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システムエンジニア(SE)におすすめの資格15選!取得のメリットも紹介

システムエンジニア(SE)におすすめの資格15選!取得のメリットも紹介のイメージ

「システムエンジニアの労働単価相場や平均年収を知りたい!」
「未経験だけど今からでもシステムエンジニアを目指すことはできる?」
このようにシステムエンジニアについて、疑問を持っているという方もいるのではないでしょうか。

こちらの記事では、システムエンジニアが資格取得をしておく必要性やシステムエンジニアの平均年収、システムエンジニアにおすすめの資格などを紹介しております。

システムエンジニアで資格取得を考えている方やこれからシステムエンジニアになりたい方はぜひ参考にしてください。

目次

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  1. システムエンジニアの仕事
  2. システムエンジニアに資格取得がおすすめな理由
    1. キャリアアップに役立つ
    2. 現場だけでは得られない知識が取得できる
    3. 企業によっては給与向上や資格手当が見込める
  3. システムエンジニア(SE)におすすめの国家資格
    1. ITパスポート
    2. 情報セキュリティマネジメント試験(SG)
    3. 基本情報技術者試験
    4. 応用情報技術者試験
    5. 情報処理安全確保支援士(SC)
    6. システム監査技術者試験(AU)
    7. システムアーキテクト試験(SA)
    8. ITストラテジスト試験(ST)
    9. プロジェクトマネージャ試験(PM)
    10. ネットワークスペシャリスト試験(NW)
    11. データベーススペシャリスト試験(DB)
  4. システムエンジニア(SE)におすすめのベンダー資格
    1. マイクロソフトオフィシャルスペシャリスト(MOS)
    2. オラクルマスター
    3. Linux技術者認定試験
    4. シスコ技術者認定
  5. 未経験でもシステムエンジニアは目指せる?
    1. 資格が無くてもシステムエンジニアにはなれる
    2. 資格を得られるだけの専門知識は必要
    3. 資格の取得は採用にも有利
  6. 国家資格とベンダー資格だったらどちらを優先すべき?
    1. 国家資格のメリット
    2. ベンダー資格のメリット
  7. 資格取得のための勉強方法
    1. 独学の場合
    2. スクールに通う場合
  8. フリーランスとしてスキルを活かすという選択肢も
  9. Midworks おすすめの案件例

システムエンジニアの仕事

システムエンジニアは、クライアントの要望を聞き、仕様を決めたり設計したりするまでの上流工程を担当します。

人の配置や予算決め、進捗管理などのマネジメント業務もすることがあるでしょう。ただ、企業によってシステムエンジニアを目指すの仕事は異なる可能性もあるため注意しましょう。

仕事内容 説明
要求分析 クライアントの課題やニーズなどをヒアリングし、抽出する工程
要件定義 要求分析で決定したシステムの要件を定義する工程
基本設計 システムに実装する機能や入出力設計、帳票設計の工程
テスト 設計通りにシステムが動作するかどうかの試験を行う工程
保守・運用 システムの稼働状態を監視し、障害が発生した際の対応を行う工程

システムエンジニアに資格取得がおすすめな理由

自分のシステムエンジニアのスキルレベルを誰かに伝えたい時、資格が役に立つでしょう。ここでは、システムエンジニアが資格取得をしておく必要性について触れていきます。

キャリアアップに役立つ

システムエンジニアは、クライアントの要望に応えるべく要件定義から設計、開発、運用までを引き受ける仕事です。システム開発にほぼ一貫して関わるため、こなすべき業務も多岐にわたり幅広い知識や技術を必要とされます。

システムエンジニアは、一般的にプログラマーとしてプロジェクトの下流工程を担当し、数年経験を積んだ後にキャリアアップすることが多いです。

そのキャリアアップの機会に、システムエンジニアとして役立つIT関連資格を取得しておくことで、今後の業務により深く関われるでしょう。

現場だけでは得られない知識が取得できる

前述のように、プログラマーとして現場経験を積んだ後にシステムエンジニアとなる流れはよく見られますが、システムエンジニアの仕事をこなす時には、現場経験だけでは十分ではないこともあります。

