Midworks
  1. TOP
  2. お役立ちコラム
  3. エンジニアの職種
  4. ITエンジニア
  5. フロントエンドエンジニアの今後|将来性や求められる能力を解説

フロントエンドエンジニアの今後|将来性や求められる能力を解説

フロントエンドエンジニアの今後|将来性や求められる能力を解説のイメージ

フロントエンドエンジニアは、近年スマートフォンやタブレット利用者が増えたことなどから、今後需要が高まると言われています。しかし、数年~数十年後についてはフロントエンドエンジニアに取って代わるツールが登場していることから、需要が減る可能性があります。

本記事では、フロントエンドエンジニアの今後の需要や脅威となる存在、持っていると役立つ資格について紹介しています。フロントエンドエンジニアの今後について興味がある方は是非参考にしてみてください。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

「フロントエンドエンジニア」の仕事内容は、フロントエンド部分の設計や構築です。

そもそもフロントエンドというのはWebサイトやアプリケーションなどのブラウザ側で、ユーザーが直接見たり操作したりすることです。そのためフロントエンド部分にはユーザー目線で見やすく、使いやすいものが求められるでしょう。

フロントエンドエンジニアにはユーザー目線に立って、設計や構築をしていくことが求められます。

フロントエンドエンジニアのおおよその年収

フロントエンドエンジニアのおおよその年収ですが、正社員の場合で600万円程度となっています。

フロントエンドエンジニアの場合は雇用形態や経験年数等によって、年収が変わってくるでしょう。フロントエンドエンジニアとして1年目の年収の目安は、300万円~350万円程度となっています。フリーランスエンジニアの場合では500万円~1,000万円程度です。

フリーランスエンジニアの場合はとくにエンジニア自身が持つ知識やスキル、経験年数によって年収はかなり変わってくるでしょう。

フロントエンドエンジニアの今後とは

フロントエンドエンジニアとしての需要がやがてなくなれば、フロントエンドエンジニアは将来的に困ることになる可能性があります。フロントエンドエンジニアへの転身を考えている人やすでに働いている人は、フロントエンドエンジニアの今後が気になることでしょう。

フロントエンドエンジニアは今後どうなっていくのか、今後も需要があるのか脅かされることはあるのかを紹介します。

今後の需要

フロントエンドエンジニアの今後といってもどの程度の時期まで考えるかによります。これからはフロントエンドエンジニアへの需要は高まるため、将来性が高いと言えるでしょう。

近年ではパソコンからスマートフォンやタブレットへの利用者が増えたことやWebサイトの需要が高まったことにより、フロントエンドエンジニアへの需要が高まっていることが理由です。今後数年間、短期間の間はフロントエンドエンジニアへの需要は高いことが予想されます。

今後フロントエンドエンジニアの仕事を脅かす可能性があるツール

ただフロントエンドエンジニアの今後、数年~数十年後については不透明な状況にあります。

Webサイトを無料かつ自動で作成できるツールがフロントエンドエンジニアの存在を脅かしていることから、長期的な目で見るとそのツールによってフロントエンドエンジニアの需要が減る可能性があるためです。

今後、現在のツールよりもさらに使い勝手が良くクオリティの高いツールが生まれた場合、フロントエンドエンジニアの需要はかなり減る可能性もあるでしょう。フロントエンドエンジニアには、現在よりも幅広い仕事が求められるようになる可能性もあります。

今後のフロントエンドエンジニアに求められる能力

今後のフロントエンドエンジニアには、より専門性の高い知識やスキルが求められると言われています。ここでは今後、フロントエンドエンジニアとして活躍する際に求められることになるであろう能力について紹介します。

不透明な将来に備えるためにも、フロントエンドエンジニアを目指す場合や今後も活躍したい場合には、以下のような能力を得ておくことをおすすめします。

UI/UXについての能力

「UI/UX設計」についての能力は今後もWebデザイン等での需要が見込まれるため、知識を身につけておくといいでしょう。

UI/UX設計とは、ユーザーが使いやすく楽しく使える設計のことです。Webサイトでもよく使われており、需要が高い能力でもあります。

ユーザーの目線から見やすくて使いやすいWebサイトやアプリケーションを設計・構築していくフロントエンドエンジニアにとって、UI/UX設計能力はあって損はない能力でしょう。

バックエンドに関する能力

フロントエンドエンジニアとしてフロントエンドの能力だけでなく、バックエンドに関する能力も得ておくといいでしょう。たとえばシステム構築に関する領域の知識などがあります。

