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CCNA資格取得のコツって?気になる難易度やおすすめの勉強方法

CCNA資格取得のコツって?気になる難易度やおすすめの勉強方法のイメージ

IT業界には、企業やメーカーが自社で開発した製品の知識や、管理技術を問う民間試験が数多く存在します。そのうちの人気資格のひとつがCCNAです。CCNAを取得すれば、ネットワークの基礎知識や構築、運営、トラブル対応の知識があるということを証明できます。

この記事を読めば、CCNAがどのような資格なのか、CCNA取得に際して知っておくべきポイントを理解できます。どのように勉強をすすめていけばいいのか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

CCNAとはどんな資格?

ネットワークに関する知識について問われる、民間資格のひとつです。ネットワークエンジニアを目指すなら、取得することでスタートラインに立てると言われています。大手ネットワーク機器会社「シスコシステムズ合同会社」が主催していて、合格すればグローバル基準の資格が得られますよ。

CCNAを取得すれば、シスコシステムズ製品ルーターを扱う技術はもちろん、ネットワーク構築と運営の知識やスキルの証明が可能です。受験費用は約42,768円で、円安や円高の影響を受けて変動する可能性があります。

どんな内容が出題される?

CCNA資格試験で出題されるのは以下の内容になります。

・ネットワークの基礎
・ネットワークアクセス
・IPコネクティビリティ、IPサービス
・セキュリティの基礎、および自動化
・プログラマビリティに関する知識とスキル

出題形式は、選択問題やドラッグ&ドロップ式、キーボードでのコマンド入力形式です。詳細は公式サイトにチュートリアル動画が公開されていますので、試験前は視聴して確認してみましょう。

グレードは5段階

シスコ認定試験のグレードは以下の5段階になります。

・CCT…エントリー
・CCNA…アソシエイト
・CCNP…プロフェッショナル
・CCIE…エキスパート
・CCAr…アーキテクト

の順に、グレードが上がっていくにつれて難易度が上がっていく仕組みです。未経験の方は入門レベルと言われているエントリーグレード、CCTから受けるものだと思うかもしれません。

しかしCCTは、CCNAを受験する際の必須資格ではないことに加え、現在CCTの試験は英語対応のみになっているため、日本では事実上の廃止とされています。

CCNAの難易度と学習時間の目安は?

CCNA資格試験は、以前は試験の内容別に、約8種類に分けられていました。受験者は自分が取りたい内容の資格試験を選び、それぞれ1つずつ受験する必要があったのです。

しかし現在では、資格試験が「CCNA」資格試験として1つに統合されました。これにより、分けて出題されていた範囲が1つの試験で出題されるようになったため、難易度は以前よりも上がったと言われています。

また、ランダムで出題される形式のため同じ会場だったとしても同じ問題が出題されるわけではありません。アップデートを繰り返すたびに新しい情報になるため、そのタイミングで難易度がどんどん上がっていっていると言われています。

CCNAの合格点ラインは?

CCNAの合格点や合格基準の情報については、公式で発表されていません。しかし一般的な目安としては、1000点満点中で825点前後が合格ラインとされているようです。

気になる方は「Ping-t」という学習サイトで、さまざまな方の合格体験記が読めますのでチェックしてみてくださいね。どれぐらい学習時間に費やしたのか、どんな対策をしたのかなど生の声が聞けるのでおすすめです。

実機のシミュレーション問題が難関

CCNA資格試験では、実機の設定を想定したシミュレーション問題が出題されます。記述式ですので、実機に触れたことがない方には難関に感じる方が多いようです。かといって個人で実機を購入するのはハードルが高いので、シミュレーターを活用するのをおすすめします。

シミュレーターは一般に販売されている参考書にサービスで付けられているケースが多いので、参考書選びに迷っている方は参考にしてください。

CCNA取得はどれぐらい学習すれば合格できる?

