社内のシステムやアプリケーションの開発に用いられてきたVB(Visual Basic)。VB6.0のサポートが終わり、VB.NETへの移行が進んでいることから、今後は移行案件での活躍が期待できます。
本記事では、VBの将来性に加え、VBエンジニアの平均年収、VBエンジニアとして年収アップを目指す方法について紹介していますので、参考にしてみてください。
目次
目次を閉じる
VB(Visual Basic)エンジニアのフリーランス案件の求人動向

社内のシステムやさまざまなアプリケーション開発に用いられてきたVB(Visual Basic)ですが、フレームワークが豊富で作業効率の良いJavaScriptがWebサービス事業で多く使われていることからWindows系の新規開発に関する案件は減りつつあります。
フリーランスエンジニア向けの案件数は汎用性の高いJavaやWebサイトやWebアプリケーションの開発でしばしば使われるPHPなどが多く、それらに比べるとVBは少なめです。しかし、VBエンジニアは不足状態が慢性化しているため、まだまだ需要はあります。
▶︎将来性のあるフリーランスエンジニアとは?詳細記事はこちら!
VBエンジニアの年収はどれくらい?

プログラミング言語は前年に年収の高い言語であっても、同じくらいの収入を翌年も得られるとは限りません。近年のVBエンジニアの年収は380万~590万円程度、Visual Basicの後継であるVB.NETは370万~570万円程度となっています。
年収は各年代でも異なり、20~40代までではR言語、50代ではC++が高めです。VB、VB.NETのどちらも若い年代のエンジニアよりもベテラン層の年収が多く、20代と40~50代とでは200万円近く差があります。
言語 | 年収 |
---|---|
VB | 380万~590万円程度 |
VB.NET | 370万~570万円程度 |
C | 390万~620万円程度 |
C#.NET | 380万~620万円程度 |
C++ | 390万~640万円程度 |
COBOL | 410万~620万円程度 |
F# | 310万~550万円程度 |
Go | 400万~560万円程度 |
Java | 380万~630万円程度 |
JavaScript | 380万~580万円程度 |
Objective-C | 400万~600万円程度 |
Perl | 410万~600万円程度 |
PHP | 360万~590万円程度 |
PL/SQL | 390万~610万円程度 |
Python | 400万~620万円程度 |
R | 480万~750万円程度 |
Ruby | 400万~600万円程度 |
Scala | 440万~610万円程度 |
SQL | 390万~580万円程度 |
Swift | 400万~600万円程度 |
---|---|
VC・VC++ | 400万~ 590万円程度 |
年代 | VBの年収 | VB.NETの年収 |
---|---|---|
20代 | 380万円程度 | 370万円程度 |
30代 | 500万円程度 | 490万円程度 |
40代 | 580万円程度 | 580万円程度 |
50代 | 590万円程度 | 570万円程度 |
VBエンジニアの職種と平均年収

VBを扱うエンジニアはプログラマー、システムエンジニア、Webエンジニア、インフラエンジニアなどさまざまな職種で活躍しています。
プログラマー全体の平均年収は400万円弱とほかの職種に比べるとやや低めですが、システムエンジニア、Webエンジニア、インフラエンジニアは比較的高く、500万円弱~570万円程度となっています。
どの職種においても勤務先や仕事の際に求められるスキル、個々のキャリアで年収が異なることから、それぞれ金額の幅は広めです。
VBエンジニアとして年収を上げるには?

VB.NETを扱う際は、.NET Frameworkをフルに活かし、オブジェクト指向プログラミングができるようスキルを高め、確実に案件をこなしていけば単価アップに繋がるでしょう。
また、VB、VB.NETだけでなく別のプログラミング言語のスキルを磨きVisual Studioでの開発キャリアを重ねていくと受注できる案件の幅が広がります。Webアプリケーション開発で使われるフレームワークASP.NETの知識も身につけておくとよいでしょう。
フリーランスエンジニアとして収入を上げるには技術面だけでなく、クライアントとの交渉に役立つコミュニケーションスキル、マネジメントスキルも必要です。
VBエンジニアの将来性とフリーランスの今後

VB6.0のサポートが終了したことによりセキュリティ面でのリスクが高まり、VB.NETへの移行が進んでいます。移行を経験し変換ツールを扱いなれていると移行案件での活躍が期待できるでしょう。
今後VB.NETは、稼働しているシステムの保守、改修案件がメインとなり、その需要も徐々に少なくなると考えられていますが、過去に開発されたシステムを使用している企業や官公庁がある限り、案件がなくなることはないでしょう。
しかし、汎用性に乏しい言語だけでフリーランスとして収入を得ていくことは、将来的にかなり厳しいと言わざるを得ません。
VBエンジニアのキャリアや将来性について知ろう

