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エンジニアでもExcel(エクセル)のスキルは必要?使えるように勉強する方法

エンジニアでもExcel(エクセル)のスキルは必要?使えるように勉強する方法のイメージ

エンジニアならExcelを使えて当然と思い込んでいる企業も少なくありません。Excelを使えなければプログラマーとしてのスキルアップができなかったり、プログラムを作れなかったりします。

エンジニアを目指すなら知っておきたいExcelの関数やExcelを勉強する方法、おすすめの本をご紹介していますので、参考にしてみてください。

エンジニアはExcel(エクセル)を使えたほうがいいの?

IT業界では仕様書のような文書でもExcelが使われることが多く、入社したばかりでITスキルが十分でないうちは、むしろExcelを使う機会のほうが多いといわれています。

エンジニアといっても複数の職種があり、Excelを主軸のツールとして使う職種もあります。求められるExcelスキルのレベルは担当業務によって異なりますが、一定のスキルは身に付けておいたほうがよいでしょう。

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プログラマーがExcelを使えないと困る理由とは?

プログラマーにとって大切なことは、品質の高いプログラミングをすることです。品質の高いプログラムを作成するためには、テストデータの確認や仕様の確認などでExcelを使う必要があります。

ここでは、プログラマーにExcelスキルがないと仕事が進まないという状況を具体的に見ていきましょう。プログラマーとExcelの関連性を理解すれば、Excelのスキルがどの程度必要とされているのか見当がつくでしょう。

  • プログラマーとしてのスキルを向上させることができない
  • プログラムを作れない
  • プログラムを書いている時間よりExcelを使うことが多い

プログラマーとしてのスキルを向上させることができない

1つのプログラミング言語しか使えないプログラマーは、プログラム開発に携わる機会も少なくなります。多くのプログラムを開発する過程で磨かれていくスキルもあるため、プログラミングの機会がなければスキルアップは難しいでしょう。

Excelそのものはプログラミング言語ではありませんが、ExcelのVBAマクロで基礎的なプログラミングを試すこともできます。

VBAという多くの方が使っているプログラミングを通して、多くのプログラマーとプログラミングコードの改善を行ったり、意見を交わしたりすることも期待できます。

プログラミング言語ではないからと習得せず、Excelは使いませんと主張しても、向上心がないとみなされてしまう可能性があるため注意が必要です。

プログラムを作れない

Excelは事務職だけでなく、営業職や技術職など多くの職種で使われているオフィスソフトです。業務システムを開発する場合は、Excelと外部プログラムで連携することも少なくありません。

たとえば、Excelからデータを読み込んでプログラム加工したり、プログラムで生成したデータをExcelに出力したりといった連携があります。

プログラムとExcelを連携させるためには、Excelを使えなければどのように連携すべきかわからず、確認のテストも行えないでしょう。

プログラムを書いている時間よりExcelを使うことが多い

プログラマーというと、1日中コンピューターに向かってプログラミングコードを打ち続けているというイメージを持っている方もいるでしょう。

実際はプログラミングのためにプログラムの処理や流れを机上で検討している時間も多く、資料作成にはWordやExcel、PowerPointなどのオフィスソフトが使われています。

自分が使えるソフトを使って資料を作成するというわけにはいかず、プロジェクトで指定されているツールを使わなければならないことが多いでしょう。Excelのスキルがないと、資料作成に多くの時間を割くことになりかねません。

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エンジニアでもExcelのスキルは必要

Excelは多くの職種や業務の中で使われており、エンジニアの仕事では誰でも使えるツールという認識で使われています。IT系の人材を募集している企業では、ITスキルを持つ人材であればExcelは当然使えるものと思い込んでいる場合も少なくありません。

エンジニアだからといってExcelのスキルを軽視するのではなく、エンジニアとしてのスキルを磨いていくためにもExcelのスキルを身に付けておくことをおすすめします。Excelを自由自在に扱えれば、本来の職務であるプログラミングの技術習得に注力できるでしょう。