そこで、IT関連資格取得のために学習することで、現場ではなかなか触れることができなかった知識を得られます。

プログラマー時代はプログラミングにしか関わっていなくとも、資格取得の学習を通じてシステム開発の全容を知ることもでき、さらに広く深い知識の習得にもつながるのです。

企業によっては給与向上や資格手当が見込める

システムエンジニアになるには、何らかのIT関連資格を取らなければならないということはありません。しかし企業では、システム開発についてより深い知識を得たことを示す各種資格の取得を推奨しているところも多数存在します。


たとえば、ある資格を取得した人は給与面などで優遇されたり、資格取得者のみに特定の仕事を任せたりするケースがよく見られます。つまり、資格取得によってモチベーションが向上するほか、システム開発についてより深堀りした業務を担当できる可能性も高いでしょう。

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システムエンジニア(SE)の労働単価相場・平均年収

システムエンジニア(SE)におすすめの国家資格

こちらでは、システムエンジニアにおすすめの国家資格を紹介していきます

基礎的な内容のものから応用力が問われるもの、難易度は非常に高いものなどがあります。
それぞれの試験の時期や問われる内容について解説しますのでぜひ参考にしてください。

ITパスポート

ITを利活用する社会人や、これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。


具体的には、新しい技術や新しい手法の概要に関する知識や、経営全般の知識、ITの知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。

出典:ITパスポート試験
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html

資格種類 国家資格
試験日程 随時実施
出題形式 CBT(Computer Based Testing)方式
試験内容 経営全般やプロジェクトマネジメントの知識などの幅広い分野の総合的な知識
受験料 7500円

情報セキュリティマネジメント試験(SG)

情報セキュリティマネジメントの計画や運用などを通じて、組織の情報セキュリティを確保することに関わり、リスクから継続的に組織を守るためのスキルを認定する試験になります。

業務で個人情報を取り扱う方や、情報セキュリティの管理に関する知識、スキルを身に付けたい方におすすめの国家資格になります。

出典:情報セキュリティマネジメント試験とは|IPA
参照:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sg/about.html

資格種類 国家資格
試験日程 随時実施
出題形式 CBT(Computer Based Testing)方式
試験内容 試験内容
受験料 7500円

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、システム開発をはじめとするIT関連の仕事に就くうえで基本的な資格であり、システムエンジニアに限らず多くの技術者や管理者が、最初に取得するものとして知られています。

試験内容は、システム開発などにおける基礎をはじめ設計から運用まで、さらにセキュリティなども含め幅広くなっています。

また基本情報技術者試験は、あらゆるIT業界の人材の登竜門ともいえるため、これに合格していれば即戦力とみられ、採用される可能性も高くなるでしょう。

IT業界への転職を考えている人にとっても有益な資格であることから、20代の転職する方が受験するケースもあります。

出典:基本情報技術者試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

▼関連記事
基本情報技術者試験とは?出題範囲などの概要や受験のメリットも紹介

資格種類 国家資格
試験日程 上期・下期実施
出題形式 午前:多肢選択式(四肢択一) 午後:多肢選択式
試験内容 午前:テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系 午後:コンピュータシステム関連・情報セキュリティ関連・データ構造およびアルゴリズム関連・ソフトウェアの設計など
合格ライン 6割
受験料 7,500円

応用情報技術者試験

応用技術情報者試験は、基本情報技術者試験の上位に位置するもので、基礎的な知識の応用力が問われる試験です。現場で実務経験を数年積んで、ある程度基礎知識を身につけている技術者のための試験とされており、高度な知識が求められます。

試験は、基本情報技術者試験と同様に年2回、4月と10月に実施され、午前と午後の2回に分けられます。

分野はシステム開発全般の応用問題やセキュリティに加え、経営にマネジメントといったカテゴリも含まれます。

応用情報技術者試験は、高い知識に加えて応用力も求められるため、基本情報技術者試験よりも難易度が上昇します。その分、エンジニアとしてワンステップ向上することも見込めるでしょう。

出典:応用情報技術者試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

▼関連記事
応用情報技術者試験の資格が転職に有利になる理由|合格するための勉強方法も解説

資格種類 国家資格
試験日程 春期(4月) /秋期(10月)
出題形式 午前:多肢選択式(四肢択一) 午後:記述式
試験内容 午前:テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系 午後:経営戦略・情報戦略・戦略立案やコンサルティング技法など
合格ライン 6割
受験料 7,500円
令和4年度秋期 令和4年度春期 令和3年度秋期 令和3年度春期
受験者数 36,329人 32,189人 33,513人 26,185人
合格者数 9,516人 7,827人 7,719人 6,287人
合格率 26.2% 24.3% 23.0% 24.0%

