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応用情報技術者試験の資格が転職に有利な理由を3つ解説!基本情報から合格するための勉強方法まで紹介

応用情報技術者試験の資格が転職に有利な理由を3つ解説!基本情報から合格するための勉強方法まで紹介のイメージ

応用情報技術者試験の資格が転職に有利になる理由は、勉強に対する熱意や実力を客観的にアピールすることができるからです。特に、ITコンサルタントやシステムエンジニアといったIT関係の職種で役立つ場合があります。

本記事では、応用情報技術者試験が転職に有利な理由や、有利になるシーン、転職に活用するときのポイントについて解説しています。既に応用情報技術者試験の資格を取得している人や、今後取得しようと考えている人は是非参考にしてみてください。

目次

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  1. 応用情報技術者試験の資格が転職に有利になる理由
    1. 勉強に対する熱意が評価されるため
    2. 実力を客観的にアピールできるため
    3. 採用時に資格を重視する採用担当者が多い傾向にあるため
  2. 応用情報技術者試験の資格が転職に有利になるシーン
    1. ネットワーク系のSI事業を目指しているとき
    2. IT系企業以外の会社から転職するとき
  3. 応用情報技術者試験についての基本情報
  4. 応用情報技術者試験の出題範囲
  5. 応用情報技術者試験の難易度は?
  6. 応用情報技術者試験が役立つ職種
    1. ITコンサルタント
    2. システムエンジニア
    3. 社内SE
  7. 応用情報技術者試験の資格は30代や40代の転職に使える?
  8. 応用情報技術者試験保有者の年収
  9. 応用情報技術者試験の資格取得によるその他のメリット
    1. 資格手当が支給される場合がある
    2. 国家試験の一部が免除される場合がある
  10. 応用情報技術者試験を転職に活用するときのポイント
    1. 他の高度な技術者試験もあわせて取得する
    2. 非IT系への転職では資格の内容からアピールする
    3. 勉強会やセミナーで更にスキルアップを目指す
    4. 転職サイトやエージェントを活用する
  11. 転職活動で応用情報技術者試験を履歴書に記載するときの書き方
  12. 応用情報技術者試験に合格するための勉強方法
    1. 最新の参考書や問題集を活用する
    2. 通信講座やスクールを利用する
    3. 午後の選択問題への対策を行う
  13. 応用情報技術者試験は転職に有利
  14. Midworks おすすめの案件例

応用情報技術者試験の資格が転職に有利になる理由

応用情報技術者試験は公式サイトの試験情報ページに記載がありますが、高度なITスキルを持った人が対象の国家資格です。その上で、転職の際に有利となるか知りたいと考えている人はいるでしょう。

応用情報技術者試験はIT業界で知名度と人気が高く、IT系企業への転職であれば、非常に有効な資格であると言えます。ここでは転職で有利になる理由を具体的に紹介していくため、是非参考にしてみてください。

出典|参照:応用情報技術者試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

勉強に対する熱意が評価されるため

前述した通り応用情報技術者試験は合格率が低く、難しい資格となっています。そのため、資格取得によって勉強に対する熱意の高さを評価してもらえる可能性があるでしょう。

たとえIT業界未経験だったとしても、応用情報技術者試験の資格を保有していれば、努力を重ねてきたことが企業にも伝わります。

一般的に、IT企業の多くは経験者を優遇する傾向がありますが、資格保有の旨をアピールし評価してもらえた場合、優良企業に転職できる可能性もあるでしょう。

実力を客観的にアピールできるため

応用情報技術者試験の資格は、知名度・難易度が高いゆえに、転職の際に関心を集められる可能性があります。例えばIT関連の講習会や名刺から資格保持の事実が分かるだけでも、実力があることを客観的にアピールすることができます。

転職活動を行う場合、どれだけ実力があったとしても証明するものが無ければ、相手も判断に困ってしまうでしょう。しかし資格であれば、一定以上のスキルを保持している証明することが可能になります。

