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【2025年】Go言語フレームワークの10選を比較!目的別のおすすめを解説

【2025年】Go言語フレームワークの10選を比較!目的別のおすすめを解説のイメージ

Go言語は、アプリケーション開発に適している、処理速度が早いなどの特徴があります。Go言語のフレームワークを使えるようになれば、作業効率を向上させたり、バグやエラーを最小限に抑えたりできます。

本記事では、Go言語のフレームワークを使うメリット・デメリットに加えて、Go言語の特徴について解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

Go言語の4つの特徴

1.「アプリケーション開発に適している」
2.「処理速度が非常に速い」
3.「複雑なシステム構築に対応できる」
4.「Webサーバー構築に適している」

上記のような特徴がGo言語にはあります。ここでは、それぞれの項目について詳しく説明していきます。

アプリケーション開発に適している

Go言語の特徴として、特にアプリケーション開発を得意としているということが挙げられます。Go言語はエラーを検出しやすいため、アプリの改修もしやすいです。

また、Go言語にはGo mobileやGo Cloudなどのスマホアプリ開発に役立つツールが用意されていることもあり、アプリケーションの中でもスマホアプリの開発に適しています。

ツールを活用することで手軽にアプリケーション開発ができるため、Go言語はAndroid向けアプリ開発はもちろん、iOS向けアプリ開発にも利用されています。

処理速度が非常に速い

Go言語には、処理の実行速度が速いというメリットがあります。Go言語は直接機械語へと翻訳することができる言語であるため、他のプログラミング言語と比較してもコンパイルの速度が速いです。

たとえば、Go言語と同じコンパイラ言語であるJavaの場合は、中間言語を経由して機械語に翻訳するという二段階方式になっています。このように、Javaと比較してもGo言語は非常に処理速度が速い言語だと言えるでしょう。

複雑なシステム構築に対応できる

Go言語はシンプルな構造になっており、並行処理や並列処理にも強みを持っています。そのため、Go言語を利用することで効率的にCPUを使用して処理速度を速めたり、CPUに負担をかけることなく膨大な量のデータを処理したりすることも可能です。

このような特徴を持つことから、Go言語は複雑なシステム構築にも対応できるというメリットがあります。Go言語であれば複雑なシステムであっても、途中で処理が止まったりしにくいと言えます。

Webサーバー構築に適している

Go言語はWebサーバー構築に適しているという特徴があります。Google社が開発したGo言語はGoogleのサービスとも相性が良く、LinuxやMac、WindowsなどあらゆるOSに対応することが可能です。

さらに高負荷なサービスの実装も得意としていることから、Go言語はWebサーバーやWebサービスの構築にも向いています。実際に、WebメディアやECサイトなど自社でプラットフォームを保有している企業に導入されている傾向があります。

Go言語フレームワークとは

近年、システム開発の現場において、Go(Golang)を用いたバックエンド構築の採用事例が急増しています。 背景にあるのは、この言語が備えるシンプルな構文や卓越した並行処理性能、そして実用性の高い豊富な標準ライブラリに他なりません。

もっとも、実務レベルのWebアプリケーションやAPIを構築する上では、標準ライブラリのみでは開発効率や保守性の面で限界を感じる場面も少なくないでしょう。

そこで重要となるのが、Go言語フレームワークの活用です。こうしたフレームワークは、ルーティングやミドルウェア、データのバインディングといった共通機能を高度に抽象化することで、エンジニアが本来の目的であるビジネスロジックの構築に専念できる環境を提供してくれます。

フレームワークを使うメリット

1.「作業効率の向上」
2.「バグやエラーを最小限に抑えることができる」
3.「アプリケーションをシンプルな作りにすることができる」
4.「コードに統一性をもたせることができる」

Go言語のフレームワークには上記のようなメリットがあります。ここではそれぞれの項目について詳しく説明していきます。

作業効率の向上

フレームワークは、原型のまま利用できるテンプレートや再利用可能なクラスやライブラリ、APIなどによって構成されています。

また、これまで多くのエンジニアが利用してきたという実績を持つフレームワークを導入することにより、コーディング大部分をエンジニア自身で用意する必要がなくなります。

そのため、フレームワークを導入することで作業効率を大幅に向上することができるでしょう。さらに、フレームワークを利用すればデザイン、機能のカスタマイズも簡単に行えるようになるため、短い時間で品質の高いアプリケーションを完成させることができます。

