フリーランスが抱えやすい不安とは?感じやすいタイミングや解消方法の例も紹介
フリーランスが抱えやすい不安は、将来の見通しが立たない、スキルや経験に自信が持てない、収入が安定しないなどが挙げられます。不安を解消する方法について知り、対策を立てて備えておく必要があるでしょう。
本記事では、フリーランスが抱えやすい不安や不安を感じるタイミング、不安を解消する方法について解説しています。フリーランスとして不安を抱えている人やこれからフリーランスを目指す方は是非参考にしてみてください。
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フリーランスが不安を感じるタイミングとは?
会社員のエンジニアの中には、フリーランスになることに不安があり、独立をためらっている人もいるでしょう。また、会社員のエンジニアが独立しフリーランスになった後に、さまざまな不安を抱く場合があります。
フリーランスの人が不安を感じるタイミングは、継続的な仕事の受注が途切れたときや逆に仕事が忙しすぎるとき、体調を崩したときなどでしょう。また、自分のスキルに自信を持てないときなども考えられます。
しかし、その解消方法や手立てもあるため、事前の準備に万全を尽くすなど独立を計画的に進めることが重要です。
フリーランスが抱えやすい不安
組織に属さず自分ですべてを決められるフリーランスには大きな魅力がある反面、常に不安と戦い続けなければいけないリスクもあります。
継続的に仕事を得られるか、自分のスキルで納期までに仕事を仕上げられるか、体調を崩したらどうするか、自分のスキルで大丈夫か、などさまざまな不安が考えられます。
フリーランスのエンジニアが抱えがちな不安を詳しく見ていきましょう。
将来の見通しが立たない
フリーランスの仕事は、会社員のように安定した仕事や収入が保証されているわけではありません。仕事が継続的に受注できない可能性や、受注した仕事を途中で切られるリスクもあります。
もちろん、自分のスキルや努力によっては高単価な案件を受注できることもありますが、会社員と同じように将来の見通しを立てるのは難しいでしょう。
次の仕事が受注できるか、長く安定して働けるかどうかなど、先の見えない不安が常につきまといます。
スキルや経験に自信が持てない
フリーランスに転身できるほど自分のスキルや経験に自信が持てない人や、思い切って独立したものの今一つ自信が持てないという人もいるでしょう。
スキルや経験は数値で測れないため、「これぐらいの実績があればフリーランスとして十分である」という絶対的な基準もありません。難易度が高い資格を取得するという方法もありますが、むしろこれまでの経験のほうが評価される場合が多いでしょう。
そのため、日々の業務をこなして着実に実績を積むことで、それを安心材料につなげていくことが重要です。
収入が安定しない
フリーランスという形態上、収入が不安定になるのは避けられません。働き方次第では収入がゼロになる可能性もあり、当然会社員に比べてその経済的な不安は大きくなるでしょう。
また、会社員は企業が税金や保険料を給料から差し引いて支払ってくれますが、フリーランスはすべて自分自身で手続きや支払いをする必要があります。独立した人はその金額と手間の大きさに直面し、不安を抱くこともあるでしょう。
仕事が継続的にこない可能性への恐怖
フリーランスは安定した収入が得られるかという不安とともに、自分に合う案件が思うように受注できないのではという恐怖とも、常に隣り合わせになるでしょう。
そして、仕事が途切れることを恐れるあまり無理なスケジュールを組んでしまいがちで、仕事を断れない、休みが取れない状況に陥りやすくなります。
また、フリーランスには会社員が取得できる有給休暇もないため、より不安や恐れが大きくなるでしょう。
病気などで仕事が途切れることへの恐怖
フリーランスは自分自身で実務から経理、営業などすべてを行わなければいけません。そのため、万が一病気やケガで仕事ができなくなると、そのすべての業務が滞ります。そして、その時点から無収入になり死活問題となります。
フリーランスは有給休暇や傷病手当がないことから、病気などで仕事が途切れることへの恐怖を常に抱えていくことになるでしょう。現時点では健康でも「万が一」という不安はあるため、保険などの対策をしっかりと立てておくことが大切です。
社会保障に関する不安
会社員には福利厚生があります。健康保険や厚生年金保険は雇用主と折半して支払い、雇用保険料を支払うことで失業保険や疾病手当などの保障があります。