情報処理安全確保支援士(SC)

組織の事業、サービスや情報システムの安全を確保するセキュリティエンジニア、技術・管理の面から対策を助言・提案して経営層を支援するセキュリティコンサルタントを目指す方に適した資格になります。

情報セキュリティマネジメントに関する知識や、インシデントの管理体制の構築等の知識、能力を身に着けたい方にもおすすめの試験です。

出典:情報処理安全確保支援士試験|IPA
参照:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sc.html

資格種類 国家資格
試験日程 春期(4月)/秋期(10月)
出題形式 午前:多肢選択式(四肢択一) 午後:記述式
試験内容 情報セキュリティ、ネットワーク、データベースに関する知識
受験料 7500円

システム監査技術者試験(AU)

主に情報システムを監査する業務を行っている方を対象とした試験で、情報システムにおけるリスクを分析し、改善のための助言を行うことについての試験になります。

情報システムにまつわるリスクに適切に対処するための知識や能力が要求されるものになります。

出典:システム監査技術者試験|IPA
参照:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/au.html

資格種類 国家資格
試験日程 秋期(10月)の年1回実施予定
出題形式 午前:多肢選択式(四肢択一) 午後:記述式
試験内容 情報システムのリスク管理に関する知識、能力

システムアーキテクト試験(SA)

システムアーキテクト試験は、特にシステム開発において要件定義や基本設計の実践など、上流工程を任される能力が求められる試験です。

システムアーキテクト試験で出題される分野は、幅の広さよりも高い専門性が問われます。

特にシステム開発において、要件をしっかり分析した後に定義し、開発の根幹となる大枠の設計、またハードウェアとソフトウェア両面からの機能実装の決定など、より深堀りした問題が出されます。

出典:システムアーキテクト試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sa.html

資格種類 国家資格
試験日程 春期(4月)の年1回実施予定
出題形式 午前:多肢選択式(四肢択一) 午後:記述式
試験内容 情報システムに関する知識や能力

▼関連記事
システムアーキテクト試験とは?難易度・取得メリット・合格のポイントについて解説

ITストラテジスト試験(ST)

企業の経営戦略に基づき、ITを活用して事業を改革するための戦略を提案する方が対象の資格になります。

事業の環境分析や、ITの動向分析、事業選戦略の策定に関するスキルや知識を身に付けたい方にもおすすめの資格になっています。

出典:ITストラテジスト試験|IPA
参照:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/st.html

資格種類 国家資格
試験日程 春期(4月)の年1回実施予定
出題形式 午前:多肢選択式(四肢択一) 午後:記述式
試験内容 ITを活用した事業戦略の策定などについての知識、能力

プロジェクトマネージャ試験(PM)

システム開発のプロジェクトにおいて、マネジメントを行う方向けの資格になります。

組織の戦略やプロジェクトの計画に関する分析能力や、プロジェクトの管理に関する知識を身に付けたい方にもおすすめの資格になっています。

出典:プロジェクトマネージャ試験|IPA
参照:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/pm.html

資格種類 国家資格
試験日程 秋期(10月)の年1回実施予定
出題形式 午前:多肢選択式(四肢択一) 午後:記述式
試験内容 システム開発のプロジェクトマネジメントに関する知識や能力

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

ネットワークスペシャリスト試験は、特にネットワーク構築・運用に的を絞った専門性を問われる試験です。

ネットワークにおけるプロとしての能力が問われ、ネットワーク設計やプロジェクト管理者などを対象にしています。

試験内容はネットワークシステムの企画から要件定義、開発に運用までの全般にわたり、プロジェクトの中心として業務を進行できるかが求められます。ネットワークエンジニアやインフラエンジニアなどの専門分野に特化したエンジニアにも有用な資格です。

出典:ネットワークスペシャリスト試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html

資格種類 国家資格
試験日程 春期(4月)の年1回実施予定
出題形式 午前:多肢選択式(四肢択一) 午後:記述式
試験内容 ネットワークシステム全体に関する知識やスキル

データベーススペシャリスト試験(DB)

