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高校生向け/ITパスポートは高校生に有利で難易度「易」国家資格

高校生向け/ITパスポートは高校生に有利で難易度「易」国家資格のイメージ

ITパスポートを高校生が取得するメリットは進学のアドバンテージとして活用できる、就職先の幅が広がるなどがあります。高校生のITパスポートの合格率は2021年時点で30%前後となっており、社会人においても合格率が50%前後であるため、悪くない数字だと言えます。

本記事では、高校生がITパスポートを取得するメリット・デメリットや合格のために必要な勉強と勉強のコツについて解説しているので、高校生でITパスポート取得を考えている方は是非参考にしてみてください。

目次

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  1. ITパスポートを高校生が取得する意味ない?メリットはある?
    1. メリット1:進学のアドバンテージとして活用できる
    2. メリット2:就職先の幅を広げる手段として活用できる
    3. メリット3:世の中で起こっていることが少しわかるようになる
  2. ITパスポートの高校生受験におけるデメリット
    1. デメリット1:学校の勉強時間が減る
    2. デメリット2:将来IT企業に就きたいのなら「基本情報技術者試験」の方が良い
    3. デメリット3:IT関連の言葉や話が苦手な人は大変
  3. ITパスポートの高校生の合格率はどれぐらい?難易度は?
    1. ITパスポートを受験する高校生の合格率は?
    2. ITパスポートの難易度は?
    3. ITパスポートの合格にはどんな知識が必要?
  4. ITパスポート合格のためにどんな勉強をしたらいい?
    1. ITパスポートを高校生が独学で勉強することは厳しい?
    2. ITパスポートの資格勉強はどのように取り組むべきか?
    3. ITパスポートに合格するためにはどれくらい勉強が必要か?
  5. ITパスポートを高校生が合格するための勉強のコツ・ポイント
  6. 【基本ルーチン】インプット→アウトプット→慣れる
    1. ルーチン1:参考書を見つけてインプットする
    2. ルーチン2:練習問題で集中して解きアウトプットを繰り返す
    3. ルーチン3:過去問題を利用して、出題に慣れる
  7. ITパスポートは高校生でも十分に合格できる国家資格
  8. Midworks おすすめの案件例

ITパスポートを高校生が取得する意味ない?メリットはある?

ITパスポートは国家資格である情報処理技術者試験の1つで、一般的には難易度が易しいレベルとされており、大学生でも資格取得を目指す人も多く、また社会人からもIT分野への知識保持証明の第一歩として認識されています。

ただ実際に、高校生の時点で取得するのであれば考え方は別です。
ほとんどの高校生は社会人とは異なり、実務経験を持っていない分、知識で理解しなければならない事が大部分です。

そのため大学生や社会人に比べて難易度は高くなりますが、将来就職をすることを考えれば、どの職業においても、業務上に必要となる基礎的なITの知識が身に付くため、早いうちにITパスポートを取得しておくことは価値を持ちます。

それでは具体的に、高校生にとってITパスポートを取得するメリットを見てみましょう。

出典:iパスとは|情報処理推進機構
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html

メリット1:進学のアドバンテージとして活用できる

定期テストで良い点をとってない内申点をあげたり、部活動で好成績をおさめる、課外活動で表彰されることなど学生生活を送るにあたって進学にとって有利になる事柄がいくつか挙げられます。

資格もその1つです。
身近なところでいえば英検やTOEICなども感覚として、良い成績である方が有効であることは想像しやすいかもしれません。
ITパスポートについても、実際に試験を提供している情報処理推進機構では、ITパスポート保持者が大学受験の入試優遇として活用する学校、単位認定に活用する学校などを挙げています。

メリット2:就職先の幅を広げる手段として活用できる

高校に通っている間、アルバイトを経験した学生の方もいるでしょう。
その際に、面接をしてからアルバイト先に勤務をしたケースがほとんどだと思います。

面接では、なぜ働きたいのか?なぜそのアルバイト先なのか?と、質問があったと思いますが、実際に将来どこかの企業に高校を卒業して就職する方、大学に進学しその先に就職活動を考えている方と進路は様々だと思いますが、この就職活動においてもITパスポートの資格を有効活用することが出来ます。

