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AWS認定資格は転職で有利!職種別に有益な資格を紹介

AWS認定資格は転職で有利!職種別に有益な資格を紹介のイメージ

クラウド技術の普及に伴い、AWS認定資格を持つエンジニアの需要は年々高まっています。特に転職市場において、AWS認定資格は技術力の客観的証明として高く評価されており、年収アップやキャリアチェンジの機会を広げる重要な要素となっています。

しかし、12種類以上存在するAWS認定資格の中から、自分の職種やキャリアパスに最適な資格を選ぶことは容易ではありません。それぞれの資格によって必要な期間も異なるため、しっかりと資格について理解しておきましょう。

本記事では、インフラエンジニア、アプリケーションエンジニア、データエンジニア、セキュリティエンジニア、ITコンサルタントといった職種別に、転職活動で有利に働くAWS認定資格を詳しく解説します。適切な資格取得により、転職市場での競争力を高め、理想のキャリアを実現しましょう。

AWS認定資格とは

AWS認定資格は、Amazon Web Services(AWS)が提供するクラウドサービスに関する技術知識とスキルを証明する公式資格です。基礎レベルのFoundational、実務経験1年以上を想定したAssociate、2年以上の経験を持つ上級者向けのProfessional、特定分野の専門知識を証明するSpecialtyの4つのレベルに分かれており、2025年12月時点で12種類の資格が提供されています。

これらの資格は世界共通の基準で評価され、クラウドアーキテクチャ設計、システム運用、アプリケーション開発、データエンジニアリング、セキュリティなど、幅広い技術領域をカバーしています。資格取得により、AWSクラウド技術の体系的な理解を深められるだけでなく、グローバルに通用する技術力の証明として、転職活動やキャリアアップに貢献するでしょう。

【職種別】転職時に有利に働くAWS認定資格例

AWS認定資格は職種によって求められるスキルセットが異なるため、自身のキャリアパスに合わせて戦略的な取得が必要です。インフラエンジニアにはアーキテクチャ設計や運用管理の資格、アプリケーションエンジニアには開発やCI/CD関連の資格、データエンジニアにはデータ基盤構築の資格、セキュリティエンジニアにはセキュリティ専門の資格、ITコンサルタントには幅広い提案力を示す資格が有効です。

ここでは、各職種に最適なAWS認定資格を具体的に紹介し、それぞれの資格が転職市場でどのように評価されるかを解説します。

インフラエンジニア/クラウドエンジニア向け

インフラエンジニアやクラウドエンジニアにとって、AWS認定資格はクラウドインフラの設計・構築・運用能力を証明する重要な指標となるでしょう。特にSolutions Architect資格は、システム全体のアーキテクチャ設計能力を示すため、転職市場で高く評価されています。

これらの資格を取得すると、オンプレミスからクラウドへの移行プロジェクトやクラウドネイティブなシステム構築において、即戦力として活躍できる人材であることをアピールしやすいでしょう。

AWS Certified Solutions Architect – Associate

AWS Certified Solutions Architect – Associateは、AWS認定資格の中で人気が高く、転職活動で特に有利に働く資格です。この資格では、コストとパフォーマンスが最適化されたシステム設計、高可用性とスケーラビリティを備えたアーキテクチャの構築、セキュリティのベストプラクティスの適用など、実務で必要となる幅広い知識が問われます。

試験では、EC2、S3、RDS、VPC、Lambda、CloudFrontなどの主要サービスを組み合わせた設計能力が評価され、AWS Well-Architected Frameworkの5つの柱(運用の優秀性、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コスト最適化)に基づいた設計思想の回答が必要です。取得により、クラウドアーキテクトとしての基盤スキルを証明でき、幅広い企業から高い評価を得やすいです。

出典参照:AWS Certified Solutions Architect - Associate|アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