採用時に資格を重視する採用担当者が多い傾向にあるため

採用担当者の多くが採用時に資格を重視しています。たとえば、応募者が複数いる中でどちらも甲乙が付けがたい場合、資格保有者の方を採用するケースが多いです。

そのため、転職時に同じようなレベルのライバルがいた場合でも、応用情報技術者試験の資格を取得しておくことで採用してもらえる可能性が高くなるでしょう。

また、直接募集職種に関連した資格でなくても、学ぶ姿勢を評価するという声もあります。IT系以外の職種だったとしても、応用情報技術者試験の資格を取得しておくことは決して損ではありません。

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応用情報技術者試験対策におすすめの参考書をご紹介!効果的な勉強方法も解説

応用情報技術者試験の資格が転職に有利になるシーン

応用情報技術者試験の資格は転職先の業界によっても評価が変わります。それでは、応用情報技術者試験の資格が特に有利に働くのはどのようなケースなのでしょうか。

ここでは応用情報技術者試験の資格が転職に有利になるシーンを紹介していきます。

ネットワーク系のSI事業を目指しているとき

ネットワーク系のSI事業を行っている企業の場合、転職の際にも応用情報技術者試験の資格は評価してもらえます。しかし、ネットワーク系資格のCCNAやLPICといったベンダー資格を保有している方が優遇される可能性はあります。

それらを元に、世界的に支持されているネットワーク機器を扱うことができるという強みを証明できるためです。入社後に受験料などを負担してもらえる企業に入社し、取得するのも良い手でしょう。

IT系企業以外の会社から転職するとき

IT系企業以外の会社からIT系企業へ転職する場合も、応用情報技術者試験の資格は評価してもらえます。自社開発やSIerなどのIT系企業であれば応用情報技術者試験の難易度も把握しているため、非エンジニアから合格できたことを評価してもらえるでしょう。

ただし、応用情報技術者試験よりもその企業が開発に使用しているプログラミング言語に関連したベンダー資格の方がより高く評価してもらえる可能性があります。

応用情報技術者試験についての基本情報

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験よりもワンランク上の国家資格です。経済産業省管轄のIPAが実施している情報処理技術者試験の1区分で、ITSSのレベル3に相当する資格となっています。

応用情報技術者試験は年2回実施されており、だれでも受験可能です。技術や管理、経営など幅広い分野での知識や応用力を身につけることができるため、ITエンジニアとしてレベルアップを目指す人におすすめです。

出典|参照:応用情報技術者試験(AP)|IPA

試験日 春期:4月 秋期:10月
試験時間 午前:150分 午後:150分
問題数 午前:80問(回答数80問) 午後:11問(回答数5問)
出題形式 午前:多肢選択式(四肢択一) 午後:記述式
受験料 7,500円(税込)

応用情報技術者試験の出題範囲

応用情報技術者試験の出題範囲としては、午前試験が「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」の3分野となっています。

一方、午後試験は以下の13分野です。

・経営戦略
・情報戦略
・戦略立案・コンサルティングの技法
・システムアーキテクチャ
・ITサービスマネジメント
・プロジェクトマネジメント
・ネットワーク
・データベース
・組込みシステム開発
・情報システム開発
・プログラミング
・情報セキュリティ
・システム監査

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応用情報技術者試験の勉強時間の目安は?合格率や勉強方法についてもご紹介

応用情報技術者試験の難易度は?

応用情報技術者試験のレベルは、ITSS(IT Skill Standard/ITスキル標準)のスキルレベル3相当となっています。

基本情報技術者試験と同様に出題範囲が非常に広く、更に基本情報技術者試験と違って午後試験では記述式も出題されるため、理解度の高さが求められます。

また、近年の合格率は約20%前半で推移していることから、難易度は高い試験であると言えるでしょう。

応用情報技術者試験が役立つ職種

応用情報技術者試験の取得を検討している人の中には、実際に取得することで、どのような仕事に就けるか知りたいという人も多いでしょう。

さまざまな種類があるIT系職種の中でも、特に資格が役立つ職種について紹介するため、参考にしてみてください。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは企業に対して課題解決のためのアドバイスを行う仕事です。企業が抱えている課題を把握し、その原因を解決するためのIT技術やソリューションの提案を行います。

