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スキルシートの書き方とは?職務経歴書との違いや作成ステップを紹介

スキルシートの書き方とは?職務経歴書との違いや作成ステップを紹介のイメージ

「スキルシートには何を書けばいいのだろう?」
「スキルシートと職務経歴書はどう違うの?」
「スキルシートって、本当に必要なのかな」
スキルシートを書こうと思っているけれど、どのように書けばよいか分からず不安や疑問を感じている人もいるでしょう。

本記事では、スキルシートの概要、職務経歴書との違い、スキルシートを書くメリットについて解説しています。併せて、スキルシートの作成ステップもまとめました。

本記事を読むことで、スキルシートと職務経歴書の違いだけではなく、目的やメリット、具体的な作成方法を理解できます。効果的なスキルシートがあれば、就職活動をスムーズに進めることが期待できるでしょう。

就職活動を成功させたいと考えている人は、ぜひこの記事をチェックしてください。

スキルシートとは

スキルシートとは、今まで身につけたITスキルや実務経験をA4サイズ1~2枚程度に分かりやすくまとめた応募書類で、「技術経歴書」とも呼ばれています。

ITスキルとは、取得資格や使用可能な言語、業務で使ったツールや担当していた工程などが挙げられるでしょう。

通常、スキルシートはITエンジニアやWebデザイナー、プログラマーやSEなどの技術者が就職活動で企業に提出する書類です。

また、在職中のエンジニアが客先常駐の面談でクライアント企業にスキルシートを提出するケースもあります。スキルシートは、保持しているITスキルをアピールするための資料と言えるでしょう。

スキルシートと職務経歴書の違いとは

スキルシートと職務経歴書は何が違うのでしょうか。スキルシートはIT担当者にITスキルをアピールすることが目的ですが、職務経歴書は採用担当者へのアピールが目的です。

ただし、スキルシートも職務経歴書も今までの経験やスキルをA4サイズ1~2枚程度にまとめた書類で、形式的には共通しています。

職務経歴書は経験やスキルだけではなく、自己PRや志望動機も記載されています。職務経歴書は履歴書と一緒に提出されるため、学歴や生年月日などのプロフィールは書かれていません。

一方、スキルシートは就職活動だけではなく、フリーランスや副業などで働くときに提出するケースもあります。したがって、プロフィールを含めたスキルや経験、自己PRなどもまとめている場合があります。

スキルシートは書き方にルールがないので、必要な場面や目的に応じて項目を使い分けましょう。

スキルシートを作成するメリット

スキルシートを書くことのメリットとして「予想外のオファーや案件が舞い込む可能性がアップする」点が挙げられるでしょう。

スキルシートを書くときは「このスキルや経験は書かなくてもよい」と自分だけで判断しないよう注意してください。少しでも関わった経験やスキルがあれば、スキルシートに漏れなく書いてみましょう。

企業によってはあなたに魅力や可能性を見出し、予想外のオファーや案件が届く可能性があります。

常駐で働いた経験がないために、企業案件の獲得を諦めている人はいませんか。そのようなケースは、在宅で働いたときの担当範囲やアピールポイントをスキルシートにしっかり書き込んでください。

在宅勤務で何を経験し、どのようなスキルを身につけたのかしっかりアピールして、企業案件の獲得に繋げましょう。

スキルシートを作成するためのステップ

スキルシートを書くときはいきなり書き始めるのではなく、3つのステップに基づいて書くことが大切です。

この3つのステップを踏まえることで、効果的なスキルシートを簡単に作成できるでしょう。本章では、スキルシートの作成に必要な3つのステップについてまとめました。ぜひ参考にして、内定や案件獲得に繋がるスキルシートを完成させましょう。

ステップ1:これまでの仕事について全て書き出す

最初のステップは「今まで経験した仕事を全て書き出すこと」から始めましょう。具体的な方法としては「業務担当期間」「担当した業務内容」「身につけているスキル」といった3つのカテゴリー毎に書き出してください。

併せて「使用経験のあるソフトウェアやツール」「学んだことや取得した資格」なども書き出しましょう。

スキルや実務経験だけではなく、クライアントとの交渉経験やスタッフへの教育・指導、リーダー経験などがあれば漏れなく洗い出してください。

今まで経験した仕事の全てを思い出すことで、効果的なスキルシートの作成に繋げましょう。

ステップ2:書き出した項目をまとめる

スキルシートを書くときの決まりはありませんが、記載した方がよい項目が7つあります。本章では、スキルシートに記載する7つの項目を取り上げ、各項目に何を書くべきか解説していきます。

スキルシートを書くときは、経験やスキルの習熟度、人柄や仕事への姿勢などを的確に伝えるよう心掛けることが大切です。

7つの項目と併せて、スキルシートを分かりやすく書く手順として5つのステップを下記にまとめました。ぜひ、スキルシートを書くときの参考にしてください。

  • 直近の出来事から時系列に記載する
  • 箇条書きで分かりやすくまとめる
  • 書類はA4サイズで2~3枚、多くても3~4枚くらいにおさめる
  • 情報公開に制限がある内容(リリースされていないサービスや大手通信会社名など)は具体名を記載しないなど適切な対応をとる
  • 独自のフォーマットでも体裁が整っていれば使用可能なケースもある