一方、当然のことながら企業に所属していないフリーランスに福利厚生はなく、健康保険や国民年金保険は全額自分で支払います。そのため、フリーランスが会社員との違いに不安を抱くことも多いでしょう。
ただし、フリーランス向け福利厚生サービスを利用するなどの手だてはあるため、事前に情報を収集しておきましょう。
不安を解消する方法例
自分の裁量ですべて決められるがゆえに不安も多いフリーランスですが、しっかりと対策をとることで不安を解消することができます。
まずは自分の不安の原因を明確にし、それに対する改善策を見つけて不安を解消していくことが重要です。
ここからはフリーランスが抱えている不安を解消するおすすめの方法を紹介します。
小規模企業共済に加入する
会社員と異なり退職金制度がなく老後資金に不安を持つフリーランスにとって、退職金制度の代わりとなるのが「小規模企業共済制度」です。
公的機関である中小機構が運営している小規模企業共済制度は、個人事業主が退職金を積み立てる退職金制度です。
小規模企業共済制度は、現在全国で約153万人の個人事業主が加入している実績があります。掛金は全額所得控除となるため節税効果がある、事業資金の貸付制度があるなどのメリットを受けられます。
出典:『小規模企業共済』制度の概要|独立行政法人 中小企業基盤整備機構
参照:https://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/about/features/index.html
取引先を増やしておく
フリーランスとして働いていると、取引先(クライアント)が固定される傾向にあるため、そのクライアントとの契約が切れたとき新しい仕事の受注が難しい場合があります。
安定した仕事の受注に対する不安を払しょくするには、自分のスキルや経験を求めている取引先とのつながりを増やしておくことです。
たとえば、フリーランス専門のエージェントを利用したり、SNSを活用してポートフォリオやWebサイトを構築して情報発信したりするのがおすすめです。新規クライアントとのつながりを増やすことで、安心につながるでしょう。
経験やスキルを積み上げて単価をアップさせる
フリーランスの仕事が不安定であることへの不安に対しては、前述したとおりエージェントやSNSの活用も対策の一つですが、自分の経験やスキルを積み上げておくことも重要です。
フリーランスの人は不安を抱きながらも、現在受注している仕事だけに注力してしまいがちです。しかし、突然その仕事がなくなってしまうリスクに備え、仕事の幅を広げるために新しいスキルを身につけたり、経験を積み上げたりしましょう。
このリスク管理が結果的に単価アップにつながることもあります。
不安に感じる内容を紙に書き出すなどして整理する
長時間一人で作業をすることが多いフリーランスは、仕事の状況や将来への不安に苛まれ、悩んでしまうこともあるでしょう。そういう場合におすすめするのは、不安に感じている内容をすべて紙に書き出して整理することです。
紙に書き出すことで、現在自分が感じている不安が明確になり、その対処法も考えやすくなります。漠然とした不安を抱えていても解決できません。その不安の原因を探ってみましょう。
同じようにフリーランスで働く人と交流する
組織に属さないフリーランスだからこそ人脈は必要です。セミナーや勉強会に参加したりオンラインサロンやSNSでつながったりすることで、自分と同じようにフリーランスで働く人と交流できます。
そのようなコミュニティへ積極的に飛び込むことで、仕事が舞い込んだり同じ境遇の仲間と悩みを共有したり、情報や意見を交換したりできるでしょう。
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フリーランスが抱えやすい不安や解消方法について知ろう
独立をすると継続的な仕事や安定した収入を得られる確証はなく、常に不安と隣り合わせの状態です。一方で、夢を抱いてフリーランスを目指している人や、魅力とやりがいを感じて充実しているフリーランスの人もたくさんいるでしょう。
フリーランスとして長く活躍するには、抱えやすい不安やその解消法を知り、対策を立てて備えておくことが大切です。
自分の裁量ですべて決められるフリーランスの特権を十分活かし、自分自身を磨いて成長していきましょう。
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