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情報処理安全確保支援士試験へ独学で合格するためのコツとは?資格の取得メリットは?

情報処理安全確保支援士試験へ独学で合格するためのコツとは?資格の取得メリットは?のイメージ

情報処理安全確保支援士試験が独学でも合格できる理由は、「市販のテキストが豊富」「実務経験を問われない」からです。取得できれば転職活動でアピールする材料になったり、年収アップを期待できたりします。

情報処理安全確保支援士試験の難易度や独学に役立つ参考書、学習の流れをご紹介していますので、参考にしてみてください。

目次

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  1. 情報処理安全確保支援士試験の区分
  2. 情報処理安全確保支援士試験の難易度
  3. 情報処理安全確保支援士試験の合格率は?
  4. 情報処理安全確保支援士の資格を取得するメリット
    1. 年収が上がる可能性が高まる
    2. 転職活動でアピールできる
    3. 国家資格を習得したという自信になる
    4. 非IT業種向けに「情報処理系の資格を持っている」という表現ができる
  5. 情報処理安全確保支援士試験は独学でも合格できる理由
    1. 多くの出版社からの市販のテキストが揃っているため
    2. ネットワークスペシャリスト試験と内容が似ているため
    3. 実務経験が問われないため
  6. 情報処理安全確保支援士試験の独学に役立つ参考書
    1. 情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2022年度
    2. 2022 情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策
    3. 徹底攻略 情報処理安全確保支援士教科書 令和4年度
    4. 【改訂新版】要点早わかり情報処理安全確保支援士ポケット攻略本
    5. 2022秋 情報処理安全確保支援士 総仕上げ問題集
    6. 2023年度版 ALL IN ONE パーフェクト・マスター 情報処理安全確保支援士
  7. 情報処理安全確保支援士試験の勉強時間の目安
  8. 情報処理安全確保支援士試験へ独学で合格するためのコツ
    1. 基本情報技術者試験の対策から始めてみる
    2. 過去問の解答例に自分の意見が近くなるように修正する
    3. 自宅でWebサーバーを構築して運用してみる
    4. インプットした後はアウトプットを忘れない
    5. スケジュールを決めてから勉強する
    6. 分からない分野は参考書やYouTubeを使って復習する
    7. 試験ごとに有効な対策をとる
  9. 独学の参考にしたい情報処理安全確保支援士試験の学習フロー
    1. 情報セキュリティについての技術や知識を習得する
    2. 技術以外の試験範囲への対策を重点的に行う
    3. 数回分の過去問を解いて実力をチェックする
  10. 独学で情報処理安全確保支援士試験への合格を目指そう
  11. Midworks おすすめの案件例

情報処理安全確保支援士試験の区分

情報処理安全確保支援士試験は独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」の主催で、合格者認定を行うのは経済産業大臣です。

春と秋の2回開催されており、試験は午前から午後にかけて実施され、それぞれ出題型式や出題数が決まっています。

試験時間も午前Ⅰ・午前Ⅱと午後Ⅰ・午後Ⅱに分かれていますので、一覧表で確認してください。

出典|参照:情報処理安全確保支援士試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
試験時間 9:30~10:20           (50分) 10:50~11:30       (40分) 12:30~14:00       (90分) 14:30~16:30       (120分)
出題形式 多肢選択式       (四肢択一) 多肢選択式       (四肢択一) 記述式 記述式
出題数 30問 25問 3問 2問
解答数 30問 25問 2問 1問

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情報処理安全確保支援士試験の難易度

情報処理安全確保支援士試験の難易度は、レベル区分によるとレベル4に分類されるため、比較的難しい試験です。

難易度が高い理由としては、試験範囲がかなり広いので受験勉強に時間がかかること、試験が4つに分かれておりそれぞれに対応した勉強が必要なこと、などがあります。

ただし、情報処理安全確保支援士試験は春と秋の2回受験が実施されるので、1回しか受験できない他の情報技術者関連の試験よりは合格チャンスは多いでしょう。

▼関連記事
情報処理安全確保支援士試験の難易度は?合格率・おすすめ勉強法とは

情報処理安全確保支援士試験の合格率は?

