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ネットワークエンジニアが副業でどう稼ぐ?案件例や案件の探し方、メリットを解説!

ネットワークエンジニアが副業でどう稼ぐ?案件例や案件の探し方、メリットを解説!のイメージ

ネットワークエンジニアの副業はネットワークの設計・構築・機器設計・監視・保守・運用などが主な業務内容です。ネットワークエンジニアの副業案件の中には、高単価案件やリモート案件、土日・平日夜間のみ稼働の案件などがあり、ネットワークエンジニアが副業するメリットは大きいでしょう。

本案件では、ネットワークエンジニアの副業案件について詳しく解説し、副業に必要なスキルや稼げる案件の探し方もご紹介しているので、是非参考にしてみてください。

目次

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  1. ネットワークエンジニアは副業で稼げる?
  2. 【稼げる!】ネットワークエンジニアの副業案件例
    1. 高単価案件
    2. リモート(在宅)案件
    3. 土日・平日夜間のみ稼働の案件
  3. ネットワークエンジニアの副業の業務内容は?
    1. ネットワークの設計・構築・機器設計
    2. ネットワークの監視・保守・運用
    3. ネットワーク関連の記事執筆・監修
  4. 【7選】ネットワークエンジニアが副業するメリット
    1. 稼げる・収入アップが目指せる
    2. 土日や平日夜間の時間を有効活用できる
    3. 独立などキャリアの選択肢が増える
    4. 会社以外の人脈が構築できる
    5. レベルが高いスキル・知識を身に付けられる
    6. 本業では経験できない案件に参画できる
    7. 自然と売り上げを意識するようになる
  5. ネットワークエンジニアが副業するデメリット
    1. 常駐案件の方が多い
    2. 未経験からだとハードルが高い
  6. ネットワークエンジニアの副業に必要なスキル
    1. ネットワーク機器に関するスキル
    2. ネットワーク業務における実務経験
    3. クラウドに関するスキル
    4. セキュリティに関するスキル
    5. システム基盤に関するスキル
    6. コミュニケーション力
  7. ネットワークエンジニアの稼げる副業案件の探し方
    1. クラウドソーシング
    2. 副業・フリーランスエージェント
    3. SNS
    4. 知人などからの紹介
  8. ネットワークエンジニアが副業案件を探す際のポイント
    1. 自分の経験・スキルにマッチしているか
    2. 在宅・リモートが可能か
    3. 稼働日数がライフスタイルにマッチしているか
    4. ポートフォリオ・スキルシートを作成しておく
    5. 自分に合った報酬形態を検討しておく
  9. ネットワークエンジニアが副業に取り組む際の注意点
    1. 本業の勤務先に届け出る
    2. 本業に支障をきたさない
    3. 確定申告が必要な場合がある
    4. 周囲には副業を大っぴらにしない
  10. ネットワークエンジニアの副業で稼げるようになろう!

ネットワークエンジニアは副業で稼げる?

ネットワーエンジニアは、副業でも稼ぐとこができるといえます。

ネットワークエンジニアの需要は高まっている一方で、専門的かつ高度なスキルや知識を持っているネットワークエンジニアは少ないためです。

案件の種類も豊富であり、土日の案件や週1稼働、在宅勤務が可能な案件もあります。自分が希望する条件の案件で働ける可能性が高いといえます。

希望の案件で働くためには、ネットワークエンジニアとしての知識やスキルを身につけておく必要があります。本記事で必要なスキルなどについてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

【稼げる!】ネットワークエンジニアの副業案件例

副業案件は、「稼げるかどうか」も重要な検討項目ですが、様々な制約がある場合があるため、本業とのバランスを考慮しながら案件を選ぶ必要があります。

ネットワークエンジニアの副業案件が、希望する程度で稼げるのかについては気になる方も多いでしょう。実際の案件例をご紹介しますので、ぜひ案件選びの参考にしてみてください。

高単価案件

高単価案件に参画することで、副業案件でも稼ぐことができます。その一方で、高単価な副業案件では、募集要件が高い場合もありますので、注意が必要です。

ネットワークエンジニアの副業案件として、高単価な案件では「AI関連事業でインフラ環境を構築するネットワークエンジニアまたはクラウドエンジニアの募集」で、単価が約90万円、稼働日数が週3日、募集条件としてAWS・Linuxのスキル保有という案件の募集があります。

