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CCNA保有者の年収は?職種別の平均や類似資格保有者との比較などから解説

CCNA保有者の年収は?職種別の平均や類似資格保有者との比較などから解説のイメージ

CCNAはネットワーク系のスキルを証明できる資格で、保有者の平均年収は約600万円です。ネットワークエンジニアやインフラエンジニアとして今よりも年収アップを目指している人におすすめします。

CCNAの出題内容や取得するメリット、合格するための勉強方法をご紹介していますので、参考にしてみてください。

CCNAの有無は年収にどう影響する?

CCNA(Cisco Certified Network Associate)はアメリカのシスコシステムズが主催しているネットワーク系の認定試験です。CCNAはネットワーク系のスキルを証明できる資格であるため、取得することで未経験インフラエンジニアでも高い年収を得られる可能性があります。

そのため、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアとして年収アップを目指している人は、CCNAを取得するのがおすすめです。

CCNAとCCNPの相違点とは

シスコ技術者認定は現在「エントリー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」の4段階の認定にわかれています。その中でもCCNAは、シスコ技術者認定のアソシエイトレベルの資格となっていますが、CCNPはプロフェッショナルレベルの資格です。

このようにCCNAとCCNPは試験のグレードが異なりますが、他にも具体的な違いとして試験数や受験料なども違っています。ここではCCNAとCCNPの違いを詳しく解説していきます。

試験数が違う

CCNAは1科目の試験(200-301)に合格することで取得することができますが、CCNPの場合は「コア試験(350-401 ENCOR)」と「コンセントレーション試験」という2科目の試験に合格する必要があります。

また、「コンセントレーション試験」は「ネットワークデザイン」、「SD-WAN」、「ワイヤレス」、「自動化」など6科目の中から1つを選択する形式となっているため、自身の専門分野の試験を受験することが可能です。

グレードが違う

CCNAはシスコ技術者認定のアソシエイトであるITSSのレベル2に相当する資格ですが、CCNPはプロフェッショナルであるレベル3に相当する資格となっています。

そのため、CCNPの方がCCNAに比べてより専門的な知識やスキルについて問われます。

出典:●ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ(Ver3)|特定非営利活動法人 スキル業準ユーザー協会
参照:http://www.ssug.jp/docs/isv/isvmap30.pdf

受験料が違う

CCNAの受験料は33,600円(税抜)となっていますが、CCNPの受験料はコア試験が44,800円(税抜)、コンセントレーション試験が33,600円(税抜)の計78,400円(税抜)となっています。

いずれも受験料は高額ですが、CCNPはCCNAの2倍以上の費用が必要となります。

出典:試験の費用|CISCO
参照:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/exams.html

CCNAの出題内容は?

CCNA(Cisco Certified Network Associate((200-301 CCNA))の出題内容は以下のとおりとなっています。

・ネットワークの基礎
・ネットワーク アクセス
・IPコネクティビティ
・IPサービス
・セキュリティの基礎
・自動化とプログラマビリティ

上記の出題範囲から、ほぼ均等に問題が出題されます。

CCNA保有者の年収

CCNAはネットワーク系資格としても知名度が高いため、取得することでネットワークに関する専門知識を持つエンジニアという評価に繋がります。それでは、CCNAを保有している人はどのくらいの年収を得ているのでしょうか。

ここでは、CCNA保有者の年収について解説していきます。

保有者の職種別から見る平均年収

IT業界はもともと職種によっても平均年収に幅があります。そのため、同じようにCCNAを取得している人でも、職種によって年収には違いがあります。

CCNA保有者の平均年収としては、ネットワークエンジニアで年収400万円~600万円ほど、ITコンサルタントで年収600万円~800万円ほど、プロジェクトマネージャーで年収600万円~800万円ほどだと言えるでしょう。

