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フリーランスから正社員になるのは難しい?手続きや必要書類、年収について解説

フリーランスから正社員になるのは難しい?手続きや必要書類、年収について解説のイメージ

「フリーランスから正社員に戻れるの?」「企業に再就職する方法を知りたい」というフリーランスの方も多いのではないでしょうか。フリーランスとしての経験や実績を積んでいる人は、企業側も即戦力として高く評価します。

本記事では、フリーランスから正社員になるための手続きに加え、企業がフリーランスを雇用する際の懸念点、正社員を目指す志望動機のポイントについて詳しく解説しています。フリーランスから正社員になることを検討している人は、参考にしてみてください。

フリーランスから正社員になることは難しい?

エンジニアがフリーランスから正社員になることは不可能ではありません。

最初は正社員になることはハードルが高いと感じるかもしれません。しかし、自身のスキルや経験に基づいて視野を広げ、正社員になる条件を下げることによって、正社員になれるでしょう。

むしろ、会社員からフリーランスに方向転換するよりもハードルが低い場合もあります。そのため、エンジニアが会社員から独立してフリーランスとなってはみたものの、やはり正社員に戻りたいという状況に直面しても、極端に心配することはないでしょう。

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フリーランスは評価が高く需要もある

そもそも、日本ではエンジニアが不足している企業が多いため、優秀なフリーランスのエンジニアは需要が高いでしょう。

さらに、自力で稼げる程度のスキルを持ち経験を積んでいるという、フリーランスとしての実績があるエンジニアは、即戦力としての評価が高くなります。

特に、即戦力となるエンジニアを求めている企業にとっては、フリーランスからの転職はニーズが高いと言えるでしょう。

フリーランスのキャリアに魅力を感じる企業もある

エンジニアを必要とする企業は、経験・人脈・知識などのリソースを備えた人材に大きな魅力を感じます。

そのため、限られている人的資源の中から効率的にリソースを得るために、外部からの人材であるフリーランスを積極的に求めたり、副業を認めたりする企業が増えています。

特に、実務で通用するスキルを持ち、すぐに重要なプロジェクトの核を担えるようなキャリアを持つフリーランスは強く期待されるでしょう。

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フリーランスから正社員になるために必要な手続き

フリーランスから正社員になるには、廃業の手続きが必要になります。

例えば、個人事業の開業・廃業等届出書や青色申告取りやめ届出書、事業廃止届出書、給与支払事務所等の開設・移転廃止の届出書などです。これらの書類は、廃業後の提出期限がそれぞれ決まっています。

自分がどの書類をどこに、いつまでに提出する必要があるのかは確認しておくことが大切です。

フリーランスから正社員になる際の必要書類

源泉徴収票など、フリーランスでは扱わない書類はもちろん不要ですが、課税証明書や確定申告の控えが必要な場合があります。また、基礎年金番号や給与振込先の口座情報、マイナンバーが必要な場合もあります。

入社する企業によって、求められる書類は異なります。事前に確認の上、漏れなく提出できるようにしましょう。

出典|参照:課税証明書 |東京都江戸川区

出典|参照:所得税の確定申告|国税庁

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企業がフリーランスを雇用する際の懸念ポイント

フリーランスの需要が高いといえども、企業が元フリーランスを雇用する際、懸念材料となるポイントもあります。

フリーランスから正社員を目指して転職活動をする際、そのポイントを意識しつつ志望動機を作成したり、面接に臨んだりすることが重要です。

企業がフリーランスを雇うときに注目すると考えられるポイントについて見ていきましょう。

即戦力になるか

前述したとおり、企業がフリーランスを正社員として採用しようとする際、重視するのが即戦力として活躍できるスキルや経験があるかという点です。

フリーランスとして活躍していたのであれば一定の経験やスキルが期待できるため、企業にとっては入社後の育成にかける多くの時間やコストは不要だと一般的には考えられます。ただし、それは企業側が求める水準をクリアしている必要があります。

転職活動では企業のニーズを確認し、自分のスキルや実績、入社後に貢献できることを具体的に説明して強くアピールしましょう。

給与面に納得してくれるか

フリーランスとして高い収入を得ていたエンジニアは、正社員として再就職した場合、収入が減る可能性もあります。その場合、企業側は給与面などの待遇に納得してくれるかという懸念を抱くでしょう。

フリーランスから正社員に転職を検討する際は、事前に両者の収入の差を明らかにしておくのが良いでしょう。万が一、収入が下がる場合は自分が納得していることやその理由を面接時に説明できるようにしておきましょう。

