フリーランスの確定申告に役立つアプリ10選を紹介!選び方・注意点も解説
フリーランス確定申告は難しい、面倒くさいというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。そんな人のために確定申告のためのアプリも多く存在しています。
本記事では、フリーランスの確定申告に役立つおすすめのアプリ10選を紹介します。その他にも、確定申告におすすめなアプリの選び方、アプリを活用する際の注意点などを解説しているので、フリーランスで確定申告が面倒くさいという悩みを持っている方や不安がある方は是非参考にて、活用してみてください。
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フリーランスの確定申告とは
フリーランスは実務だけではなく、税の計算や確定申告などの事務作業も自分でやらなければなりません。フリーランスになって初めて自分で確定申告をする人は、最初に確定申告でどういうことをやるのかを確認しておきましょう。
確定申告の提出方法は、大きく2種類にわけられます。ここからは、「白色申告」と「青色申告」という2つの申告方法について解説していきます。
白色申告の概要
一般的に、白色申告は青色申告よりも簡単だと言われます。それは、白色申告は簡易な方法による記帳で提出できるからでしょう。
青色申告の概要
青色申告の記帳は、年末に貸借対照表と損益計算書を作成することができるような正規の簿記によって記帳し、提出しなければなりません。ですが、現金出納帳や売掛帳などの帳簿を備え付けて簡易な記帳をするだけでもよいことになっています。
白色申告と比べると、専門的な知識が必要になります。ただし、正確な記帳をすることによって、税制上のメリットが得られます。
出典:No.2070 青色申告制度|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2070.htm
フリーランスの確定申告に役立つアプリの選び方
フリーランスや中規模の法人を持つ人などは、確定申告が必要になります。自分の仕事も事務作業もやらなければならず、確定申告を負担に感じる人も多いものです。
その上専門的な会計の知識も必要になる確定申告ですが、帳簿をつけたり領収書を管理したりする手間を省いてくれるものがあります。会計ソフトやアプリを使えば、簡単な入力だけで、帳簿を付けたり、確定申告に必要な書類を作成したりすることができるのです。
ここからは、フリーランスの確定申告に役立つソフトやアプリの選び方を紹介します。自分はどんな機能のものだと使いやすいかをみていきましょう。
- クラウド会計アプリが便利な理由
- インストール型・クラウド型のメリット
- 個人事業主と法人で必要な機能の違い
クラウド会計アプリが便利な理由
クラウド会計とは、金額や日付などの会計データをサーバーで管理するシステムのことです。クラウド会計アプリは、ソフトをダウンロードしたりセットアップやアップデートをしたりする手間がかかりません。いつでもだれでも始めやすいのが特徴でしょう。
クラウド上にデータを保存するため、インターネットがつながる環境であれば、いつでもどこでも使うことができます。また、もし使っているデバイスが壊れたり機種を交換したりしても、データを引き継げます。
インストール型・クラウド型のメリット
会計ソフトは、インストール型とクラウド型にわけられます。インストール型は、パソコンにソフトをインストールして使います。一方クラウド型は、データをサーバー上で管理します。
パソコンにインストールして使うインストール型は、インターネットに接続しなくても操作ができ、ネット環境による操作の遅延がありません。
クラウド型は、インターネット環境であればいつでもどこでも利用できます。ダウンロードやアップデートの手間もなく、複数台での利用も可能です。
自分がどんな使い方をするか、どんなやり方が好みかを考えて選んでみましょう。
個人事業主と法人で必要な機能の違い
会計ソフトの種類は、個人事業主向けと法人向けの2種類にわけられます。
個人事業主向けの場合、はじめて会計をするという人でもわかりやすい、操作性のあるソフトが多くあります。機能も法人向けよりも絞られており、リーズナブルです。青色申告やe-Tax(電子申告)にも対応したソフトを使えば、税制上のメリットも受けられます。
法人向けのソフトは、帳簿付けなどの基本的な機能に加えて、経営分析機能や請求書発行など法人決済に必要な機能が備わっています。また、会計・経理担当者など複数人が使えるのも法人向けの特徴でしょう。
