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MOS資格が役に立たないのは本当か?理由や疑問点について紹介

MOS資格が役に立たないのは本当か?理由や疑問点について紹介のイメージ

「MOS資格って役に立たないのかな?」
「MOS資格を取得するメリットは?」
「MOS資格を取得するべきかどうか迷う・・・。」
MOS資格について、こんな風に疑問を抱いていませんか。

MOS資格と言えばパソコン技能系の資格でも人気の資格ですが、役に立たないといったネガティブな意見を聞くことがあるのではないでしょうか。

この記事ではMOS資格が役に立たないと言われる理由から、資格取得のメリットまで紹介しています。

この記事を読むことでMOS資格について詳しくなることができ、MOS資格を取得するべきかどうかがわかるようになります。

MOS資格について知りたい方、取得を検討している方はぜひチェックしてみてください。

MOS資格とは

MOS資格とは、マイクロソフト オフィス スペシャリストの略称で、マイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる世界共通の国際資格です。マイクロソフトオフィス製品には、Excel、Word、PowerPointなどが該当します。

マイクロソフト社公認の資格ということもあり、日本国内の累計受験者数は約480万人以上にのぼります。パソコンスキルを証明する資格として社会人や企業からの人気が高いうえ、学生のうちから取得を目指す人も多い資格です。

MOS資格が役に立たないとされる理由

MOSの資格が役に立たないと言われるのはなぜでしょうか。すでにMOS資格を持っている人にとっても、取得を目指す人にとっても気になる噂でしょう。まずは噂を鵜呑みにせず、理由を知ることで役に立たないかどうかを見極めることが大切です。

ここからは、MOS資格が役に立たないとされる理由について紹介していきます。

スキルとして身につかない

資格を取得することだけが目的になってしまうと、実際に業務などで使用する時にスキルとして身についていないと感じやすくなってしまいます。

資格取得は、MOS資格に限らず、知識やスキルを身につけるために合格を目指すものです。合格することも大切ですが、スキルアップの手段ととらえて勉強をすすめていくことで「スキルとして身につかない」というようなことは避けられるでしょう。

難易度が高くない

MOS資格は、他のIT系の資格と比べて難易度が高くなく、取得しやすい資格です。合格率は一般レベルは約80%、エキスパートレベルは約60%と言われているため、他人との差別化にならず、選考で有利に働くとは考えづらいです。

そのため、就職活動や転職活動の際のアピールにはなりづらい資格と言えるでしょう。スキルのアピールではなく、努力や意欲のアピールとして使える可能性はありますが、簡単に取得しやすい資格のため、アピールにはなりにくいでしょう。

資格がなくともOfficeを使いこなす人は多い

Officeと言えば、ExcelやWordがありますが、一般に普及され日常的に使用されているソフトなので、使いこなせる人は多くいます。あえて資格を取らなくてもOfficeを使いこなせるといった意見から、MOS資格が役に立たないと言われています。

普段からOfficeに触れていない人が資格取得を目指す場合は、Officeを使いこなすきっかけにもなり有効な資格と言えるでしょう。

受験料が比較的高い

MOS資格の受験料は、一般レベルが10,780円、エキスパートレベルが12,980円(2022年9月現在)です。これはソフトごとにかかる受験料ですので、Excel、Word、PowerPointの3つの資格を取得する場合は30,000円以上かかることになってしまいます。

この受験料に対して、MOS資格でOfficeソフトのスキルを身につけるだけでは費用対効果が低いという意見から「役に立たない」と言われています。

MOS資格を取得するメリット

ここまで、MOS資格が役に立たないと言われる理由についてご紹介してきました。しかし、MOS資格は実用性が高く、人気の資格であることは間違いありません。それでは、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ここからは、MOS資格を取得するメリットについて項目別にお伝えします。

  • Officeを仕事で実践的に使いこなせるようになる
  • パソコンでの業務を効率化できる
  • 転職・就職時に一定のスキルを示すことができる
  • 特定の職種では即戦力になる可能性がある
  • 自分自身の「自信」につながる

Officeを仕事で実践的に使いこなせるようになる

Officeのソフトを使ったことがあり、ある程度触れる方は多いでしょう。ですが、仕事で実践的に使える人はあまり多くないでしょう。

平均的なユーザーは、Officeの機能をおよそ10%程度の機能しか使いこなせていないと言われています。MOS資格を取得することで、多くの機能を知ることができ、実践的に使いこなせるようになります。

パソコンでの業務を効率化できる

Officeの正しい知識を身につけることで無駄な動作をなくし、便利な機能を活用できるようになります。

作業の効率化によって作業時間の短縮が可能になり、残業を少なくできるほか、より多くの業務に取り組めるようになるでしょう。

転職・就職時に一定のスキルを示すことができる

MOS資格は転職活動や就職活動を行う際に、Officeが一定のレベルで使えるスキルがあることをアピールできます。

Officeを使いこなせるかどうかの線引きは職種や業種によって曖昧です。例えば、Excelの中でも簡単な数式を使えればいいという場合と、マクロを使用した高度なレベルが求められる場合があります。