比較的難易度の高い情報処理安全確保支援士試験ですが、令和3年度秋期試験の合格率は20.1%です。内訳は応募者数が16,354人、受験者数が11,713人、合格者数が2,359人になっており、おおよそ5人に1人の割合になっています。

直近の令和4年春期の合格率は19.2%です。応募者数が16,047人、受験者数が11,117人、合格者数が2,131人です。統計的には同じような傾向が続いており、5人に1人の割合で合格すると考えてください。

出典|参照:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

出典|参照:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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情報処理安全確保支援士の資格を取得するメリット

情報処理安全確保支援士の資格を持つということは、サイバーセキュリティに関する専門知識や技能があるという証明になります。

それ以外にも情報処理安全確保支援士の資格取得には様々なメリットがあるので、具体的に紹介します。

  • 年収が上がる可能性が高まる
  • 転職活動でアピールできる
  • 国家資格を習得したという自信になる
  • 非IT業種向けに「情報処理系の資格を持っている」という表現ができる

年収が上がる可能性が高まる

情報処理技術者試験はIT業界での評価指標になっていることから、情報処理安全確保支援士資格は技術力の証明としてのアピールになります。

実際に官公庁や地方公共団体では情報システム開発などの入札参加の申請に、情報処理安全確保支援士の登録人数を記入させたり、プロジェクトへの参画要件にしたりすることが増えています。

このような例でも分かるように、IT業界で働く人が情報処理安全確保支援士資格を習得すれば給料が上がり、年収アップにつながる可能性が高くなるでしょう。

転職活動でアピールできる

特に情報処理関連の仕事に転職するなら資格取得は重要でしょう。

一般の企業でも情報セキュリティには力を入れています。専門の会社に業務委託をしているところがほとんどですが、自社にも情報セキュリティに詳しい社員を抱えておきたいのが本音です。

情報処理安全確保支援士の資格を持っていれば転職の際にアピールできますし、雇用側の企業にとっても獲得したい人材になるでしょう。

国家資格を習得したという自信になる

国家資格は誰もが取得できる資格と違い、難易度が高い資格であるため、取得できれば自分の自信につながります。

情報セキュリティの世界は日進月歩で、情報処理安全確保支援士は定期的に講習を受けなければなりません。

常に情報セキュリティの最新情報を把握しているというスペシャリストの立場は、仕事をしていく上での大きな自信となるでしょう。

非IT業種向けに「情報処理系の資格を持っている」という表現ができる

非IT系企業で情報処理系の資格を持つ社員は少ないので、取引の時に情報処理系の資格を持っていることをアピールすれば信用度が高くなります。

名刺に情報処理安全確保支援士の肩書きをつけることも可能ですし、相手にも高度な情報知識を持つ技術者として認知されるでしょう。

現代社会はIT技術抜きに成り立たないので、情報処理系の資格を持っているだけで非IT系企業にも一目置かれます。

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情報処理安全確保支援士試験は独学でも合格できる理由

情報処理安全確保支援士試験に合格するためには、専門の学校へ通ったり通信講座を受講しなければならないと思い込んでいる方は多いでしょう。実は、独学でも充分合格を勝ち取ることはできます。

資格試験の多くは似たような問題が出題されるので、過去問を繰り返しおさらいすれば独学でも合格可能です。その他にも、情報処理安全確保支援士試験は独学でも合格できる理由がありますので説明します。

多くの出版社からの市販のテキストが揃っているため

独学でも合格を勝ち取れる理由のひとつは、国家資格取得に関する参考書やテキストがたくさん出版されているという点です。

情報処理安全確保支援士は国家資格ですし、企業や組織での需要がとても高まっています。社会的需要が高いと資格を取得しようとする受験者も増えるので、出版社も受験対策用の参考書やテキストを数多く出版するわけです。

情報セキュリティ関連の試験は問題のパターンが少ないので、過去問をしっかり勉強すれば合格につながります。市販の問題集を徹底的に学べば、独学でも情報処理安全確保支援士試験を突破できるでしょう。

ネットワークスペシャリスト試験と内容が似ているため

情報処理安全確保支援士試験と内容が似ているのがネットワークスペシャリスト試験です。ネットワークシステムを企画・設計・構築する仕事で、情報セキュリティを含むネットワークの技術支援を行います。

