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フリーランスエンジニアが客先常駐で働くメリットってあるの?

フリーランスエンジニアが客先常駐で働くメリットってあるの?のイメージ

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常駐フリーランスとは

常駐フリーランスというのは、近頃ITエンジニアの界隈で広がり始めている働き方の一つです。フリーランスという言葉の意味のとおり、正社員としてではなく、比較的自由な環境や条件で仕事をします。

常駐型以外にもフリーランスには形態がありますが、常駐型はどういった部分が他と違い、どんな人に魅力があるのかを紹介していきます。

他の業務形態との違い

常駐フリーランスの違いを知るためには、派遣と似ているけれども違うという部分をまず理解する必要があります。違いは契約と働き方の二つがあります。

派遣契約は、派遣先に指揮権がありその指示に従います。常駐フリーランスの準委任契約は、指揮権が誰にもなく、自身の判断で責任を持って仕事をします。

派遣以外は、企業との間に業者が入らず自力で契約を結んだり、在宅での仕事をするなど、大きく違うのでわかりやすいです。

こんな人に

まず常駐フリーランスに求められるのは実力と経験です。企業は即戦力を求めているので、そこに応じる力が無ければ難しいです。

さまざまな企業に一人で仕事をしに行くのですから、一人でも仕事ができる人や、環境が変化しても楽しめる性格の人には特にです。ある程度実力に自信があり、今後のキャリアを自力で切り開いていこうという意欲のある人が最も適しています。

常駐フリーランスの注意点

フリーランスエンジニアが客先常駐で働くメリットの前に、注意すべきことについて見てみましょう。

フリーランスではありますが、契約先の会社のオフィスにいって仕事をすることになるので、会社員と同じように気を付けるべきこともあります。

注意点1:すぐに放り出さない

これは特に、フリーランスになって最初に客先常駐の案件に入る人に気を付けて欲しいことです。最初はおそらく3か月程度の仕事をすることに人が多いと思われます。

しかし入社したら全く合わない会社だったということがよくあるように、面談では問題なくても実際に入ってみるとやりづらいということはあります。

また、初めての案件だと命令系統や求められることの違いに戸惑うかもしれません。しかし、だからと言ってすぐやめようと考えてはいけません。

たまたまその会社が合わないだけかもしれないし、ただ働き方に慣れていないだけかもしれません。また、フリーランスはあくまで自分個人として仕事を取らなければならないため、会社員よりも実績が重要になります。

はじめての案件で続けられないというマイナスの実績を作ってしまうと、会社側も契約しづらいですし、エージェントも紹介しづらくなり、選択肢が減ってしまいます。

注意点2:情報漏洩に気を付ける

機密情報には会社員のころよりも気を使うようにしましょう。そもそもなぜフリーランスエンジニアを出社させるのでしょうか?コードを書くだけであれば家でもできますよね。

もちろん開発速度が速いためコミュニケーションを密にとりたいという場合もありますが、それ以外にも信頼関係がなく不安だったり、情報やデータを社外に持ち出したくないという理由の場合も多いです。

もちろん会社側もいろいろな対策をしているはずですが、プロとしてよりしっかりとした注意をしておく必要があります。

注意点3:体調管理をしっかりと

フリーランスになって気を付けなければならないことの1つに、体調管理が重要だということがあります。有給がなく風邪をひくと収入が減ってしまうということもありますが、それだけではありません。

何度か遅刻をしても社員であれば注意や減給で済むかもしれません。日本では被雇用者の保護が手厚く、よほどのことがない限り解雇することは難しいです。しかしフリーランスは業務委託契約のことが多く、少し事情が違います。

実際弁護士ドットコムのようなサイトには、業務委託契約の途中解除に関する質問も多く寄せられています。体調の波が大きかったり遅刻が多いと信用できない思われてしまい今後に響いてしまうので、体調管理には細心の注意を払いましょう。

