CCNAに合格できる勉強法とは?必要な勉強時間も解説
CCNAとはシスコシステムズ社が提供するネットワーク関連の技術を認定する資格試験です。CCNAに合格するために必要な勉強時間は、未経験者で180〜200時間、経験者で60時間ほどと言われています。
本記事では、CCNAの試験概要や勉強方法をご紹介していますので、CCNAの取得を目指している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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CCNAとは?
CCNAとはCisco Certified Network Associateの略で、シスコシステムズ合同会社が提供するネットワーク関連の技能を認定する資格試験のことです。
世界共通基準の資格で知名度も高く、CCNAの資格取得に向けて行った勉強は実際の仕事にも役立ちます。取得することで、シスコシステムズ社のネットワーク機器(ルーターやスイッチなど)やシステムに関する知識とスキルを証明でき、就職や転職で有利に働きます。
会社によっては資格手当が支給されることもあるため、CCNAを受験するかどうか迷っている人には取得することをおすすめします。
出典|参照:CCNA 認定|シスコシステムズ合同会社
CCNAの改定
2020年2月24日にシスコ技術者認定資格は改定されました。これに伴い「試験範囲が変わった」「出題範囲が増えた」「難しくなった」と言われています。
また、CCNAは今までエントリーレベルのCCTを取得していないと受験できませんでしたが、改定を機に誰でも最初からCCNAを受験できるようになりました。
出典|参照:Ciscoの資格試験改定|CTCテクノロジー株式会社
CISCOの5つの資格区分
CISCOの資格には5段階のグレードがあります。このうちCCNAは2番目に易しいアソシエイトレベルに該当し、初心者向けということもあり、受験者数が多いです。
・エントリー CCT (日本語試験が廃止され、英語試験のみに)
・アソシエイト CCNA
・プロフェッショナル CCNP
・エキスパート CCIE
・アーキテクト CCAr
CCNAの有効期限は3年
CCNAの資格には3年の有効期限があり、3年経過すると自動で失効してしまいます。
有効期限が設けられているのは、資格保有者のスキル維持とスキルアップを図っているからです。
一度取得したら永久に効果が持続する資格ではないため、資格を保持するには3年以内に再び受験する必要があります。
出典|参照:再認定ポリシー|Cisco
CCNAの勉強方法
CCNAとはどのようなものかを理解したところで、続いてCCNAの勉強方法について解説します。
CCNAの勉強方法は主に3つあります。
・独学で勉強する
・ITスクールに通う
・オンライン学習する
以下では、さらに詳しく見ていきます。
独学で勉強する
独学での勉強は費用が抑えられて節約できる上に、時間も自由に使うことができます。
一方で、「わからないところがあっても質問できない」「モチベーションの維持が大変」というデメリットがあります。
そのため、独学での勉強は自分ひとりで学習できる馬力のある人におすすめです。独学で勉強する場合は、市販の参考書や対策本、シスコの公式サイト、勉強サイトを活用すると良いです。
CCNAを独学で勉強するときには、まず参考書や問題集でネットワーク関連の周辺知識を身に付けましょう。
知識がインプットできたら、次は定着した知識をアウトプットする段階です。
市販の参考書や対策本、シスコの公式サイトに公開されている練習問題で問題演習しましょう。練習問題を解けば、より本番に近い形の実戦形式で対策することが出来ます。
また、シスコの公式サイトはPCだけでなく、スマートフォンやタブレットからもアクセスできるので、移動時間にも手軽に使える点が魅力的です。
出典|参照:必須試験および推奨トレーニング|Cisco
ITスクールに通う
ITスクールは実機を使った授業が充実しており、プロの講師に基礎から指導してもらえます。その上、わからないところがあればすぐに質問や相談をすることができるのもITスクールに通うメリットです。
そのため、最短ルートでの合格を目指せます。
一方で、教材費や受講費がかかるというデメリットもあります。