情報処理安全確保支援士試験と違うのは、ネットワークの知識を暗記すれば合格しやすいことでしょう。

先にネットワークスペシャリスト試験の資格を持っていれば、それほど苦労することなく独学で情報処理安全確保支援士試験に合格できる可能性は高くなります。

実務経験が問われないため

情報処理安全確保支援士試験では実務経験に関する問題は出題されませんし、特定企業の製品やシステムに関する出題もありません。

実務経験が必要ないため、市販の参考書やテキストで独学すれば合格への道が開けます。

情報処理安全確保支援士試験の独学に役立つ参考書

独学で勉強する時の大事なポイントは参考書やテキストの選び方です。参考書によって実力の付き方が違ってきますし、効率よく勉強するためにも慎重に選んでください。

独学におすすめの参考書を選びましたので、それぞれの特徴について説明します。

情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2022年度

翔泳社の情報処理教科書シリーズは、受験セミナーの人気講師や第一線で活躍中の現役技術者などのエキスパートが解説しています。

この参考書はシリーズの一冊で、幅広い出題範囲をやさしく解説しているのが特徴です。2色刷りで読みやすく、試験直前のおさらいしやすいようにチェックシートが付いています。

基礎的な知識と過去問題を中心とした問題演習を実践的に勉強でき、最新傾向問題まで効率的に学べる参考書です。

2022 情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策

情報処理安全確保支援士試験は午前と午後に分かれていますが、この参考書は午後Ⅰと午後Ⅱの解き方に焦点を当てています。午後問題が苦手な方は、この参考書で解法のコツやテクニックを身につけられるでしょう。

おすすめポイントは、過去問題の活用の仕方が分かること、必須の暗記用語がまとまっていること、各章末に厳選した問題・解答・解説・配点が収録されていること、索引を効率的に用語チェックができることです。

過去8回の情報処理安全確保支援士試験を分析して問題を設定しています。

徹底攻略 情報処理安全確保支援士教科書 令和4年度

知識が定着しやすいスモールステップ方式の参考書です。重要なポイントには例題が組み込まれているので、知識を再確認しながら学習を進められます。合計9回分の過去問題解説が収録されており、本番に向けての演習にぴったりです。

章末には演習問題が配され、理解度をチェックできます。各項目の末尾には確認事項が一覧化されているので切り離して使うことができ、スキマ学習も可能です。

特徴的なのは本書全文の電子版(PDF)がダウンロード提供されていることでしょう。

【改訂新版】要点早わかり情報処理安全確保支援士ポケット攻略本

合格に必要な重要事項を短くまとめてあるので、通勤通学などのスキマ時間の学習に向いている参考書です。イラストや図解が多く、合格のツボで分かりやすくまとめてあり、堅苦しい参考書が苦手な方におすすめできます。

受験者がつまずきやすいポイントや様々な記憶法まで提案されており、攻略本の名にふさわしく、受験直前の全体的な復習に適した参考書です。短時間で試験対策を行いたい方には便利な参考書でしょう。

2022秋 情報処理安全確保支援士 総仕上げ問題集

令和4年度春期試験の分析や直近3期分の試験問題・解答・解説を収録してあり、最近の出題傾向を知るには絶好の参考書で、受験前の総仕上げに適しています。

HOP・STEP・JUMPの3ステップ学習で、まず分野別web確認テストで知識量をチェックし、ついで過去問題を解説、最後に本試験を想定したオリジナルな実力判断テストが用意されているのが特徴です。

受験生に嬉しいのは、解答の解説が詳細なので知識が定着しやすいことでしょう。また、勉強に役立つwebコンテンツが用意されています。

2023年度版 ALL IN ONE パーフェクト・マスター 情報処理安全確保支援士

午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱの3つの試験対策ができる参考書です。この一冊があれば重要な3つの試験対策ができるオールインワンのテキスト・問題集で、近年の出題を反映させています。

初めに情報処理安全確保支援士試験の学習法を提示して、基礎問題、不正アクセス対策、ネットワークセキュリティへと進んだ後、午前Ⅱ試験問題で確認する構成です。最後に午後Ⅰ・午後Ⅱの演習問題が収録されています。

効率よく学習できる参考書でしょう。

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情報処理安全確保支援士の勉強におすすめな参考書6選!対策手段や勉強時の注意点も紹介

