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CCNAの問題とは?独学での勉強法についても解説

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「CCNAの問題は一体どういったものなのだろう」
「CCNAを独学で勉強するにはどうしたら良いのだろう」
こんな悩みをお持ちでないですか?

本記事では、CCNAの問題について解説いたします。

この記事を読めば、ネットワーク関連の資格CCNAを独学で勉強する方法がわかります。

CCNAの資格を取得してネットワークに関する知識やスキルを身に付けたい人は、試験に合格できるようにさっそく勉強を始めましょう。

CCNAの問題とは?

CCNAの試験問題・問題数・試験時間・出題形式をご紹介いたします。

CCNAの試験問題

CCNAの出題範囲は次の通りです。
%はシスコシステムズが公表した出題比率を表しています。

・ネットワークの基礎 20%
・ネットワークアクセス 20%
・IPコネクティビティ 25%
・IPサービス 10%
・セキュリティの基礎 15%
・自動化とプログラマビリティ 10%

以上6つの分野が設問として出題されます。

出典:CCNA 試験 v1.0(200-301)| Cisco
参照:https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/training-events/training-certifications/exam-topics/200-301-CCNA.pdf

問題数と試験時間

CCNAでは問題が100問ほど出題されます。

試験時間は120分です。1問あたり1分費やしている暇もないので、時間配分には気を付けましょう。

このように、CNNAの試験は短い時間で多くの問題に解答しなければならないため、日頃から解くスピードを意識するようにしましょう。

出典:CCNA 試験 v1.0(200-301)| Cisco
参照:https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/training-events/training-certifications/exam-topics/200-301-CCNA.pdf

出題形式

CCNAの出題形式はコンピューターを使ったCBT方式を採用しています。

ここで言うCBT(Computer Based Testing)とは、コンピュータ画面に表示される設問にキーボード入力やマウス操作で解答する試験の方式です。

前の問題に戻ることが出来ない仕様になっているため、次の問題へ進む前には必ず見直しするようにしましょう。

また、筆記試験ではなくPC端末を利用するため、テストセンターや自宅、職場などネット環境が整っている場所であればどこでも受験できます。

そんなCBTの各問題の形式は次のようになっています。

・選択問題
 ラジオボタンかチェックボックスを選択して回答する形式です。
 答えが1つの問題(単一)と2つ以上の問題(複数)があります。

・穴埋め
 文字列を入力して空欄の回答欄を埋めます。

・ドラック&ドロップ
 複数の項目を正しい位置にドラック&ドロップして回答する形式です。
 なかには使用しない項目もあるので注意しましょう。

・シナリオ問題
 出題された長文を読んで複数の問題に回答します。
 幅広い知識と文章の読解力が求められます。

・シミュレーション問題 
 シミュレーション問題はすべての項目の中でも配点が高く、CCNAの肝と言える重要な単 元です。

 与えられたシミュレーション環境で、インターフェース上にルーターの設定やコマンドを 記述します。

シミュレーション問題とは?

CCNAのシミュレーション問題は、次の2種類の問題で構成されています。

・ルーター問題 
・シムレット問題

以下では、さらに詳しく見ていきます。

ルーター問題

ルーター問題は、1題に対して1つの解答をします。
与えられたルーター設定の中で必要なコマンドを入力しましょう。

シムレット問題

シムレット問題は、シナリオ問題とルーターのシミュレーション問題を掛け合わせたような問題です。

1題に対して4つの解答をする形式で、答えはラジオボタンで選ぶ選択式となっています。

シミュレーション問題を解くときの3つのポイント

シミュレーション問題を解く時には次の3つのポイントを重視しましょう。

・ 実機でシミュレーションを体験する
 参考書を見るだけではイメージしづらいため、実際にコマンド入力してみましょう。

・解くスピードを意識する
 シミュレーション問題に時間をかけすぎて本番でタイムオーバーになってしまわないよう に、練習の段階から短い時間で多くの問題を解く訓練をしましょう。