バグやエラーを最小限に抑えることができる

エンジニアが手作業でコーディングする際、どうしてもバグが発生する可能性があるでしょう。特に、システム開発やアプリケーション開発のプロジェクトでは、大勢のエンジニアが分業して開発作業を行うことになります。

そのため、エンジニアの技術レベルによってはバグが発生するリスクも高くなるでしょう。しかし、フレームワークを導入すれば、エンジニアがコーディングしなければいけない部分を大幅に減らすことができるため、バグやエラーも最小限に抑えることが可能です。

エンジニアのスキルに関係なく、バグを発生させにくくできる点は、フレームワークの大きなメリットだと言えるでしょう。

アプリケーションをシンプルな作りにすることができる

フレームワークには開発に必要なひな形が用意されているため、記述しなければいけないコードの量を減らすことができます。よって、アプリケーションをできるだけシンプルな構造にすることが可能です。

Go言語はもともとコードがシンプルでミスが発生しにくいという特徴がありますが、Go言語のフレームワークもシンプルな作りになっているものが多いです。Go言語のフレームワークを学習することにより、高機能かつシンプルなアプリケーションを開発できるようになるでしょう。

コードに統一性をもたせることができる

フレームワークでは大まかな流れがあらかじめ決まっているため、フレームワークはコーディングにおける共通ルールとなります。よって、フレームワークを導入すれば、コードに統一性をもらせることができるというメリットがあります。

チームでの開発を行う場合、エンジニアのスキルや癖でコードの書き方にバラつきが出ます。しかし、フレームワークという共通ルールがあれば、エンジニアごとのコードの違いを削減することができるでしょう。

Midworksでは、Go言語を活かせる案件を多く取り扱っています。ぜひ参考にしてみてください。

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フレームワークを使うデメリット

1.「習得するための時間が必要」
2.「必要な機能しか実装していない」
3.「コストがかかるフレームワークもある」
4.「継承ができない」

Go言語のフレームワークには上記のようなデメリットがあります。ここでは、それぞれの項目について詳しく説明していきます。

習得するための時間が必要

Go言語のフレームワークを習得しようと思うと、Go言語自体の学習だけでなくフレームワークの学習にも時間を使わなければいけなくなります。そのため、Go言語のフレームワークを習得するための時間が必要になるというデメリットがあります。

また、Go言語のフレームワークは一種類だけではありません。さまざまな特徴を持ったフレームワークの中から、開発目的やトレンドなどを踏まえた上で、習得するフレームワークを選ぶ必要があります。

さらに、フレームワークの中には日本語の情報が少ないものも多いため、ある程度の学習時間が必要になるでしょう。

必要な機能しか実装していない

Go言語のフレームワークには、必要最小限の機能しか実装されていません。Go言語はシンプルさや処理速度の速さなどに強みを持つ言語ということもあり、Go言語のフレームワークも処理性能を落とさないために機能を抑えています。

そのため、Go言語のフレームワークを利用する場合、エンジニア自身で必要に応じて機能を実装する必要があります。このような特徴があるため、フレームワークを使用する方がかえって手間だと感じるケースもあるでしょう。

コストがかかるフレームワークもある

フレームワークには無料で使えるものもありますが、中にはコストがかかるものもあります。そのため、システムやアプリケーション開発でフレームワークを利用する場合、コストがかかるかどうか事前に調べておくことが大切です。

また、コストのかかるフレームワークの利用を検討する場合は、本当にそのフレームワークが必要なのかどうかもよく考えるようにしましょう。場合によっては、フレームワークを利用しない方が全体的なコストが低くなる可能性もあります。

継承ができない

Javaなど他のプログラミング言語には、コードの継承という機能が用意されています。そのため、機能を拡張する場合は、既存の要素であるクラスも継承することができます。

しかし、Go言語には継承という機能がないため、Go言語のフレームワークを使って機能を拡張する場合、改めてコードを組み直さなければいけません。

よって、Go言語のフレームワークを利用する場合は継承ができないという点をしっかり認識しておく必要があるでしょう。

導入実績から見るGo言語フレームワーク10選

Go言語を扱うフリーランスエンジニアとしてスキルアップするためには、Go言語だけでなくフレームワークについても理解を深めておく必要があります。

ここではおすすめのGo言語のフレームワークを紹介していくため、ぜひ参考にしてみてください。

Revel

Revelは、JavaのPlay Frameworkを参考に設計されたフルスタックなMVCフレームワークです。どのような経緯で開発されたのかは不明ですが、もっとも古いバージョンは2013年頃となっています。