ITコンサルタントはエンジニアのように開発を行う仕事ではありませんが、ITの知識や技術に造詣が深ければ仕事にも役立ちます。

特にストラテジ分野の内容はITコンサルタントの業務にも活かすことができるでしょう。

システムエンジニア

システムエンジニアをはじめとしたエンジニア職の場合、応用情報技術者試験の資格保有者を優遇する傾向があります。

システムエンジニアはシステム開発における要件定義や設計、テストや運用など幅広い業務に携わるため、求められる知識も幅広いです。応用情報技術者試験ではシステムエンジニアに必要とされる知識も幅広く習得することができるため、転職時にも評価してもらいやすいでしょう。

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システムエンジニアとは?仕事内容や年収・資格まで詳しくご紹介

社内SE

社内SEは、自社で使用するシステム運営や社内インフラの整備、社員からのパソコンやシステム周りの問い合わせへの対応など、幅広い業務を担う仕事です。

社内SEは社内でのパソコン関係の業務全般に関わるため、幅広いIT知識が求められます。このような社内SEの仕事では、コンピュータの設定やネットワークなど、応用情報技術者試験の資格取得のために身につけた知識を活かすことができます。

そのため、応用情報技術者試験と相性の良い職種だと言えるでしょう。

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社内SEの平均年収の相場は?収入を上げるポイントも紹介

応用情報技術者試験の資格は30代や40代の転職に使える?

30代や40代の転職の場合、新卒など若手人材ほど応用情報技術者試験の資格が有効になるとは言えません。しかし、応用情報技術者試験の資格を保有していることによってIT企業への転職がしやすくなることには変わりないでしょう。

特にこれまでIT業界で働いてきた人の場合、応用情報技術者試験を保有していることは、これまで積み上げてきた実績や身につけてきたスキルの証明として役立ちます。また、応募できる企業の選択肢も広がるでしょう。

応用情報技術者試験保有者の年収

応用情報技術者を保有している場合、年収としては約500万円以上が目安となるでしょう。応用情報技術者の保有者であれば、エンジニアとしてのキャリアを積んでいたり、マネジメント職などの年収の高い仕事についていたりする人も多いです。

そのため、平均年収としても高くなる傾向があると言えるでしょう。資格を取得すれば年収が上がるというわけではありませんが、日本全体での平均年収が約450万円程度となっているため、年収アップを目指している人にも応用情報技術者取得はおすすめです。

応用情報技術者試験の資格取得によるその他のメリット

ここまで応用情報技術者試験の資格を取得することで、転職で有利になるというメリットを紹介してきましたが、他にもさまざまなメリットがあります。

以下にその他のメリットを紹介していくため、資格取得の参考にしてみてください。

  • 資格手当が支給される場合がある
  • 国家試験の一部が免除される場合がある

資格手当が支給される場合がある

企業によっては特定の資格を取得している社員に対して資格手当を支給しているケースがあるため、応用情報技術者資格を取得することで資格手当を受け取ることができる可能性があります。

また、一時的な資格手当だけでなく、給与と併せて恒久的に手当てが受け取れるケースもあるでしょう。そのため、応用情報技術者試験の資格取得によって年収がアップし、企業内での評価も上がることが期待できます。

国家試験の一部が免除される場合がある

応用情報技術者試験の資格を取得することで、特定の国家試験の一部が免除されるというメリットがあります。免除される試験は、応用情報技術者試験より難易度が高い試験の、午前試験が対象です。

応用情報技術者の資格を取得した後、ステップアップとしてスペシャリスト系試験を受験するのであれば、午前Ⅱの試験から受験できます。

また、他にも中小企業診断士や弁理士試験でも試験の一部が免除されることから、これらの難関試験の受験も視野に入れている人にとっては大きなメリットがあると言えるでしょう。

応用情報技術者試験を転職に活用するときのポイント

しっかりと勉強して応用情報技術者試験の資格を取得したとしても、ただ保有しているだけでは宝の持ち腐れです。応用情報技術者の資格を活用して転職を成功させたいのであれば、いくつかの押さえておきたいポイントがあります。

以下でポイントを紹介していくため、参考にしてみてください。

  • 他の高度な技術者試験もあわせて取得する
  • 非IT系への転職では資格の内容からアピールする
  • 勉強会やセミナーで更にスキルアップを目指す
  • 転職サイトやエージェントを活用する

