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【分野別】SEの目標設定例をご紹介!目標達成に向け有効な管理手法も解説

【分野別】SEの目標設定例をご紹介!目標達成に向け有効な管理手法も解説のイメージ

SEはスキルアップや生産性を向上させるために、目標設定を行うことが求められます。目標は技術系・実績系・業務知識系など分野別に分けると良いでしょう。

SEが目標設定する際のポイントや設定した目標を達成するためのプロセスをご紹介していますので、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

SEの目標設定とは

SEの目標設定とは、SEとして自分の市場価値を高く維持し、長期的な活躍をするために欠かせない取り組みの1つです。

昨今の技術の発展はめざましいものがあり、常に新しいスキルを取り入れブラッシュアップする必要があります。時代の潮流に取り残されないために、SEは具体的な目標を設定して自分を向上させることが求められます。

良質な目標設定を行うことで、自分が目指すゴールへと近づきやすくなるでしょう。

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SEが目標設定するメリット

SEが目標設定を行うことで、いくつかのメリットを享受することにつながります。

それはスキルアップや価値の向上といった自分自身だけのことではなく、企業の生産性の向上にも寄与することになり、自分が思うよりも大きな影響を与えることになるでしょう。

はじめに、SEが目標設定するメリットを紹介していきます。

  • 自分のスキルアップにつながる
  • 企業の活性化・生産性の向上が期待できる
  • 高いモチベーションを維持できる

自分のスキルアップにつながる

SEは目標設定をする前に、自分の強みや足りない部分などの客観的な評価を行います。これは自分を把握していないと目標の立てようがない、また長所の把握にもつながるため、これからのSEの指針を決める上で欠かせません。

長所を伸ばすにしろ短所を補うにしろ、明確な目標設定はスキルアップを図る第一歩と言えるでしょう。

企業の活性化・生産性の向上が期待できる

自分が定めた目標を達成していくことは、案件の処理スピードやクオリティを高めることにつながるため、企業の質の向上に寄与できるでしょう。チームで行う企業であれば、同じチームの人間に良い刺激を与えられ、ポジティブなエネルギーを生み出します。

達成する目標を高く設定することで、業界や案件を問わない人材へと成長できるでしょう。

高いモチベーションを維持できる

明確で効率的な目標を設定することで、仕事とプライベートの分別が上手くなります。

自分が決めた目標をいかに終わらせるかという点に注力するため、自然と計画性を持った行動を意識するようになり、良い意味で割り切った仕事ができるでしょう。

惰性で仕事に取り組まないことは、プライベートの時間を増やすことにつながり、次の仕事への意欲を蓄えられます。

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【分野別】SEの目標の設定例

SEは総合的なスキルが求められるため、目標は高く設定するといいでしょう。

目標設定の分野は大きく4つに分けられ、技術系・実績系・業務知識系・一般ビジネス系となります。それぞれ求められるレベルは高いものですが、質の高いSEを目指すのであればどれも欠かせないものです。

ここでは、4つの分野ごとに必要な目標設定を紹介します。

技術分野の目標例

技術分野の目標設定は、目標の数よりも具体的な名称を定めるようにするといいでしょう。

目標設定の例としては、情報技術者試験やOracleの取得、JavaやSQLなどの新しい言語を習得するといった具合です。また、AWS研修の受講を検討してみるのもいいでしょう。

さらにこれから需要が高くなる新技術の導入も視野に入れると活躍の幅が広がります。

実績分野の目標例

SEの実績分野における目標設定は、定量で行うと分かりやすいでしょう。

対象となる実績は以下のようなものがあります。

・プログラミング実績(プログラミング本数やソースコードのステップ数など)
・テスト実績(テストケースの件数や対象プログラムの本数など)
・設計実績(対象の画面数や機能数など)

組織としての実績は以下のようなものがあり、こちらも取り入れてもいいでしょう。

・プロジェクト完了実績(プロジェクトの規模や投資対効果)
・チーム目標達成実績(生産性向上や顧客満足度調査実績)