実際に、新卒採用活動のエントリーシートにITパスポートを活用が可能な企業があったり、警視庁などの官公庁や自治体においてもITパスポートを持っていることで加点要素や、補助の対象として活用しています。

メリット3:世の中で起こっていることが少しわかるようになる

カラーバス効果や似ているものにカクテルパーティ効果というものがあります。
簡潔に言うと「意識していることに関係のある情報が目に留まる・入るようになる」というものです。

ITパスポートを実際に取得できた高校生の感想の中には、こんな感想があるそうです。

「社会で必要な知識を身に着けられるから面白い。」
「言葉がわかるから、おもしろい。」

このように「おもしろい。」と感じられるように変化したのは、普段テレビで流れているニュースが、ただのBGMから、内容がわかることへの面白さに変化した表れということができるでしょう。

実際生活している中で、分かることや理解できることが増えるのもITパスポートを取得して良かったと感じさせるメリットとして挙げられます。

ITパスポートの高校生受験におけるデメリット

ITパスポートは、大学受験にも就職活動においても、長い目で見ても高校生のうちに取得するメリットは大きいです。
しかし考え方を変えると、将来の就職活動に焦点を当てれば、大学に進学してから、在学中に取得してもITパスポートは役に立つということもできます。

では、その場合ITパスポートを高校生のうちに取得するデメリットはどんなことが挙げられるのでしょうか。

デメリット1:学校の勉強時間が減る

ITパスポートを取得すると、進学希望の場合で言えば、大学受験に役立つことをメリットとして挙げました。

ただし、特に入試推薦等を必要としない、あるいは筆記試験のみで合格に向かって勝負したい場合は、ITパスポートの勉強時間を別で設ける必要があるため、学業に関する勉強時間や受験勉強の時間が割かれることはデメリットといえるでしょう。

特に高校3年生や、早い方だと高校2年生の夏から受験勉強を始めると思います。
勉強計画に支障が出る場合は、一度勉強計画を良く見直してからITパスポートを取るかどうか考えることをお勧めします。

デメリット2:将来IT企業に就きたいのなら「基本情報技術者試験」の方が良い

もしIT企業に就職することに興味があるならば、長い将来を考えると基本情報技術者試験の方を取得する方が実際のところは加点要素が大きいです。

少し先の話になりますが、もしあなたが進学をして就職活動をするタイミングが訪れたときに、「OB・OG訪問」をすることもあると思います。
その際に「どんな資格を取っておくと良いですか?」といった質問をしてみると「基本情報技術者試験」と回答する先輩たちに出会うことが出来るはずです。

これには理由があります。
大手企業は勿論中小企業においても、ITの職種では、新入社員の頃から「基本情報技術者試験」を1つの登竜門として目標として掲げるケースが多いからです。
IT企業においては、基本情報技術者試験にそれだけの価値を置いていることを頭の片隅に置いておくと良いでしょう。

ITパスポートが決して役に立たないという意味ではありません。
IT職以外のお仕事では、ITパスポートは有効な資格としてアピールすることが出来ます。

今の社会では、小学生のプログラミング授業が必須になったことからも、ITスキルを当たり前に身に着けていることが望ましい風潮に変わっています。
だからこそ、事務職や営業職であってもITに関する知識は必須であるといっても過言ではありません。

その最低限のIT知識を持ってる証明が出来るのがITパスポートです。

全く知らない人に「私は知識を持っている」と言っても、なかなか信用できないですよね。
だからこそ共通認識である国家資格「ITパスポート」は、みんなが共通して分かる証明として、企業にもアピールできる強い武器になります。

以上のことからも、技術職を目指しているのであれば、高校生の在学中に受験勉強の時間を削ってでもITパスポートを取得するよりも、大学に在学してゆっくり勉強時間をとって「基本情報技術者試験」の勉強をした方が有利になるという考え方も出来ることを覚えておくと良いでしょう。

デメリット3:IT関連の言葉や話が苦手な人は大変

ITパスポートはITに関する国家資格の中でも易しいレベルと言われているため、軽い気持ちで勉強を始める方もいます。

ただ簡単とはいえ、最初の壁となるのが「専門用語が難しい」「何を言っているのかわからない」と感じて挫折してしまうことです。

社会人の第一歩となる就職活動においても活用できるITパスポートですから、簡単なレベルであっても、ITにあまり関わりがなかった場合は内容が難しく感じるでしょう。

そのため、その言葉の壁・考え方の壁が1つのデメリットでもあり、合格するための乗り越えなければいけないステップといえます。

ITパスポートの高校生の合格率はどれぐらい?難易度は?

