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基本情報技術者試験のプログラミング問題とは?2023年4月からの変更点も解説

基本情報技術者試験のプログラミング問題とは?2023年4月からの変更点も解説のイメージ

基本情報技術者試験のプログラミング問題では、「Java・C言語・Python・アセンブラ・表計算」の5つの中から、1つを選択して回答します。言語を選ぶ際には、「理解のしやすさ」「合格のしやすさ」などを重視しましょう。

本記事では基本情報技術者試験におけるプログラミング問題の概要や対策の方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

基本情報技術者試験とは?

基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門として位置づけられている国家試験です。IPAが認定している情報処理技術者試験の1区分で、ITSSのレベル2に相当します。

情報処理技術者試験の中では基礎レベルの試験ですが、直近の合格率は25%程度と国家資格の中でもある程度の難易度があります。そのため、合格するためには十分な試験勉強が必要になるでしょう。

出典:基本情報技術者試験(FE)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

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基本情報技術者試験におけるプログラミング問題の概要

基本情報技術者試験のプログラミング問題では、プログラミング言語5種類の中から1つの言語を選択することになります。プログラミング問題は基本情報技術者試験の午後試験の問7~11までとなっており、配点は25点となっています。

なお、この形式は2023年3月までのものです。2023年4月からの変更点については、本記事で後述していきます。

出典:試験要綱|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_9.pdf

基本情報技術者試験で選択するプログラミング言語の種類

基本情報技術者試験のプログラミング問題では5種類のプログラミング言語の中から自分で1つを選択して回答することになります。

プログラミングの経験が浅い人や未経験者の場合、言語ごとの違いがわからない人や、どの言語を選べば良いのかわからないという人もいるでしょう。

ここでは、基本情報技術者試験で選択する個別プログラミング言語の種類を紹介していきます。

Java

Javaとは世界的に見てもニーズの高いプログラミング言語です。OSに依存しないという特徴を持っており、WindowsやMac、Androidなど環境に関わらず同じように動作させることが可能です。

Javaは多くの企業が新人研修でも採用している言語で、開発現場でのシェア率も高いです。特に大規模開発ではなくてはならない言語となっているため、これまで多くのプロジェクトで利用されてきたという実績があります。

さまざまなプログラミング言語の中でも非常に人気の高い言語だと言えるでしょう。

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C言語

C言語とは、多くの種類があるプログラミング言語がある中でも長い歴史を持つIT業界の代表的な言語です。C言語は多くのプログラミング言語のもとになった言語で、近年ではJavaを抜いて人気の高い言語となっています。

また、汎用性が高く実行速度が速い言語であるため、組み込みシステムやソフトウェア、OSの開発など、多くの開発現場で採用されています。ただし、C言語を習得するにはメモリやCPUに関する理解が必要になるため、他の言語と比較しても習得するのは難しいと言えるでしょう。

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Python

Pythonは、AI開発などの先端分野の開発で注目を集めているプログラミング言語です。PythonはAI開発の開発言語として注目されていますが、汎用性が高く、スマホアプリ開発やシステム開発、自動化などあらゆる分野の開発に用いることができます。

Pythonはシンプルであることに哲学を持つ言語であるため、コードがわかりやすく、書きやすく読みやすいです。そのため、初心者でも学びやすいプログラミング言語だと言えるでしょう。

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アセンブラ

アセンブラとは、ハードウェアの動作を記述する言語です。ハードウェアを直接操作する、機械語に相当するような低水準な言語のことをアセンブラと呼びます。

アセンブラは用途が限られますが、組み込みシステムの開発に携わる場合はアセンブラのスキルがあると良いでしょう。

なお、基本情報技術者試験のプログラミング問題で用いられるアセンブラは、「COMETⅡ」という架空のコンピューターで用いる「CASLⅡ」という架空のアセンブラとなっています。

表計算

表計算はプログラミング言語というわけではありませんが、プログラミング問題では選択肢の一つとなっています。基本情報技術者試験のプログラミング問題の表計算は、Excelなどではなく独自の仕様となっています。

