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ITパスポートに独学で挑む!2ヶ月で一発合格するための効率的な勉強法は?

ITパスポートに独学で挑む!2ヶ月で一発合格するための効率的な勉強法は?のイメージ ITパスポートに独学で挑む!2ヶ月で一発合格するための効率的な勉強法は?のイメージ

ITパスポートとは情報処理推進機構が実施する国家資格です。独学でも対策をしっかり行えば、IT未経験者でも資格取得を目指せることから人気があります。取得することでITリテラシーが付いたり、IT関連企業への就職・転職が有利になったりするでしょう。

本記事では、ITパスポートを取得するメリット、難易度、合格に必要な勉強時間など詳しく解説しています。ITパスポート取得を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ITパスポートはどんな試験?

ITパスポートは情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、IT未経験者でも取得が可能な人気の資格です。

日々の業務でITを利用・活用するすべての社会人やこれから情報社会で活躍する学生が、最低限必要とする情報リテラシーを学ぶのに最適な試験と言えます。
IT系の国家資格の中でもITパスポートはエントリーレベル(レベル1)で、最初にとるべき資格です。

出典:iパスとは|情報処理推進機構
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html

ITパスポートは独学で取得できる

ITパスポート資格は、独学でも十分に取得が可能です。

また試験内容はIT分野だけでなく一般的な内容も多いので、情報系以外の学生や一般社会人でも、比較的チャレンジする方が多い資格となっています。

ITパスポートは、計画的に学習すれば、独学でも2ヶ月程度で取得できる資格で、合格率は社会人が50%以上、学生が40%以上です。

ITパスポート攻略の手始め

ITパスポートを独学で攻略する手始めとして、YouTubeなどの動画配信で「ITパスポート」と検索して、概要や、問題の範囲や傾向などを吸収し、予備的な知識を得ましょう。

ITパスポートの過去問を解説したサイトなど、役立つサイトがいくつも存在しますので、ご自分に合ったサービスを選びます。

参考書、問題集は何冊も購入するよりも、1冊をじっくり学んだ方が良いでしょう。

ITパスポート2ヶ月で攻略の流れ

ITパスポートの予備知識を得た後、参考書で理解を深め、過去問で苦手な分野を絞り込んでいきます。

2ヶ月で攻略と言っても、準備まで含めてしまうと時間が掛かり過ぎて間に合わない可能性があるので、準備が整って参考書に入ったときから2ヶ月というスケジュールで考えましょう。

1 準備 情報収集~YouTubeなどで予備知識を得る
2 知識の定着 参考書で知識を深め、問題集で知識の定着を確認
3 仕上げ 問題集で苦手分野を洗い出し、繰り返し解く

ITパスポートを取得する3つのメリット

ITパスポートを取得することで得られるメリットは、どのようなものがあるでしょうか。
ここで3つメリットを紹介しますので、ITパスポート取得に向けて、モチベーションを上げて学習に取り組んでいきましょう。

  • ITパスポートでITリテラシーが身に付く
  • ITパスポート取得で就職や転職に有利
  • ITパスポートで奨励金などが期待できる

ITパスポートでITリテラシーが身に付く

ITパスポートを取得するために学習した内容により、ITリテラシ-が身に付き、実際の業務で役立つことでしょう。

例えば、IT系に限らずパソコンを使う職業であれば、ちょっとしたパソコンやネットワークのトラブルに見舞われることがあります。
そんなときにもITリテラシーがあれば、情報を検索して理解し、素早く対応できる可能性が高いです。

ITの基礎知識をベースに、作業効率アップを図ることも可能になるでしょう。

ITパスポート取得で就職や転職に有利

ITパスポートの資格保有者は、ITの基礎知識があると認められ、就職や転職に有利です。

また、学生のITパスポート資格保有者は、大学・専門学校の学費の一部免除が受けられる、学費サポートの制度が受けられる場合があります。
免除される金額もそれぞれに違いがありますので、詳しくは、各ホームページなどでご確認ください。