企業活動において、ビッグデータを管理し、データベースを構築、運用する業務を行う方に向けた資格になっています。

データベースの開発や運用、正確なデータベースモデルの作成等の知識やスキルが身に付くでしょう。膨大な量のデータを分析する力を身に付けたい方にもおすすめです。

出典:データベーススペシャリスト試験|IPA
参照:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/db.html

資格種類 国家資格
試験日程 秋期(10月)の年1回実施予定
出題形式 午前:多肢選択式(四肢択一) 午後:記述式
試験内容 データベースンの構築、分析に関する知識や能力

システムエンジニア(SE)におすすめのベンダー資格

国家資格のほかにも、IT関連の企業が実施している試験に合格することで、得られるベンダー資格があります。

ここでは、いくつかのおすすめのベンダー資格をご紹介します。

マイクロソフトオフィシャルスペシャリスト(MOS)

この資格は、マイクロソフトが実施している試験で、マイクロソフト製品の利用スキルを証明することができる資格になっています。ワードやエクセルなど分野ごとに、試験が分かれています。

パソコン上での作業の効率化や、客観的なスキルの証明にもなるため、ワードやエクセルなどを頻繁に使う方にもおすすめです。

出典:マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)とは|Microsoft
参照:https://mos.odyssey-com.co.jp/about/index.html

資格種類 ベンダー資格
試験内容 マイクロソフト製品に関するスキルや知識

オラクルマスター

オラクルマスターは、データベース管理システムの運営会社・日本オラクル社が実施する認定試験です。

データベース管理や運用を行うにおいて、Oracle Databaseに対する技術や知識は有用と言えるでしょう。

試験はデータベース運用に必要な言語・SQLについて問われる問題も含まれ、実力や知識、技術に合わせて4段階のグレードが設定されています。

データベースに関する知識やスキルを身に付けたい方におすすめの資格になっています。

出典:ORACLE MASTER Portal - be an ORACLE MASTER |Oracle University
参照:https://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html

▼関連記事
ORACLE MASTERってどんな資格?取得のメリットや難易度を紹介

資格種類 ベンダー資格
資格種類 ベンダー資格 試験内容 Oracle Databaseに関する知識や技術

Linux技術者認定試験

IT技術者として使用するスキルで、「クラウド」「オープンソースのリテラシー」「システムアーキテクチャの知見」等の技術力を証明することができる認定資格です。

クラウドサービスの知識やオープンテクノロジーを知りたい方におすすめの資格になっています。

出典:Linux技術者認定試験|LPI‐JAPAN
参照:https://lpi.or.jp/aboutus/examination.shtml

資格種類 ベンダー資格
試験内容 クラウドやオープンソースに関する技術
受験料 16,500円

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、IT 環境に対応できる能力を持っていることの証明ができる資格になります。

ネットワーク関連機器メーカーであるシスコシステムズ社が実施する、ネットワークエンジニアの技能を認定する試験で、ネットワーク技術の証明にもなります。

出典:シスコ認定試験|CISCO
参照:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/exams.html

資格種類 ベンダー資格
試験内容 ネットワークの基礎、IP サービス、セキュリティの基礎
実施方法 オンライン、会場
受験料 36,960円

未経験でもシステムエンジニアは目指せる?

未経験からシステムエンジニアを目指すことは可能なのでしょうか。

こちらでは、システムエンジニアになるために何が必要かを解説していきます。システムエンジニアとして働きたいと考えている方はぜひ参考にしてください、

資格が無くてもシステムエンジニアにはなれる

システムエンジニアになるには、必須の資格は特にありません。つまり、上記にあげた資格のいずれか、もしくは全てを取得していなくても、システムエンジニアとして業務に就くことは可能です。

ただし、前述でも触れたように資格取得のための学習を行うことで、現場では得られない知識を習得できるほか、合格すればIT業界で優れた人材として認められます。

また、各種資格試験を受けることで、実際に自分の知識や技術がどれくらいのレベルなのかを量ることにもつながるのです。

資格を得られるだけの専門知識は必要

各種IT関連資格を取得するにあたり、基本情報技術者試験などはIT技術の基礎であるため、ある程度実務経験を積んでいれば合格する確率は高いです。

しかし、さらなる上位資格になれば、より専門分野の高い知識が求められ、現場での経験はもちろん、参考書などを購入して積極的に学習することが必要です。さらにIT業界の動向は刻々と変化しており、それぞれの専門分野についても進化を続けています。

そのため、常に新しい情報や知識を身につける姿勢は重要であり、特にベンダー資格においては一度合格していても新たに取得を目指すことが求められるでしょう。

資格の取得は採用にも有利

各種IT関連資格を取得することで、優れたシステムエンジニアとして現場で認められることは確実です。すでに企業で勤務している人だけではなく、これから転職しようとする人、フリーランスとして新たな案件を獲得しようとする人にも、もちろん資格は有利になります。

資格取得者であることが分かれば、実務に就く前から高い能力を持つ人材と認められます。そのため、資格があれば企業への採用やプロジェクト参画には大きな強みとなるはずです。

国家資格とベンダー資格だったらどちらを優先すべき?

