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【最新動向】Webディレクターの年収は低い?年収1000万を叶える方法や向いている人の特徴をご紹介

【最新動向】Webディレクターの年収は低い?年収1000万を叶える方法や向いている人の特徴をご紹介のイメージ

「Webディレクターの平均年収って高いの?」
「Webディレクターの仕事内容は?」
「Webディレクターに必要なスキルは?」
Webディレクターに興味はあるけれど、上記のような疑問を抱いているという人は多いのではないでしょうか。

本記事では、Webディレクターの平均年収や仕事内容、求められるスキルなどについて解説していきます。この記事を読むことで、Webディレクターとはどのような仕事でどのような人に向いているのかがわかります。

また、Webディレクターを目指す人におすすめの資格や、未経験からWebディレクターになる際の注意点なども紹介しています。

Webディレクターに就職および転職を考えているという人は、ぜひ参考にしてみてください。

Webディレクターの年収相場

厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査によると、Webディレクターの平均年収は580万円ほどとなっています。しかし、全体的な給与幅は比較的広いため、勤務先やスキルによっても大きく変わってくるでしょう。

WebデザイナーやWebプログラマーなどを指揮・監督する立ち位置であるため、類似する同業種の中では、Webディレクターの年収は高水準にあると言えます。

出典:Webディレクター|job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
参照:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/327

そもそもWebディレクターとは?

Webディレクターとは、Webサイト制作におけるプロジェクトの管理や、スタッフ全体の指揮をとる現場監督の立場を指します。

その仕事はクライアントとの打ち合わせから始まり、コンセプトの決定、プロジェクトメンバーの選定、予算や進捗の管理、コンテンツの品質管理など、さまざまな役割を担っています。

デザインやプログラムの作成を実際に行うのは、WebデザイナーやWebプログラマーの役割になりますが、これらのスタッフをまとめ上げ、限られた時間や予算の中でクライアントの要望に合ったWebサイトを作り上げられるかどうかは、Webディレクターの手腕にかかっています。Webコンテンツの制作には欠かせない、重要な職業であると言えるでしょう。

Webディレクターの具体的な仕事内容

前述した通り、Webディレクターの仕事は多岐にわたりますが、大きくは「ヒアリング」「企画」「設計」「監督・管理」「運用」という5つの工程に分けられます。以下で、各工程におけるWebディレクターの仕事内容について解説していきます。

まずはクライアントと打ち合わせを通じて、Webサイト制作の目的や要望をヒアリングするところから始まります。クライアントと制作側、それぞれのイメージにズレが生じないように、しっかりとすり合わせを行うことが重要です。また、予算や納期などの確認もここで行います。

次に、プロジェクトを企画していきます。ヒアリングの内容をもとに必要なプロジェクトメンバーを選定し、Webサイト全体のコンセプトを決定します。必要に応じて、競合サイトの調査なども行います。

コンセプトが明確になったら、プロジェクトメンバーと協議しながらWebサイトのデザインやレイアウトを設計していきます。なかでも、ワイヤーフレーム(Webページの設計図)やサイトマップ(Webサイト全体の地図)の作成はWebディレクターの腕の見せどころです。

Webサイトの制作が本格的に始まると、監督者としてWebデザイナーやWebプログラマーなどの各スタッフに指示や依頼を出したり、プロジェクトが計画通りに進んでいるかをチェックするのが主な役割になります。納期に間に合わせつつより良いものが作れるように、時間や予算を管理するのも重要です。

Webサイトは完成したら終わりというわけではなく、運用していく中で継続的に成果を上げられるように、改善策を見つけていく必要があります。本来、こういった仕事はWebプロデューサーの役割になる場合が多いですが、比較的小さなプロジェクトにおいては、Webディレクターが兼任することもあります。

Webディレクターの魅力ややりがいは?

Webディレクターは、Webサイト制作におけるプロジェクトチーム全体の責任者にあたります。プロジェクトがうまく進んでいくかどうかは、Webディレクターにかかっていると言っても過言ではありません。

このように、大変な仕事ではありますが、責任や業務範囲が広いからこそ、とてもやりがいのある仕事と言えます。プロジェクトメンバーと共に作り上げたものが実際に成果を上げ、クライアントに喜んでもらえた際の達成感は、他の仕事では得難いものになるでしょう。

また、クライアント側との調整から制作者側の管理まで、広く重要な役割を担うことになるため、コミュニケーションやマネジメントの能力が培われるという点も魅力的です。このような能力を活かして、上流工程を担当するWebプロデューサーにキャリアアップしていくという選択肢もあります。

Webディレクターに求められるスキル

Webディレクターには、プロジェクトメンバーを指揮し、プロジェクトを円滑に進めていくためのヒューマンスキル(良好な人間関係を築く能力)が求められます。しかし、業務範囲が広いため、担当する領域によっては専門的な知識やスキルが求められることもあるでしょう。