ITパスポートの合格を目指す高校生は年々増えています。
スマートフォンやタブレット、パソコンがより身近になった影響や小学生のプログラミング授業の必修化の影響など、社会全体でITに関する関心や重要度が挙がっているのは肌で感じ取れる部分でしょう。

そんな中、ITパスポートの合格を目指して勉強している高校生は、実際のところどれだけの合格率が出ているのでしょうか?

ITパスポートを受験する高校生の合格率は?

2021年頃のデータを見てみると、高専性・高校生を平均すると30%前後という結果となっています。10人のうち3人は合格しているイメージですね。

社会人においても合格率が約50%であるため、合格率としては悪くない数字だといえます。

高校生の合格率が社会人に比べて低いことには、社会経験や知識量の差にあるといえるでしょう。
ただし、確実に受かっている人がいる数字からも勉強して取得できない資格ではないとわかります。

ITパスポートの難易度は?

ITパスポートの合格率から考えると、社会人では2人に1人、高校生では10人受ければ3人受かる状況からみても難易度はそこまで高くない試験といえます。

ITパスポートの試験自体も、ITに関わる基礎知識を広く問うている問題が多く、実務経験がなくとも回答が出来るようになっています。

イメージとしては、社会人が身に着けていてほしいIT知識が詰め込まれていると考えるのが良いでしょう。
そのため、参考書や問題集を通してしっかり勉強すれば、合格できない国家資格ではないということができます。

ITパスポートの合格にはどんな知識が必要?

ITパスポートについてどんな知識が必要なのか、概要を把握してみましょう。

1.ストラテジー系:経営の全般に関すること
2.マネジメント系:IT管理に関すること
3.テクノロジー系:IT技術に関すること

大きくこの3つに分かれます。
それぞれ問題数は、ストラテジー系では約35問、マネジメント系では約20問、テクノロジー系では約45問と、ITの基礎となる知識は少し多めに出題されることからも基本的な知識を備えてほしいという出題者の意図を読み取ることができます。

ITパスポート合格のためにどんな勉強をしたらいい?

高校生の学生生活は勉強、部活動、アルバイト、自分の趣味、やりたいことなど、それぞれが毎日、忙しい日々を送っていることでしょう。

資格を取得するとなれば、確実に言えることは勉強するための時間を確保するべきだということです。
ITパスポートを真剣に取るとしたら、独学で勉強して合格することは難しいのでしょうか?
また、どんなタイミングで勉強するのが、支障になりにくいのでしょうか?

ITパスポートを高校生が独学で勉強することは厳しい?

結論から言えば、ITパスポートは高校生が独学で勉強したとしても、十分に合格することが可能な資格といえます。

一番の理由は、実務経験がなくても勉強して覚えた知識でも十分に対応が可能であることが挙げられます。

ITパスポートの資格勉強はどのように取り組むべきか?

ITパスポートに合格するためには、覚える事と覚えたか確認すること、つまりインプットとアウトプットが重要です。

基本的にはテキストなどの参考書を読んで、全体的に把握し覚えることが最初に取り組むべきことです。
頭の中に入れたら次はアウトプットとなる演習を重ねます。
これは、本屋で売っている問題集を解くことも良いですし、ITパスポートの問題に特化したWebサイトを活用するのも良いでしょう。
過去問題も同様です。

CBT方式の試験(コンピュータを利用した試験)を採用してから、5年以上経っており、過去問を流用した問題が少なくなっていますが、過去問で問われていることは知識の応用でもあります。

基礎固めを強化することは、とても大切ですので、過去問で苦手分野を洗うのも有効な方法です。

ITパスポートに合格するためにはどれくらい勉強が必要か?

