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ゲームエンジニアのキャリアについて解説!フリーランスでの年収や将来性は?

ゲームエンジニアのキャリアについて解説!フリーランスでの年収や将来性は?のイメージ

ゲームエンジニアには、ゲームプログラマー、ゲームグラフィックエンジニア、R&Dなどの職種が含まれます。ゲームエンジニアとしてのキャリアを上げるためには、最新の情報にキャッチアップし続ける能力や英語力、ゲームエンジンについての知識・スキルなどが必要です。

本記事では、ゲームエンジニアのキャリアについて、求人動向や年収相場、必要なスキルなどに触れ、解説しています。ゲームエンジニアのキャリアについて興味がある方は是非参考にしてみてください。

ゲームエンジニアのフリーランス求人動向

総務省が令和2年7月に発表した「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査研究報告書」によると、ネットワーク流通によるゲーム市場はPCインターネットが906億円(前年比230億円増)、携帯電話1兆2,817億円(前年比508億円増)と成長しています。

インターネットを通じて大勢の人々が遊べるオンラインゲームや、インターネットブラウザで遊べるブラウザゲームが拡大しており、そのためゲームエンジニアのフリーランス求人動向は同様に拡大していると言えるでしょう。

出典:メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査研究《報告書》|総務省情報通信政策研究所
参照:https://www.soumu.go.jp/main_content/000700592.pdf

ゲームエンジニアのフリーランス年収相場

フリーランスのゲームエンジニアの年収は約790万円とされており、フリーランスエンジニア全体の中くらいと考えられます。

国税庁企画課が発表している令和2年分民間給与実態統計調査結果による、民間の給与所得者の平均年収433万円と比較すると、高収入を得やすい職業であると言えるでしょう。

出典:令和2年分民間給与実態統計調査結果について|国税庁企画課
参照:https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2021/minkan2020/pdf/01.pdf

ゲームエンジニアの種類

スマートフォンによるゲームの普及で、よりゲームが身近なものとなっています。これらのゲームを作り上げる仕事をしているゲームエンジニアには、どのような種類があるのでしょうか。具体的に紹介していきましょう。

ゲームプログラマー

ゲームプログラマーの仕事は、ゲームのプロデューサーやデザイナー、ゲームクリエイターが作り上げたゲームの企画に対し、仕様書に基づいてプログラムを組む仕事です。

コミュニケーション能力の高さが必要な仕事で、ゲームクリエイターやデザイナーと打ち合わせて、細かい仕様を決めながらゲームを完成させます。

ゲーム開発はC言語などの開発言語を使って行われます。プログラミングの作動確認やバグの修正など納期に間に合わせるため、ハードなスケジュールに対応する必要もあるでしょう。

ゲームグラフィックエンジニア

ゲームグラフィックスの研究や開発を行い、ゲームグラフィックプログラミングを専門として行うのが、ゲームグラフィックエンジニアです。

グラフィックの新しい技術を導入するとともに、グラフィック分野のミドルウェアを管理、さらにグラフィックのカスタマイズを行います。

R&D(Research & Development)

R&D(Research & Development)は研究開発のことですが、ゲームを制作する会社によっては、それぞれのゲームのプロジェクトに関わるゲームエンジニアとは別に、独立した部署を設けている場合があります。

R&Dは、企業が関わる業務の研究や開発に携わる仕事です。新しいゲームの研究開発のみならず、ゲームに使うツールやライブラリー、ミドルウェアを通じて、長期的な戦略の元に企業の技術力をアップしていきます。

ゲームエンジニアの主な仕事の流れ

ゲームエンジニアの仕事は、ゲームクリエイターと複数のゲームエンジニア、デザイナー、サウンドクリエイターとの協力が必要です。どのような形で制作が進むのか、仕事内容を解説していきましょう。

企画

ゲームの内容を企画するゲームクリエイターと打ち合わせを行います。この段階でゲームの仕様や仕組み、内容について決定することもあるでしょう。

ただ、ゲームクリエイターがプログラミング言語についてまで詳しいとは限りません。そのため、何度も打ち合わせを重ねる必要があります。

スマートフォンでのゲームやオンラインゲームでは、完成までのスピードが勝負となるため、ゲームエンジニアが主体となり企画段階で方向性を決めながらも、制作しながら修正を行うという手法を取ることもあるようです。