Revelの特徴

Revelは非常に機能が充実しているという特徴があります。たとえば、デバッグモードや自動コンパイル機能といった便利な機能が用意されているため、大規模なWebアプリケーション開発などに適しています。

処理速度が速く効率的な開発ができ、さらにコミュニティも活発に活動していることから、初心者からでも取り組みやすいフレームワークだと言えるでしょう。

iris

irisは「最速のWebフレームワーク」をコンセプトとしているGo言語のフレームワークです。ジェラシモス・マロプロス氏が開発した未来的なフレームワークとなっており、環境を問わず高度なパフォーマンスを実現できます。

irisの特徴

irisは、デバイスを問わずに利用できるという特徴があることから、デスクトップ、Webサーバー、スマートフォンなど、どのようなデバイスでも高速な動作を実現できます。

また、irisはGoのフレームワークの中でも圧倒的なドキュメント量を誇っており、非常に情報が豊富です。そのため、他のフレームワークに比べて学習コストがかからない点が魅力だと言えるでしょう。

RESTful APIにチャレンジしたい人にもおすすめです。

Echo

Echoは、GinをモデルにしたGo言語のフレームワークです。比較的新しく登場したフレームワークで、Go言語に活用されるLabStackによって開発、管理されています。

近年注目を集めているフレームワークとなっています。

Echoの特徴

Echoは軽量フレームワークとして注目されています。コミュニティによる開発が盛んに行われており、公式のドキュメントや日本語の情報も充実していることから、他のフレームワークと比較しても学習しやすいと言えるでしょう。

また、EchoはRESTful API向けであることから、RESTの原則に沿って設計されたAPIを保有しています。特に小規模、中規模のWebアプリケーション開発に適していますv

Echoの案件例

案件情報を見ると、EchoがREST APIやマイクロサービス構築の現場で採用されていることが確認できます。Echoは「高速かつ軽量」「ミドルウェア構築が容易」「ルーティングが拡張しやすい」といった特徴を備えています。

EchoのHTTPルーターは優先順位の高いルートを効率的に処理する設計がなされており、JSON/XMLバインディングやエラーハンドリングが統一されたインタフェースで提供されています。そのため、開発者が低レベルの実装詳細に煩わされずに済むでしょう。

また、実案件では「開発スピードを確保しつつ将来的な機能追加に備える」という要件が多く、Echoの構造はその要求に適合しています。導入を検討する際には、既存のライブラリとの親和性やミドルウェアのエコシステムを確認することが重要です。

出典参照:【Ruby】自社BtoB事業部におけるWebアプリケーションの開発プロジェクト|
株式会社Branding Engineer

出典参照:【Go言語】決済サービス基盤のバックエンド開発支援|株式会社Branding Engineer

Beego

Beegoは、RubyのSinatraをベースに、AstaXie氏によって開発されたGo言語のフレームワークです。RESTful HTTPフレームワークとして生まれました。

Beegoは中国で人気のフレームワークとなっており、HUAWEI社なども利用しています。

Beegoの特徴

Beegoには専用のCLIやORM、自動テスト機能など、機能が充実しているという特徴があります。処理速度も速いため、効率的なWebアプリ開発が実現でき、API開発やバックエンドサービス開発にも適しています。

また、公式のドキュメントも充実していることから、Go言語のフレームワークを始めて学習するエンジニアにもおすすめです。

Mango

Mangoは、Go言語用のモジュラー型のフレームワークです。Mangoでは、シンプルかつ統一されたAPIを強制することにより、HTTP機能の再利用可能なモジュールをできる限り簡単に構築することが可能となっています。

Mangoの特徴

Mangoには、ミドルウェアとアプリケーションが関数型で記述されているという特徴があります。機能的なスタイルで書かれていることから、すべて自己完結することができる点も特徴です。

RackとPEP333に触発されたWebアプリケーションフレームワークで、ミドルウェアとアプリケーションのリストを取得し、単一のhttpサーバーオブジェクトにコンパイルすることができます。

なお、積極的な保守がされていない点には注意が必要です。

Goji

Gojiは、Net/httpと互換性を持つGo言語のフレームワークです。Gojiはシンプルであることに哲学を持っています。そのため、シンプルな設計でありながらカスタマイズ性に優れており、動作も高速です。

Gojiの特徴

GojiはNet/httpと互換性を持っています。さまざまなカスタマイズができる設計になっており、Ginの次に高速な動作ができるという特徴があります。

また、ミドルウェアに関連した必要な機能も揃っており、拡張性や自由度が担保されています。主に、小規模から中規模のWebアプリケーション開発に採用されているフレームワークです。