チームや組織に馴染めるか

チームや組織で進めるプロジェクトに参画した経験が少ないフリーランスのエンジニアもいます。そのため、フリーランスが再就職する場合、企業側はチームや組織に馴染める人材であるか、協調性はあるのかを危惧するケースもあるでしょう。

その懸念を払拭するために、円滑にコミュニケーションがとれることや協調性を示すことができる実績をアピールする必要があります。また、面接時に面接官の話をしっかりと聞き、的確に受け答えすることも重要です。

\\フリーランスで不安や悩みがある方はご相談ください//

フリーランスから正社員になること考える5つの理由

会社員からフリーランスになるメリットがある一方で、フリーランスから会社員に戻るメリットもあります。

立場や雇用形態を変更する前に、それぞれのメリット・デメリットを今一度よく考えてみることも重要です。また、自分の状況やライフステージの変化で、優先すべき条件も変わるでしょう。

ここでは、エンジニアがフリーランスから正社員へ再就職を検討する理由を解説します。

収入が不安定だから

フリーランスから正社員に戻る最大の理由は、「収入を安定させたいから」と言えるでしょう。

フリーランスはプロジェクト単位でクライアントと契約することが多く、そのプロジェクトによって単価が異なるため、定期的に一定の収入がある会社員とは異なります。

案件を得られずに収入が途絶えるリスクが絶えず存在し、新しい案件を探し続ける必要もあります。収入が安定せずに将来への不安がつきまとう場合が多いため、正社員に戻るという決断をする人もいるでしょう。

チームで仕事に取り組みたいから

チームでプロジェクトに取り組みたいという理由で、フリーランスから再就職する場合もあります。一般的に、フリーランスで案件を受注して仕事を進める場合、自分のスキルに応じた工程だけを担当するため、時に孤独を感じることもあるでしょう。

しかし、会社員になれば、企業によっては励まし合ったり、競い合ったりしながら、チームで一つのプロダクトを生み出す経験ができます。その経験のために自分のスキルを活かせる喜びを忘れられないフリーランスのエンジニアもいるでしょう。

マネジメントの仕事をしたいから

前述したとおり、フリーランスとして案件を請け負うと、プロダクトのごく一部分を担って期日までに納品する作業を繰り返す場合が多いでしょう。収入を保つために、安い単価の案件でも引き受けざるを得ないこともあります。

マネージメントスキルはマネジメントに精通した人材から長期的に教育・指導・協働などの関わりを持つことが重要です。また、より深くプロジェクトに関わることも必要でしょう。

会社員としてのエンジニアであればそれらを満たして、実績を積めばプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなどになって、マネジメント業務を経験できるチャンスもきます。

プロダクト案件に関わりたいから

フリーランスのエンジニアの中には、チームでプロダクト案件に携わりたいという理由から、企業に再就職する人もいます。

開発工程の一部のみをこなして納品する作業を繰り返すよりも、ゼロからプロダクトを生み出して世の中に送り出すことに喜びややりがいを感じるエンジニアも一定数いるでしょう。フリーランスとして独立してからそれに気づき、会社員に戻りたくなるエンジニアもいます。

スキルアップを目指したいから

エンジニアとしてのスキルを磨くために、フリーランスから会社員に戻る人もいます。会社員になれば、技術研修や資格手当など、エンジニアのスキルアップをバックアップしてくれる企業があります。

また、社内外のエンジニア同士の交流によって、お互いに切磋琢磨できる機会もあるでしょう。

フリーランスと会社員の年収の差は?

フリーランスが正社員と同じ年収を稼ぐ場合、正社員の年収の約2倍を稼ぐことが必要です。

「正社員の年収の5割増し」とよく言われていますが、実際はそれでは同程度の年収には届かないと言われています。また、正社員の収入の5割増しを目指しても、その基準で継続して稼ぎ続けることは難しいといえます。

正社員の方が、リスクがなく稼ぐことができますが、フリーランスはやり方によっては飛躍的に年収を上げることができるといえます。自分が希望する年収や働き方と相談しながら選択するようにしましょう。

フリーランスから正社員になるための志望動機のポイント

企業側は、フリーランスから正社員を目指すエンジニアの志望動機に「なぜフリーランスを辞めるのか」という疑問に対する回答を求めます。

この場合のポイントとしては、その会社に対して自分が貢献できる点を中心に志望動機を構成するなど、なるべく前向きな転職理由を目指しましょう。

また、インターネットなどからとってきた例文をそのまま書き写すのではなく、自分自身の言葉で、その会社だからこそ自分がやりたいことを明記してください。

フリーランスから正社員になるための面接対策

フリーランスから正社員を目指す転職活動では、その状況ならではの質問を受けることになります。基本的に一貫しているのは、フリーランス・正社員いずれに対してもネガティブな発言は避け、ポジティブな言い回しを心がけることが大切です。