ITパスポートで奨励金などが期待できる

会社によりますが、受験料を負担してくれる場合や、ITパスポートの取得に対して奨励金が支給される場合があります。
ITに関する知識を持っている人を優遇する会社であれば、ITパスポートを足がかりとして、さらに上位資格であり、年収アップにつながる可能性のある「基本情報技術者試験用」を狙うのも良いでしょう。
資格取得に関する奨励金や手当などについて、一度、会社に確認してみましょう。

ITパスポートの難易度と勉強時間

ITパスポート試験は情報処理技術者試験の中では、最も初級のレベルで簡単だとはいえ、合格率は50%程度なので2人に1人が合格できるという難易度です。
気を抜かずにしっかりと勉強すれば、独学で一発合格も可能ですから、しっかりと対策して試験に臨みましょう。
すべての苦手な科目を克服できるかどうかが勝敗を決めるポイントだと言えるでしょう。

ITパスポートに必要な勉強時間

ITパスポート試験に合格するために必要な勉強時間は、IT知識の全くない場合で、100時間ほど必要だと言われています。
1日2時間の勉強を50日続けると100時間ですから、1ヶ月に25日勉強するとして、2ヶ月です。

IT系の知識が既にある場合でも、40時間程度の勉強時間を確保した方が良いでしょう。
1日2時間の勉強を20日続けると40時間ですから、1ヶ月に20日勉強するとして、1ヶ月です。

ITパスポートの採点方式:IRT

ITパスポート試験に採用されている採点方式のIRT(Item Response Theory)方式は簡単に言うと、まぐれ当たりなどにより左右されずに、より実力が正確に測れる方式です。
まぐれ当たりなどに頼らず、しっかりと苦手な科目を克服して、試験に臨む必要があります。

特に「ヤマを張る」というような勉強方法では、IRTによって苦手分野を見抜かれて不合格になる可能性がありますから、まんべんなく苦手分野を克服する勉強方法を採用してください。

ITパスポート試験の解答時間と問題数

ITパスポート試験の勉強方法として、問題を素早く解く練習をしておく必要があります。
出題数が100問で試験時間が120分なので、1問につき1分程度で解き進めていかなければならないからです。

「ITパスポート」でアプリを検索すると評価の高いアプリが見つかります。
アプリなら次々に出題されて、1問1分で解く練習に便利なので活用しましょう。

出典:試験内容・出題範囲|情報処理推進機構
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html/a>

ITパスポート準備のポイントや注意点

ITパスポート試験を受ける準備のポイントや注意点がいくつかあります。
参考書は最新のシラバスに対応したものを選ぶ必要がありますし、独学で勉強していく際に、学習計画をしっかり立てないと、「時間ばかり掛かって結果に結びつかない」ということになりかねません。

重要なポイントを押さえ、しっかりと備えましょう。

ITパスポートの参考書を選ぶポイント

ITパスポートの参考書を選ぶ際は、シラバスのバージョンを確認しましょう。
シラバスのバージョンが古いと、出題されない範囲を無駄に勉強してしまい、不合格になる確率が高くなってしまいますので、ご注意ください。

まず、IPA公式サイトでITパスポートのシラバスについて更新情報を確認し、「シラバス(Ver.6.0)」などの最新バージョンを確認してください。

書籍の表紙に「シラバス6.0に対応」と書かれていますから、最新シラバスに対応した書籍を購入しましょう。

図書館では最新のシラバスに対応した書籍を置いていない場合がありますので、旧バージョンしかない場合は、購入する際の参考程度に留めましょう。

ITパスポート独学の学習計画

ITパスポートを独学で学ぶ際の学習計画は、ざっくりとインプット7割、アウトプット3割を目安にします。

1日2時間で50日(1ヶ月25日として2ヶ月)に当てはめた場合、以下の通りです。
・7割:35日間
・3割:15日間

インプットの具体的な例を示します。(35日間)