・最新の教材で勉強する

 CCNAの対策本を選ぶときには、最新の試験内容に対応している問題集を購入しましょ  う。古い版だと試験本番の形式に対応できない可能性があるからです。

シスコは過去問を公開していない

情報処理技術者試験を実施している情報処理推進機構(IPA)は過去問を公開しており、許諾や使用にもお金がかかりません。

一方、CCNAを含むシスコ認定技術者試験はすべて完全に非公開となっています。

こうした差が生まれる原因は、国家試験・民間試験という性質の違いが影響しているようです。

シスコ社の意思表明

シスコ社は認定試験ポリシーの「機密性および合意書」の中で、試験問題は「知的財産」だと明記しています。

そもそも、シスコ社が試験問題を非公開とするのは、自社の製品の取り扱いや機密情報、ノウハウに関する問題が過去問に掲載されているからです。

出典:認定試験ポリシー|Cisco
参照:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/exams/policies.html#~requirements

シスコ社が取った公開の防止策

シスコ社は問題の配布や投稿を行わないことに対する同意を受験の条件とするとともに、違反した場合は法的措置を講じることを公表しています。

このように、シスコ社は受験者に対してかなり強硬な姿勢を見せています。

過去問はネット上に出回っている

本来であれば過去問を公開することは禁止されていますが、実際には流出しています。

過去問がフリマサイトなどネット上に出回っており、やり取りの際には不正に入手していることが明るみにならないように、「例のヤツ」といった遠回しな表現が使われています。

これからCCNAを受験しようと考えている人は、資格取得に向けて勉強をする際に、違法の著作物は購入しないようにしましょう。

CCNAは独学で合格できる?

CCNAは独学で勉強できます。しかし、メリットとデメリットがあります。

独学のメリット

・学習にかかるコストを安く抑えられる

独学で勉強すれば学習にかかるコストを削減できます。

・自分に合った勉強法を選べる

独学であれば色々な勉強法を試す中で、自分に一番合ったやり方を見つけ出せます。

・自分のペースで学習を進められる

たとえば、スクールに通ってCCNAの勉強をするとなると、講師に課された宿題をこなさ なければならないなど、タスクが増えてしまいます。

独学であれば自分の好きなタイミングで学習を進められます。

独学のデメリット

・1人だとつい怠けてしまう

独学だと誰も尻を叩いてくれる人がいないため、強い意志が必要になってきます。

・わからないところがあっても質問や相談ができない

スクールやオンライン学習であれば、わからないところがあっても、すぐ講師に質問できますが、独学だと自分で解決しなければなりません。

独学が難しい人にはオンライン対策講座がおすすめ

独学で勉強できない人には、CCNAのオンライン対策講座をおすすめします。

なぜなら、スクールよりも費用が安い上に、プロによる質の高い講義をいつでもどこでも受けられるからです。

CCNAの勉強法

CCNAの勉強をする時は次の3つを活用しましょう。 

・参考書・問題集
・シスコの公式サイトの練習問題
・無料の学習サイト

参考書・問題集

CCNAを勉強するときには、市販で売られている参考書・問題集を活用しましょう。

CCNAを独学で勉強するときには、まず参考書や問題集でネットワーク関連の周辺知識を身に付けると良いです。

知識がインプットできたら、次は定着した知識をアウトプットする段階に入ります。

アウトプットもできたら、問題集に付属している模擬試験を使って実力試しをしてみましょう。

シスコの公式サイトの練習問題

シスコの公式サイトには練習問題が載っています。

本番を想定した実戦形式でCNNAの対策をしたい人におすすめです。

シスコの公式サイトはPCだけでなく、スマートフォンやタブレットからもアクセスできるので、移動時間にも手軽に使える点が魅力的です。

参考書や対策本と併せてシスコの公式サイトに公開されている練習問題を活用して問題演習しましょう。

練習問題を解けば、より本番に近い形の実戦形式で試験の対策をすることができます。

無料の学習サイト

CCNAの練習問題は無料の学習サイトにも掲載されています。

CCNAの勉強をする際には、公式サイトだけではなくCCNAイージスやPing-t、@network Ciscoといった勉強サイトを活用すると良いでしょう。

まとめ

今回はCCNAの問題について解説するとともに、CCNAを独学で勉強する方法をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

CCNAを含むシスコ認定技術者試験は、すべて完全に非公開となっています。

CCNAは独学で勉強すれば、「学習にかかるコストを安く抑えられる」「自分に合った勉強法が選べる」「自分のペースで学習を進められる」といったメリットを実感できます。

しかし一方で、「1人だとつい怠けてしまう」「わからないところがあっても質問や相談ができない」といったデメリットもあるので注意しましょう。

CCNAの資格を取得してネットワークに関する知識やスキルを身に付けたい人は、試験に合格できるように勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年06月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.28
更新日
2024.06.15

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