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IT業界の今後はどうなる?最新トレンドや課題をもとに解説!

IT業界の今後はどうなる?最新トレンドや課題をもとに解説!のイメージ

IT業界は、DXやAI、量子コンピュータなど、、新しい技術が次々と開発・実装されており、非常に変化の激しい業界だと言えます。年々市場規模が拡大、今後も発展が進むと考えられます。

本記事では、IT業界の現状やトレンド、IT業界の課題、注目の知っておきたいキーワードについて紹介しています。IT業界の今後の動向を知りたい人はぜひ参考にしてみてください。

IT業界の現状はどうなのか?

IT業界は年々市場規模を拡大しており、新しい技術も登場し続けています。このように、IT業界は変化の激しい業界であるため、エンジニアなどIT業界に関わる仕事をしている人の中にはIT業界の現状について知りたいと考えている人も多いでしょう。

ここではIT業界の現状について解説していきます。

市場規模が年々拡大している

日本のICT産業は年々市場規模を拡大し続けています。2019年における情報通信産業の名目国内生産額は108.4兆円となっており、全産業の10.4%を占めています。

国内の産業全体を見ても、情報通信産業は最大規模となっていました。

出典:第2部 基本データと政策動向|総務省
参照:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd241110.html#

最新の技術の登場

IT業界は新しい技術が次々に登場する変化の激しい業界です。近年ではAIや機械学習、ビックデータなどの新しい技術がトレンドとなっており、IT業界以外の業界でも注目されています。

AIやビッグデータを活用することにより、あらゆる業界で業務効率化やコスト削減などが実現できるようになってきています。今後もこのような先端技術の活用が広がることにより、人々の生活も大きく変わっていくと言えるでしょう。

IT業界の最近のトレンドとは?

現在のIT業界のトレンドのキーワードとして、AIや5Gという言葉を耳にしたことがある人は多いでしょう。このような技術は今後も注目され、あらゆる産業で活用されることが予想されているため、押さえておきたいポイントだと言えます。

ここではIT業界のトレンドについて解説していくため、参考にしてみてください。

DXとは?

DX(Digital Transformation・デジタルトランスフォーメーション)とは、進化したデジタル技術を浸透させることにより、人々の生活を良い方向へと変えていこうという概念です。

新型コロナウィルスの蔓延によって社会全体のDXも大きな影響を受け、多くの企業がDX化への取り組みを進めることになりました。近年ではAI技術を取り入れた「スマートシティ」や「スマートハウス」なども登場していますが、これらの取り組みはDXに基づいています。

また、企業のDXの取り組みとしては、個人間で気軽に売買ができる「メルカリ」や、AI技術を活用した配車アプリである「GO」などが挙げられます。

AR・VRとは?

AR(拡張現実)、VR(仮想現実)とは、新たな現実を生み出す技術として「MR(複合現実)」や「SR(代替現実)」と併せて「xR」と呼ばれています。ARやVRは特にエンターテイメントなどの分野で利用されており、さまざまなVRゲームが登場しています。

しかしARやVRは、まだまだ発展途中の技術です。今後の技術発展により、医療や教育などの分野でも活用が進められていくことが期待されています。

5Gの特徴を説明

5G(第5世代移動通信システム)は、高速通信、大容量、多数同時接続などの特徴を持った通信システムです。大手キャリアでの5Gの提供が始まったことにより、注目されました。

5Gの登場によってIoTの普及も進み、あらゆるものがインターネットに繋がる社会が生まれるでしょう。さらに、5Gを活かしたオンラインサービスや自動運転などのサービスも、より品質が上がっていくことが期待できます。

そのため、今後は5Gに対応できるネットワークエンジニアの需要も高まっていくことが予想されます。

AIの特徴を説明

近年ではあらゆる業界でAI(Artificial Intelligence・人工知能)を活用したサービスが導入されています。

AI事業はこれまでベンチャー企業が先陣を切って取り組みを行っていましたが、近年では多くの大手企業が参入しているため、今後も活発化していくことが期待されていると言えるでしょう。

AI技術はセキュリティや医療、産業デバイスといったあらゆる分野で応用されており、AI開発の知識やスキルを持ったAI人材の需要も高まってきています。

量子コンピュータとは?

量子コンピュータとは、量子力学を利用することで高度な計算を可能としたコンピュータです。量子力学的な現象を用いることで、従来のコンピュータではできなかった複雑な計算も短い時間で実現できるようになります。

量子コンピュータの高度な計算能力は、クラウドサービスの「IBM Q Experience」などで利用できるようになっています。量子コンピュータの演算能力が実用化できるようになれば、将来的にはあらゆるサービスを支える技術になるでしょう。

IT業界の今後の動向

近年では社会全体でのデジタル化が進んでいることから、IT業界も成長を続けています。特に新型コロナウィルス感染拡大によって世界は大きな影響を受け、日本でもリモートワークなどをはじめとしたデジタル化が加速しました。

それでは、今後IT業界はどのように進んでいくのでしょうか。ここではIT業界の今後の動向について解説していきます。参考にしてみてください。

さらなるデジタル化の加速が進む

前述のとおり、2020年からのコロナ禍によって多くの企業がリモートワークの環境を整えることになりました。また、社会全体でのデジタル化の重要性が明らかになったことで、企業のDX化の加速はもちろん、一般家庭での個人消費までオンライン化していくことになりました。

