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ITパスポートの対策方法は?勉強方法や目安の時間・試験概要もチェックしよう!

ITパスポートの対策方法は?勉強方法や目安の時間・試験概要もチェックしよう!のイメージ

「iパスってどうやって対策・勉強したらいいの?」
「ITの勉強は全くしたことないから、何から手を付けていいか分からない」
「1発でITパスポートに合格したい!」
このような悩みや思いを抱いている方は少なくないでしょう。

ITパスポートは、今やIT技術の活用が当たり前となっている現代社会において、IT関連に関する自分の知識の証明ができる資格試験です。本記事では、iパスとも呼ばれるITパスポートについて、どうやって対策・勉強をすればいいのかを解説いたします。

この記事を読むことで、ITパスポートの取得を目指す際にどういった対策をすれば合格の可能性を高められるのかが分かります。IT技術に関する知識がゼロの方でも、入念に勉強をすれば十分に合格は可能です。ITパスポートを取得したい方はもちろん、ITパスポートがどんな試験なのかを知りたい方も、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

ITパスポートとは

最初に、そもそもITパスポートとはどういった資格試験なのかを認識しておきましょう。試験の概要や合格基準などを明確にしておくことで、より合格を現実的なものとできるでしょう。実際に勉強や試験対策を始める前に知っておきたい、ITパスポートに関する基礎的な情報を紹介いたします。

情報処理技術者試験

ITパスポートは、日本情報処理推進機構(IPA)が実施している「情報処理技術者試験」の1つです。経済産業省が認定している国家試験であり、国内において高い知名度を持ちます。情報セキュリティマネジメント試験と共に情報処理技術者試験のレベル1に区分されており、いわばITの入門編のような立ち位置の試験です。

出典:iパスとは|情報処理推進機構
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html

頻繁に実施されている

ITパスポートは、全国各地、さまざまな場所で試験が実施されているのが特徴です。

情報セキュリティマネジメント試験は会場によって、毎週末に実施しているケースもあるので、不合格になってしまったとしても諦めずに挑戦を続けましょう。

合格基準

ITパスポートの合格基準は少々特殊です。ただ単純に「高い点数を取ればいい」というわけではありません。絶対に満たさなければならない条件が2つあり、その内の1つが試験全体の総合評価点(1,000点満点)で600点以上の獲得というものです。

上記総合点に加え、試験内の3分野(各1,000点満点)全てで300点以上を獲得しなければなりません。ITパスポートは、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系という3分野の問題が出題されます。各分野で3割以上の評価点が必要だということです。苦手な分野を捨てることはできません。

出典:【ITパスポート試験】試験内容・出題範囲|情報処理推進機構
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html

ITパスポートに必要な勉強時間は?合格率や難易度

ITパスポートは国家試験なので、難易度が高いのではないかと不安に感じる方もいるかもしれません。実際のところどうなのでしょうか。ここからは、ITパスポートの難易度や合格率・勉強時間の目安について解説いたします。これから紹介するデータを参考にし、試験を過度に恐れ過ぎず、自分でも絶対に合格できるというモチベーションを持ちながら取り組んでいきましょう。

難易度は高くない

先ほどお伝えした通り、ITパスポートは情報処理技術者試験の中ではレベル1に区分されている国家試験です。そのため、決して難易度は高くありません。公式サイトにも「ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」という記載がある通り、あくまで問われるのは「基礎的な知識」になります。実務経験がないと解けないような、高度な問題は出題されないので安心して取り組みましょう。

合格率

ITパスポートの合格率は、例年50%前後です。若干の上下振れ幅こそあれど、おおよそ受験者の半分が合格しています。このデータを見てみても、決して難易度が高い試験ではないということが伝わってくるでしょう。なお、合格率や合格者の年齢など細かなデータは公式サイトで統計情報として公開されています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

必要な勉強時間

実際のところ、ITパスポートに合格するためにはどの程度の時間勉強をすればいいのでしょうか。既にIT系の職種に就いていたり、ITの勉強をしたことがある方なら、その習熟レベルにもよりますが30~40時間の勉強で取得が目指せるでしょう。

というのも、ITパスポートで最も問題数が多く専門的な分野でもあるテクノロジ系の知識を既に有しているからです。同分野の勉強時間が少なくて済むでしょう。対して、ITの勉強や業務が全くの未経験の方の場合は100~150時間ほど要するケースもあります。ただし、社会人であれば知っているような知識がマネジメント系およびストラテジ系で出題されるので、人によってはもっと短時間で合格できる可能性もあります。