リモートワークが可能な案件となっています。

稼働日数が週2日の場合の例では、エンタメ企業の大規模インフラ・ネットワーク運用・構築で想定月収約30万円の案件がありました。こちらもリモートワーク可能な例となっています。

ご紹介した案件は、比較的単価が高い案件です。条件によってはより高単価になる案件や、逆に単価が低くなってしまう案件もあるため、条件面には注意を払うようにしましょう。

リモート(在宅)案件

副業案件では、リモートワーク(在宅勤務)が可能かどうかは重要な判断基準となります。

リモートワークが可能な例ではサーバー構築におけるインフラの運用改善案件で、稼働日数が週1日で想定月収が約100万円の案件があります。Ciscoルーターの構築経験が必須となっているため、導入等の実務実績があることが募集条件となっています。

他には「コールセンターシステムおよびネットワーク、サーバの保守」をするネットワークエンジニアの募集で、想定月収40万円ほど、稼働日数が週3日という案件もあります。

副業案件の場合、リモート勤務が可能である案件を希望する方も多いでしょう。リモートと出社を組み合わせる「ハイブリッド型」の案件も増加傾向にあります。リモートやハイブリッドの場合、必要要件のレベルが高い場合もありますので、注意しましょう。

土日・平日夜間のみ稼働の案件

副業で案件に参画する場合、平日は本業の仕事があるため、土日での案件参画を希望する方や、平日の夜間のみの参画を希望する方もいらっしゃるでしょう。

土日や平日夜間のみ稼働する案件の例では、「インフラQAエンジニアの募集」で稼働日数が週4日、想定月収が約60万円となっています。

休日のみや平日夜間のみが稼働となっている案件はまさに副業向きの案件ですが、残念ながら募集数自体がそこまで多くはありません。

ネットワークエンジニアだけでなく、ITエンジニア全般でも休日・平日夜間のみの案件の募集数は少なめとなっているため、定期的に案件を探したり、複数エージェントを利用したりするとよいでしょう。

ネットワークエンジニアの副業の業務内容は?

ネットワークエンジニアとして副業するにあたって、どのような業務を担当するのか業務内容が気になる人もいるのではないでしょうか。

ネットワークエンジニアの副業の業務内容は大きく分けて2種類、ネットワークの設計・構築とネットワークの保守・運用に分けられます。

また、これらの他にもネットワーク関連の記事の執筆や、記事の監修などの業務もあります。それぞれどのような業務内容になっているのか紹介します。

ネットワークの設計・構築・機器設計

クライアントのニーズを聞いてどのようなネットワークを構築するのか決めて設計書を作成し、使用する機器の導入や設定を行ったり、それらを設置してネットワークを構築し、オフィス内のPC等をインターネットに連携したりします。

物理的にネットワークを構築する作業が必要な場合もあれば、クラウド上で構築する場合もあるでしょう。近年では、クラウドを使うことが増えています。要件定義や基本設計・詳細設計を行うため、ネットワークエンジニアには豊富な経験が求められることが多いでしょう。

ネットワークの監視・保守・運用

監視ツールやコマンドを使ってネットワークが正常に稼働しているかどうかチェックし、ネットワーク環境を安定して維持するためにエラーやトラブルの対応、機器のアップデートや必要に応じて設定変更などを行います。

バックアップを作成して万一の事態に備えたり、トラブルが起きた際には速やかに原因を究明しトラブルを解決することを求められたりするでしょう。

ネットワーク関連の記事執筆・監修

ネットワークエンジニアとしてネットワーク関連の記事の執筆や監修をするという、いわゆるWebライティング案件やIT技術系のブログを執筆、または監修するといった副業もあります。

ネットワーク関連の記事執筆・監修では、実際にネットワークエンジニアとして働くよりも、単価が少なくなる可能性があります。しかし経験者としての立場から執筆・監修することやライティング経験を積むことで単価を上げ、報酬アップしていくことは可能でしょう。

【7選】ネットワークエンジニアが副業するメリット

ネットワークエンジニアが副業することには、7つのメリットがあります。メリットを知っておくことで、副業案件に積極的に取り組めたり、案件を選ぶ際により自分に合った案件を選ぶことができたりするでしょう。

7つのメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

稼げる・収入アップが目指せる

ネットワークエンジニアとして副業すれば本業以外にも収入源ができるため、本業のみで働くよりも収入アップを目指せるでしょう。

本業だけで働いた場合、本業のみの収入となります。年収をアップさせていくことは可能でしょうが、劇的に収入アップを狙うというのは難しいでしょう。

しかしネットワークエンジニアとして、副業を開始すれば本業以外からも収入を得られるようになり、収入額が増えます。収入がアップしたことで、より余裕のある生活を送れるようになるでしょう。

土日や平日夜間の時間を有効活用できる

仕事が終わった後の平日夜間、休日にとくにやることがないという人もいるのではないでしょうか。その場合はネットワークエンジニアとして副業することで、休日や平日夜間を有効活用できるようになります。

休日や平日夜間に他にやりたいことがある人の場合、副業は向かない可能性があります。しかし、そうではない場合は空いた時間を副業に充てることで、収入を増やせます。本業に繁忙期と閑散期がある場合、閑散期に副業をするといった働き方もできるでしょう。

独立などキャリアの選択肢が増える

副業をして成功すれば、ネットワークエンジニアとして独立しフリーランスになる選択肢も生まれるため、キャリアの選択肢が増えるでしょう。

いきなり独立することには不安や抵抗があるといった場合には、あらかじめ副業をして案件を獲得する経験をしておきましょう。副業で稼げれば、独立してもやっていけるかどうか見通しが立てやすくなります。

会社以外の人脈が構築できる

会社員として働いていると、どうしても関わる人は限られてきます。ネットワークエンジニアの副業を行えば、本業だけで働いていた時には出会わなかったような人たちとの出会いがあるため、会社以外で人脈を構築できるでしょう。

さまざまな人脈を得ることによって、自分の視野が広がります。また会社以外でもしっかり人脈を構築することで、将来のビジネスチャンスにつなげることも可能です。フリーランスとして独立した時に、副業時の人脈を活かせる可能性もあるでしょう。

レベルが高いスキル・知識を身に付けられる

ネットワークエンジニアとして副業をし、さまざまな経験を積むことで、スキルを高めたり幅広い知識を身に付けたりできるでしょう。

本業とは違う現場で働いたり、本業で担当している仕事とは違う業務内容の案件を引き受けたりすれば本業とは違った働き方ができ、ネットワークエンジニアとして求められるスキルや知識も変わってきます。

本業だけでは身に付かないスキルを身に付けることで、ネットワークエンジニアとしての自身の価値を高められるでしょう。

本業では経験できない案件に参画できる

企業で働いていた場合は、その企業で必要とされている業務しか担当することはありません。そのため、飽きてしまったりマンネリ化しがちですが、副業をすればさまざまな案件に取り組むことができます。

本業では経験できないような業務内容の案件や、挑戦してみたかったけれど本業では必要とされていなかったような業務に積極的に取り組めば、さまざまな実務経験を積むことができるでしょう。

経験があることで、本業でも新たな業務を任されて仕事の幅を広げられる可能性があります。

自然と売り上げを意識するようになる

副業で案件を受注し納品すれば、それに対して報酬が支払われます。

すると、報酬の相場が分かるようになり、売り上げを高くする方法や売り上げの特徴などを自然と意識するようになるでしょう。

将来独立することを考えている人の場合は、こういった知識が将来的に役立ちます。売り上げの高い案件を厳選して獲得することや、業務にかかるコストを節約して売り上げを高めるといったことが、自然に行えるようになるためです。

ネットワークエンジニアが副業するデメリット

ネットワークエンジニアが副業をすることにはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットも存在しています。そのため副業を始める前に、ネットワークエンジニアとして副業をすることのメリットだけでなく、デメリットについても把握しておくことが大切です。

実際に副業するとどのようなことがデメリットになるのか紹介します。

常駐案件の方が多い

近年の世界的な感染症の流行等の影響や環境の整備により、リモートワークが増えました。

一方現状ではネットワークエンジニアの案件には、まだまだ常駐案件が多く、副業であっても出社することを求められる案件もあるでしょう。

IT系の案件情報サイトの募集数を参考にすると、ネットワークエンジニアの副業向け案件の数が約100件あっても、そのうちリモートワークが可能な案件は約半分ほどになってしまいます。完全にリモートワークができる案件は、それよりもさらに少なくなるでしょう。

