Caption = "登録"
3、.Top = 20
4、.Left = 20
5、End With

With文を使い、各指定でbtnRegistを入力する手間を省くことができます。
このように、VB.NETはコード入力の手間がかかりにくく、書きやすいのも特徴です。

②可読性が高くわかりやすい

他の言語と比べて可読性が高いのもVB.NETの特徴です。多くのプログラミング言語では、変数を宣言する際は始めに型を宣言しなければなりません。また、関数の宣言では、先頭に戻り値を記述します。このような順序で書くコードはわかりやすいとはいえないでしょう。

反対にVB.NETは、言語の順序と宣言方法が一致している特徴があります。この特徴から他の言語よりも可読性が高く、初心者にもわかりやすいのです。

たとえば、変数の宣言では、Javaだと「String sampleStr = “sample”;」と記述します。

VB.NETの場合は「Dim sampleStr As String = “sample”」です。2つのコードを比べると、Stringの宣言の位置がJavaは先頭なのに対して、VB.NETは後方となっていることがわかるでしょう。

コードの可読性が高いと、修正時のミスを最小限に抑えたプログラムの作成が可能です。

③フォームを使ってプログラミングできる

フォームを使って簡単にプログラミングすることが可能です。

マウス操作でツールボックスから部品を選んで配置し、メソッドと連携させるだけでアプリケーションに実装したいデザインを導入できます。デザイン作成の負担が減ることにより、機能面に力を入れやすくなるでしょう。

また、各フォームにはプロパティが用意されているため、そこを細かく設定することで自動的にプログラムに変換してくれるのも便利です。

他にも配置したボタンをダブルクリックすると、onClickイベントを書けるといった、コーディングの作業効率を上げてくれる機能も備わっています。

④オブジェクト指向・手続き型をあわせた柔軟性がある

VB.NETはオブジェクト指向型の言語であるため、以下の特徴を有しています。

・同処理に対して繰り返しのコーディングは不要
・大人数で手掛ける大規模システムの開発に適している
・容易に機能を追加できる

オブジェクト指向言語のよさを持ちながら、手続き型にも対応できるのがVB.NETの特徴です。

VB.NETはVBの後続となるため、VBの機能を引き継いでおり、基本的な文法も変わりません。そのため、手書き型にも柔軟に対応できるのです。

VB自体、Windows上で動く多くのプログラムで使用されています。そのため、既存システムの改修のためにVB.NETエンジニアも手続き型を修得しているケースが多いです。

オブジェクト型プログラミングはもちろん、手続き型プログラミングもできれば、作成するアプリケーションにあわせて臨機応変に開発を進められます。

⑤ダックタイピングができる

ダックタイピングとは、「アヒルのように歩き・泣くのであれば、アヒルだと考えてよい」という意味合いから生まれた宣言手法です。

簡単にいえば、共通のメソッドや関数を実行するのであれば変数型の明確な宣言を省略しても、動作するコードとして記述できることを意味します。

宣言手法には変数や関数などの型ではっきり宣言して定義することを静的型付けと、反対に型を決めずに宣言する動的型付けがあり、VB.NETはどちらにも対応可能です。

ダックタイピングは動的型付けとなるので、型を定義せずにコーディングを行う分、開発速度をアップできます。逆にしっかり型を定義してコーディングする静的型付けも可能なので、宣言手法の柔軟性の高さもVB.NETの魅力です。

⑥無料で導入できる

プログラミングをするためには、開発環境を整えなければなりません。VB.NETの場合、無料で導入できるので、コスト面を気にせずプログラミングができる特徴があります。

VB.NETのプログラミングでは、Microsoft社が開発・提供しているVisual Studioという統合開発環境を使い、無料で開発環境を構築できます。

Visual Studioの公式サイトからダウンロードとインストールを済ませれば、すぐにVB.NETを使ってプログラミングを始めることが可能です。

Visual Studioには、Community・Professional・Enterpriseの3つのエディションがあります。それぞれ開発規模に応じてエディションを選ぶことになります。無料で使いたい場合は、個人開発や学生向けのVisual Studio Communityがおすすめです。

VB.NETが活用されている場面

VB.NETは可読性の高さや理解のしやすさなどから、さまざまなシーンで活用されている言語です。とくにどのような開発環境で使われているのか、具体例をご紹介していきます。

Windowsのシステム・アプリケーション開発

VB.NETはMicrosoft社によって開発されていることから、Windows関連のシステム・アプリケーション開発で主に活用されています。とくに画面上で表示されているアイコンや各種ボタン、テキストボックスなどのGUIで活用されているのが特徴です。