AWS Certified SysOps Administrator – Associate

AWS Certified SysOps Administrator – Associateは、AWS環境での運用管理、監視、デプロイメント、トラブルシューティングに特化した資格です。この資格では、CloudWatch、CloudFormation、Systems Managerなどの運用ツールを活用したシステム管理能力、Auto Scalingやロードバランサーを用いた可用性の確保、バックアップとディザスタリカバリの実装、コスト最適化とパフォーマンスチューニングなど、実運用に直結するスキルが評価されます。

特に、既存システムのクラウド移行後の運用や、24時間365日稼働するサービスの安定運用を担当するエンジニアにとって、実践的な知識を証明できる重要な資格です。取得により、運用エンジニアとしての専門性を示し、DevOpsやSREといった運用領域でのキャリアパスを広げやすいでしょう。

出典参照:AWS Certified SysOps Administrator - Associate|アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

AWS Certified Solutions Architect – Professional

AWS Certified Solutions Architect – Professionalは、AWS認定資格の中で難易度が高く、最上位の設計能力を証明する資格です。この資格では、複雑な組織要件を満たす大規模システムの設計、マルチアカウント戦略とAWS Organizationsの活用、ハイブリッドクラウド環境の設計、コスト最適化とパフォーマンスチューニングの高度な手法、セキュリティとコンプライアンス要件を満たすアーキテクチャなど、エンタープライズレベルの設計スキルが求められます。

取得には2年以上の実務経験が推奨されており、合格率も低いため、取得者は市場で高い評価を受けます。転職市場では年収アップの大きな武器となり、シニアアーキテクトやクラウド技術リーダーとしてのポジションを目指す際に強力なアピール材料となるでしょう。

出典参照:AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル|アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

アプリケーションエンジニア/バックエンドエンジニア向け

アプリケーション開発やバックエンドシステムを担当するエンジニアにとって、AWSの開発サービスや自動化ツールの知識は必須となっています。

特にサーバーレスアーキテクチャやCI/CDパイプラインの構築スキルは、モダンな開発環境において高く評価されます。

AWS Certified Developer – Associate

AWS Certified Developer – Associateは、AWSを活用したアプリケーション開発に特化した資格です。この資格では、Lambda、API Gateway、DynamoDBなどのサーバーレスサービスを活用した開発、S3、SQS、SNSなどのストレージ・メッセージングサービスの実装、CodeCommit、CodeBuild、CodeDeploy、CodePipelineを使用したCI/CDパイプラインの構築、CloudWatchやX-Rayを用いた監視とデバッグ、IAMやCognitoを使用したセキュアな認証・認可の実装など、実践的な開発スキルが評価されます。

特に、クラウドネイティブなアプリケーション開発やマイクロサービスアーキテクチャの実装経験を証明でき、スタートアップから大企業まで幅広い企業で求められるスキルセットを示せるでしょう。

出典参照:AWS Certified Developer - Associate|アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

AWS Certified DevOps Engineer – Professional

AWS Certified DevOps Engineer – Professionalは、開発と運用を統合したDevOpsプラクティスの専門知識を証明する上級資格です。この資格では、CI/CDパイプラインの設計と自動化、Infrastructure as Code(IaC)の実装とCloudFormationの活用、監視とロギングの戦略設計、高可用性とスケーラビリティの実装、セキュリティとコンプライアンスの自動化など、DevOpsエンジニアに求められる高度なスキルが評価されます。

この資格は、Developer AssociateとSysOps Administrator Associateの上位資格という位置づけであり、取得により下位2資格の有効期限も自動更新されます。DevOpsエンジニアやSREとしてのキャリアを目指す場合、転職市場で強力なアピール材料となるでしょう。

出典参照:AWS Certified DevOps Engineer - Professional|アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

AWS Certified Machine Learning – Specialty

AWS Certified Machine Learning – Specialtyは、AWSを活用した機械学習システムの構築とデプロイに関する専門知識を証明する資格です。この資格では、SageMakerを使用したモデルの構築・トレーニング・デプロイ、データエンジニアリングとETL処理、特徴量エンジニアリングとモデルの最適化、Comprehend、Rekognition、Translate、Pollyなどの高レベルAIサービスの活用、機械学習のベストプラクティスとMLOpsなど、AIエンジニアやMLエンジニアとしての実践的スキルが評価されます。