以下で、Webディレクターに求められるスキルについてそれぞれ解説していきます。

スケジュール管理スキル

納期を守るというのはもちろん、余裕を持ったスケジュールを組む能力が求められます。作業に時間的な余裕を持たせることは、結果的に制作しているWebサイトの質を高めることにもつながるでしょう。

Webサイト制作のような長期間のプロジェクトでは、急なトラブルに見舞われることもあるかもしれません。そういった場面に直面しても問題なく対応できるよう、スケジュール管理スキルを磨いておく必要があります。

コミュニケーションスキル

Webサイトの制作は、WebデザイナーやWebプログラマー、Webライター、営業など、さまざまな職種の人たちが協力しながら進めていきます。Webディレクターがコミュニケーションスキルを発揮し、各チームメンバーどうしが良好な関係を築ければ、Webサイト制作のクオリティ向上にもつながることでしょう。

また、クライアントからのヒアリングなどで外部の人間と関わる機会も多いため、Webディレクターにとってコミュニケーションスキルはとても重要になります。

ワイヤーフレーム作成スキル

ワイヤーフレームの作成は、Webディレクターの重要な役割の1つです。ワイヤーフレームはWebサイト全体の設計図にあたるものなので、これによってWebサイト制作の方向性が定まっていきます。

本格的なデザインやプログラムなどは、本職であるWebデザイナーやWebプログラマーが担当するとはいえ、ワイヤーフレームを作成するための基礎的な知識は必要になります。専用ソフトの使用方法なども身につけておくと良いでしょう。

マーケティング能力

苦労して作り上げたWebサイトも、多くの人に利用・閲覧してもらわなくては意味がありません。クライアントの要望に応えるには、Webサイトに集客するためのマーケティング能力が求められます。

ワイヤーフレームを作成する際にも、マーケティングに関する知識があれば、課題や目的に合わせてより良いものを作れるでしょう。

Webに関する知識・スキル

Webサイト制作のプロジェクト全体を通して、幅広く係わっていくのがWebディレクターの特徴です。そのため、Webに関するさまざまな知識やスキルが求められます。

専門職ほどの深い知識とまではいかなくとも、WebデザインやSEO・コンテンツ企画などの広い知識やスキル、経験があると業務を遂行しやすくなるでしょう。

クオリティチェックスキル

制作しているWebサイトが、クライアントの要望通りの仕上がりになっているかなど、品質をチェックおよび管理するのもWebディレクターの仕事です。

より高いクオリティのWebサイトを制作するためには、事前にデザインなどのルールを定め、各スタッフや作業段階ごとに細かくクオリティチェックすることが重要です。納期までにどれだけクオリティを高められるかが、Webディレクターの腕の見せどころと言えるでしょう。

Webディレクターとして年収を1000万を目指すには?

Webディレクターとして年収を上げるためには、いくつかの方法があります。
これからご紹介する方法を組み合わせることで、Webディレクターとしての市場価値を高め、年収を向上させることができるでしょう。

スキルの向上

新しい技術やトレンドに対応するために、常にスキルを向上させることが重要です。
具体的には、デザインソフトウェア(Adobe Photoshop、Illustratorなど)の使い方を学び、モダンで使いやすいウェブデザインを作成する能力を向上させる、SEO(検索エンジン最適化)、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングなど、デジタルマーケティングのトレンドや戦略を理解し、ウェブプロジェクトに統合できるようにするなどの方法が挙げられます。
ウェブデザイン、デジタルマーケティング、プロジェクト管理などのスキルを磨くことで、より高い給与を得るチャンスが増えます。

経験を積む

経験はキャリアの成長に不可欠です。
大規模プロジェクトや複雑な案件に参加し、実績を築くことで、信頼性と価値が向上し、給与アップにつながることがあります。

また、グラフィックデザイナー、ウェブデザイナー、デジタルマーケター、プロジェクトマネージャーなど、ウェブ関連のさまざまな職種で経験を積むことで市場価値を高めることができ、年収アップにつながります。

貢献度を高める

自らの仕事が企業やプロジェクトにどれだけ貢献しているかを示すことが重要です。
新しいデザイン、コンテンツ戦略、マーケティングアプローチなど、クリエイティブなアイディアを提案することで、プロジェクトに新たな価値をもたらすことやプロジェクトの進行を適切に管理し、スケジュールや予算を守ることで、プロジェクトの成果を最大化するなど、プロジェクトの進行を適切に管理し、スケジュールや予算を守ることで、プロジェクトの成果を最大化します。

転職する

場合によっては転職することで給与をアップさせることもあります。

転職活動を通じて他の企業や業界の求人情報を知ることで、自身の市場価値を把握することができます。また、現在の給与水準と比較することで、自分の適正な給与を理解することができるでしょう。
大手企業に転職すれば、大規模なプロジェクトや新しい分野に参加できる可能性が高く、年収アップだけでなく、スキルや経験を磨くこともできます。

自己ブランディングをする

自分のスキルや経験を積極的に発信し、業界内での知名度を上げることも重要です。
オンラインプレゼンスの向上やネットワーキングを通じて、自分をアピールする機会を増やしましょう。
自分の実績や成果を示し、より高い給与を交渉できる可能性があります。

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Webディレクターは未経験でもなれるもの?