どうしても難しい場合はフルリモートなど、働く時間を完全に自由に選べるものを探しましょう。

注意点4:社員ともできるだけ仲良く

媚びを売ったりへりくだったりする必要はありませんが、常駐先の従業員ともできる限り良好な関係を築くようにしましょう。チームでの開発であれば当然情報共有などの連携は重要ですし、そうでなくてもせっかくフリーランスになったのにわざわざ雰囲気の悪い職場で働きたい人はいないでしょう。

和やかに話し、頼み事はできるだけ聞くような意識でいてはいかがでしょうか。うまく馴染めればその会社から継続案件をもらえるかもしれませんし、社員の誰かが転職した後に仕事を紹介してくれるということも考えられます。

注意点5:問題が発生したらすぐにエージェントに連絡する

フリーランスエージェントを通して案件に入っている場合、職場のトラブルや仕事が嫌になったなど、問題が発生したらまずはエージェントに連絡しましょう。もしかすると会社独自のルールが納得できないということもあるかもしれません。

会社間の取引によって案件が紹介できているため、エージェントを通すことで問題が解決できるかもしれません。焦って1人で行動を起こす前に、一度冷静に考えましょう。

常駐フリーランスとして働くデメリット

デメリット1:会社員より責任が重い

同じ仕事をするならフリーランスの方が収入が高くなりますが、同時に責任も増えます。契約解除に関しては前述のとおりですが、そもそも社員とフリーランスは会社側として求めていることが違います。

社員ももちろん自分のタスクを終わらせることは大事ですが、今後の伸びしろなどを考えて能力よりも上のレベルの仕事を任せることもよくあります。対して、フリーランスがスキルアップすることによる会社へのメリットはなく、あくまでプロジェクトを終わらせるのに必要な能力を求められています。

結果として、社員は失敗してもいいという前提で扱われる一方で、フリーランスはとにかく仕事を終わらせることがすべてという考えになり、結果として責任が重くなります。

デメリット2:就業場所・時間が決められてしまう

働く時間と場所が決められてしまうのは客先常駐の大きなデメリットです。そもそも出勤そのものや満員電車に乗るのが嫌という理由でフリーランスになりたいと考える人もいます。

決まった時間で出社する客先常駐の仕事は、結局一般的な就業時間に合わせなければならず、サラリーマンと同じように通勤ラッシュに巻き込まれてしまうこともあります。

しかしフリーランスの場合は案件に入るかどうかを自分で決められるので、自分の家に近いところや、時間に関して交渉できるものを選ぶことはできます。とはいえ都心に住んでいるのでなければかなり選択肢は減ってしまうでしょう。

デメリット3:スーツ指定の場合がある

服装の規定が少ないIT業界ではありますが、服装指定がある会社もあります。その代表が社員を客先常駐のエンジニアとして派遣するSESです。

コードを書くのにスーツを着る意味はなく、嫌がる人も多いですが、もちろんスーツが指定されているのには理由があります。その理由とは、派遣先の会社・社員に悪い印象を与えたくないというものです。

確かに暑いなどのデメリットはありますが、スーツはしっかりとした印象を与えてくれる服装なのは確かです。もちろんオフィスカジュアルなどのファッションでも問題はないでしょうが、個人のセンスに任せるとどうしても気になる取引先が出てしまうことがあり、スーツ指定の方が会社としては安全なのです。

ではなぜ直接契約のフリーランスの服装が指定されることがあるのでしょうか?予想通りだという人も多いでしょうが、大企業で全社的にスーツ指定の会社の場合にスーツ指定の場合があります。

スーツ指定に合理性があるのかは実際のところわかりませんが、1人だけ私服だとなぜ社員は指定なのかという話になってしまいますし、顧客が出入りするからスーツ指定と言う会社であれば、顧客からすれば誰が社員かというのは関係がないです。

金融系のような大規模プロジェクトを避ければ、服装に関してはほぼ自由になるはずですが、とはいえ大規模プロジェクトも単価は高いので、バランスは考えなければなりません。