会計ソフトは数多くの種類が提供されています。個人で使う場合も法人で使う場合も、目的に合った会計ソフトを選択しましょう。
フリーランスにおすすめの確定申告に役立つアプリ10選
それでは、フリーランスにおすすめの会計アプリやソフトを紹介していきます。それぞれサービスには特徴があります。自分が使いやすそうなアプリを見つけてみてください。
1:やよいの青色申告 オンライン
はじめに紹介するのは、「やよいの青色申告 オンライン」です。クラウド型であるため、インストールせずに初心者でもすぐ使うことができます。
青色会計をするには、会計の知識が必要となります。ですが「やよいの青色申告 オンライン」を使えば、日付や金額を入れるだけで、青色申告に必要な複式簿記帳簿が作成できるのです。
運営会社 | 弥生株式会社 |
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料金 | 初年度無料(次年度は¥8800税抜) |
プラン | セルフプラン/ベーシックプラン/トータルプラン |
2:やよいの白色申告 オンライン
白色申告を予定している人向けに、クラウドソフト「やよいの白色申告 オンライン」を紹介します。こちらは白色申告用のクラウドソフトで、白色申告に必要な項目だけに特化しています。そのため、とてもシンプルでわかりやすいのが特徴といえるでしょう。
入力した取引データを「やよいの青色申告 オンライン」に取り込めるなど、互換性があり便利に使えます。
フリープランは、すべての機能を無料で使い続けることができます。サポート付きの有料プランも用意されているため、自分にあったプランを選んでみてください。
運営会社 | 弥生株式会社 |
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料金 | フリープランはずっと無料 |
プラン | フリープラン/ベーシックプラン/トータルプラン |
3:クラウド会計ソフトfreee
freee株式会社がリリースしているのが「クラウド会計ソフトfreee」です。個人用プランから中規模の法人向けプランまで用意されています。
銀行口座やクレジットカードを連携させることで、利用明細を自動で取得してくれるのが特徴です。確定申告に必要な書類作成も、質問に〇×で答えるだけで、自動的に作成できます。
スターター、スタンダード、プレミアムの3種類のプランが用意されており、それぞれ使用できる機能が変わってきます。どのプランでもチャットやメールでのサポートが付くため、一人で進めるのが不安な人にはおすすめのソフトです。
運営会社 | freee株式会社 |
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料金 | ¥1980/月(スタンダード) |
プラン | スターター/スタンダード/プレミアム |
4:フリーウェイ経理Lite
「フリーウェイ経理Lite」の魅力は、ずっと無料で使えることでしょう。無制限で使える無料プランがあり、まずは試しに会計ソフトを使ってみたいという人におすすめです。
マニュアルや動画での解説も用意されているため、はじめてでも進められるソフトです。ただし、サポートサービスは有料版でしか受けられないため、気を付けましょう。
運営会社 | 株式会社フリーウェイジャパン |
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料金 | 無料 |
プラン | 無料版/有料版(企業版) |
5:Money Forwardクラウド確定申告
「Money Forwardクラウド確定申告」も、入力から申告まで、確定申告に必要な機能が揃っているソフトです。銀行やクレジットカードとの連携ができ、明細を記入する手間を省くことができます。
さらに、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」とも連携でき、家計簿のデータを入力することもできるのです。お金の管理がしやすいソフトといえるでしょう。
パーソナルミニ、パーソナル、パーソナルプラスの3種類のプランが用意されています。それぞれのプランがどのような人に向いているのかもわかりやすく、自分の働き方に合わせてプラン選びができるでしょう。
パーソナルプランにはトライアル期間もあるため、試しに使ってみたいという人におすすめです。
運営会社 | Money Forward株式会社 |
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料金 | ¥980/月 |
プラン | パーソナルミニ/パーソナル/パーソナルプラス |