未経験からだとハードルが高い

未経験でネットワークエンジニアとして副業を考えている人もいるでしょう。しかし、ネットワークエンジニアの副業案件では実務経験を求められるケースがあり、未経験からではハードルが高いというのが現状です。

これは案件を募集しているクライアントがネットワークエンジニアの即戦力、自社にはいないプロフェッショナルな人材を求めていることが原因でしょう。

未経験者が経験を積めるような環境ではないため、少なくとも1年から3年程度の実務経験を得てから、副業案件に挑戦するようにしましょう。

ネットワークエンジニアの副業に必要なスキル

ネットワークエンジニアの副業案件では経験やスキルが求められます。ここでは、ネットワークエンジニアとして副業するために必要になるスキルを紹介します。

またこれらのスキルは、副業をする際だけに必要になるスキルという訳ではありません。本業でネットワークエンジニアとして働く場合にもあった方が良いスキルであるため、積極的にスキルを獲得することで本業の業務にも活かすことができます。

それぞれどのようなスキルなのか見ていきましょう。

ネットワーク機器に関するスキル

ネットワークエンジニアとして副業案件を獲得するのですから、ネットワーク機器やネットワークに関連するスキルがあることは前提条件でしょう。とくに副業でリモートワークの案件となると、ICT機器関連のネットワークスキルが必要になります。

またネットワーク機器を販売しているCisco Systems社が主催している、CCTやCCNA、CCNPといったスキルがあると自身のスキルの証明になります。案件によってはこれらの資格が求められることもあるため、取得しておいて損はないでしょう。

ネットワーク業務における実務経験

一般的に、副業案件では即戦力の人材を求めるクライアントが多くなっています。ネットワークエンジニアを募集する案件では実務経験がなければ獲得できないことが多いため、ある程度の実務経験を積んでから副業案件に取り掛かることがおすすめです。

ある程度の実務経験とは、1年~3年程度です。できれば2年以上あると良いでしょう。またどのような実務経験を積んできたかといったことも重視されます。たとえばインフラ運用改善の案件では、ルーター構築経験や運用改善経験が求められることがあります。

クラウドに関するスキル

従来は物理サーバーを用いてネットワークを構築することが一般的でしたが、現在はクラウドが主流となってきています。

ネットワークエンジニアに求められるクラウドに関するスキルは、ネットワークを仮想化するスキル、クラウドサービスに関する知識などです。

クラウドサービスでは大手のAmazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud Platform(GCP)のスキルを求められることがよくあります。

セキュリティに関するスキル

クラウドサービスでインターネットを安全に使うためにも、ネットワークエンジニアにはセキュリティに関する知識やスキルも求められます。

たとえば通信を暗号で行うための暗号化技術やユーザー認証、アクセス制限を設けるスキルといった、インターネットからの不正アクセスに備えるスキルが必要になるでしょう。セキュリティに関するスキルは設計・構築段階でも、運用・保守段階でも必要になります。

システム基盤に関するスキル

ネットワークエンジニアにはITインフラに関する知識やスキルも求められることから、システム基盤に関するスキルもあった方が良いでしょう。

たとえばシステムの運用中にはトラブルや障害が起こることがよくありますが、それらの原因を究明し速やかに修正するには、システム基盤といったITに関する基礎的な知識や、幅広いスキルが必要になるためです。

コミュニケーション力

クライアントが何を要望しているのか聞き出すためには聴く力が必要で、クライアントにより良いシステムを提案していくためには伝える力も必要です。

そしてチームメンバーとスムーズに連携を取ってプロジェクトを進めるにはその2つの力に加え、コミュニケーション力が必要になります。

ネットワークエンジニアの稼げる副業案件の探し方

ネットワークエンジニアの副業案件は、自分で探さなければなりません。代表的な探し方はクラウドソーシングの利用や副業・フリーランスエージェントの利用、SNSを使うことや知人などからの紹介といったものがあります。

それぞれどのような探し方をすれば、自分が希望する案件に参画することができるのかをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

