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MOS資格は就職するのに有利になる?役に立たないケースの有無を徹底検証

MOS資格は就職するのに有利になる?役に立たないケースの有無を徹底検証のイメージ

「MOS(モス)資格は、就職するのに本当に有利になるの?」
「将来事務職以外の仕事に就く場合でも取っておいた方がいいのかな?」
こんなことでお困りの方へ。
MOS資格を有していることで、就職するときのアピールになるかどうかをお伝えします。
どの職種でも同様に、自分自身の武器としてアピールできるかということも見ていきます。

MOS資格を取得することで、パソコンのスキルが上がります。MOS資格を履歴書に載せて、あなたの市場価値を高めましょう。

MOS資格は就職には有利になるの?

MOS資格は就職に有利になります。

応募するときに、少しでもプラス要素になることを書きたいところでしょう。

履歴書にMOS資格の記載があることでアドバンテージとなる理由を3つ挙げていきます。
どんな内容か、見ていきましょう。

事務職では、パソコンの基本操作は必須

現在、ハローワークや求人媒体で掲載されている求人で事務職ではパソコン操作が必須となっ
ていることが多いです。

これは、入社してからExcelやWord等を使った作業をするのに最低限の基本操作ができることを前提としているということ。

表や見出し、グラフなどを駆使してデータや文書を頼まれた仕様、形式に見やすくまとめる技術は事務職にとって欠かせません。

仕事においてパソコン作業は避けられない

近年では企業でのパソコンの導入率は94%以上と非常に高くなっています。

現在において、パソコンを使わない仕事はほぼないといっていいぐらいです。また、事務職以外の販売職や営業職でもデータの集計、または会議資料を作成するなどパソコンを使う業務は発生します。

そういった時に、ExcelやWord等の操作ができると仕事を効率よく遂行できるからです。

信頼の高い資格である

マイクロソフト社の公認の資格なので、汎用性があり信頼も厚いです。

特に若い人で、パソコンになじみのない人はこの資格をおすすめします。

最近の若年層の問題としてスマホ利用によるパソコンが使えないという問題が挙げられています。

そうした背景において、ExcelやWord等が使えるということは他の人との差をつけられるポイントとなるからです。パソコン作業において欠かせないExcelやWordができることを証明するのはMOS資格のみです。

MOS資格とは

MOSとは、マイクロソフトオフィススペシャリストの略です。

MOS資格に関する、受験方法や試験科目等の情報を記します。

受験方法

随時試験と一斉試験の2つの受験方法があります。
いずれも受験料、試験内容、合格認定証は同じとなります。

・随時試験
全国約1,700の試験会場での受験です。
ほぼ毎日試験を実施しているので、受験する日を決めやすいです。
受験するには、会場に直接申込をする形となります。

・一斉試験
試験日、試験科目によって実施地域が少し違います。
全国の東京、愛知、大阪などの地域の受験地を選択する形式です。
1月に1回程度試験を実施しています。

受験する場合は、インターネットで1ヶ月~1ヶ月半前ぐらいに申込が必要です。

どちらも共通しているのは、どちらも受験者IDの登録が必要となります。

当日の持ち物は、受験者ID、PW、受験票(随時試験の場合ないこともある)、身分証明書、学生証(学割受験者のみ)です。

身分証明書、学生証がないと試験を受験できません。

同一バージョンに限り、一日最大3科目まで受験可能です。
また、同一科目の再受験は前回受験から24時間以上経過してからでないと受験できません。

試験の概要

MicrosoftOfficeのソフトそれぞれにつきバージョンごとに試験を実施しています。

MOS365&2019とMOS2016、MOS2013の3つから選びましょう。難易度は一般レベル(スペシャリスト)と、上級レベル(エクスパート)の2つです。

それぞれ、名称が「Excel365&2019」「Excel365&2019エキスパート」と区別されます。

一般レベル(スペャリスト)で、全バージョン全科目同一で一般10,780円、学割価格で8,580円です。

上級レベル(エクスパート)は、一般12,980円、学割価格で10,780円です。上記の価格は税込みとなります。また一斉試験の場合はクレジットカードによる支払いとなります。