6:Main財務管理
メインソリューション株式会社からリリースされている「Main財務管理」を紹介します。こちらは無料で使えるソフトです。無料でありながら、機能が豊富でかつわかりやすい操作なのがおすすめのポイントです。
サポートサービスはありませんが、必要となった場合、提携の会計・税理士事務所を紹介してもらうことができます。確定申告を自分でやるか、専門家にお願いするか迷っている人は、まずこちらでソフトを使ってみてから決めるというものいいでしょう。
運営会社 | メインソリューション株式会社 |
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料金 | 無料 |
プラン | Main財務管理(ダウンロード) |
7:確定申告 Kaikei
「確定申告 Kaikei」はスマートフォン会計アプリです。有料アプリですが、料金はほかのアプリと比べると安く、必要最低限の機能をリーズナブルに使うことができます。
スマートフォン一つで会計処理も済ませたい、という人におすすめです。カレンダー付で、日々のお金の動きを家計簿感覚で記録することができます。見た目もわかりやすいため操作しやすく、スマートフォンで必要最低限の管理をしたいと考えている人はチェックしてみてください。
運営会社 | 株式会社コモレビ |
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料金 | 年間2800円~ |
プラン | アプリ |
8:Taxnote
「Taxnote」もスマートフォン会計アプリです。支払方法と科目を選んで入力するだけで、簡単に青色申告に使える複式簿記で帳簿が作成できます。帳簿はほかの会計ソフトへの出力ができるため、アプリで帳簿だけさっと作りたいという人におすすめです。
基本機能は無料で使えますが、無料版だと入力制限があります。Taxnoteプラスという基本の有料プランに、端末同士の自動同期などのオプションも付けることができます。
運営会社 | nonmo LLC |
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料金 | 基本機能は無料 |
プラン | 無料版/有料版 |
9:イジー・レシート
「イジー・レシート」は、領収書管理に特化した会計アプリです。領収書の写真を撮って取り込むことができるので、素早く簡単に会計作業ができます。
経費や家計簿だけでなく、出張費の計算用に適したアプリです。マイレージ追跡ができるため、払い戻しが発生した場合に便利に使えます。
有料アプリですので、使用を決める際には注意しましょう。
運営会社 | Phairin Chailert |
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料金 | ¥610 |
プラン | アプリ |
10:円簿会計
「円簿会計」は、ずっと無料で使えるクラウド型会計ソフトです。会計ソフトの基本機能がすべて無料で使えます。
初心者にもわかりやすい画面で、知識がなくても安心して使える会計ソフトです。クラウド型のため、インターネットが使える環境であればどこでも入力できます。無料ですが高性能で、機能制限もありません。
運営会社 | 株式会社円簿インターネットサービス |
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料金 | 無料 |
プラン | インストール不要のクラウド型 |
確定申告に役立つ無料アプリを活用する際の注意点
さまざまなソフトやアプリを紹介してきましたが、無料で使用する際には注意点もあります。無料で使えるプラン内容を確認していないと、思っていたのと違い、うまく活用できなかったということも起こり得ます。
無料であるがゆえにいくつか制限されることやできないこともあるため、チェックしておくのがいいでしょう。
- サポートが受けられない場合もある
- 制限されている機能がある
- トライアル期間が設けられている
サポートが受けられない場合もある
会計ソフトの機能は、無料とは思えないほど充実しているものもあります。ですが、無料版を使う場合、サポートの対象外であるプランが多い傾向があります。
有料であれば電話やメールでのサポートが受けられたり、プランのグレードが上がるほどサポート体制が手厚くなったりします。とにかく誰かにサポートしてもらって確定申告を進めたい、という人は、最初から有料版を選ぶのも手でしょう。
制限されている機能がある