クラウドソーシング

クラウドソーシングを利用することで、企業が不特定多数に向けて発注している業務を受注することができます。

ただエンジニア向け、ネットワークエンジニア向けの案件はそれほど多くはないでしょう。

案件が見つかりにくいようであれば、クラウドソーシングサイトの中でもエンジニアやデザイナーをメインとしているサイトを利用してみましょう。

それぞれのクラウドソーシングサイトで掲載されている案件が違うため、いくつかのサイトを利用して、自分に合った案件を探すと良いでしょう。

副業・フリーランスエージェント

副業案件は自分で探すことになるため、自分で自分を売り込む営業は欠かせません。営業が得意でない方の場合は、副業・フリーランスエージェントに登録して副業案件を紹介してもらうことがおすすめです。

副業エージェントは副業に特化した案件を探せますが、副業が前提になっているため紹介してもらえる案件はそれほど多くはありません。フリーランスエージェントは副業以外の案件もあるため紹介案件が多く、その中から自分の希望に合った案件を探すことが可能です。

またエージェントには、福利厚生が充実しているところもあります。

SNS

「Twitter(ツイッター)」や「Instagram(インスタグラム)」、「Facebook(フェイスブック)」といったSNSを通じて仕事を募集していることをアピールし、クライアントから直接副業案件を受注するという方法もあります。

SNS上で仕事を引き受けるには、これまでの実務実績や保有している資格をアピールする必要があるでしょう。

クラウドソーシングサイトやエージェントを通じての受注ではないため、手数料はかかりません。しかしクライアントと直接やりとりしなければならず、本当にそのクライアントから報酬が支払われるか保障がないことに注意しましょう。

知人などからの紹介

ネットワークエンジニアに関連して働いている友人や知人がいた場合は、それらの友人や知人を通じて副業案件を推薦、紹介してもらう「リファラル採用」も選択肢になります。本業を通じてそういった人脈がある場合には、選択しやすい案件の探し方です。

しかしそもそも人脈がなければ紹介してもらえません。人脈はあっても推薦するだけの信頼やスキルがないとなれば、紹介してもらえないケースもあるでしょう。また副業案件という条件もクリアしている必要があります。

ネットワークエンジニアが副業案件を探す際のポイント

ネットワークエンジニアとして副業案件を探すのであれば、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

もしこれらのポイントを知らずに探してしまうと、なかなか自分の希望に合うような案件が見つからなかったり、思ったような報酬にならなかったりする可能性があります。副業する場合はただ案件を探せばいいという訳ではないため、以下のポイントに注意しておきましょう。

自分の経験・スキルにマッチしているか

副業案件を探す際には、自分の実務経験やスキルにマッチした案件を探すことが大切です。本業が他にあり、空いた時間で副業案件をこなすため、ある程度慣れている案件やよく知っている案件を引き受けた方が余裕をもって仕事できるでしょう。

もし未経験の案件に応募するのであれば、スタートアップ案件の受注がおすすめになります。スタートアップ案件であれば働き方が自由になる案件が多いため副業として働きやすいことや、新しい技術を積極的に採用する傾向にあるため、自身のスキルアップにもつながるためです。

在宅・リモートが可能か

副業案件を探す場合、案件の働き方についても気をつける必要があります。副業案件ではできるだけ、在宅・リモート可能な案件を探すようにした方が良いでしょう。

本業が他にあるため、本業の仕事をこなした後あるいは本業が休日の日にまで副業のために出社するとなると、体力的にきつくなってしまう可能性が高いためです。副業案件はあくまでも副業として、本業に影響が出ない範囲で行う必要があります。

とくに副業案件に慣れていないうちは在宅・リモート可能な案件を受けて、本業と両立するか試してみることをおすすめします。

稼働日数がライフスタイルにマッチしているか

案件には週の稼働日数や週3日以上といった日数が決められています。週の稼働日数が何日あるのか、その稼働日数が自分のライフスタイルにマッチしているか確認してから案件を選ぶようにしましょう。

たとえば週の稼働日数が1日であれば、本業が休みの土日に1日だけ副業案件をこなすことが可能です。自分の時間もしっかり確保したいと考えていた場合でも、ライフスタイルに沿った働き方ができるでしょう。

しかし週3日以上や週5日が稼働日数の案件を獲得した場合、本業の状況にもよりますが、副業の業務が過剰でライフスタイルの維持が困難になる可能性があります。慣れないうちは、稼働日数の少ない案件からチャレンジしてみましょう。

ポートフォリオ・スキルシートを作成しておく

ネットワークエンジニアの案件では実務経験や、スキルが重視されています。自分がこれまでに経験した仕事についてポートフォリオにまとめたり、参加してきたプロジェクトについて職務経歴としてスキルシートを作成すると、アピールしやすいでしょう。