AI・機械学習分野での需要が急速に高まる中、この資格を取得すると、バックエンドエンジニアからAIエンジニアへのキャリアチェンジや、AIを活用したアプリケーション開発において大きなアドバンテージを得られるでしょう。

出典参照:AWS Certified Machine Learning Specialty|アマゾン ウェブ サービス ジャパン
合同会社

データエンジニア向け

データエンジニアは、データパイプラインの構築やデータ基盤の設計において、AWSのデータ関連サービスの深い理解が求められます。

大量データの処理とリアルタイム分析の需要が高まる中、AWS認定資格は専門性の証明として必要です。

AWS Certified Solutions Architect – Associate

AWS Certified Solutions Architect – Associateは、データエンジニアにとっても基盤となる重要な資格です。データエンジニアリングの文脈では、S3のデータレイク設計、Redshift、RDS、DynamoDBなどのデータストア選択、Kinesis、Glue、EMRなどのデータ処理サービスの統合、Athena、QuickSightを用いたデータ分析基盤の構築、データセキュリティとアクセス制御の設計など、データアーキテクチャ全体の設計能力が評価されます。

この資格を取得すると、データエンジニアとして必要なクラウドインフラの全体像を理解していることを証明でき、データ基盤の設計から実装まで一貫して担当できる人材としてアピールしやすいです。特にデータ分析基盤の構築プロジェクトにおいて、アーキテクチャ設計能力を示す重要な資格となります。

出典参照:AWS Certified Solutions Architect - Associate|アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

セキュリティエンジニア向け

クラウドセキュリティの重要性が高まる中、AWS環境におけるセキュリティ専門家の需要は急増傾向です。

セキュリティエンジニアにとって、AWSのセキュリティサービスとベストプラクティスの深い理解を示す資格は、転職市場で極めて高く評価されます。

AWS Certified Security – Specialty

AWS Certified Security – Specialtyは、AWS環境全体のセキュリティ実装と管理に関する専門知識を証明する資格です。この資格では、IAMとアイデンティティ管理の高度な実装、データ暗号化とキー管理サービス(KMS)の活用、ネットワークセキュリティとファイアウォール設計、ログ分析とインシデント対応、コンプライアンスとガバナンスの実装など、セキュリティエンジニアとして必要な包括的なスキルが評価されます。

クラウドセキュリティの専門家として、データ保護、脅威検知、セキュリティ監査といった重要な役割を担うエンジニアにとって、この資格は専門性を証明する最適な手段となります。

出典参照:AWS Certified Security - Specialty|アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

AWS Certified Advanced Networking – Specialty

AWS Certified Advanced Networking – Specialtyは、AWS環境における高度なネットワーク設計と実装の専門知識を証明する資格です。この資格では、VPCの高度な設計とネットワークトポロジー、Direct ConnectとVPNによるハイブリッドネットワーク構築、Route 53とCloudFrontを活用したグローバルトラフィック管理、ネットワークセキュリティとセグメンテーション、ネットワークパフォーマンスの最適化とトラブルシューティングなど、ネットワークエンジニアとしての高度な技術力が評価されます。

特に、大規模なエンタープライズネットワークやマルチクラウド環境のネットワーク設計を担当するセキュリティエンジニアにとって、ネットワークセキュリティの観点から重要な資格となります。

出典参照:AWS Certified Advanced Networking - Specialty 認定|アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

AWS Certified Solutions Architect – Professional

AWS Certified Solutions Architect – Professionalは、セキュリティエンジニアにとっても最上位の技術力を証明する重要な資格です。セキュリティの観点では、セキュアなマルチアカウント戦略の設計、コンプライアンス要件を満たすアーキテクチャ、ゼロトラストアーキテクチャの実装、災害復旧とビジネス継続性の設計、セキュリティとパフォーマンスのバランス最適化など、エンタープライズレベルのセキュアなシステム設計能力が評価されます。