MOS資格を取得していれば、採用側が求めているOfficeのスキルのレベルを測ることができ、アピールポイントとなるでしょう。

特定の職種では即戦力になる可能性がある

MOS資格は、特定の職種では即戦力として働ける可能性があります。例えば、事務系の仕事であれば文書作成、表計算、グラフ作成、データ管理などを行う場合があり、この場合はWordとExcelのスキルは必須となります。

MOS資格を取得していて、WordとExcelを使いこなせれば、事務系の仕事を任せられると判断されやすいでしょう。

また、就職したての新入社員であっても、MOS資格を取得していれば事務系の仕事が任せやすく、即戦力として活躍できるでしょう。

自分自身の「自信」につながる

MOS資格を取得することで、自分自身の「自信」につながり、仕事に対するモチベーションを高められる、といったメリットがあります。

MOS資格は実技試験を行う資格であるため、取得を目指すことで実践的な内容に取り組むことができます。

MOS資格は勉強して知識を得て、その知識を実技で活用するためにさらに勉強をして理解を深めていくことが必要です。そのような勉強を通して、自分自身のOfficeスキルに対する自信をつけていけるでしょう。

MOS資格の難易度

MOS資格を習得するメリットについてお分かりいただけたでしょうか。ここからは、MOS資格の難易度についてご紹介します。

MOS資格は、一般レベルと上級レベル(エキスパート)レベルに分かれており、それぞれ出題範囲が異なります。以下で簡単に紹介しますので、どちらを受験するか迷っている方はぜひチェックしてみてください。

一般レベル

一般レベルは、普段よく利用されるような基本的な機能が中心の試験です。例えば、Wordでは文字サイズの変更や、文書の印刷など、基本的な編集機能について、Excelではワークシートの作成やテーブルの作成、関数を利用した演算の実行などについて出題されます。

Officeに触るのが初めてという方や、一般的な業務に役立てたいという方は、まず一般レベルのMOS資格を受験することをおすすめします。

エキスパートレベル

エキスパートレベルは一般レベルと比べて生産性の高い機能が中心に出題されます。Excelであれば条件付き書式の設定、マクロの作成や編集などの機能を活用することが求められます。

一般レベルの試験内容については自信があり、より生産性の高い業務の効率化が図れる機能を使いこなしたいという方には、エキスパートレベルがおすすめです。

初受験でレベルの制限はなく、いきなりエキスパートレベルから受験することも可能です。

資格取得に必要な勉強時間の目安

MOS資格を取得するために必要な勉強時間については、ソフトの種類や難易度によって異なります。目安としては1日2〜3時間として、1ヶ月半程度は資格取得のために費やす時間を確保することをおすすめします。

受験するのが一般レベルの場合もエキスパートレベルの場合も、ご自身の経験やスキルがあれば勉強時間は短く済みますが、試験対策を行わずに合格することは難しいとされています。出題形式の確認などをしっかりと行い、合格を目指しましょう。

MOS資格に関する疑問点

ここまで、MOS資格に関する情報をお伝えしてきました。ここからは、MOS資格に関するよくある疑問について解説します。

MOS資格を取得するべきかどうか迷っている方は、参考にしてください。

独学でも取得可能であるか

MOS資格については、人気資格のためスクールなどでMOS資格取得講座などが多数開催されていますが時間や金銭的な問題でスクールは難しいという方もいるでしょう。

MOS資格は、対策のためのテキストも多数流通していたり、インターネットに情報があったりするので、独学で資格取得を目指すことも可能です。

自分自身のモチベーションを保ってコツコツと頑張れる方は検討してみてください。

どんな人が取得しているのか

MOS資格の受験者は一般レベル、エキスパートレベルどちらも若い世代が多い傾向にあります。

2021年の受験者データでは、一般レベルの受験者の約65%が30歳以下の方です。エキスパートレベルでも約50%が30歳以下の方です。スマホ操作がメインの若い世代はパソコンには不慣れと言われていることもあり、MOS資格への関心が高いようです。

もちろん30歳以上の方も受験しており、幅広い世代で取得されている資格です。

履歴書には書かない方が良いか

Officeの一定のスキルを持っていることを証明できるのは効果的です。求人によっては、MOS資格取得者を優遇する場合もあるため、選考をスムーズに進めるためにも書いておいた方が良いと言えるでしょう。

しかし、前述の通り、努力のアピールや他の人との差別化は難しい資格であるため、そういった目的で記載するのは避けましょう。

MOS資格の取得を検討しよう

MOS資格についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

MOS資格は「役に立たない」と噂されることがありますが、MOS資格をどうやって役立てるかどうかは、受験する人の目的次第です。

MOS資格を取得することで、今の業務やこれからの就職先に有利に働くと思う方にはおすすめできる資格です。ぜひ、この記事を参考にMOS資格の取得を検討してみましょう。

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この記事の監修者

Branding Engineer編集部のイメージ

Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

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記載されている内容は2024年10月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.09.22
更新日
2024.10.24

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