紹介してきたように、無料でも全機能使えるソフトもありましたが、一般的に無料版は使える機能が制限されていることが多くあります。入力制限や仕分け件数制限など、場合によってはこの制限がストレスになる人もいるでしょう。
使いたい機能に制限があると、ほかのツールを使ったり探したりと、逆に労力がかかる可能性もあります。無料版を使いたいのであれば、自分に必要な機能がそろっているものを使うのがいいでしょう。
トライアル期間が設けられている
トライアル期間として、ある一定の期間での利用に限り無料で使えるソフトもあります。
トライアル期間がある会計ソフトは、気になっている特定のソフトがある人におすすめです。有料版の体験ができるため、気になるソフトを使ってみたい場合はトライアル期間を活用しましょう。
確定申告で使う領収書をスマホで保管するメリット
確定申告もデジタル化が進んでおり、確定申告もスマートフォンで行うことが可能です。デジタル化・ペーパーレスに伴い、領収書をスマートフォンで保存や管理することもできるようになってきています。
スマートフォンで確定申告に必要なデータを管理することには、メリットが多くあります。一つずつチェックしてみましょう。
- 紛失する心配がない
- 確定申告でのミスが少ない
- 領収書の管理が簡単
- 保管スペースに困らない
紛失する心配がない
スマートフォンさえあれば管理できるため、あの時の領収書が見当たらない、という紛失の心配がありません。経費に計上できる領収書をなくしてしまったりすると、支払の証明ができません。
ですが、スマートフォンでデータを取っておけば、後でなくして提出のときに困る心配もありません。モノをなくしやすくて不安、という人は、スマートフォンでの管理がおすすめでしょう。
領収書の電子保存については、電子帳簿保存法の改定によって、スマートフォンやデジタルカメラで撮影したデータを正式なデータとして保管できるようになっています。電子データとしての保管が促されているため、スマートフォンを活用した保管を進めるのもいいでしょう。
出典:電子帳簿保存法が改正されました|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/pdf/0021005-038.pdf
確定申告でのミスが少ない
確定申告は必要な書類もいくつかあり、すべてを手入力や手書きでやろうとすると、大変な労力がかかります。人の手でやるものはどうしてもミスがつきものです。
データをスマホで保管していれば、そのまま会計ソフトで帳簿に記入することも可能です。スマートフォンからの確定申告は、マイナンバー方式が推奨されています。その場合、カードリーダーでマイナンバーカードを読み取るのですが、そうすれば入力時のミスもなくなります。
領収書の管理が簡単
領収書はそのまま取っておくと、どこに行ったかわからなくなったり、印字が消えてしまったりすることもあります。領収書は1年分たまると量も多くなり、管理が大変です。
スマートフォンでデータ管理をすれば、必要な領収書をすぐに探すこともできます。
保管スペースに困らない
領収書は意外とかさばるものです。確定申告は1年分の申告をするため、領収書など必要な書類がたくさんたまってきてしまいます。
スマートフォンで管理していれば、保管スペースはスマートフォン1台分で済みます。とくに法人の場合は書類が多く、保管スペースが足りなくなってしまうことも考えられます。書類の保管期間は最大5年と長いため、データでの管理がおすすめです。
出典:個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kojin_jigyo/index.htm
フリーランスの確定申告に役立つアプリでスムーズに申告しましょう
スマートフォン一つでなんでもできる時代と言われますが、確定申告といった法的な書類も、スマートフォンやパソコン一つで作成・提出ができます。
フリーランスになると、確定申告が必要となってきます。これから確定申告をはじめてする人は、ぜひ紹介したアプリを試してみてください。なかなか自分の知識だけで一から進めるのは難しいものなので、わかりやすくて便利なツールを使って確定申告をスムーズに完了させましょう。
フリーランスとして働くうえで大切な提出書類なので、虚偽の内容やミスがないように作成しましょう。会計ソフトやアプリを使えば、ミスを減らすこともできるため、ぜひ自分にあったアプリを見つけてみてください。
Midworks おすすめの案件例
- 芝公園駅 / 港区月額80万〜90万円
- 新宿駅 / 新宿区月額70万〜90万円
- 本郷三丁目駅 / 文京区月額80万〜90万円
- 渋谷駅 / 渋谷区月額70万〜120万円
- 京橋駅 / 大阪市城東区月額100万〜200万円