開発

企画段階で決まった仕様に基づいて、ゲームを開発します。ゲーム制作にはそれぞれの担当があり、自分の分野を進めることとなります。

例えば、ゲームシステムのメイン部分を構築する、あるいはメニュー部分の開発、さらにはサウンドを設定するなど、さまざまな開発を行う必要があるでしょう。

デバッグ

開発を行ったゲームのプログラムが、予定通りに動くかのテストを行います。テストを行って出た不具合は、すぐに修正を行うことになるでしょう。

このデバッグという工程は根気強く行う必要がある作業ですが、ゲームをリリースするためには避けて通れないものです。

ゲームエンジニアとしてのキャリアを上げるために必要なスキル

ゲームエンジニアとして働くために必要なスキルとしては、ゲームクリエイターやデザイナーの要望を汲み取り、調整していくためのコミュニケーションスキルや、開発言語であるC言語やRuby、Javaなどのプログラミングスキルといったものがあります。

さらに、ゲームエンジニアのキャリアを上げて仕事の単価をアップし、年収を上げるためにはどのようなスキルが必要でしょうか。必要となるスキルについて解説していきましょう。

最新の情報にキャッチアップし続ける能力

ゲームの最新情報に常に目を光らせて、ゲームに対する興味を持ち業界の動向を幅広くチェックし続ける能力が、エンジニアとしてのキャリアを上げるためには必要でしょう。

ゲーム業界にアンテナを張り巡らせ、良いゲームを生み出すための情報を常に収集していきます。そして、ユーザーの目線も気にすることで、ユーザーが希望する機能をかなえるゲーム作り、市場のニーズに合致するゲーム作りにつながることでしょう。

英語力

ゲームエンジニアにとって、プログラミング言語のコードが英語で行われることから、英語力を身に付けることはマストでしょう。

さらに、新たなゲームエンジンなどの技術発表が英語で行われることを考えると、最新技術を常にキャッチアップしていくには英語の読解力も必要です。

日本のゲームは世界中に一定のファンがついています。海外展開を考えたゲームを開発するには、ゲームエンジニアにも英語力が必要となるでしょう。

ゲームエンジンについての知識・スキル

ゲームエンジンとは、ゲームを開発するために必要となる機能や素材をあらかじめ用意した、ゲームを効率的に開発できるツールを指します。

ゲームに使うコントローラーの入力を感知するためのシステムや、ゲームの勝敗の判定に使われるシステムなどがあります。

ゲームエンジンを使用することで、何もない状態からゲームをプログラミングするよりも効率的にゲームを開発できるでしょう。

ゲームエンジニアがゲームエンジンに関する知識やスキルを身に付けることで、より効率的なゲーム開発ができます。


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ゲームエンジニアで高単価を目指すためには?

ゲームエンジニアとしてキャリアを重ね、フリーランスでより高単価を目指すには、ただ案件に対応していくのみでは難しいでしょう。

高単価の案件を獲得できるようにスキルアップすることや、ゲームの開発に必要な仕様や仕組みといった企画部分の決定という、上流工程にも関わるスキルを身に付ける努力も必要となります。

ゲームエンジンの一つであるUnity資格試験を受けて、ゲームプログラマーとしての能力を証明するのも一つの方法です。

Unity資格試験はUnity認定ユーザー、Unity認定アソシエイト、Unity認定プロフェッショナル、Unity認定エキスパートの4段階あり、最高位のUnity認定エキスパートは5年以上のUnity関連職務経験のキャリアが必要な資格です。

出典:Unity認定資格|Unity
参照:https://unity.com/ja/products/unity-certifications

ゲーム開発案件の将来性とフリーランスの今後

ゲームの世界は、家庭用ゲーム機からスマートフォンによるゲームやオンラインゲームへと変化し、対象となるユーザーやゲーム自体のあり方にも変化が生まれています。

3DやVR、ARといった技術がゲームに取り入れられることで、新たな変化が起こってくるでしょう。

そのため、今後のゲーム業界にも新たな可能性が出てくると言えます。かつてゲームエンジニアの待遇がよくなかった時代もありましたが、ゲームの進化により高収入が期待できる職業として地位が向上していくことでしょう。

ゲームエンジニアの将来性や求められるスキルを把握しよう

スマートフォンによるゲームの普及やオンラインゲームの進化は、さまざまなゲームエンジニアのスキルが結集されて作られているものです。

3DやVR、ARといったものも取り入れられることでゲームはさらに進化し、ゲームエンジニアの活躍の場も広がっていくことでしょう。

ゲームエンジニアには必要な資格はありませんが、ゲームを開発するための高いスキルが求められます。将来性のあるゲーム業界で活躍できるゲームエンジニアを目指して、スキルアップ、キャリアアップしてみませんか。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年10月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.06.13
更新日
2024.10.16

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