資格

「資格」の項目には、ITやWeb関連で取得した資格名を書いてください。どのような資格を保持しているのか、ひと目で分かるよう記載しておきましょう。

もし、取得を目指して勉強している資格があれば、「勉強中」として記載する方法もあります。経験が浅く、取得資格が少ない人には効果的です。

得意分野・技術・業務

今まで経験した実務の中で、「得意な分野や技術」があれば具体的に記載しましょう。どのような分野が得意で、知識・スキル・経験がどの程度習熟しているか、分かりやすく書くことがポイントです。

採用担当者がスキルシートを読み込まなくても分かるように、簡潔に書くことを心掛けましょう。また、応募企業が求める人材やスキルに適した経験があれば、スキルシートに盛り込んでください。

自己PR

「自己PR」の項目には、記載しきれなかった経験やスキル、今後の目標などを書いてください。記載するときはネガティブな言葉を避けて、積極性や向上心をアピールするよう心掛けましょう。

「自己PR」にやる気を書き込むことで、スキルや経験だけでは分からない、仕事に対する心構えや人柄を伝えることが可能です。

期間

「期間」の欄には、プロジェクトの開始年月日と終了年月日を記載しましょう。併せて、プロジェクトが完成するまでに要した期間も書いてください。年月日や期間を書くことで、いつ頃経験したプロジェクトか具体的に伝えることが可能です。

業務内容

「業務内容」の項目には、担当した業務内容、身につけたスキル、プロジェクトへの貢献度などを書き込みましょう。書き込むときは、日付の近い業務内容から記入してください。

役割

「役割」の欄には、過去に携わったチームの人数や規模、自身が担当した役割を記載しましょう。

たとえば、開発系・インフラ系エンジニアの人は、携わったフェーズ(要件・仕様定義・基本設計・詳細設計・テスト等)を具体的に記入してください。

開発環境

「開発環境」の項目には、今まで携わってきたデータベースやOS、言語やフレームワーク、ツールなどの環境を記入しましょう。また、言語についてはバージョンまで記載するのがポイントです。

ステップ3:提出する前に必ず見直しをする

スキルシートを提出する前に必ず見直しましょう。誤字・脱字はないか、日本語表現がおかしい箇所はないか、入念に確認してください。ミスが多いスキルシートを提出すると、採用担当者からマイナス評価を受ける可能性があります。

チェックするときは、画面ではなくプリントアウトしたスキルシートがおすすめです。紙にプリントアウトした方が誤字・脱字などに気づきやすく、効果的なチェックができるでしょう。


▶︎職種や異なる勤務形態について詳しく解説!詳細記事はこちら!

スキルシートの記載例

スキルシートの記載項目やシートのフォーマットに決まりはありません。そのため、どのような形式で何を記載したらいいのか悩んでしまう人もいるでしょう。

ここでは、基本的に記載しておきたい内容とその具体的な記載例を紹介します。

基本情報

まずは氏名、住所、生年月日、年齢、最終学歴、勤務要約などの基本情報を記載しましょう。連絡先として電話番号とメールアドレスも記載しておくとよいです。

最終学歴は卒業年月日、学校名、学部/学科まで書きましょう。勤務要約は後でプロジェクト毎の職務経歴を記載するため、ここでは「〇〇年〇月〇日~〇〇年〇月〇日 株式会社△△△」のように簡潔に書きます。

保有スキル・資格

自身のスキルや資格について記載しましょう。資格の名称は略称ではなく正式名称で書いてください。保有スキルや資格が多く枠が長くなる場合は、応募する企業に合ったスキルや資格を優先に記載すると目に留まりやすくなります。

また、ここでは得意業務や主な実績についても簡単に記載しておくと、相手がスキルシートを読み進めたくなるでしょう。

まだ経験が浅く保有スキルや資格があまりない人は、「勉強中」として記載することも可能です。

以下は保有スキル・資格の記載例です。

・保有技術:Java、PHP、HTML、Pythonでのシステム構築
・保有資格:応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト、TOEIC 750点(2022年12月現在)
・得意業務:プロジェクトマネジメント、システム構築、情報システム管理
・主な実績:会計システム開発、セキュリティ機能の開発

職務経歴の詳細

これまで経験したプロジェクトを、プロジェクト毎に記載していきます。以下の項目に分けて記載するとよいでしょう。

・勤務先(正式名称)
・案件名(クライアント名は大手医療メーカーなどと伏せて記載)
・期間(〇〇年〇月~〇月/〇ヵ月)
・概要(簡潔に分かりやすく記載)
・ポイント(このプロジェクトで得たことなど)
・環境/言語(プロジェクトで使用した言語など)
・役職/役割
・人数(要員数や全体数)
・担当工程(案件定義、基本設計など、担当した工程)

自己PR

職務経歴だけでなく、自己PRも記載しておくとよいでしょう。

職務経歴の内容だけでは、どのような人物なのかまで読み取ることは難しいです。そのため、応募企業に合った自身の強みや長所、仕事で大切にしていることなどを200~400文字程度で記載してアピールしましょう。

スキルシートは簡潔で読みやすいものを書こう

スキルシートは採用担当者などさまざまな人に読まれるので、分かりやすく簡潔にまとめましょう。相手にどのように伝えればよいか、考えながら書くことが基本です。

転職サイトによっては、スキルシートのテンプレートを無料で公開しているケースがあります。また、1種類だけではなく職種別のテンプレートを公開しているサイトもあります。今後、スキルシートを作成するときは、テンプレートが無料のWebサイトを活用することも可能です。

本記事を参考に、効果的なスキルシートの作成を行いましょう。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年09月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2019.01.11
更新日
2024.09.10

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