Webディレクターは、さまざまな知識やスキルを駆使しながらプロジェクト全体を管理する職業であるため、Web業界未経験の人がいきなりWebディレクターとして採用される確率は極めて低いと言えるでしょう。

しかし、同じWeb業界内の営業職やWebデザイナーからキャリアアップという形であれば、未経験からでもWebディレクターになれる可能性があります。

他職種で培われたコミュニケーション能力やデザイン・プログラムの経験は、Webディレクターの仕事でも活かせます。また、専門的な知識よりもリーダーシップや管理能力が重視される場合もあるため、必ずしも経験者だけが重宝されるわけではないと言えるでしょう。

【4選】Webディレクターに向いている人の特徴

ここからはWebディレクターに向いている人の特徴について解説していきます。今回は4項目をピックアップしていきます。

Webディレクターに向いている人の特徴についてご興味がある方は、参考にしてください。

  • トラブルなどにも臨機応変に対応できる人
  • ストレスに強い人
  • マルチタスクをこなすのが得意な人
  • スケジュール調整・交渉スキルが長けている人

トラブルなどにも臨機応変に対応できる人

綿密なスケジュール管理をしたとしても、スタッフの体調不良や急な納期の変更など、予測が難しい問題にぶつかることがあるでしょう。このようなトラブルが起こった場合でも、冷静かつ臨機応変に対応できる人は、Webディレクターに向いていると言えるでしょう。

スタッフのフォローなどをしながら、スケジュールに遅れを生じさせないように調整するのはとても難しいことですが、こうした問題解決能力を持った人は即戦力となるでしょう。

ストレスに強い人

Webディレクターの仕事は、プロジェクトメンバーを統括する責任やスケジュール管理などに追われ、常にプレッシャーがかかった状態であると言えるでしょう。こういったストレスにも打ち勝てるような、強い精神力を持った人には向いている職業かもしれません。

マルチタスクをこなすのが得意な人

Webサイト制作の現場では、複数の作業が並行して進んでいく場合がほとんどです。それら各スタッフの進捗を確認するのがWebディレクターの重要な役割であるため、マルチタスクをこなせる人は効率よく仕事を進められるでしょう。

スケジュール調整・交渉スキルが長けている人

クライアントの要望に応えられるよう、スケジュールを調整するのがWebディレクターの仕事ですが、予算や人員などには限度があります。場合によってはクライアントと話し合い、お互いが納得いく形で調整していくことになります。

どうしてもクライアントの希望に沿えないときには、代替案などを用意して納得してもらえるように交渉する能力も必要となるでしょう。

【3選】Webディレクターを目指す人におすすめの資格

Webディレクターは幅広い知識やスキルが要求される仕事ですが、必須の資格はありません。しかし、資格を持っていることで、効率よく業務をこなせるという場面も出てくるでしょう。

以下で、Webディレクターを目指す人におすすめの資格を3つ紹介していきます。

Webディレクション試験

Webサイトの企画・設計・運営などの幅広い知識やスキルを問う、実践的な資格試験となっています。Webディレクション試験に合格すると、「Webディレクター」の資格を取得できます。

Web業界における汎用的な知識はもちろん、Webディレクターとしての信頼や評価も得られやすくなるため、これからWebディレクターを目指すという人におすすめの資格です。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Googleアナリティクスは、Webサイトを分析する際に欠かせないツールです。制作したWebサイトおよび競合サイトのアクセス解析は、Webディレクターの重要な業務の1つであるため、本資格の取得は役立つことでしょう。

Googleアカウントを所持していれば誰でも無料で受験できるので、ぜひ挑戦してみてください。

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ITパスポート試験

ITパスポート試験は、IT業界の中では数少ない国家資格です。Web業界だけでなく、マーケティング戦略や財務・法務などの経営に関する知識も得られます。

幅広い知識を取得し、さらなるスキルアップを目指している人におすすめの資格試験です。

Webディレクターについて理解しよう

ここまで、Webディレクターの仕事内容や求められるスキルなどについて解説してきました。

本記事を通じて、Webディレクターという仕事に興味を持った人は、解説した内容を参考にしながら、Webディレクターへの理解を深めていくと良いでしょう。

この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年10月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.12.16
更新日
2024.10.28

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