ここからは、フリーランスから正社員になるための面接対策を、企業側の聞きたいポイントごとに分けて見ていきましょう。

フリーランスになった理由の明確化

採用担当者によっては、かつて志望者がフリーランスの道を選んだ際の理由を面接時で尋ねることもあります。そのため、フリーランスになった経緯を振り返り、理由を明確にしておくことが重要です。

その際、チームや組織に馴染めなかった経験があったとしても、それをそのまま言及すると協調性がないと捉えられる可能性があるため、「自分のやりたいことを実現したかった」などポジティブな理由を伝えましょう。

フリーランスを辞めようとしている理由の明確化

正社員として働きたい理由、フリーランスのままでは実現できない理由を明確にしておきましょう。

その理由が「安定した収入が得られない」や「継続的な案件受注が困難である」などの場合、それを率直に伝えても採用担当者は決して好感を持ちません。

「自分のスキルをその会社でどう活かせるか」「自分のキャリアがどのように貢献できるか」という部分に焦点を当て、ポジティブな回答を用意しておきましょう。

フリーランスに戻ることはないかの確認

フリーランスから正社員としてエンジニアを採用した場合、企業側がもっとも懸念しているのは、入社後すぐにフリーランスに戻りたいと退職してしまうことです。そのため、面接時にはっきりと尋ねられることもあります。

また、訊かれなくても、面接時に「フリーランスに戻ることはない」ということは伝えておいたほうが良いでしょう。そして、その会社で長く働き続けていく意志や意欲をしっかりと伝えることで、企業側の不安を払拭させることが重要です。

フリーランスから正社員になるためには?

フリーランスから正社員になる方法は、大きく分けて二つあります。取引先や知人から正社員のオファーを直接受ける方法と、転職支援サイトやSNSなどのインターネットを活用する方法です。

ここでは、フリーランスから正社員になる手段を詳しく解説します。いずれにしても、正社員として譲れない条件を明確にしておきましょう。そして、自分に合った方法を選択することが大切です。

転職エージェントの活用

まず、フリーランスの人が転職エージェントや転職支援サイトを利用して正社員になる方法があります。

転職アドバイザーから求人紹介やアドバイスを受けたい場合は転職エージェントを、自分のペースで求人を探したい場合は転職サイトを利用すると良いでしょう。

転職エージェントの場合、面接対策や履歴書の添削などのサービスを行っているところもあります。そのため、効率的に自分が希望する企業に転職できる可能性が高くなります。

SNSの活用

TwitterなどのSNSを利用して、正社員への転職活動をすることも可能です。これは、企業のアカウントで行っている社員募集のツイートに、フリーランスのエンジニアが投稿する方法です。

また、SNSは企業情報や社風などを知ることができる材料ともなるため、上手に転職活動に活用しましょう。

逆に、自分のアカウントでこれまでフリーランスとして活動してきた実績やスキルをまとめておくことも有用です。企業側にそのポートフォリオを見てもらうことで、自分の実績やスキルを確認してもらうことができ、即戦力となり得ることをアピールできます。

取引先からの声掛け

現在や過去の取引先のクライアントから、これまでの実績や仕事ぶりを評価され、正社員として採用したいと打診されることがあります。このような場合はすでに信頼関係ができているため、転職の話は比較的スムーズに進むでしょう。

また、エンジニア側もクライアントや業務についてある程度の知識があるため、即戦力として活躍が期待できます。

その他、セミナーなどで知り合った人など、これまで培った人脈から正社員にとオファーを受けることもあるでしょう。

正社員になりたい理由を考え自分をアピールしよう

フリーランスのエンジニアが正社員になりたいと考える理由はさまざまです。

フリーランスが正社員を目指して転職活動をするときは、フリーランスを辞めて企業に再就職する理由と、フリーランスとして積み上げてきた実績・スキルを明確にすることが重要です。

企業側がフリーランスに抱く懸念は、チームや組織に馴染めるか、すぐにフリーランスに戻ってしまうのではないかという点です。

そのような企業側の危惧を打ち消すために、明確化したポイントを踏まえてしっかりと自分をアピールしましょう。

この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

記載されている内容は2024年05月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2023.04.04
更新日
2024.05.15

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