培ったスキルや経験を活かしVBエンジニア、VB.NETエンジニアとして独立する場合には、失敗がないよう必要なスキルや将来性について知り、キャリアプランを考えておくことが必要です。
現段階ではVBやVB.NETの案件募集は少なからずありますが、新たなシステムへ切り替えるタイミングが訪れれば状況は変わります。フリーランスエンジニアとして成功するために、先を見越し発展性のあるプログラミング言語のスキルを高めキャリアアップしていきましょう。
Midworks おすすめの案件例
- 芝公園駅 / 港区月額80万〜90万円
- 新宿駅 / 新宿区月額70万〜90万円
- 本郷三丁目駅 / 文京区月額80万〜90万円
- 渋谷駅 / 渋谷区月額70万〜120万円
- 京橋駅 / 大阪市城東区月額100万〜200万円
関連記事
フリーランスのキャリア

【弁護士監修】フリーランス新法が「業務委託」の発注者と受注者に与える影響とは?メリットと注意点をご紹介

【弁護士監修】フリーランス新法施行でSES事業者が注意すべき事項とは?発注者によって異なる適用範囲に注意が必要!

【弁護士監修】準委任契約はフリーランス新法の適用対象になる?実際の影響や注意するべきことをご紹介!

【弁護士監修】フリーランス新法の制定はフリーランスの権利保護が目的!エンジニアが新法適用に合わせてすべきことをご紹介

【弁護士監修】エンジニアの副業はフリーランス新法の適用対象になる!契約の際の注意点もご紹介

【弁護士監修】フリーランス新法の影響値はエンジニアの契約形態によって変わる?対象外の場合についてもご紹介

【弁護士監修】フリーランス新法施行はエンジニアにも影響がある?具体的な対策をご紹介

【弁護士監修】フリーランスが報酬未払いを防ぐには?企業側の対策と対処方法についてもご紹介
インタビュー

新業界参入と同時にフリーランスに転向したエンジニアの情報収集方法とは?

常に情報を更新してより良い選択を ベテランフリーランスエンジニア直伝の情報収集術をご紹介

フリーランスに転向し収入も生活も向上 アップデートを続けるエンジニアの情報収集方法を公開

理想的なエンジニア像を描き、自由な働き方を求めてフリーランスへ。

フリーランスになって収入が3倍!全エンジニアに独立は怖くないと伝えたい
思いもかけないフリーランスとしてのキャリア。そこには大きな可能性がたくさん詰まっていた

評価と報酬を考え、的確な情報を得ながら働けるフリーランスは、自分にあった生き方

専門家としての誇りを持ち、期待に応えてしっかり稼ぐ
エンジニアの職種

TechStockの気になる評判は?おすすめポイントや使い方を詳しく解説

【徹底比較】ネットワーク監視のフリーソフトおすすめ10選!できることやメリットをご紹介!

AWSの導入事例17選を紹介!導入するメリットや注意点について解説

デバッカーが「きつい」と言われる本当の理由とは?必要なスキルやおすすめの資格もご紹介!

運用保守が「やめとけ」と言われる理由とは?平均年収や仕事内容から解説!

ネットワークエンジニアは「やめとけ」と言われてしまう理由とは?仕事の魅力やメリットも解説

Linux関係の資格を取得するメリットとは?取得に向けた勉強方法も紹介

【必見】組み込みエンジニアのフリーランス年収とは?将来性や必要なスキルも紹介
業界特集

医療業界のフリーランスエンジニア向け案件特集|DX化が進む成長市場で求められるスキルと働き方のポイント

自動車業界フリーランスエンジニア案件特集|CASE時代の開発をリード!求められる技術とプロジェクト事例

EC業界のフリーランスエンジニア向け案件特集|急成長業界で必要とされるスキルや働き方のポイントもご紹介

金融業界(Fintech領域)のフリーランスエンジニア向け案件特集|業界未経験でも活躍する方法もご紹介

セキュリティ業界のフリーランスエンジニア向け案件特集|案件参画で身につくスキルや参画の際に役立つ資格もご紹介

小売業界フリーランスエンジニア案件|年収アップとキャリアアップを実現!最新トレンドと案件獲得のコツ

生成AI分野フリーランスエンジニア案件特集|最先端技術を駆使!注目スキルと開発プロジェクト事例