CCNAの資格取得に向けて未経験の方が独学で学習するなら、およそ1カ月半~2カ月ほどの時間を要すると言われています。しかしこのケースは1日に5~7時間ほどの勉強時間が確保できるケースを想定したシミュレーションによるものです。

本業で忙しくしていて、1日にまとまった勉強時間が取れない方はこれに限りませんのでもう少し期間を長く確保する必要があるでしょう。一方で、実務経験者であり、普段から運用に携わっている方は短い勉強時間でも合格する可能性もあります。

CCNAを取得するメリット

CCNAは、出題範囲が広く、実務経験者でもしっかりと対策を行わなければ合格が難しい資格試験です。

しかしながら、CCNAを取得すればネットワークエンジニアとして仕事をする上でさまざまなメリットが得られます。ここではCCNAを取得することで得られるメリットについてご紹介します。

ネットワークに関する基礎知識が学べる

CCNAを取得するために学習を進めていく過程で、おのずとネットワークに関する知識がついてきます。未経験の方はもちろん、実務経験がある方でも段階的に学んでいくことで「これは知らなかった」と思う情報に出会えるものです。

これからネットワークエンジニアとして働く、または目指したい方に積極的な取得をおすすめします。

転職や就職の際に有利

CCNAを所持していれば、同業他社での転職や就職の際は有利な状況をもたらしてくれます。CCNA資格の所持を応募の条件に採用している企業もあるほどで、ネットワークの基礎的な運用管理の知識があることをアピールできます。資格のない応募者に比べれば、ぐっと印象が残るでしょう。

企業によっては、昇給の際に資格取得を求められることもあります。多くの企業が一目置いている資格ですので、他の人材を出し抜くには必須の資格です。

自分自身のスキルをチェックできる

すでに実務運用に携わっている方でも、ルーティーン化している普段の業務をこなしているだけだと、どうしても知識が偏ってきてしまうケースもあります。CCNAをはじめとした民間資格を取るための勉強をするにあたって、基礎的な知識や運用方法を論理的に理解することができます。

長期的にネットワークエンジニアとして働くのを考えている方は、CCNAの取得を1度検討してみてはいかがでしょうか。

CCNAを取得する際の注意点

CCNAを取得したい方に向けて、気を付けるべき注意点がいくつかあります。資格取得を検討している方は、ぜひ1度目を通して参考にしてください。

資格には有効期限がある

CCNAを始めとしたシスコ技術者認定資格は、すべて3年で失効になります。そのため、CCNAを取得したとしても保有し続けるには3年以内に再受験するか、もしくはCCNPといった、それ以上のグレードの資格を取得する必要があります。

日々ネットワーク業界が技術的な進歩を遂げていて、資格を取得した際の知識が古くなってしまっている自分の知識をアップデートする意味でも効果的なことです。せっかく取得したCCNAを無駄にしないよう、有効期限には気を付けましょう。

CCNAの受験費用は高額?

CCNAの受験費用は、決して安くはありません。CCNAの受験費用は約33,600円で、それに次ぐCCNPの受験費用は約44,800円です。申込時の円高・円安によって価格が変動するようですので、詳しくは公式ページをご覧ください。

民間資格の中では決して安くない受験料ですので、無駄にしないようにしっかりと対策をして少しでも合格に近づけるように準備しておきましょう。

CCNA取得を目指す方へおすすめの勉強法

スキル別に、CCNAの取得を目指している方へおすすめの勉強法をまとめました。勉強スケジュールに迷っている方はぜひ参考にしてください。

文系大学出身・未経験者の方

CCNAの試験では、実機の運用を想定したシミュレーション問題があります。そのため、未経験の方が単に試験勉強をしただけでは合格が難しいケースが非常に高いと言われています。しかし、個人が実機を購入するのは難しいためブラウザ上で実際に動くシミュレーターを活用するのがおすすめです。

シスコシステムズが公式で提供しているシミュレーターもあるのですが、英語対応のみとなっています。英語でも問題ない方はそちらを推奨しますが、対策用の参考書にサービスで提供されている著書もあるため、参考書を購入の際にはぜひチェックしてみてましょう。

実務経験がある方

出題範囲の把握をする必要があるため、まずは参考書を用意するところから始めましょう。実務経験があったとしても、知識として初めて知る情報が必ず存在するかと思います。わからないところを1つずつ潰していき、ざっくりと試験範囲を理解することが重要です。

出題の範囲が頭に入ったら、練習問題をひたすら解いてみましょう。民間企業が運営している無料の学習サイト「Ping-T」には、多くの練習問題が公開されていますのでおすすめです。

CCNAを取得すれば実務でも役立つ

CCNAは、ネットワークエンジニアやクラウドエンジニアを目指すなら必須スキルともいえるべき民間資格です。既に実務に携わっている方は、現状のスキルチェックに役立ちます。

CCNAを取得すれば、論理的にネットワークの仕組みを理解することができるため、今後の新たなステップアップにも繋がられるのでおすすめです。ネットワークの知識と技術を極めたい方は、その先のCCNP取得を目指してみましょう。

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この記事の監修者

Branding Engineer編集部のイメージ

Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年06月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.28
更新日
2024.06.15

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