ユーザーが目にするような箇所のコーディングを得意としていますが、普段は目にしない裏側の環境を開発するのにはあまり適していません。

出典|参照:日本マイクロソフトについて|Microsoft Japan

Officeのシステム・アプリケーション開発

VB.NETはWindowsのシステム・アプリケーションに限らず、Officeの拡張ツール開発でも活躍しています。WordやExcel、OutlookなどにVB.NETによって開発した拡張ツールを取り入れることで、機能の追加やカスタマイズが可能です。

たとえばOutlookなら、さまざまな条件でメールを自動的に振り分けて、さらに返信まで行える機能なども追加できます。VB.NETがオブジェクトモデルやAPIにも簡単にアクセスできることから、Office製品の拡張ツール開発に活用されているのです。

UWPアプリの開発

UWPアプリとはUniversal Windows Platformの略称で、主にWindows10が搭載されたデバイスで活躍するアプリケーション開発のプラットフォームです。

たとえばスマートフォンやPC、タブレットなど、それぞれで仕様が異なるデバイスでも同様の動作ができるアプリケーションを開発できます。

UWPアプリの開発環境において、VB.NETはGUI開発に強いことや.NETとの互換性の高さから活用されています。

また、VB.NETによってUIを生み出し、UWPの機能やWindows APIにもアクセスすることが可能です。VB.NETを使うことでUWPアプリの開発がより効率的に行えることは大きな強みといえるでしょう。

ただし、現在の開発環境やパフォーマンスを重視する点において、VB.NETよりもC#やJavaScriptなどの他言語やフレームワークが用いられるケースもあります。開発環境によって適切な言語が異なることも認識しておきましょう。

Webアプリケーションの開発

UWPアプリも含めて、VB.NETはWindows関連のシステム・アプリケーション開発で活用されているイメージが強いですが、実際にはWebアプリケーションの開発にも活用可能です。

Webアプリケーションの開発に使用する際は、ASP.NETと組み合わせて活用することになります。

ASP.NETは動的なWebページを作る上で利用されているフレームワークです。クライアントとサーバー、いずれのスクリプトもASP.NETによって動作できます。VB.NETを使ってデータベースへの連携機能やセキュリティ機能の実装などをサポートすることも可能です。

なお、Webアプリケーションを作成する際には専門的な知識やスキルを要しますが、Microsoft社が提供する統合開発環境(Visual Studioなど)を活用すれば、専門的な知識やスキルがなくても機能的なWebアプリケーションを開発できる強みもあります。

出典|参照:Visual Studio とは何ですか? | Microsoft Learn

VB.NETの始め方

では、実際にVB.NETを始めるにはどうすればよいのでしょうか?これから導入を検討している方は、事前に確認しておきましょう。

ここからは、環境の構築方法と始め方の手順を画像付きで解説していきます。

環境の構築方法

VB.NETを始める前に、環境の構築方法についても把握しておきましょう。

まずはVisual Studio Communityをダウンロードします。Microsoftの「Visual Studio Community」のページから「ダウンロード」をクリックすれば完了です。

次にVisual Studio Communityをインストールします。

ダウンロードされたファイルを開き「Visual Studio Installer」から「続行」をクリックすることでインストールされます。

ユーザーアカウント制御に関する通知を受信したい場合は「はい」を選択しましょう。

次にMicrosoft社のライセンス条項とプライバシーに関する声明を確認し「続行」を選択します。

インストールが完了したら、ワークロードからVB.NETに関連するものを選択することでカスタマイズも可能です。

中でも
・「ASP.NETとWeb開発」
・「.NETデスクトップ開発」
・「ユニバーサルWindowsプラットフォーム開発」
の3つはあらかじめ選択しておくとよいでしょう。必要なワークロードを選択したら、「インストール」を押します。

これが完了すると再起動をすることになります。このとき、保存していないデータが残っている場合は必ず保存してから「再起動」のボタンを押すようにしましょう。

再起動が完了したらWindowsボタンからメニューを開き、アプリの項目にある「Visual Studio 2022」を選びます。最初にログイン画面が表示されるのでサインインを行ってください。