1,予備知識を得るために、Youtubeで「ITパスポート」で検索し、参考書の著者が解説する,動画の再生リストを2倍速でざっと視聴をして学習内容の雰囲気をつかむ。
2,参考書もざっと斜め読みで、学習全体の流れをつかみ、苦手な分野を把握する。(ここまで5日間以内)
3,参考書の目次の項目を30日間で割り、苦手分野を考慮しながら1日分を計算し、スケジュールを作成する。
4,スケジュール通りに参考書を中心にインプットを実行し、分からない項目は動画などで補う。

アウトプットの具体的な例を示します。(15日間)

1,過去問を解く練習ができるサイトやアプリを使って、問題を解く練習を繰り返す。
2,間違えた項目を、集中的に参考書や動画を活用して学び直す。
3,1と2を繰り返す。

ITパスポート試験は時間との闘い

ITパスポート試験は、じっくりと時間をかけて考えていると時間切れとなり不合格になりかねません。
理解しているだけではダメで、素早く解答することが求められます。
100問を120分で解かなければなりませんので、1問につき1分程度しかありません。

学習の最後の仕上げとして、苦手分野がなくなってひととおり問題を解けるようになったら、時間を計って1問あたり1分で解けるように練習をしましょう。

ITパスポート・試験の詳細

ITパスポート試験の詳細を紹介しますので、学習の計画を立てる際の準備や対策、試験の申し込みの準備などにお役立てください。

  • ITパスポート試験の3分野とは
  • ITパスポート試験はCBT方式
  • ITパスポート・試験の概要一覧

ITパスポート試験の3分野とは

ITパスポートは「ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジー系」の3分野に分かれています。

分野別評価点で300点/1000点以上、総合評価点で600点/1000点以上獲得することが、合格基準です。

・ストテラジ系は、経営戦略、システム戦略、マーケティング、著作権、個人情報保護法など
・マネジメント系は、システム開発、プロジェクト管理、サービス管理、システム監査など
・テクノロジー系は、数学的基礎理論、PCの仕組み、アルゴリズム、データベース、ネットワーク、セキュリティなど

以上のように、経営全般からIT分野までの基礎知識を包括的に習得する必要があります。

ストテラジ系(経営全般) 35問程度 「企業と法務」 「経営戦略」 「システム戦略」
マネジメント系(IT管理) 20問程度 「開発技術」 「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」
テクノロジー系(IT技術) 45問程度 「基礎理論」 「コンピュータシステム」 「技術要素」

ITパスポート試験はCBT方式

ITパスポート試験はCBT方式(Computer Based Testing)で行われます。
CBT方式に慣れていないと、操作面で時間をロスして不合格になる可能性があります。

ITパスポート試験用の「CBT疑似体験ソフトウェア」を、IPA (情報処理推進機構)が公開していますので、ダウンロードして実際に操作して慣れておくと良いでしょう。

ITパスポート・試験の概要一覧

ITパスポートの試験の概要の一覧表を紹介しますので、試験への備えにご活用ください。

出典:バウチャー購入申込|情報処理推進機構
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/examination/ticket.html

試験日 随時
試験時間 120分
出題数 100問/1000点満点
出題形式 四肢択一式
試験形式 CBT方式
採点方式 IRT(項目応答理論)に基づいて算出
分野別評価 ストラテジ系:35問程度 マネジメント系:20問程度 テクノロジー系:45問程度
合格基準 分野別評価点:300点以上 総合評価点:600点以上
受験料 7,500円(税込)
支払い クレジットカード、コンビニ、バウチャー
申し込み 公式サイトから

ITパスポートの取得を目指そう

IT業界で働くすべての人が必要とする、ITに関する基本的な知識を習得する意味でも、その知識を得ている証明としての資格を取得する意味でも、ITパスポートを受験することはとても有意義で、役立つでしょう。

ぜひ本記事を参考に、ITパスポートに2カ月の独学でチャレンジして、スキルアップやキャリアアップを目指しましょう。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

記載されている内容は2024年03月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.28
更新日
2024.03.12

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