情報処理安全確保支援士試験の勉強時間の目安

情報処理安全確保支援士試験の合格ラインに届くには、情報処理関連の知識がまったくない場合は約500時間以上の勉強が必要と言われています。応用情報技術者など基本がある程度身についていれば約200時間が目安です。

ポイントは試験日までの学習スケジュールを立てることで、試験5ヶ月前~3ヶ月前まで、試験3ヶ月前~1ヶ月前まで、試験1ヶ月前~試験日まで、のように3つの区分に分けます。

平日3時間、休日6時間を目安に勉強すれば月に100時間勉強できるので、目安の500時間以上をクリアできます。大事なのは毎日コツコツ勉強を持続させることです。

情報処理安全確保支援士試験へ独学で合格するためのコツ

ただ勉強時間を消化するのではなく、情報処理安全確保支援士試験に合格するための勉強法を取り入れる必要があります。独学の場合は試験日までのスケジュールの立て方が大切です。

情報処理安全確保支援士試験は午前Ⅰと午前Ⅱ、午後Ⅰと午後Ⅱの4つのパートで行われるので、それに対応したスケジュールを立てて、やるべき課題をクリアしていきます。

ここでは、独学で情報処理安全確保支援士試験を勝ち抜くための具体的な方法について説明します。

  • 基本情報技術者試験の対策から始めてみる
  • 過去問の解答例に自分の意見が近くなるように修正する
  • 自宅でWebサーバーを構築して運用してみる
  • インプットした後はアウトプットを忘れない
  • スケジュールを決めてから勉強する
  • 分からない分野は参考書やYouTubeを使って復習する
  • 試験ごとに有効な対策をとる

基本情報技術者試験の対策から始めてみる

難易度の高い情報処理安全確保支援士試験を受ける前段として、基本情報技術者試験にトライするという方法があります。

基本情報技術者試験に合格すれば基本的なIT知識・技能を持っていることの証明になり、さらにレベルアップした情報処理安全確保支援士への登竜門となるでしょう。情報処理の知識がまったくない初心者におすすめです。

試験の出題形式も情報処理安全確保支援士試験よりシンプルで、午前と午後の2回行われ、それぞれ150分、多肢選択式で出題されます。

出典|参照:基本情報技術者試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

過去問の解答例に自分の意見が近くなるように修正する

過去問をいかに活用するかで合否が決まるといっても過言ではありません。

過去問を解いてみて解答例を参照するだけではなく、解答例を自分の言葉で再度修正してみることが重要です。修正することにより問題の解答力が身につき、応用問題にも適応できるようになります。

例えば通勤通学などのスキマ時間に過去問の解答例を見て、自分なりに修正してみてください。アプリを活用すればスキマ時間を有効活用できます。

自宅でWebサーバーを構築して運用してみる

ある程度ネットワークの知識がある方向けのやり方ですが、自宅でWebサーバーを構築して運用するという方法もあります。

実際にWebサーバーを構築する場合、セキュリティ面での対策が欠かせないので情報処理に関する実践的な知識や技術が身につくというのがメリットです。

情報処理安全確保支援士試験の勉強をしながらWebサーバーを構築すれば、参考書で学んだ知識をより定着できる可能性があります。

インプットした後はアウトプットを忘れない

情報処理安全確保支援士試験の勉強方法では、インプットとアウトプットが重要です。インプットとは参考書を読み込んで知識を蓄えることで、実際にその知識で問題を解いてみるのがアウトプットです。

インプットだけでは知識が身につきにくいので、アウトプットすることで定着させられます。初めての方はインプットで知識を吸収するように務め、その後で演習問題などでアウトプットしていく方法がおすすめです。

アウトプットでは出題形式になじむことができ、自分の弱点が分かります。インプットとアウトプットを何度も繰り返して苦手分野を克服しましょう。

スケジュールを決めてから勉強する

専門の学校や通信講座の場合は講師がスケジュールを組んで授業を進めますが、独学の場合は自分でスケジュールを決める必要があります。

スケジュールを組むことによって勉強にメリハリがつき、モチベーションが上がります。

分からない分野は参考書やYouTubeを使って復習する

独学の場合はモチベーションを保ち続けることが大事で、苦手分野にぶつかると挫折するケースもあります。そのような時はテキストから離れてYouTubeで勉強してみるなど、勉強方法を変えてみることも必要です。