次に開発設定を決めていきます。配色テーマを4パターンから選べるので好みのテーマで始めてください。

なお、配色テーマに関しては後ほどいつでも変更できます。

始め方の手順

環境を構築できたら、いよいよVB.NETを使って開発を行っていきます。

まずは「作業の開始」から「新しいプロジェクトの作成」を選択し、言語を「Visual Basic」に設定してください。

その中から「コンソールアプリ」を選択して、右下の「次へ」をクリックしましょう。

プロジェクト名を入力したら右下の「作成」をクリックすると、新しいプロジェクトが作成され、コーディングできるようになります。

中央のエディターウィンドウにあるコードは自動的に色分けが行われ、さらにコード内の垂直破線はコード構造やブロックをわかりやすく示すものです。

アプリケーションを起動させたい場合には、上部のメニューから「デバック」を選び、「デバックなしで開始」を選択してみましょう。

プログラムを書いてデバックを行いたい場合は、メニューから「デバック」→「デバックの開始」を選ぶか、F5キーを押します。アプリケーションの実行を終了する際にはもう一度F5キーを押しましょう。

なお、アプリケーションの実行中にコードを変更したい場合は、「ホットリロード」ボタンをクリックすると行えます。

VB.NETの基本構文の例

VB.NETの基本構文にはデータ型・変数・定数・演算子・制御構文などがあります。ここでは各構文の例をご紹介していきます。これから学習を始められる方は、ぜひ参考にしてみてください。

データ型

VB.NET のデータ型にもさまざまな種類があります。中でもよく使われる傾向にあるものは以下のとおりです。

・整数(Integer)
・浮動小数点数(Double)
・真偽値(Boolean)
・一文字(Char)
・文字列(String)
・日付時刻(Date)

変数

変数はデータを格納するためのもので、使用する際は宣言をする必要があります。

Dim a As Integer
a = 100

このように、宣言と共に変数へ初期値を代入させることも可能です。
また、宣言には初期値の代入も含められます。

Dim a As integer = 100

定数

定数も変数と同じくデータを格納するものです。定数を宣言する場合は以下のようになります。

Public Const DaysInYear = 365

ただし、宣言した定数の変更や新しい値は割り当てられません。

演算子

VB.NETでは演算子を活用し、計算することも可能です。四則演算はもちろん、比較演算や論理演算なども実行できます。

Dim x As Integer
x = 67 + 34
x = 32 - 12
Dim x As Integer = 40
Dim y As Integer = 60
Dim result As Integer = x + y

【演算子の例】
足し算:x + y
引き算:x - y
掛け算:x * y
割り算:x / y
べき乗:x ^ y
余り:x Mod y
xがyより大きいか:x > y
xがy以上かどうか:x >= y
And演算(論理積):x And y
Or演算(論理和):x Or y
Not演算(否定):Not x

制御構文

制御構文を使用することで、条件分岐や繰り返し処理が可能です。条件分岐であれば「If」や「Select Case」などがあり、繰り返し処理なら「For」や「Do While」を活用します。

たとえば、条件分岐でIfを活用する際は以下のようになります。

Dim a As Integer = 50

If a > 49 Then
 Console.WriteLine("aは49より大きいです")
Else
  Console.WriteLine("aは49以下です")
End If

繰り返し処理でのFor文の活用方法は以下のとおりです。

For i As Integer = 1 To 100 Step 1

Console.WriteLine(i)

Next i

VB.NETで活用する関数

プログラミングにおいて、関数は独自の処理を実行し、結果を返すための指示です。関数を取り入れることでコードがシンプルになり、読みやすいプログラムにできます。VB.NETでも活用される関数があるので、ここでは3つピックアップして解説していきましょう。

引数

引数とは、関数を呼び出す際に渡す値のことをいいます。引数を渡す方法は値渡し(ByVal)と参照渡し(ByRef)の2種類があり、VB.NETではそれぞれ活用することが可能です。

値渡しでは変数の内容をそのままコピーして渡されるため、変数を変更しても元の変数には影響しません。一方、参照渡しは渡す側・渡された側で同じ変数を共有していることから、変数が変更されるとその内容が反映されるようになっています。

返り値

返り値(戻り値)とは、関数が実行された際に処理結果を呼び出し元へ返す値です。主に計算・処理の結果から出た数値や、処理が正しく行われたことを示す真偽値・メッセージなどを返します。

返り値にはさまざまな種類がありますが、処理結果にあわせて正しいものを選択する必要があります。また、きちんと意味がある情報を返さなくてはなりません。返り値のデータ型は、関数で定義する際に宣言することも可能です。

ラムダ式

ラムダ式とは、関数名をつけない無名関数を定義するものです。ラムダ式を活用することで、関数型インターフェースの記述を簡潔にでき、シンプルなコードにできます。

VB.NETでもラムダ式を活用することは可能です。たとえばデータベースからある値を抽出する際に、通常であればForやIfなどを複数活用するためコード行の数も増えていきます。しかし、ラムダ式を使えば1行にまとめられるのです。

VB.NETの需要は?将来性はある?