セキュリティアーキテクトやCISOなど、組織全体のセキュリティ戦略を担う上級ポジションを目指す際に、この資格は技術リーダーシップを示す強力な証明となるでしょう。

出典参照:AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル|アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

ITコンサルタント/プリセールス向け

ITコンサルタントやプリセールスエンジニアは、技術的な深い知識と同時に、ビジネス要件を理解し顧客に最適なソリューションを提案する能力が求められます。

AWS認定資格は、顧客への信頼性を高め、技術的な説得力を持った提案を行うための重要な武器となります。

AWS Certified Cloud Practitioner

AWS Certified Cloud Practitionerは、AWSクラウドの基礎知識を幅広く証明する入門レベルの資格です。この資格では、AWSの主要サービスの概要理解、クラウドの価値提案とビジネスメリット、セキュリティとコンプライアンスの基本概念、料金体系とコスト管理の基礎、Well-Architected Frameworkの基本原則など、技術者だけでなくビジネス職にも必要な基礎知識が評価されます。

ITコンサルタントやプリセールスエンジニアにとって、技術の詳細に深く入る前に、AWSクラウド全体の価値や適用領域を理解し、顧客に分かりやすく説明できる基礎力を示す重要な資格となります。

出典参照:AWS Certified Cloud Practitioner|アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

AWS Certified Solutions Architect – Associate

AWS Certified Solutions Architect – Associateは、ITコンサルタントやプリセールスエンジニアにとって、技術的な提案力を証明する重要な資格です。この資格により、顧客のビジネス要件に基づいたアーキテクチャ設計、コスト効率と性能を両立したソリューション提案、セキュリティとコンプライアンス要件への対応、移行戦略と段階的な実装計画の立案など、コンサルティングに必要な総合的な技術力を示​せます。

顧客との技術的な議論や提案書作成において、この資格保有者であることは高い信頼性を与え、案件獲得や契約締結において大きなアドバンテージとなるでしょう。

出典参照:AWS Certified Solutions Architect - Associate|アマゾン ウェブ サービス ジャパ
ン合同会社

AWS Certified Solutions Architect – Professional

AWS Certified Solutions Architect – Professionalは、ITコンサルタントやプリセールスエンジニアにとって最上位の専門性を証明する資格です。この資格により、大規模エンタープライズ向けの複雑なソリューション設計、複数のステークホルダー要件を統合した提案、技術的なリスク評価と対策提案など、シニアコンサルタントやソリューションアーキテクトとして求められる高度な能力を示せます。

大型案件の提案や経営層へのプレゼンテーションにおいて、この資格は技術的権威性を裏付ける強力な証明となり、コンサルタントとしての市場価値を高めるでしょう。

出典参照:AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル|アマゾン ウェブ
サービス ジャパン合同会社

AWS認定資格の獲得までにかかる期間の目安

AWS認定資格の取得に必要な学習期間は、資格のレベルや受験者の経験によって大きく異なります。一般的に、基礎レベルのCloud Practitionerは1〜2ヶ月、中級レベルのAssociate資格は2〜4ヶ月、上級レベルのProfessionalやSpecialty資格は4〜8ヶ月以上の学習期間が目安です。

ここでは、各レベルの資格取得に必要な期間の目安と効果的な学習アプローチを詳しく解説します。

初級レベル(Cloud Practitioner):1〜2ヶ月

AWS Certified Cloud Practitionerは、AWSの基礎知識を問う入門レベルの資格であり、IT経験のある方であれば1〜2ヶ月程度の学習で取得しやすいです。学習時間の目安は20〜40時間程度で、AWS公式の無料トレーニング「AWS Cloud Practitioner Essentials」や、公式模擬試験を活用すると効率的に準備できるでしょう。