これはフロントエンドエンジニアが今後、フロントエンドの知識だけでなくバックエンドの知識も求められるようになる可能性があるためです。またフロントエンドエンジニアとしても、サーバーやデータベース、システムといったバックエンドに関する知識があれば仕事に活かしていけます。

マネジメント能力

マネジメント能力はフロントエンドエンジニアとしてチームを組んで仕事をする際、プロジェクトをスムーズに進めるために必要になる能力です。できれば獲得しておきたい能力でしょう。

マネジメント能力は基本的に管理者や経営者に必要な能力です。フロントエンドエンジニアはチームで仕事をすることもあるため、重宝されます。汎用性の高い能力であることから経営者としてのスキルも養っておくと良いでしょう。

AIや自動化に関する能力

これからはAIや自動化といった先進技術のスキルを持っている人材が重宝される可能性が高いため、それらの知識を身につけておくといいでしょう。

今後のフロントエンドエンジニアを脅かす可能性のあるツールのように、AIや自動化は今後ますます発展していくと言われています。AIや自動化に関する能力を保有していれば、今後ツールによってフロントエンドエンジニアとしての仕事に影響が出ても、対応していけるでしょう。

さまざまな言語の知識と能力

フロントエンドエンジニアとして求められる言語はさまざまあります。主なものでは「HTML」や「CSS」や「JavaScript」があります。さまざまな言語を学んで扱えるようになっておくとよいでしょう。

多くの言語を扱える能力を得ていれば、対応できる仕事の幅が増えます。需要の減った言語の仕事があっても他でカバーできるため、さまざまな言語を学ぶことによって将来に備えることも可能でしょう。

フロントエンドエンジニアのスキルを磨くために有効な4つの勉強方法

フロントエンドエンジニアとして活躍していくためには、スキルを磨き続ける必要があります。そのためには、有効な勉強方法を見つけて実践していくことが大切です。

ここではフロントエンドエンジニアがスキルを磨いていくために効果的な勉強方法を4つ紹介しますので、自分に合った勉強方法を見つけてみましょう。

1:期限を設けて学習する

スキルの習得期限を設けて学習することでだらだら勉強することを防ぐ勉強方法は、スキルを身につけるために有効です。

学習は長時間すればいい、というものでもありません。人には集中力というものがあり、集中が途切れてしまってだらだら勉強してもなかなか身につかないためです。次の資格試験の日まで集中して学習する、といったように期限を決めることで学習効果を高められます。

またいつまで学習するのかをあらかじめ決めているため、期限までは学習へのモチベーションを保ちやすくなるという利点もあります。

2:書籍を活用する

近年ではオンラインで学習するという人も増えましたが、フロントエンドエンジニアの学習には書籍を活用することがおすすめです。

書籍をおすすめする理由はWebサイト上の情報よりも書籍の方が情報の信憑性が高いこと、書籍の方がしっかりとした説明文で説明されており分かりやすいことなどが理由です。

また手元に書籍を所持していれば、忘れたことがあってもすぐに確認できるということも利点でしょう。

3:スクールを活用する

なかなか学習が長続きしない人は、プログラミングスクールのようなスクールを活用することもおすすめです。

スクールを活用することにより学習で分からなかったことがあったときでもすぐに直接質問できること、Webサイト等を使って学習するよりも正確な知識を学べること、同じ目的を持つ他の人と一緒に学ぶことでモチベーションを維持しやすいことなどが理由です。

一人で学習していてもなかなかはかどらない場合は、スクールの活用も検討してみましょう。

4:無料の学習サイトを有効活用する

学習するための費用があまり用意できない場合には、オンラインで勉強できる無料の学習サイトを有効活用してみましょう。

プログラミングを学習できる無料の学習サイトはいくつもあり、中には凝っているデザインのものや無料でも分かりやすいサイトもあります。学習サイトであれば手っ取り早く学習に入れるということが利点でしょう。

とりあえず学習を始めたい場合や学習にお金をかけたくない場合は、まずは無料の学習サイトを有効活用して学習し、物足りなく感じたら他の学習方法を試してみましょう。

今後のフロントエンドエンジニアが持っていると役立つ6つの資格

フロントエンドエンジニアを目指したり活躍したりするために、持っていると役立つ6つの資格を紹介します。

どうして資格があれば役立つのかというと、資格という形であなた自身が持つスキルや知識を客観的に証明しやすくなるためです。未経験や実務経験が足りなくても、一定の資格を保有していれば、仕事を引き受けられる可能性もあります。