近年、JavaScriptやC#などの代替手段が一般的になってきました。そのため需要が減少していると考える方もいます。

しかし、新規案件は減少してしまったとしても、すでにVB.NETを使って開発されたシステムは存在しているため、保守や改修といった側面で需要が一定の水準を保つ可能性はあります。

傾向としては、保守や改修の案件の場合だと金融業界や保険業界、官公庁など実績に重きを置く業界で根強いです。Visual Basic 6.0までのシステムで構築したシステムをVB.NETへ移行する動きもあるので、新たなシステム環境を構築する際に導入されるケースもあります。

VB.NETから新たな言語へ移行する場合、データ移行に時間がかかってしまいますし、コストもかかってしまうので担当者にとって負担です。機能追加をする際も、VB.NETの追加開発を選んだ方がよいと考えることになります。

VB.NETを学習する方法とは

VB.NETについて知識を身につけるために学習したいと考える方もいます。最後に、どのような学習方法があるのかご紹介します。自分に適した学習方法を見つける参考にしてみてください。

公式チュートリアルに取り組む

Microsoftの公式サイトでは、VB.NETのチュートリアルを無料で確認できます。VB.NETに関する基礎知識を学べる内容がまとまっているため、初心者にもおすすめです。

チュートリアルで確認できる内容は、非同期プログラムの作成、イベントの宣言と発生、イベントの処理、クラスの定義、Visual Basic でのクエリの作成、Visual Basic での COM オブジェクトの作成、マネージド アセンブリからの型の埋め込みなど充実しています。

出典|参照:チュートリアル: シンプルな Visual Basic (VB) コンソール アプリを作成する - Visual Studio (Windows) | Microsoft Learn

オンライン講座を受講する

オンライン講座を受講するのもおすすめです。オンライン講座は、チャットやビデオを駆使しながら、マイペースに学習できます。わからないことは講師に質問できるため、理解度にあわせて学習できる点もメリットです。

初心者が知っておきたい基礎知識からステップを踏んで学べるオンライン講座を利用すると知識を積み重ねられます。講座によって異なる特色があるため、自分に合うのはどれか見極めてから受講するのがおすすめです。

書籍を読んで自学する

書籍を読んで自力で学習する方法もあります。VB.NETについて書かれた書籍の中で、自分がわかりやすいと感じるものを選んでください。レベルだけではなく目的にあわせた書籍を選ぶこともポイントです。

書籍はマイペースで学習したい場合にもおすすめのツールとなっています。プログラミング中に参照したいと思ったときや、よくわからない部分を復習したいときにも使いやすいです。

いくつかの書籍を読めば、理解を深めることにつながります。プログラミングについて学べる書籍の中で自分が理解を深めやすいと感じるものを選択できれば、効率的な学習につながるので見比べてから決めましょう。

コミュニティやフォーラムに参加する

VB.NETなどを扱うコミュニティやフォーラムに参加するのも知識を深めるためにおすすめです。他の開発者や学習している方と情報交換ができます。悩みごとや解決の糸口が見つからない問題に対するアドバイスやサポートをしてもらえる場合もあるので、参加を前向きに検討してみてください。

コミュニティやフォーラムは、オフラインに限りません。オンラインで参加できるものもあるので、日本国内だけではなく世界各国のプログラマーとつながれます。

さらに、仕事につながる人脈を構築できる可能性もあるので、プロジェクトを立ち上げたい、起業したいと考えている方にもコミュニティやフォーラムへの参加はおすすめです。

VB.NETは根強い需要があるプログラミング言語

今回は、VB.NETの特徴やできることなどを解説してきました。Microsoft社が開発したプログラム言語ということもあり、WindowsやOffice関連のシステム・アプリケーション開発で用いられています。

シェアは今後小さくなる可能性もありますが、いまだに根強い需要があるため、身につけておいて損はないでしょう。

エンジニア専門のエージェントサービス「Midworks」では、VB.NETを使う案件を紹介してもらうことも可能です。

公開案件だけでも3,300件以上あり、さらに非公開案件数は全体の8割を占めているため、希望の条件に合うVB.NETも見つかるでしょう。ぜひVB.NETの案件を見つけたい方は、「Midworks」を活用してみてください。

記載されている内容は2024年06月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2023.09.01
更新日
2024.06.06

このカテゴリの一覧へ

Midworksは
今よりあなたのキャリアに
合った働き方を提供します

詳しくはこちら

フリーランスと正社員、
働き方と年収はこんなに違う?

詳しくはこちら
運営グループ提供サービス