他の高度な技術者試験もあわせて取得する

応用情報技術者試験も合格率の低い国家資格ですが、応用情報技術者試験と同じ情報処理技術者試験の中には、より難易度の高い試験があります。応用情報技術者試験に合格した後で、ぜひ挑戦してみるのも良いでしょう。

高度試験である「ネットワークスペシャリスト試験」や「プロジェクトマネージャ試験」などに合格すれば、今よりも更に高い評価を得られるようになります。取得することは簡単ではありませんが、リターンも大きいため挑戦する価値はあるでしょう。

非IT系への転職では資格の内容からアピールする

応用情報技術者試験はIT業界では知名度のある資格ですが、非IT系企業の場合は名前はあまり知られていません。そのため、ただ応用情報技術者を保有しているだけでは、転職活動でもうまく活かすことができない可能性があります。

非IT系への転職を目指す場合は、資格そのものではなく資格取得の内容をアピールすることが大切です。

たとえば、応用情報技術者試験では情報セキュリティが必須科目となっているため、多くの企業が抱えているセキュリティ対策に関して、役立つ人材であることをアピールすることができます。

勉強会やセミナーで更にスキルアップを目指す

応用情報技術者試験の資格を活用してキャリアアップを目指す場合は、勉強会やセミナーなどに参加してみるのも良い方法です。

エンジニア向けの勉強会やセミナーなどは全国で開催されています。このようなイベントに参加することで、エンジニアとしてスキルアップしながら人脈も広げていくことができるでしょう。

また、勉強会やセミナーでの出会いをきっかけに転職するチャンスもあります。

転職サイトやエージェントを活用する

応用情報技術者試験の資格を活かして転職するのであれば、転職サイトや転職エージェントに登録してみましょう。無料で登録することができ、資格保有者を探している企業からも見つけてもらいやすくなります。

有資格者に絞って人材を探している企業は多いため、マッチングできれば良い待遇でオファーを受けられるチャンスがあります。

転職活動で応用情報技術者試験を履歴書に記載するときの書き方

応用情報技術者試験は厳密に言えば資格というわけではないため、合格することで資格が取得できるのではなく「国家試験に合格した状態」が正しいと言えます。

しかしよほどのことがない限り、企業も保有資格として認めてくれるため、履歴書には「令和○年○月 応用情報技術者試験 合格」のように記載すると良いでしょう。

応用情報技術者試験に合格するための勉強方法

応用情報技術者試験は基本情報技術者試験のワンランク上の試験となっており、難易度も高いため簡単に合格することはできません。これから受験を考えているのであれば、どのように勉強すれば良いか知りたい人もいるでしょう。

ここからは、応用情報技術者試験を受ける前におすすめの勉強方法を紹介していきます。

最新の参考書や問題集を活用する

応用情報技術者試験対策では、参考書や問題集を利用して勉強するのがスタンダードな方法です。独学で試験勉強ができるという人は、参考書や問題集を活用すると良いでしょう。

また、試験は定期的に内容が更新されているため、最新の参考書や問題集を選ぶようにしましょう。

通信講座やスクールを利用する

独学で学習を進めるのが苦手な人は、通信講座やスクールを利用して勉強すると良いでしょう。近年では応用情報技術者試験対策を目的とした通信講座やスクールなども増えています。

中にはスマホからでも学習できる通信講座もあるため、自分に合ったものを活用してみると良いでしょう。

午後の選択問題への対策を行う

応用情報技術者試験対策として重要なポイントは、午後の試験対策です。午後の選択試験では情報セキュリティを含めた5問を選ぶことになりますが、出題範囲が広いことから、全ての範囲を網羅するのは困難です。

そのため、事前に自分の得意分野を見つけ、あらかじめ範囲を絞ったうえで勉強しておくことがポイントになります。

応用情報技術者試験は転職に有利

応用情報技術者試験は高難易度の試験であるため、IT系企業への転職では非常に役に立つでしょう。ただし、非IT系への転職を目指す場合は戦略も必要になります。

ぜひ本記事で紹介した応用情報技術者試験の概要や応用情報技術者試験を転職に活用するときのポイントなどを参考に、応用情報技術者試験に合格してキャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

記載されている内容は2024年04月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.15
更新日
2024.04.17

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