出典:試験概要|MOS公式サイト
参照:https://mos.odyssey-com.co.jp/issei/issei_payment.html

試験の形式

試験は、全科目50分パソコンでの実技のみです。

例えば、Wordスペシャリストなら「店舗の開店のお知らせ」を作成するという問題で、文字の大きさを変更したり画像を挿入するというタスク形式です。

Excelスペシャリストでしたら、「セルF5に1月の合計を表す数式を入力しましょう」等の問題が出題されます。

試験の結果は、その場で点数が自動でつけられて合否が分かります。1000点満点で、試験によって毎回合格点は異なり550~850点の範囲です。

合格者には4~6週間後に自宅に合格認定証が届きます。一般レベルなら80%程度、上級レベルでも60%程度とそれほど難しくはありません。

MOS資格が就職に役に立たないケース

MOS資格が役に立たないという場合でも、マイナスに考えることはありません。というのも、パソコンが普及した社会においてExcel、Wordを使うことは避けられないからです。

また、就職活動において違う形での自己PRを行うことも戦略の1つとなります。その具体的な方法を、お伝えします。

MOS資格が役に立たない職種

・SE、ITエンジニア
パソコンを使う仕事ではありますけど、業務に直接必要な技術ではありません。

IT関連の技術者は、プログラミング言語などの業務に関するスキルや知識の方が重要だからです。あくまで、MOS資格は基本的なパソコンの操作に関する資格なので、取るに足りないレベルの資格ととらえられてしまうこともあります。

・作業系などのパソコンを使わない仕事
パソコンを使わない仕事でしたら、そもそもパソコンを使う必要がありません。ドライバー、清掃、工場などの作業員などの職種が該当します。

MOS資格が役に立たないというイメージの背景

職種によらず、MOS資格へのマイナーなイメージは偏見なのでしょうか。そう考える理由を見ていきましょう。

・資格の難易度が低い
前の見出しでもお伝えしたように、MOS資格の合格率は約60~80%と非常に高いです。また、累計で470万人以上の人が受験しています。

同じぐらいのスキルを持った人がいる中で、差別化できることはないという考えを持ってしまうもの。

・専門職の資格ではない
基本的なパソコンの操作に関する資格なので、取るに足りないレベルの資格だと考えがちです。

MOS資格は、IT関連の資格、または医者や税理士等の資格がないと特定の業務ができないということはありません。

・コスパが悪い
1回受験するのに、学割価格でも8,000円以上という価格です。
英検でも、4級で4,500円、3級で6,400円、ITパスポートで7,500円という価格に比べたら

受験料が負担と感じるかもしれません。試験自体の難易度がそれほど高くない試験ながら、費用がかかるのが難点です。

出典:よくあるご質問|MOS公式サイト
参照:https://www.eiken.or.jp/eiken/schedule/

出典:【ITパスポート試験】受験要領|IPA協会
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/examination/exam_summary.html

MOS資格の取得をおすすめする理由

上記のように、職種によっては直接は就職に役に立たないこともあります。ですが、履歴書に書くことで不利になるということはありません。

時間と勉強する手間をかけて取得することを、次のようなことからおすすめします。すでに、取得されている場合は参考にしていただければと思います。

・違う部署に異動になる
志望した職種が、ITエンジニアやドライバーでMOS資格が就職に役に立たないとします。ですが、企業においては部署が異動になることも考えられます。そういったときに、MOS資格を勉強した知識が役に立つ可能性もあります。

・少しでもExcel、Wordを使う場面がある
例えば、シフトや勤怠の作業をするのにドライバーや清掃などでパソコンを使わない場合でもパソコンを使うことはあります。企業ではパソコンを使用することは必須なので基本操作ができないと困ります。

また、ITエンジニアでも業務上Excel、Wordは必要です。

多くの技術者が、忙しい実務の傍ら関数やVBAの勉強に四苦八苦しているもの。
だから、取得して損にはならないのです。

アピールする対策

MOS資格を履歴書に書くことを、気負うことは全くありません。

やはりMOS資格だけでは、アピールする材料として弱いと思ったら次のような方法を試しましょう。

・取得しようと思った理由を話す
学校で習うだけでは不十分、Excelの操作を詳しく学習しようと考えた、等の理由を伝えるのもいいでしょう。取得した経緯を話すことで、あなたのやる気や背景を面接官が知ることになります。