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エンジニアを目指すなら知っておきたいExcelの関数

エンジニアを目指すうえでExcelは身に付けておきたいスキルですが、完璧に習得しておかなければいけないというわけではありません。エンジニアの多くが使っている関数を中心に覚え、使いこなせるようにしておきましょう。

ここでは、エンジニアを目指すうえで習得しておきたいExcel関数を紹介します。

ROW関数

ROW関数は、引数として指定した配列の行番号を返す関数です。たとえば「=ROW()」とだけ入力すれば、入力したセルの「行数」がセル上に表示されます。A列3行目のセルに入力した場合、セル上に表示される戻り値は「3」です。

関数を入力したセルの行数を表示するのではなく、特定のセルの行数を表示させることも可能です。「=ROW(B11)」(B列11行目のセルを指定)のように関数を設定すれば、どのセルに入力した場合でも常に戻り値「11」が表示されます。

ROW関数は、Excelで作成した表に行番号を振りたいときに多く活用されています。1行目がタイトル行の場合は「=ROW()-1」と設定しておくことで、作成した表の行にあわせて行番号を表示できるため便利です。

SUM関数

SUM関数は、指定した範囲の合計値を求める関数です。「=SUM(セル範囲)」で合計値を算出してくれます。合計金額や月の登録数の合計などを算出したい場合に使えるでしょう。

セル範囲は、セル単体ごと(A2,B4,C15など)の合計値を求められますが、連続するセル(A1:A10)を指定することも可能です。

VLOOKUP関数

VLOOKUP関数は、Excelで作成した表の中から特定のデータを検索するときに使われる関数としてよく使われています。検索してデータを取得するという参照用途として使われることが一般的ですが、応用してクロスチェックにも使えます。

VLOOKUPは「検索値・範囲・列番号・検索方法」という4つの引数を指定できます。社員マスタをA列に社員番号、B列に氏名、C列に入社年月という表で作成しておけば、社員番号を検索キーとして氏名や入社年月を検索できます。

VLOOKUP関数をマスターしておけばExcelをデータベースとして活用しやすくなるため、エンジニアを目指す方はぜひとも習得しておきましょう。

ROUND関数

ROUND関数とは、値を任意の桁数に四捨五入するための関数です。計算結果や、別のシートからデータを参照した場合など、明らかに桁数が異なる数値が出てくる場合もあります。そのような場合に、データの桁数を任意の桁数に揃えるために使用します。

「=ROUND(セル範囲,桁数)」で桁数を揃えられます。必要な桁数に応じて指定するようにしましょう。桁数は、小数第3位までなら「3」、小数点以下を四捨五入する場合は「0」を入力するようにしましょう。

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IFERROR関数

IFERROR関数とは、関数のエラーがあった場合に、表示内容を変更する関数です。エラーの場合に別の値を表示できたり、空白にすることも可能です。

「=IFERROR(セル範囲,表示する文字)」で関数は成立します。表示する文字に「""」を入れておくことで、空白にすることができます。

クライアントに資料を提出する際や、Excelに不慣れな人にシートを共有する場合は、IFERROR関数を用いて、分かりやすい形にしましょう。

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Excel機能でよく使う「条件付き書式」とは?

条件付き書式は、動的に変化する書式設定です。一般的な書式設定は背景色や文字のフォント・装飾などをセル単位に設定し、セルの値が変化しても設定された書式は変わりません。

条件付き書式の設定は、参照先のセルの値に応じて背景色や文字のフォント・装飾を設定できます。テスト結果表の得点を入力する列に「セル値が30未満なら背景色を赤」「30以上50未満を黄色」と設定しておけば、赤点や赤点予備軍を一目で判断できます。

値の範囲に応じて色分けされるように設定しておけば、どの値の範囲に属する結果が多いのかが一目瞭然となるため、データ分析にも役立つでしょう。

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Excelを勉強する3つの方法

エンジニアにExcelのスキルが必要だということは理解できたものの、どうやって習得していったらよいかわからないという方は、ここであげる3つの方法を試してみてください。