テキストを繰り返し復習するのは大変ですが、YouTubeの映像であれば繰り返しの復習にも向いています。

分からない分野は後回しにせず、参考書やYouTubeを活用して繰り返し復習してください。

試験ごとに有効な対策をとる

情報処理安全確保支援士試験は午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱの合計4つに分かれているので、試験ごとに対策を練る必要があります。

午前Ⅰはテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の問題、午前Ⅱはネットワークやセキュリティに関する問題、午後Ⅰは情報セキュリティに関する文章問題、午後Ⅱは運用・管理についての総合問題です。

ここからは、合計4つの試験をバランス良く得点するために、それぞれに適した勉強法について説明します。

午前Ⅰの対策

午前Ⅰの試験は、応用情報技術者試験の午前問題から30問が選ばれて出題されるため、午前問題を集中的に勉強します。

応用情報技術者試験の午前問題は全部で80問あり、出題形式は四肢択一です。出題分野で一番多いのがテクノロジ系で、この分野を繰り返し勉強します。続いてストラテジ系、マネジメント系も押さえておきましょう。

午前Ⅱの対策

午前Ⅱは、データベース、ネットワーク、セキュリティ、システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術、サービスマネジメント、システム監査の7分野から25問出題されます。

特にネットワークとセキュリティに関する出題割合が多いので、対策としてはこの分野を集中的に勉強してください。

また情報セキュリティスペシャリスト試験の過去問題から出題される傾向があるので、この過去問題を繰り返しやっておくのも有効な対策です。

午後Ⅰの対策

午後Ⅰは、大問形式で3題のうちから2問を選択して解答します。セキュアプログラミング、技術面、運用・管理面などの情報セキュリティに関する文章問題です。

毎回セキュアプログラミングが1問含まれるので、対策としては外せません。しかしセキュアプログラミングは経験がないと難しいので、選択しないという方法もあります。その場合、出題される3問のうち、セキュアプログラミング以外の問題に集中してください。

午後Ⅱの対策

午後Ⅱも文章問題で、情報セキュリティの技術面と運用・管理面を含む総合問題が2問出題され、1問を選んで解答します。

午後Ⅱの問題文はかなりの長文になるため、要点を読み解く国語力が必要です。対策としては情報セキュリティに関する知識を深め、出題者の意図や解答を文章で表す練習がポイントになります。

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独学の参考にしたい情報処理安全確保支援士試験の学習フロー

情報処理安全確保支援士試験の勉強をするコツは、基礎から専門分野へと進み、仕上げに過去問を集中的に解くという流れをスケジューリングすることです。

ここでは、段階的にステップアップしていく学習フローを具体的に説明します。

情報セキュリティについての技術や知識を習得する

基本として情報セキュリティについての全体像を学ぶ必要があるので、この分野の全領域を学習できる参考書を読み込む必要があります。

特に役立つのは、盗聴防止・改ざん検知・認証についての学習で、情報セキュリティには欠かせない分野です。

技術以外の試験範囲への対策を重点的に行う

情報セキュリティの基礎に関する知識や技術を徹底的に覚えたら、午後試験に備えて文章問題への対策を行いましょう。長文読解力が身につく参考書を読み込みます。

重点的に国語力を鍛える勉強をしながら、それまでに覚えた知識や技術を過去問で洗い直し、苦手や分野を克服することが大事です。

数回分の過去問を解いて実力をチェックする

最終フローでは、それまで勉強してきた成果を定着させるために過去問を徹底的に解きます。過去問である程度の実力が分かるので、不得意な分野を見つけたら基本に戻って勉強し直し、繰り返し過去問をこなしてください。

過去問は実力をチェックすると同時に、苦手分野、理解が浅い分野を洗い出すことが重要です。

独学で情報処理安全確保支援士試験への合格を目指そう

情報処理安全確保支援士の資格は、社会の各分野でますます重要視されてきます。本記事で紹介した参考書や勉強法のコツなどを実践すれば、独学でも合格を勝ち取ることは可能です。

しっかりとしたスケジュールを立て、モチベーションを維持しながら毎日継続して課題に取り組めば、合格につながります。

一念発起して、独学で情報処理安全確保支援士試験への合格を目指しましょう。

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年11月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.22
更新日
2024.11.10

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