・違う資格を取得する
ITエンジニアでしたら、基本情報処理技術者、ITパスポートなどの資格を取得してみてはいかがですか。既に、MOS資格を取得している方でしたら更なるスキルの向上を目指すことは今日からでも遅くはありません。

業務に関する知識を新たに習得して、役立てましょう。

MOS資格をとるメリット

次の3つのことを具体的に示します。

MOS資格に限らない部分もありますので、参考にしてください。

客観的にスキルを証明できる

資格は、決まった学習範囲のカリキュラムを学習して、評価を得た結果として与えられるものです。

あなたの履歴書に、堂々と記載することができます。

仮に、面接の結果残った人の中で資格のある人とない人でしたらある人を選ぶでしょう。時間をかけて努力をしたという証明となり、採用する人から評価を受けることができます。

あなたのスキルが上がる

MOS資格は資格として一度取って終わりということはありません。資格の勉強の内容は、実務においては役に立たないことも多いものです。

MOS資格の勉強は、仕事だけに限らず日常生活でもパソコン作業全般に役に立ちます。自作の家計簿や、住所録等のリストの作成等が例です。

Excel、Wordができることはあなた自身の強い糧となります。

仕事の幅が増える

企業などで、生産活動をする中では業務に付随して統計、記録などの作業が発生します。

忙しい中、そういった間接業務をすることはとても大変で後回しになってしまいがちです。

重要度が低い割に、面倒で時間がかかってしまうからです。そういったときに、素早く丁寧なパソコン作業ができる人は重宝されます。

パソコンの作業ができることで、仕事の幅が増えるかもしれません。

MOS資格の勉強方法

MOS資格を受験したいと思ったら、次の方法で始めてみましょう。また、受けるバージョン、科目の選定に関しても触れていきます。

受験科目の選定

MOS365&2019とMOS2016、MOS2013のバージョンがあると前にも述べています。2019、2016、2013というのは発行された年で少しづつ、機能が更新されています。

試験の内容もバージョンに応じて、変わっているので注意が必要です。また、Excel、Wordをメインに書いていますけどMOSはPowerPoint、Access、Outlookもあります。

独学で受験する場合は、使用しているMOSのバージョンでもいいでしょう。わざわざ、受験するために最新版をインストールする必要はありません。

勉強方法

・独学
ある程度知識がある場合でも資格のための勉強ですから、MOS資格のための本を用意しましょう。

パソコンは対応したソフトが入っていたらすぐに始められます。マイペースに進められるため、仕事などで忙しい人におすすめです。勉強にかかる費用がかからないのもいいところです。

・スクール
MOS資格に対応したコースが各スクール、専門学校に用意されています。インストラクターがついて、パソコンを操作しながら講義が受けられます。最短4~40時間程度となっていて、効率的に勉強ができます。

また、オンライン授業を実施しているところも多いので活用してもいいでしょう。

必要なもの、こと

受験することが決まったら、揃えるべきものは以下の3つです。
・パソコン
・参考書
・やる気

スクールに通う場合はパソコンは必要ないかもしれませんが、家でも勉強しておいた方がいいと思いますからあった方が尚いいです。

また、受験する日を目安として決めておきましょう。決めておけば、目標としてあとは勉強あるのみです。受験するチャンスがたくさんあるのがMOS試験のいいところです。

MOS資格は確実に就職に役に立ちます

MOS資格は就職に役に立つ資格です。その理由としては以下の3つが挙げられます。

・求人では、Excel、Wordの操作ができることが必須であること多い
・Excel、Wordの作業はパソコンでの業務に欠かせない
・唯一のExcel、Wordに関する公認の資格

また、試験はそれほど難易度は高くなく試験は全国で随時実施しています。

一部の職種では、それほどアピールできる度合いが低くなることも事実です。また、受験するのにあたって家のパソコンがあればすぐにでも勉強を始められます。

初心者でもハードルが低くて、長くても2~4ヶ月で基礎知識を習得することができます。

この記事を読んで、MOS資格の取得に興味を持たれましたら是非始めてみてください。

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この記事の監修者

Branding Engineer編集部のイメージ

Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年10月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.28
更新日
2024.10.25

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