ITパスポートの対策方法

ITパスポートは、専門用語や図の目的などを知らないと意味が分からない問題ばかりです。そのため、最初から過去問など実践的な対策を講じるのではなく、まずは参考書などでしっかりと基礎を固めることが重要になってくるでしょう。ここからは、ITパスポートを受験する際にどういった流れで対策を進めていくべきなのかを解説いたします。勉強を始める時の参考にしてみてください。

参考書などを読み込む

幸いITパスポートに関する参考書は書店やAmazonなどの各通販サイトで数多くの種類が販売されています。可能であれば実際に書店などへ足を運び、試し読みをしてみるのがおすすめです。何冊か読み、比較してみて、自分のフィーリング・レベルに合う参考書を選びましょう。

同じ事項でも解説の仕方は参考書によって大きく異なる場合があります。自分にとって分かりやすい解説をしてくれる本を見つけられれば、聞いたことがない単語でも、頭に入って来やすくなるはずです。なお、参考書だけでなく、ITパスポート勉強サイトなどを活用することもできます。どちらか一方でも十分な勉強はできるものの、併用して対策するのがおすすめです。

過去問を解く

ある程度基礎を固められたら、いよいよ過去問にトライしてみましょう。ITパスポートの過去問は、ITパスポート公式サイトからダウンロード可能です。PDF形式で配布されているので、パソコン・スマートフォンどちらでも閲覧ができます。また、公式ではないもののスマートフォン用アプリなども配信されているので活用できるでしょう。電車内などで勉強するのに最適です。

平成21年度春期分から配布されているので、相当量の過去問を解けるでしょう。各年、春期と秋期の2つずつが配布中です。新しいものから順に解いていくなどして、入念な対策を進めていけます。

分からない問題にフォーカスする

過去問を解いていて、分からなかった・正解できなかった問題には必ずマークを付けるなどしておきましょう。後から参考書やWebサイトに戻り、改めて用語を調べ、覚え直すことが大切です。

タイミングは、その時その時でも1試験分の問題全てを解き終わった後など、どちらでも構いません。大切なのは、自分の解けない問題・分からない単語・範囲を少しずつでいいので潰していくことです。

ITパスポート勉強時に意識したい点

ITパスポートはストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野全てで3割以上の評価点が必要なので、どれか1つを捨てるといったことはできません。総合的に対策を進めていくことが大切です。ここからは、ITパスポートを勉強する際に意識しておきたい点を紹介いたします。ぜひ試験対策を進める際の参考にしてみてください。

インプットとアウトプットのバランス

ITパスポートに限ったことではありませんが、試験の勉強をする際には「インプットとアウトプットのバランス」が非常に大切です。インプットは参考書などを読み込んで勉強をすることで、アウトプットは実際に過去問などの問題を解くことを指します。

インプットに偏ると、知っている単語が実際に出題されても、どう答えればいいのか分からなくなる可能性があります。また、ITパスポートは基本情報技術者試験などとは異なり過去問がそのまま流用されることはないため、アウトプットばかりするのも推奨できません。

本番のCBT方式の練習をする

ITパスポートは、直接マークシートなどに記入するなど筆記用具を用いる試験ではありません。CBT方式という、パソコンを利用して解答をするシステムが採用されています。そのため、家などで過去問を解くのとは環境が異なるケースが想定されます。

環境の違いによって本来の実力が発揮できなかった、という事態も起こり得るでしょう。そういったことを避けるために、予めCBT方式に慣れておくことも大切です。公式サイトではCBTの疑似体験ソフトウェアが配布されているので、ぜひ試してみてください。

試験を想定して行う

ITパスポートのアウトプット勉強を行う際は、実際の試験を想定して取り組むことが大切です。本番の試験では100問を120分以内に解き終えなければなりません。普段の勉強でゆっくりと時間をかけて解いていると、実際の試験の際に時間が足りなくなってしまうおそれがあります。

ですから、特に過去問演習を行う際などは本番同様120分の制限時間を設けて取り組みましょう。本番を意識しながら取り組めば、試験の120分間集中を継続する訓練にもなります。

ITパスポートは入念な対策が重要

この記事では、ITパスポートを受験するにあたって有効な対策方法・流れや、勉強時に意識したいことを紹介してきました。記事中でも触れた通り、ITパスポートは、決して難易度が高い国家試験ではありません。

適切な対策を講じ、しっかりと勉強をして臨めば、たとえIT業界が未経験だったとしても十分に合格が見込めます。今回の記事で紹介してきた対策方法や各情報などを参考に、ぜひITパスポートの取得を目指してみてください。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年08月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.28
更新日
2024.08.07

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