近くに教えてくれる方がいるという場合も、0から教わるのではなく基礎知識を身に付けてから実践を交えて教えてもらうと時間を有効に使えます。

ここで紹介している3つの方法すべてを行う必要はありません。自分に合っていそうな方法から始めてみましょう。

スクールに通う

基礎からじっくりと学びたい方は、スクールに通って体系立てて教わることをおすすめします。スクールであれば基礎から徐々にスキルを積み上げていけます。

対面式のスクールだけでなくWeb経由で学べるスクールも多いため、近くにスクールがなくても思い立ったらすぐに始めることも可能です。先生から直接教わったほうが身に付くという方は、近くのスクールを探してみましょう。

Excelの基本的な使い方であれば、家電量販店で開催しているパソコン教室でも学べます。エンジニアを目指している方であればスクールでしっかりと基礎知識を習得してから、独学で応用知識を習得しても良いでしょう。

サイトを利用する

Excelは使えるけれど、未知の関数や使い方などポイントを絞って知りたいという方は、Webサイトで公開されている知識を活用してみましょう。Excelの開発元であるマイクロソフト社のサイトでも、関数のリファレンスだけでなく具体的な使い方が公開されています。

習得したい機能名や使い方、関数名でWebサイトを検索し、公開されている使い方を参考にしながら自分で使ってみることで理解できます。

どのような場面で使われるのかなど、実践にあわせた使い方が紹介されているサイトを参考にすれば、疑似的な実践経験となるのでおすすめです。

本を利用する

Webサイトを検索すると色々な使い方を参照できますが、技術を身に付けるうえでは参考書を手元におくことも大切です。

基礎から学びたいという方は、入門編や基礎編と記載された参考書を手元においておけば、いつでも立ち戻って基礎知識を確認できます。

基礎はわかっているという方は本当に基礎を網羅できているのか確認してから、購入する参考書のレベルを決めることをおすすめします。きちんとした知識を身に付けるためにも、基礎知識は網羅しておきましょう。

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Excelを勉強するときにおすすめの本

Excelスキルを身に付けるための手始めとして、参考書を読んでみようという方も多いでしょう。自分にExcelスキルがどの程度身に付いているのかに応じて、参考になる書籍は異なります。

ここでは、基礎から学ぶための書籍とさらにスキルアップするための書籍を紹介します。自分のスキルレベルにあった書籍を読むことから始めてみましょう。

Excel 2019 やさしい教科書 [Office 2019/Office 365対応]

本書はゼロからExcelを学べる入門書であるだけでなく、やりたいことから方法を検索できる逆引きの機能も備えています。

基本機能を習得できるだけでなく、実務でやりたいことが明確になった際にどんな方法があったかを確認するときにも使えます。演習問題も用意されているため、実務をイメージしながらExcelを使ってみることも可能です。

たった1日で即戦力になるExcelの教科書【増強完全版】

本書はExcelの基本的なスキルを既に身に付けており、エンジニアとしてさらに応用知識を身に付けて活用していきたいという方におすすめです。

どのように活用したいのか具体的な目標はないものの、今のうちに多くの知識を習得したいという前向きな気持ちのときに読んでみましょう。Excelを知っている方が読んでも、使い方や考え方の参考になります。

応用知識を身に付けるといってもあらためて難しい関数を覚えるのではなく、基本の使い方を少しアレンジするだけで作業を効率化できる方法も多く紹介されています。

エンジニアでもExcelのスキルは必要

Excelは多くの職種で使われているツールであり、エンジニアにとっても使う機会が多いソフトです。むしろエンジニアだからこそ、使いこなしているのではないか、高度な知識を持っているのではないか、と期待されていることさえあります。

エンジニアを目指すのであれば、プログラミングの知識だけでなくExcelのスキルもしっかり身に付けておきましょう。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年11月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2023.01.11
更新日
2024.11.06

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