費用の相場は10〜20万円ほどの高い価格設定なので、仮に不合格になってしまった場合、今までCCNAの勉強に費やしたお金や時間が水の泡になってしまいます。
独学で勉強できない人や指導やサポートを受けながら着実に学習したい人におすすめです。
オンライン学習する
独学で勉強できない人やITスクールに通う時間がない人には、オンライン学習がおすすめです。
オンライン学習はITスクールよりも費用が安いのにもかかわらず、プロによる質の高い講義をいつでもどこでも受けられます。
オンライン学習には動画の講義とリアルタイムの講義があり、わからないところがそのままになる心配はありません。
なぜなら、動画の講義は途中で動画を停止してメモを取ったり不明点を調べたりする時間が取れて、リアルタイムの講義では質疑応答の時間がきちんと設けられているからです。
このように、自分のペースで学習を進められるオンライン学習は、忙しくてまとまった勉強時間を確保できない人でも手軽に利用できて利便性が高いです。
CCNA合格に必要な勉強時間と難易度
CCNAに合格するためには200時間ほど必要だと言われていて、初心者と経験者では必要な勉強時間が異なります。
そこで以下では、初心者と経験者に必要な勉強時間をそれぞれ見ていきます。
初心者
初心者や未経験がCCNAに合格するためには180~200時間ほどの勉強時間が必要です。
そのため、1日に2時間勉強する場合、最短で3か月はかかります。
試験本番までにあと何日あるか逆算して計画的に勉強を進めていきましょう。
経験者
経験者がCCNAに合格するためには、約1カ月の勉強時間が必要です。
1日2時間の勉強をした場合、60時間はかかります。
2020年2月の改定によって試験の出題範囲が広くなったため、経験者のネットワークエンジニアであっても、勉強する時間を確保する必要があります。
CCNAの合格難易度
CCNAの合格ラインや合格率はシスコによって公表されていませんが、合格難易度は30%以上と言われています。
よって100人受験して合格できるのは30人であるため、決して簡単に合格できる資格だとは言えません。
また、改定により試験範囲が広くなった影響で、難易度も少し上がった可能性があります。
そのため、合格ラインに乗れるようにしっかりと対策を講じましょう。
CCNAの試験概要
CCNAを合格するのに必要な勉強時間がわかったところで、続いてCCNAの試験時間・出題範囲、試験の申し込み方法や受験料についてご紹介いたします。
出題される6つの分野
出題される内容は、新体系へ移行してから以下の6つの分野に統合されました。
ネットワークの基礎 20%
ネットワークアクセス 20%
IPコネクティビティ 25%
IPサービス 10%
セキュリティの基礎 15%
自動化とプログラマビリティ 10%
%は出題比率を表しています。
改定後のCCNAに対応できるように幅広い知識を身に付けておきましょう。
出典|参照:CCNA 試験 v1.0(200-301)|Cisco
試験の申し込み
CCNAの受験申し込みは、CBT試験運営ベンター「ピアソンVUE」のサイトで行います。
受験場所は会場受験とオンライン受験の2つから選択できます。
全国のピアソンVUE公認試験会場、あるいはオンライン環境のある場所で受験できます。自宅や職場でも受験できるので、自分の都合に合わせて受験場所を選びましょう。
出典|参照:試験申し込み|Cisco
受験料
CCNAの受験料は税抜きで約40,000円かかります。
受験料の支払いは、試験申し込みページからクレジットカードなどで事前に支払えますが、試験当日に現金で支払うこともできます。
出典|参照:受験料はいくらですか?|Cisco
CCNA合格のカギは自分に合った勉強法
今回はCCNAについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。取得することで、実際に仕事で役立つスキルを身に付けられる上に、就職や転職の時に有利になります。
CCNAの勉強方法は主に3つあり、「独学」「ITスクール」「オンライン学習」で勉強する受験者が多いです。
ビジネスで役立つスキルを身に付けたい人は、この機会にぜひCCNAの勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
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