国家資格とベンダー資格、どちらを優先して勉強するのがいいのだろうとお迷いの方もいるのではないでしょうか。

こちらでは、国家資格とベンダー資格のそれぞれのメリットをご紹介していきます。自分のいる状況に合わせてどちらの資格を選ぶのが有益か考えてみましょう。

国家資格のメリット

IT業界における国家資格は、前述で紹介した中では基本情報技術者試験からネットワークスペシャリスト試験までが該当します。

国家資格では、特定の製品にこだわらず基礎から専門知識まで全般的に学ぶことができ、問題が発生した際にも幅広く知識を応用できます。また更新制度は特に設けておらず、一度取得すれば永続的に資格所有者として認められるのです。

ただし、前に触れたようにIT業界の変化は目まぐるしく、何年も前に取得した資格では業務への適用が不十分であるケースも出てきます。日々変化するIT技術に対応するためには、ベンダー資格を合わせて取得して各社製品の進化について知ることもです。

ベンダー資格のメリット

ベンダー資格とは、上記で紹介したオラクルマスターのように、IT企業がリリース・運営する製品に関して高い知識や技術を持っていることを証明するものです。資格取得によって各社製品に特化した深い知識を得られ、現場の業務にすぐ反映できます。

また、各社の最新技術の習得にもつながるため、時流に対応できる技術者として評価される可能性も高いのです。

一方、各社製品の機能は日々進化していることから、多くのベンダー資格には有効期限が設けられ、期限が過ぎれば失効します。そのため、ベンダー資格が失効した際にも国家資格を持っていれば、優れた技術者であることは証明できるでしょう。

資格取得のための勉強方法

こちらでは、資格取得のための勉強方法を紹介していきます。

自分のペースで勉強する方法が向いているのか、カリキュラムに沿って効率的に学習するのが向いているのかは人それぞれです。自分に合った勉強法を、選びましょう。

独学の場合

システムエンジニアとして高い能力を認められる各種資格について、勉強に多くのお金をかけたくない人は、独学での学習も視野に入れましょう。

各種資格に対応した参考書なども市販されており、システムエンジニアとして実績を積みながら基礎的なことから始めていけば、知識を身につけられます。また、自分の都合のよい時間に学習ができることもメリットです。

独学の場合は、周囲に仲間がいない場合が多いので、勉強を進めていくうえで、効率的な学習を心掛け、モチベーションの維持にも努めましょう。

スクールに通う場合

資格取得のための勉強が1人では不安という方は、スクールに通って学習する方法がおすすめです。

スクールでは、資格の種類に応じて適切なカリキュラムが組まれており、自分のスキルレベルや取得したい資格によってコースを選びます。スクールに通って学習するメリットは、独学とは違ってIT業界で実際に活躍する講師による解説を受けられる点です。

また、スムーズに知識を身につけられるカリキュラムに沿って効率的に学習できるほか、同じ資格を目指す仲間と切磋琢磨できることも魅力です。

フリーランスとしてスキルを活かすという選択肢も

システムエンジニアになるには、必ず企業に属していなければならないわけではありません。知識がものを言うIT業界だからこそ、フリーランスでスキルを活かすという選択肢もあります。

フリーランスは社員よりも不利、というイメージがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。システムエンジニアはフリーランスでも十分活躍できますし、フリーランスだからこその強みも多くあります。

フリーランスは自分の本当の実力が評価される厳しい世界ですが、きっとやりがいはあるはずです。

企業にとっても、仕事量に応じて人材を確保できるフリーランスの存在は貴重です。システムエンジニアの需要がますます増えていくといわれている昨今、フリーランスのシステムエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

記載されている内容は2024年06月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2019.03.13
更新日
2024.06.19

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