ポートフォリオを作成する際には、自己紹介することと経験年数や実務経験について記すこと、対応可能な言語や保有する資格、実際に作成した成果物を載せましょう。クライアントに見やすいように、かつ自分の個性を出したポートフォリオを作成することがコツです。

スキルシートの作成ではプロジェクト単位で書き、自分がどのプロジェクトで何を担当したのか、どのような成果物が出来上がったのかを掲載しましょう。

自分に合った報酬形態を検討しておく

案件の報酬には時給で支払われる時給型と、納品時にまとめて支払われる納品型があります。毎月できるだけ同じ額の報酬を受け取りたい場合は時給型、ある程度自分で働く時間をコントロールしたい場合は納品型がおすすめです。

時給型であれば、毎月同じような時間を副業にあてれば収入額はあまり変わりませんが、継続してしっかり副業に時間を割く必要があります。

納品型の場合は毎月同じような収入になるとは限りませんが、納期までに納品できれば良いため、まとまった時間をとれない場合でも仕事がしやすくなるでしょう。

ネットワークエンジニアが副業に取り組む際の注意点

ネットワークエンジニアとして副業するのは、それほど難しくはありません。しかし本業とは別に副業として案件に取り組む際には、注意しなければならないポイントがあります。

後にトラブルに巻き込まれないためにも、以下のポイントに注意しておきましょう。

本業の勤務先に届け出る

現在は副業を許可する企業が増えていますが、全ての企業が許可しているとは限りません。本業である勤務先の就業規則をチェックして副業が禁止されていないか確認し、必要に応じて勤務先に副業の届出を出しておきましょう。

もし就業規則で副業を禁止されているのにしてしまうと、それを理由に解雇されるリスクがあります。そのため副業をする前にしっかり就業規則をチェックすること、届出が必要ならば、該当する場所にその書類を提出するようにしましょう。

本業に支障をきたさない

副業はあくまでも副業であり、本業とは分けて考える必要があります。副業をするにしても、そのことによって本業に支障を来さないようにしなければなりません。

副業するようになったからといっていきなり体調を崩すことが増えるといったようなことがないように、自己管理を徹底することが大切です。

もし本業に支障を来すようであれば、副業を禁止されたり、解雇されたりするリスクもあります。

確定申告が必要な場合がある

本業として会社員をしている人が確定申告が必要になるのは、2つのケースが考えられます。1つは「副業での所得が20万円以上になる場合」そして「医療費控除またはふるさと納税等で確定申告する場合」です。

勤めている企業が副業を許可していたとしても、副業の所得が年20万以上あれば確定申告しなければなりません。所得は副業収入から必要経費を引いたものです。収入=所得ではないことに注意しましょう。

また副業の所得が20万円以下であれば確定申告をする必要はありませんが、住民税の申告は必要になります。住民税は金額に関わらず申告する必要があります。もししなかった場合、延滞金がかかってしまう可能性があるので注意しましょう。

出典:スマホで確定申告(副業編)|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2019/kisairei/sp/pdf/03.pdf

出典:20万円ルール!副業における確定申告の判断基準と住民税の落とし穴|新経営サービス清水税理士法人
参照:https://www.shinkeiei.jp/column/4688/

周囲には副業を大っぴらにしない

副業を許可している企業だったとしても、副業をしていることや副業でどれだけの収入を得ているのかといったことは周囲には伏せ、話題にしないようにしましょう。

安易に話してしまうと、トラブルの原因になる可能性があるため、副業については伏せておいた方が無難です。また、同僚に見られる可能性があるSNSも気をつけて活用しましょう。

もし、副業をしていることを周囲に伝えるのであれば、上司に伝えるにとどめておきましょう。

ネットワークエンジニアの副業で稼げるようになろう!

ネットワークエンジニアが副業をすることは可能ですが、副業するにはスキルが必要です。副業にはメリットもデメリットも存在するため、ネットワークエンジニアとして副業するかどうかはメリット・デメリット双方を把握した上で、総合的に判断することが大切でしょう。

また、副業する際には他の注意点もあります。この記事で紹介している注意点を参考に、副業でトラブルを起こさないように対応していきましょう。

この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年09月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2023.06.02
更新日
2024.09.23

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