非エンジニアやクラウド初学者の場合は、基本的なIT用語やクラウドコンピューティングの概念から学ぶ必要があるため、2〜3ヶ月程度を見込むとよいでしょう。学習内容は主に、AWSの主要サービス(EC2、S3、RDSなど)の概要、クラウドの利点とビジネス価値、基本的なセキュリティ概念、料金体系とコスト管理の理解などです。短期集中で基礎を固めたい方や、AWS学習のスタート地点として最適な資格といえます。

中級レベル(Associate資格):2〜4ヶ月

Associate レベルの資格(Solutions Architect、Developer、SysOps Administrator)は、1年程度のAWS実務経験を想定した中級資格であり、取得には2〜4ヶ月程度の学習期間が必要です。学習時間の目安は80〜120時間程度で、実際にAWSアカウントを作成してハンズオンで各サービスを操作しながら学ぶことが大切です。

Solutions Architect Associateは3つのAssociate資格の中で幅広い知識が求められるため、初めて取得する場合は3〜4ヶ月を見込んでおくとよいでしょう。学習方法としては、AWS公式の「Exam Readiness」トレーニング、Udemyなどの動画講座、問題集による演習、そして実際のAWS環境でのハンズオン実践を組み合わせることが効果的です。既にCloud Practitionerを取得している場合は、基礎知識があるため2〜3ヶ月程度に短縮できる可能性があります。

上級レベル(Professional/Specialty資格):4〜8ヶ月以上

Professional レベルやSpecialtyレベルの資格は、2年以上の実務経験を想定した上級資格であり、取得には4〜8ヶ月以上の学習期間が必要です。学習時間の目安は150〜250時間程度で、広範な試験範囲と複雑なシナリオ問題への対応が求められます。Solutions Architect Professionalは難易度が高く、Associate資格取得後に実務経験を積みながら6〜8ヶ月程度の学習期間が必要です。

Specialty資格(Security、Advanced Networking、Machine Learningなど)は特定分野の専門知識が深く問われるため、該当分野での実務経験が重要となります。学習方法としては、AWS公式ドキュメントやホワイトペーパーの精読、実践的なアーキテクチャ設計演習、複数の模擬試験による実力確認、そして実務での応用経験が不可欠です。短期集中ではなく、継続的な学習と実践を通じて着実にスキルを積み上げることが合格への近道となるでしょう。

AWS認定資格を有利に働かせる転職活動の方法

AWS認定資格を取得しただけでは転職成功には不十分であり、資格の価値を最大限に引き出す戦略的なアプローチが必要です。重要なのは、取得した資格を職務経歴書や面接でどのように提示し、実務能力とどう結びつけるかによります。

職種に適した資格の選択、実践的なポートフォリオの作成、応募企業のクラウド環境分析、スペシャリティ資格による差別化、転職エージェントとの協働など、多角的な戦略を組み合わせることで転職成功率を高められるでしょう。ここでは、AWS認定資格を転職活動で有効活用するための具体的な方法を5つの観点から解説します。

職種に適した資格を取得し、スキルセットと整合性をもたせる

転職活動でAWS認定資格を最大限に活かすためには、目指す職種に最適な資格を戦略的に取得しましょう。例えば、インフラエンジニアであればSolutions ArchitectやSysOps Administrator、アプリケーションエンジニアであればDeveloperやDevOps Engineer、セキュリティエンジニアであればSecurityやAdvanced Networkingといった具合に、職種と資格の関連性を明確にすると説得力が増します。

また、基礎となるAssociate資格と専門性を示すProfessionalやSpecialty資格を組み合わせることで、幅広い知識と深い専門性の両方を証明できるでしょう。職務経歴書や面接では、取得した資格が実際の業務でどのように活かされているか、今後どのように活用したいかを具体的に説明し、資格が単なる知識の証明ではなく、実務能力の裏付けであることをアピールしやすいです。

ポートフォリオとしてAWS構成図・Terraformコード・運用改善実績を提示する

AWS認定資格と合わせて、実際の成果物やプロジェクト経験を可視化したポートフォリオを準備すると、転職活動での説得力を高められるでしょう。具体的には、自身が設計したシステムのAWS構成図をdraw.ioやCloudCraftなどで作成し、アーキテクチャの考え方やベストプラクティスの適用方法を説明できるようにします。Infrastructure as Code(IaC)のスキルを示すために、TerraformやCloudFormationで実装したコードをGitHubで公開し、モジュール化や再利用性の工夫を示すのも1つの方法です。