業務知識分野の目標例

業務知識分野での目標設定は、主に以下の3つのポイントとなります。

・業務フロー図や用語集、マニュアルの整理などのユーザー業務の知識習得
・ユーザー業界の資格取得
・企画書や作成数や収益金額などのユーザー業務改善提案

SEは、クライアント企業の課題に応えるための知識が欠かせないことから、その業界にまつわる資格やスキルの取得をメインに据えるといいでしょう。

一般ビジネス分野の目標例

一般ビジネス分野では、営業スキルや契約の知識など幅広く目標設定を行う必要があります。

そのため、目標設定を行う際は自分のキャリア年数によって定めるといいでしょう。

たとえばコミュニケーションスキルの場合、若手SEであれば決まった段階でリーダーの指示を仰ぐようにしたり、中堅SEであればチーム内の交流を促進して活性化を目指す、という具合です。

自分の立場や経験によって、それぞれのスキルの目標設定を行うことが肝心です。

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SEの目標設定におけるポイント

SEが目標設定を行う際、いくつかのポイントを押さえることでクオリティが高いものに仕上がります。

業界未経験の方やエンジニアになりたての方、すでに第一線で活躍している方すべてに当てはまるため、これから紹介するポイントを踏まえて設定するといいでしょう。

目標設定における6つのポイントを順に紹介していきます。

  • 自分のスキル・経験を的確に把握する
  • 組織の目標から個人目標を導く
  • 目標設定にあたっては可能な限り定量化を図る
  • 手の届かない目標設定をしない
  • 目標を達成する期限を設ける
  • 目標を達成させる方法を明確にする

自分のスキル・経験を的確に把握する

目標設定を行う前に、自分のスキルや経験を加味したレベルを確実に把握する必要があります。

経済産業省によるレベルチェックによると、新人のレベル1、補助ありで仕事ができるレベル2、独立して仕事ができるレベル3、部下を指導できるレベル4、社内の幹部はレベル5になります。

自分が現在どの位置にいるかを見極めることで、達成すべき目標が見えてくるでしょう。

出典|参照:IT関連産業の給与等に関する実態調査結果|経済産業省

組織の目標から個人目標を導く

自分の目標設定を決める前に、組織やチームの目標を正しく認識することが重要です。

会社員やフリーランスを問わず、案件に参加している以上は1つのチームです。チームの方向性と異なる目標を立てた場合、評価対象から外れる恐れがあるでしょう。

たとえば、所属しているチームの目標が生産性を10%向上させることであれば、自分もそれに関連する目標設定をするという具合です。組織やチームに貢献できる個人目標を定めることが肝要です。

目標設定にあたっては可能な限り定量化を図る

目標設定は、できる限り定量化を図りましょう。

たとえば、「プログラムを5ヵ月で7,000ステップ生産する」や「150件のテストケースを消化する」など、具体的な数値を用いて目標設定を行うことで、やるべきことが明らかになり客観的な評価を得やすくなります。

定量化の逆となる定性化は、目標設定においては向いていません。曖昧な印象を持たせやすいため、達成すべき目標として弱く感じてしまうでしょう。

手の届かない目標設定をしない

自分のスキルや知識とかけ離れた目標設定は、モチベーションの低下につながりやすいため避けた方が無難です。

目標を設定する際は、簡単過ぎず、少し難しいくらいの目標を立てるといいでしょう。

自分で定めた目標を達成することで、スキルの向上とともに自己肯定感の強化も期待できます。

目標を達成する期限を設ける

SEとして目標設定をする場合は、それぞれの目標に対し達成する期限を設けましょう。

目標に期限を設けることはSEだけに限った話ではありませんが、何かを達成するためにはリミットとなる日時を定めると、自分の行動に推進力が生まれます。期限がない目標だと、惰性に駆られ、現状維持に甘えてしまう可能性があります。

はじめは1年単位で目標を定め、半年、1ヵ月、1週間と期限を狭めて設定していくと、いま何をすべきかが可視化されやすくなります。

目標を達成させる方法を明確にする

大まかな目標設定が完了したら、目標達成までの導線を明確にします。

「社内のペーパレス化」を目標例とした場合、通信機器まわりの更新や予算確保、既存データを保存するためのサーバーの確保、新たなシステムの導入などがあります。これらのステップを1つずつ明らかにすることで、スムーズな業務遂行が可能になります。

ゴールまでの過程は、大雑把なものではなく細分化することを心がけると良いでしょう。

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SEの目標達成はどう進めるのか?