ITパスポート合格に向けて、必要とされる勉強時間は、一日6時間の勉強時間と仮定すれば、約1か月から約3か月程度で、時間にすると、100時間から180時間程度ITパスポートに合格した方の参考勉強時間です。

まずは、自分が毎日どれだけ勉強する時間をとれるのか、一度見直すことから始めることをお勧めします。

その中で、1日にどれだけ勉強時間を取れるのかを見つけ、その勉強時間から最短で何か月、最高で何か月掛かるのか計画をしてみて、受験日を設定してから勉強を始めた方が無駄なく勉強に取り組むことができます。

ITパスポートを高校生が合格するための勉強のコツ・ポイント

実際に高校生活をしながらITパスポート合格に向けてどのように勉強を進めていけばよいのか、コツやポイントを紹介していきます。

今の学生生活の中で勉強の時間を少しでも作り出すことはとても大切なことですが、どんな勉強方法があるか知っておくことで、隙間時間の勉強に活かすこともできますので、自分に合う方法はドレなのかチェックしてみましょう。

【基本ルーチン】インプット→アウトプット→慣れる

ITパスポートは、勉強することで十分合格が目指せる資格です。
そのため勉強すると決めた日から、基本ルーチンを意識して受験日まで続けていくことを意識してみましょう。

・インプット:全体を何となくでもいいので把握する
・アウトプット:インプットした問題を実際に解く
・慣れる:どんな風に出題するか、問題に慣れる

基本的にはこの3つの学習が軸となります。
ITパスポートは勉強をすることで十分に取れる資格だということも、強く心に留めて勉強してみてください。

それぞれポイントを紹介します。

ルーチン1:参考書を見つけてインプットする

まずは自分が取り組みやすい参考書を見つけてみましょう。
2冊、3冊と複数に手を出し過ぎずに、まずはこの1冊と決めた参考書を決めることがお勧めです。

複数の参考書を勉強することは、一見沢山の知識を吸収できそうな気がしますが、学びきれないと挫折する原因になりかねません。
また、1冊に絞って集中して勉強を進めれば、アウトプットや慣れの練習問題を解いている中で、分からない問題があれば振り返りやすいです。

参考書を決めたら、まずは全て理解する必要はありませんので、一通り目を通してみましょう。
一通り目を通したら、次に1項目ずつ理解することを意識しながら進めていきます。

他にも動画サイトなどでも、分かりやすく解説している動画もあります。
文字やアプリで無機質だと覚えづらいと感じる方は、実際に人が解説している動画を見るのも有効な手段です。

ルーチン2:練習問題で集中して解きアウトプットを繰り返す

インプット期間が過ぎたら、覚えたことをアウトプットしていきます。

ITパスポートの練習問題集やITパスポート専用のWebサイト、他にも学校の行き帰りでも取り組みやすいアプリも出ています。

家にいるときは、問題集やWebサイトで問題を解く、通学中はアプリで取り組むなど自分の生活スタイルに合わせて、どれを利用して勉強するか決めると迷いなく取り組めます。

ルーチン3:過去問題を利用して、出題に慣れる

十分アウトプットを繰り返したら、次は過去問題を使って出題に慣れることを意識します。
練習問題では過去問を流用して作られた問題もありますが、基礎固めを意識して作られた問題も数多くあります。

そのため実際に過去に出題された問題を、肌で感じて問題の出し方に慣れることが重要です。

練習問題で知識はついてきたとしても、最初は全て正解できなくても全く落ち込む必要はありません。
過去問で解けなかった部分は、もう一度インプット・アウトプットに戻ってみてください。

過去問については、市販で売られている問題集でも良いですし、過去問サイトなどでも入手することも出来ます。ぜひ利用してみてください。

ITパスポートは高校生でも十分に合格できる国家資格

ITパスポートは、高校生でも十分に合格できる可能性を持つ国家資格です。

高校生というタイミングで合格し取得することのメリットは大きく、大学進学だけでなく、在学中やその先の就職活動においても有効な効果を発揮します。

例え、高校生活や受験勉強で十分に時間が作れず、取得できなかったとしても、大学在学中に取得することも無駄にはなりません。

早ければ早い方があなたにとって役立つ場面が多いということが出来ますが、社会人にも役立つ資格です。

ぜひITパスポートの取得を目指してみてください。

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.28
更新日
2024.10.23

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