常駐フリーランスとして働くメリット5つ

常駐フリーランスが最近広がりつつある背景には、明確なメリットがいくつかあるといった理由があります。最近ではエンジニアのキャリアをスタートしたばかりの若手も、フリーランスを目指して頑張っているという人も増えてきています。

ここからは、そういった常駐フリーランスとして働くことのメリットを5つ紹介します。

メリット1:正社員より自由に動ける

ほとんどの場合、常駐フリーランスという働き方を選択する一番の理由は自由度の高さです。派遣契約は服装や勤務時間など、会社の定めるルールにも従わなければいけませんが、常駐フリーランスの場合、そういった決定権を派遣先は持っていません。

派遣先で仕事をするのには変わりませんが、契約内容が違うだけで自由度が大きく違ってきます。

メリット2:人間関係での悩みを感じにくい

常駐フリーランスは自由であると同時にほとんどの場合個人で仕事をします。人間関係が場合によってはゼロに近い事もあり、仕事と常に正面から向き合える環境になりやすいです。

仕事に集中できるだけでなく、別の職場に移ってもまずは顔と名前を覚えるといった作業が必要なくなるため、スムーズに仕事をスタートさせることにもつながります。

メリット3:コネクションができる

フリーランスの名前からわかるように、正社員として一つの企業に年単位で長期間居続けるというのは少なく、さまざまな企業に移っていくのが常駐フリーランスの特徴です。

多くの企業や業務を実力を武器にこなしていくのですから、上手くやり続ければそれだけ多くの人や企業に認めてもらえます。こういった積み重ねが、キャリアをがらっと変えてくれるコネクションになることがあります。

メリット4:安定して稼げる

自分で契約を取るフリーランスなどの場合、まず仕事を手に入れれるかという部分が大きな課題になります。特に、フリーランスになったばかりで知名度も実績も少ない時には、仕事をできる自信があってもそれを発揮する場に立てない可能性が高いです。

常駐フリーランスの場合は、間に専門の業者が入ってくれるため、企業とのつながりを作ってくれますので、安定して稼ぐことができます。

平均報酬額

常駐フリーランスには実力が求められるという説明をしましたが、そういった理由から、平均の報酬額というのは正社員と比べて高くなりやすい傾向にあります。

もちろん、正社員は会社に所属している限り給料は確実に入りますが、フリーランスの場合は仕事の有無で給料の有無が決まります。仕事をしていない期間が増えると収入がその分少なくなりやすいという面もあります。

メリット5:規則正しい生活ができる

常駐フリーランスの場合は仕事を順調に進めている限り企業からの圧力はほとんどありません。自分に与えられた仕事をこなしていくだけなので、正社員のように雑多な業務に悩まされることもありません。

そういった自己管理のしやすさから、仕事の時間やリズムを崩さずに規則正しい生活の中での仕事がしやすいのも魅力です。

客先常駐エンジニアがフリーランスになるべき理由

「客先常駐で働いているITエンジニアは独立してフリーランスとして働くべき」という意見を聞いたことはありませんか?実際このように言ってフリーランスになるという人も多くいます。

SESなど、自分が所属する会社以外で働いている人がフリーランスになることは大きなメリットがあります。それは単純に収入が増えるということです。

フリーランス向けの客先常駐案件は多くありますが、自社がマージンをとらないので同じ仕事の場合収入が増えます。また、仕事内容自体はどちらもクライアント企業に行ってプログラミングをするという点で同じです。

同じことをやるなら収入が高い方を選ぶというのは、特におかしなことではないでしょう。

常駐フリーランスという働き方を検討してみよう

常駐フリーランスは世界的にも、日本国内においても増えてきています。今後も増え続けることが予想されていて、エンジニアのキャリアの一つの選択肢として十分に考えられるようになりました。

求人サイトを見てみるなどしながら、自分に常駐フリーランスは向いているか考えてみる所から検討してみましょう。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年09月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2019.01.16
更新日
2024.09.10

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