1:Webクリエイター能力認定試験

「Webクリエイター能力認定試験」はWWC(World Wide Web Consortium)に完全準拠している世界標準の試験です。

Webクリエイター能力認定試験の学習をすることでCSSやHTMLに関する知識や利用方法について、簡単なWebサイトの制作能力などを学ぶことができます。Webサイトデザインとしてフォーム・オブジェクトの配置なども学べるでしょう。

Webクリエイター能力認定試験を受験することにより、Webサイトを制作するためのスキルがあることが証明できます。

出典:Webクリエイター能力認定試験|サーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/about/

2:Linux技術者認定資格(LinuC)

サーバーやWebアプリケーションの開発などでよく使われているOS、Linuxにまつわる資格として「Linux技術者認定資格(LinuC)」もおすすめです。

Linux技術者認定資格(LinuC)ではLinux技術者に求められているスキルを中心に学ぶことになるため、資格を取得すればそれらLinux技術者としてスキルがあることが証明できます。アカデミック認定校や無料セミナー、標準教科書などがあるため学習に役立てましょう。

出典:Linux技術者認定資格 LinuC(リナック)とは|LinuC
参照:https://linuc.org/about/01.html

3:HTML5プロフェッショナル認定試験

「HTML5プロフェッショナル認定試験」はエンジニアのキャリア形成支援をしているLPI-Japanが運営している認定試験です。HTML5は次世代Web標準と言われておりさまざまな場面で使われていることから、今後役立つ資格でしょう。

HTML5プロフェッショナル認定試験の出題範囲はCSS3やHTML5だけでなく、JavaScriptも含まれています。HTML5プロフェッショナル認定を受けることで、これらのスキルがあると証明できるでしょう。

出典:HTML5プロフェッショナル認定試験|HTML5
参照:https://html5exam.jp/outline/

4:CIW JavaScript スペシャリスト

「CIW JavaScript スペシャリスト」はJavaScriptに関する国際認定試験であるため、日本国内だけでなく世界でも通じる資格となっています。ただ、試験は英語で行われることに注意してください。

CIW 認定資格は基礎・セキュリティ・ウェブデザイン・ウェブ開発などの分野に分かれており、CIW JavaScript スペシャリストはウェブ開発分野の資格となっています。試験ではプログラムフローの制御やフォームの検証、Cookieの作成などが評価されます。

出典:CIW JavaScript Specialist|CIW
参照:https://www.ciwcertified.com/ciw-certifications/web-development-series/javascript-specialist

5:Ruby技術者認定試験

「Ruby技術者認定試験」とは、Ruby技術者の持つ技術力やRubyによるシステム開発能力を持つことを認定する試験のことです。

Ruby技術者認定試験ではリテラルや演算子、メソッド定義やメソッド呼び出しなどを含めた50問が選択式で出題されます。Ruby技術者認定試験はバックエンドの知識を身につけるという意味で、取得しておきたい資格になっています。

出典:Ruby技術者認定試験|Ruby
参照:https://www.ruby.or.jp/ja/certification/examination/version3.html

6:ウェブデザイン技能検定

「ウェブデザイン技能検定」は国家検定制度である技能検定制度の一つです。試験には1級~3級の範囲があり、それぞれの等級に応じてウェブデザイン技能士の合格証書を受け取れます。

ウェブデザイン技能検定ではその名前の通り、Webサイトのデザインをしていく上で必要な技能の有無を問われることになります。検定に合格することでデザイン技能を客観的に証明できることと、等級ごとのウェブデザイン技能士となれることが利点でしょう。

出典:ウェブデザイン技能検定とは|特定非営利活動法人 インターネットスキル認定普及協会
参照:https://www.webdesign.gr.jp/

フリーランスとして働くならフロントエンドエンジニアの将来性について知っておこう

フロントエンドエンジニアは需要が高い状態ですが、今後は状況が変わってくる可能性があります。とくに長期的な将来については状況が不透明であるため、今後に役立つスキルを得ておくことが大切です。

この記事で紹介したフロントエンドエンジニアに求められる能力や今後に役立つ資格、おすすめの勉強方法などを参考に、将来に備えておきましょう。

この記事の監修者

Branding Engineer編集部のイメージ

Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年10月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2023.04.20
更新日
2024.10.14

このカテゴリの一覧へ

Midworksは
今よりあなたのキャリアに
合った働き方を提供します

詳しくはこちら

フリーランスと正社員、
働き方と年収はこんなに違う?

詳しくはこちら
運営グループ提供サービス