コスト削減率、パフォーマンス改善の具体的数値、可用性向上の取り組みなどを定量的に示すことで、資格が実務で活かされていると証明しやすくなります。GitHubやQiita、個人ブログなどで技術記事を発信すると、継続的な学習姿勢と知識共有の意欲を示す有効な手段です。面接では、ポートフォリオを画面共有しながら説明しましょう。

応募企業のクラウド環境(AWS/Azure/GCP)を分析し応募戦略を最適化する

転職活動を成功させるためには、応募企業がどのクラウドプラットフォームを採用しているかを事前に調査し、戦略を立てることが大切です。企業の採用ページ、技術ブログ、求人票の技術スタック記述、社員のSNS投稿などから、主要なクラウド環境を特定します。AWSをメインで使用している企業であれば、AWS認定資格を前面に押し出し、具体的なサービス利用経験を詳述します。

マルチクラウド環境を採用している企業の場合は、AWSの知識をベースにしながらも、AzureやGCPへの学習意欲や、クラウドアーキテクチャの汎用的な設計思想の理解をアピールできるでしょう。また、企業が現在オンプレミスからクラウドへの移行段階にある場合は、ハイブリッドクラウドの設計経験や移行プロジェクトの知識を強調します。

スペシャリティ資格で“差別化要素”を作り市場価値を高める

転職市場で他の候補者と差別化を図るためには、一般的なAssociate資格だけでなく、Specialty資格を取得して特定分野の専門性の証明が効果的です。例えば、セキュリティエンジニアとしてSecurity Specialtyの取得が、クラウドセキュリティの専門家としてのポジショニングが明確になり、評価が高まりやすいでしょう。

機械学習エンジニアを目指す場合は、Machine Learning Specialtyを取得すると、AIプロジェクトへの参画機会が増加します。ネットワークエンジニアであればAdvanced Networking Specialtyにより、大規模なネットワーク構築案件での需要が高まります。Specialty資格は取得難易度が高い分、保有者が少なく希少価値があるため、年収交渉や役職提示においても有利に働くでしょう。

エージェントと協働し、資格の強みをアピールした職務経歴書を作成する

転職エージェントを活用すると、AWS認定資格の価値を最大限に引き出した職務経歴書や面接対策を実現できるでしょう。特にIT専門の転職エージェントは、AWS認定資格の市場価値を正確に理解しており、どの資格がどの企業で高く評価されるかのデータを持っています。エージェントと協働する際は、取得済みの資格だけでなく、今後取得予定の資格や学習計画も共有し、中長期的なキャリアビジョンの相談が大切です。

職務経歴書では、各資格で証明されるスキルと実務での活用事例を具体的に記述しょう。例えば「AWS Certified Solutions Architect – Professional取得により、年間1,000万円規模のクラウドコスト削減を実現」など定量的な成果と結びつけると説得力が増します。

まとめ|AWS認定資格で職種別に強みをつくり、転職市場での競争力を高めよう

AWS認定資格は、クラウド技術の専門知識を客観的に証明し、転職市場での競争力を高める有効な手段です。インフラエンジニア、アプリケーションエンジニア、データエンジニア、セキュリティエンジニア、ITコンサルタントといった職種ごとに最適な資格を戦略的に取得をすると、自身の専門性を明確に示せます。

特に、基礎となるAssociate資格で幅広い知識を証明し、ProfessionalやSpecialty資格で深い専門性を示すことで、市場価値を段階的に高められるでしょう。自身のキャリアゴールを明確にし、それに合致した資格取得計画を立て、継続的な学習と実践を通じて、理想の転職を実現しましょう。

記載されている内容は2026年02月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2026.02.05
更新日
2026.02.05

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