ただしExcelと同じように数式や関数を用いることができるため、Excelを利用したことがある場合は容易にマスターできるでしょう。

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基本情報技術者試験でプログラミング言語を選ぶ際のポイント

ここまで、基本情報技術者試験のプログラミング問題の選択肢として出題される言語について紹介してきましたが、言語を選ぶポイントを知りたいという人もいるでしょう。

プログラミング問題の言語を選ぶ際には、理解のしやすさや合格のしやすさなど、重視するポイントに合わせて言語を選ぶと良いでしょう。

ここでは、基本情報技術者試験でプログラミング言語を選ぶ際のポイントを紹介していきます。

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理解しやすさで選ぶなら「表計算」

表計算はExcelのように数式や関数を利用することができるため、理解のしやすさを優先する場合は表計算を選択するのがおすすめです。

プログラミング問題の表計算は厳密に言えばExcelとは違った独自仕様となっていますが、普段からExcelを利用している人であればプログラミング問題の表計算の対策も簡単に行えるでしょう。

合格しやすさを目指すなら「アセンブラ」「表計算」

プログラミング未経験からでも合格しやすい選択肢は、アセンブラと表計算の2つです。試験に合格することだけを目的としているのであれば、他のプログラミング言語を一から学ぶよりも、アセンブラもしくは表計算に絞って学習する方が良いでしょう。

また、受験日までにプログラミングの学習を行う時間が取れない場合も、アセンブラか表計算を選ぶのがおすすめです。

合格して就職に活かすなら「Python」「Java」

試験合格だけでなく試験を通して獲得したスキルを仕事にも活かしたいのであれば、需要の高いPythonやJavaを選択するのがおすすめです。プログラミング経験者であれば、この機会にPythonやJavaを学ぶことで仕事の幅を広げられるでしょう。

C言語も利用機会は多い言語ですが、他の言語に比べて習得するハードルが高いです。そのため、開発現場ですぐに利用できる言語のスキルを身につけたい場合や、今後も需要が高まる言語を学びたい場合は、PythonやJavaを選ぶのが良いでしょう。

色々な言語のベースとしてじっくり学びたいなら「C言語」

さまざまな言語のベースとなったプログラミング言語をしっかり学んでおきたい場合は、C言語を選択すると良いでしょう。前述のとおりC言語は習得難易度の高い言語ではありますが、C言語を習得することができれば他のあらゆる言語にも応用が効きます。

また、基本情報技術者試験で用いられる疑似言語の仕様もC言語に近いため、C言語の構文を理解していれば疑似言語も簡単に理解できるようになるでしょう。

2023年4月からプログラミング問題の出題形式が変わる?

2023年4月からは、基本情報技術者試験のプログラミング問題の出題形式が変わり、午後試験は「情報セキュリティ」と「データ構造及びアルゴリズム(擬似言語)」の2分野を中心にした構成になります。

また、本記事で紹介してきた個別のプログラミング言語による選択問題がなくなり、疑似言語による出題にまとめられます。

出典:情報処理技術者試験における出題範囲・シラバス等の変更内容の公表について(基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験の通年試験化)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20220425.html

基本情報技術者試験のプログラミング問題の対策

プログラミング未経験から基本情報技術者試験のプログラミング問題対策を自分で行うことは難しいでしょう。効率的にプログラミング問題対策を行いたいのであれば、スクールや講座を利用するのがおすすめです。

独学で習得したい場合は、基本情報技術者試験のプログラミング問題に特化したテキストを使って学習するようにしましょう。

基本情報技術者試験を勉強する際のおすすめの参考書については、以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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基本情報技術者試験のおすすめな参考書は?勉強方法もご紹介

基本情報技術者試験のプログラミング問題について理解しよう

基本情報技術者試験の午後試験では、5つのプログラミング言語の中から1つを選択する選択問題が出題されます。

ぜひ本記事で紹介した基本情報技術者試験におけるプログラミング問題の概要やプログラミング言語を選ぶ際のポイントなどを参考に、自分に合ったプログラミング言語を選択して基本情報技術者試験合格を目指しましょう。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年11月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.14
更新日
2024.11.09

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