このような流れは止まることなく、今後も社会全体でのデジタル化は加速していくことが予想されています。

デジタル化に伴ってITスキルの習得が必要になる

社会全体でのデジタル化によって、今後もIT技術の進化は求められ続けていきます。そのため、IT業界で働く人材には今後も社会のさまざまな変化に対応できるITスキルが求められるようになるでしょう。

他業界でのIT需要の増加

今後はIT業界だけでなく、さまざまな業界でのIT需要が増加していくことが予想されています。実際に近年では、医療や教育、建築などさまざまな業界がAIなどのテクノロジーを活用しています。

今後も他業界でのITの需要は増していくため、先端技術に対応できるIT人材の需要も増していくと言えるでしょう。

IT業界の課題

ここまで紹介してきたとおり、今後も社会全体でのデジタル化が加速していくことが予想されており、IT需要も増していきます。しかしその一方で、IT業界にはエンジニアなどのIT人材不足が深刻化しているという問題もあります。

現状のIT業界が抱えている課題にはどのようなものがあるのでしょうか。ここではIT業界の課題について解説していきます。

長時間労働の強制

IT業界では人材不足などの理由により、長時間労働が常習化している傾向があります。IT業界は多重下請構造になっており、下請け企業になるほどスケジュールが厳しくなるため、長時間労働が発生しやすいです。

また、システム開発には納期があるため、納期直前になると残業や休日出勤などが発生し、長時間労働が強制される状態になります。長時間労働はIT業界の構造的な問題であるため、なかなか解消できない課題となっています。

IT人材不足の加速化

日本では少子高齢化やIT業界の市場規模の拡大などにより、IT人材不足が深刻化しています。しかし今後もIT人材不足は加速していき、2030年には43万人ほどのIT人材不足が発生することが予想されています。

もともと日本では少子高齢化による人材不足が問題になっていますが、IT業界の場合は急速な市場規模の拡大も伴い、より深刻な人材不足に陥っていく可能性があると言えるでしょう。

出典:① 2030 年の IT 人材の需要と供給の差(需給ギャップ)|経済産業省
参照:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf

IT業界で注目の知っておきたいキーワード

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、あらゆる業界でこれまで通りの働き方が難しくなりました。この影響により、働き方や仕事などに関する新しいキーワードも登場しています。

たとえば「メタバース」などは、聞いたことはあっても詳しい意味については知らないという人も多いでしょう。ここでは最後に、IT業界で注目の知っておきたいキーワードを紹介していきます。

メタバースとは?

メタバースは「Meta(超)」と「Universe(宇宙)」を組み合わせた言葉で、インターネット上に作られた仮想空間、もしくはそのサービスを意味するキーワードです。

アバターを使って社会生活を送ることができるバーチャル空間を指しており、ユーザーは3DCGの仮想空間の中でコミュニケーションや買い物などさまざまな活動を行うことができます。近年ではさまざまな企業がメタバースに関する取り組みをはじめています。

X-Tech(クロステック)の特徴

X-Tech(クロステック)とは、既存のビジネスと先進的なテクノロジーを組み合わせることで新しく生まれた商品やサービス、取り組みなどを意味するキーワードです。

X-Tech(クロステック)の例としては、金融とテクノロジーを組み合わせた「FinTech」、農業とテクノロジーを組み合わせた「AgriTech」、教育とテクノロジーを組み合わせた「EdTech」などが代表的です。

このように、近年ではあらゆる分野でテクノロジーを結びつけた取り組みが行われています。

クラウドサービスの特徴

クラウドサービスとはクラウドコンピューティングとも呼ばれるもので、インターネット上でサーバーやソフトウェアなどが提供される形態を意味します。

クラウドサービスは提供されるサービスの段階に応じて、IaaSやPaaS、SaaSなどの種類があります。

クラウドサービスはユーザーが必要なときに必要な機能だけを利用することができるため、今後は従来のように自社にサーバーを設置せず、クラウド上でインフラ環境を整える企業も増えていくでしょう。

ブロックチェーンの特徴

ブロックチェーンとは、主に仮想通貨で用いられている技術です。時系列に沿ってデータを記録するため、セキュリティ性が高く、取引履歴を正確に保持することができます。

ブロックチェーンは近年、流通経路の証明や医療分野での応用など、あらゆる分野で導入されるようになってきています。ブロックチェーンは今後も他の分野のサービスに応用されることで、需要が増えていくと考えられるでしょう。

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の特徴

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、パソコンの中のロボットがデスクワークを自動化する技術を意味するキーワードです。また、このような業務自動化、効率化ツールのことをRPAツールと呼びます。

RPAを導入することで、データの統合や計算といったパソコンを使って行われるあらゆる事務作業を自動化することができるため、業務効率化や生産性の向上、人材不足の解消などが期待できます。

PRAはさまざまな業界での活用が広がっており、今後もRPAを導入する企業は増えていくでしょう。

IT業界の動向や今後の課題を理解し就職や転職の参考にしよう

IT業界は近年急激な市場規模の成長を続けており、多くのテクノロジーがあらゆる業界のサービスに応用されています。

ぜひ本記事で紹介したIT業界の現状やIT業界のトレンド、IT業界の今後の動向などを参考に、IT業界への転職や就職を検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年09月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2020.05.08
更新日
2024.09.04

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