SEの目標達成における推進手順は、ほかの分野でも用いられているPDCAを活用するといいでしょう。

PDCAとは、Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)のサイクルを継続的に行うことを指します。主に、業務改善や品質管理の効率化を図る手法として多くの企業に取り入られており、SEの目標設定にも有効です。

ここでは、PDCAを基にした目標達成へのプロセスを紹介します。

目標を設定する

はじめに、自分の最終的なゴールを設定しましょう。

目標設定はなるべく定量化して期限を設けることが重要です。この段階で、さらに細分化することで、より実行しやすくなる目標が出来上がるでしょう。

意識すべきポイントとして、具体的であるか・測定できるか・達成可能か・関連性があるか・期限があるかの5つに留意すると、目標設定が行いやすくなります。

目標に基づき業務を遂行する

目標を設定したら、定めた目標に基づいて業務を進めていきます。

目標達成までの導線は出来上がっているため、逐一設定した通りに業務遂行ができているか、また、クリアすべきポイントを押さえられているかをチェックしましょう。定期的に振り返ることで、達成すべき業務に注力できます。

しかし、途中で計画より遅れている場合があれば、柔軟に計画の修正を行うことも重要です。

実績・プロセスに対する評価・フィードバックを行う

自分が定めた期日を迎えたら、それまでの実績とプロセスに対する評価やフィードバックを行います。

評価を行うポイントは、目標に対してどのくらい達成できたのかという点を重視しましょう。

フィードバックでは、計画通りに遂行できたか、計画通りにならなかった際の原因は何かの2点を考えるといいでしょう。

自己評価とフィードバックは、自分のスキルを向上させる上で欠かせない作業であるため、一切の主観を捨てて客観的に行うことが肝要です。

必要な改善を行う

上記で行った自己評価やフィードバックを基に、必要な改善を行っていきます。

重視するポイントとして、「成功や失敗の要因の分別」と「要因の取捨選択」の2つが挙げられます。とくに、目標達成した成功の要因を把握することは、次の目標に活かせる糧として活用できるでしょう。

また目標に届かなったとしても、客観的な目線による未達要因の把握や分析、次にどのようにアプローチするかを明らかにすることで、経験を活かした改善が期待できるでしょう。

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SEの目標達成に向け有効な管理手法

SEの目標達成において、目標全体を管理する方法はとりわけ重要です。

有効な管理手法であれば、目標までの道のりや現在位置、最優先して行うことなど、達成に向けた行動指標を作りやすくなります。それは個人だけでなく、チームや企業にとっても良い影響を与えることになるため、積極的に取り入れてみましょう。

ここでは、公務員や大手企業が採用している「KPI」と「OKR」について紹介します。

KPIとは

KPIとは「Key Performance Indicator」の頭文字からなる略称で、日本語では「重要業績評価指標」と訳されます。

システム開発を例とすると、進捗率や生産性、稼働率やエラー件数などの指標が挙げられます。設定した指標に対して、納期までの進捗率や稼働率といった、中期の目標管理をメインとするのがKPIです。

指標の項目は業務や業種ごとに変わり、企業によっては部門ごとで指標設定を行っているケースがあります。

OKRとは

OKRは「Objectives and Key Results」の略称であり、Objectives(目標)とKey Results(主な成果)の2つの言葉からなる管理手法です。

OKRは、組織全体の生産性の向上を目的としており、組織は4半期に1つ高い目標を設定します。その後に、組織の目標を理解した個人が目標を定めるため、企業と個人の一体化が図れるでしょう。

高い目標に対して70%の成果を目標にしたプロセスを設定することがOKRの特徴です。

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SEの目標設定を的確に行いましょう

SEとしての価値を高めるためには、適切な目標設定を行うことから始まります。

加速する技術の進歩に取り残されない姿勢が大切であり、定量的で期限を設けた目標設定が求められます。目標設定を練り上げたら、それを忠実に、ときに柔軟に実行することで自分が目指すビジョンに近づくことができます。

明確で的確な目標設定は、良いSEとして活躍するために欠かせないため、押さえるべきポイントを意識して行いましょう。

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2020.05.08
更新日
2024.10.12

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