これらの職種は、他の職種と比較してもCCNAを取得することで年収が上がりやすいと言えます。

CCNAと類似した資格との平均年収比較

シスコ技術者認定には、CCNAの他にCCNPやCCIEなどのグレードがあります。同じシスコ技術者認定でも、資格のグレードが変わると平均年収にも違いが出ます。

CCNAを取得した後は、CCNP、CCIE取得を目指してステップアップしていくと良いでしょう。シスコ技術者認定のそれぞれの平均年収は以下のとおりとなっています。

  • CCNA/年収400万円〜500万円台後半程度
  • CCENT/年収300万円〜400万円程度
  • CCNP/年収500万円~700万円程度
  • CCIE/年収600万円台後半~900万円程度

CCNAを取得するメリット

ここまで紹介したとおり、CCNAを取得することで年収をアップさせることも可能です。しかしCCNAを取得することには、年収アップ以外にも多くのメリットがあります。

ここではCCNAを取得するメリットを紹介していくため、参考にしてみてください。

  • IT未経験でも基礎から学べる
  • ネットワークやセキュリティへの理解度を確認できる
  • スキルを証明できる

IT未経験でも基礎から学べる

CCNAでは、ネットワークに携わるITエンジニアとして働く上で必要となる基本的な知識について問われます。そのため、IT未経験でもCCNA取得を通して、ネットワークを基礎から学べるというメリットがあります。

これからネットワークエンジニアやインフラエンジニアを目指すという場合も、事前に必要な知識を学べるでしょう。

また、たとえ実務未経験であっても、CCNAを保有しておくことで基本的なネットワークに関する知識を持っていることを評価してもらいやすくなるでしょう。

ネットワークやセキュリティへの理解度を確認できる

CCNAでは、ネットワークやセキュリティに関する内容が基礎から順に網羅されています。そのため、CCNAを受検することで自身のネットワークやセキュリティへの理解度をセルフチェックができる点もメリットだと言えるでしょう。

ネットワークエンジニアとして業務を行っているだけでは、知識が偏ってしまうケースも多いでしょう。しかしCCNAを受検することで、自身の得意、不得意分野を明らかにし、苦手な分野を克服するきっかけにもなります。

スキルを証明できる

CCNAはシスコシステムズ社が主催している、世界的にも知名度の高いネットワーク系資格です。シスコシステムズはネットワーク機器メーカーとして圧倒的なシェアを獲得しているため、シスコ製品の知識があることはどこの国でも評価に繋がります。

シスコ製品に関する知識やネットワーク知識について問われるCCNAを取得することで、ネットワーク関連のスキルを保有していることを客観的に証明できるというメリットがあります。

ネットワークエンジニアなどへの転職を目指す場合も、良いアピール材料になるでしょう。

CCNAの試験に合格するための勉強方法

CCNAの試験勉強の方法としては、スクールに通って勉強する方法や、参考書を使って独学を行う方法などがあります。

どの勉強方法を選択する場合でもメリット、デメリットがあるため、自分に適した勉強方法を選択することが大切です。ここでは、CCNAの試験に合格するための勉強方法について紹介します。

スクールに通う

スクールに通う場合は、実際にスクールへ通学する、もしくはオンラインスクールで学ぶ方法の2種類があります。

オンラインスクールであれば通学できる範囲にスクールがない場合でも学習を進められるでしょう。スクールであれば用意されたカリキュラムに沿って勉強が行えるため、効率的に知識を身につけていくことが可能です。

また、わからないことがあってもその場で講師に質問できるため、途中で挫折しにくいです。ただし、スクールは高額な費用がかかるというデメリットもあります。

参考書で独学する

CCNAに関する参考書にはさまざまな種類があるため、参考書を利用する場合は自身のレベルに合った本を選ぶことが重要です。

また、参考書であれば場所を問わず勉強できるため、通勤や休み時間などを活用して学習を進められるでしょう。

ただし、独学の場合はわからないことがあっても自分で調べて解決しなければいけないというデメリットがあります。

年収への影響を考慮してCCNAの取得を検討してみよう

CCNAを取得することで、職種によっては大幅な年収アップにつなげることも可能です。

ぜひ本記事で紹介したCCNAの年収への影響やCCNA保有者の年収、CCNAを取得するメリットなどを参考に、CCNAを取得して年収アップを目指しましょう。

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この記事の監修者

Branding Engineer編集部のイメージ

Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年06月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.14
更新日
2024.06.13

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