機能が少なく操作もしやすいことから、初心者でも扱いやすいフレームワークだと言えるでしょう。

Gorilla

Gorillaは、Go言語のフレームワークの中でも、もっとも古く巨大なコミュニティを持っているフレームワークです。なお、公式サイトではGorillaはフレームワークではないと公表しているため、Gorillaは軽量なWebツールキットとも言えます。

Gorillaの特徴

GorillaはWebアプリ開発を効率化できるWebツールキットです。ツールごとにリポジトリが切られていることから、非常に軽量に利用することができます。

Go言語の関連したコミュニティの中でも、もっとも長く稼働しているコミュニティを持っているなどの特徴もあります。

Gin

Ginは、Go言語のMartiniをもとに開発されたGo言語のフレームワークです。Go言語のフレームワークの中でも歴史が古く、現在ではGo言語のフレームワークのデファクトスタンダードという位置づけになっています。

Ginの特徴

GinはMartiniというフレームワークをもとに開発されましたが、処理能力はMartiniの約40倍だと言われています。そのため、非常に実行速度が速く軽量に動作する点が特徴だと言えるでしょう。

Ginは豊富なミドルウェアを備えており、クラッシュを発生させないようなサポート機能を備えている点も特徴となっています。軽量かつセキュリティの税約製にも対応できるフレームワークであるため、重大なデータを扱う場合におすすめだと言えるでしょう。

Ginの案件例

【Go言語/フルリモート】バックエンドシステムのリファクタリングと新規プロダクト開発
https://mid-works.com/projects/37855

この案件でも、Ginが選ばれている点が興味深いです。Ginは「MartiniライクなAPI設計ながら、約40倍高速」というベンチマークが紹介されており、性能要求の高いAPI開発に適しているとされています。

Ginのルーターはゼロ割り当て(zero‐allocation)を目指した設計で、メモリ消費とガーベジコレクションによる影響を抑えるアプローチがとられています。

さらに、ミドルウェアのチェーン構築やJSONバインディング、ルートグループ化など開発効率に寄与する機能も豊富です。
導入に際しては、APIのスループットや同時接続数、エラーリカバリやログ出力機構などを設計段階で把握しておくことが大切です。特に大量トラフィックが想定される環境では、Ginのような軽量かつ高速なフレームワークが有効な選択肢となるでしょう。

出典参照:Ginとは|Gin Web Framework

Gocraf

Gocraftは、スケーラブルなルーティング機能を提供しているモジュラー型のWebフレームワークです。バックエンドのWebアプリ開発に用いられることが多く、Go言語のフレームワークの中でも人気があります。

Gocrafの特徴

Gocraftは、高速かつ拡張性の高いルーティング機能を提供しています。Go言語のmuxとミドルウェアのパッケージとなっており、リフレクションとキャスティング機能によって静的型付けをサポートしています。

また、組み込み系のミドルウェアによってオプション機能を追加でき、バックエンドのWebアプリ開発に適している点などが特徴です。

Aero

Aeroは、高速な動作が可能なGo言語のWebフレームワークです。Aeroに関する情報はあまり出ていないため、詳細について確認する場合はGitHubの情報をチェックする必要があります。

なお、Aeroの案件自体は一定数存在しています。

Aeroの特徴

Aeroは、シンプルなコードでありながら非常に高速な動作が可能という特徴があります。ただし、情報があまり出ていないため、Aeroを利用する場合はGitHubの詳細を確認して自分で調べる必要があります。

また、他のGo言語のフレームワークと比較してもサンプルが少ないことから、初心者が学ぶ場合はある程度の学習コストがかかると言えるでしょう。

Go言語フレームワークを選定するための5つの評価軸

フレームワークを選ぶ際に、単に「人気だから」「評判だから」という理由だけではプロジェクトに最適な選択にならない可能性があります。そこでまず、どのような観点で評価すべきかを整理します。
具体的には以下の5つを挙げます。

  • 開発スピード・設計の自由度
  • パフォーマンス・並行処理能力
  • エコシステム・コミュニティ
  • 学習コスト・習得難易度
  • 将来性・保守性・長期運用対応力

ここでは、各評価軸について詳細に掘り下げましょう。

評価軸①開発スピード・設計の自由度

開発初期から素早く成果を出しつつ将来的な設計変更にも耐えうる柔軟性のあるフレームワークが望まれます。理由は、競争が激しい市場では迅速にリリースできることが優位となり、かつ仕様変更や機能追加に応じて設計を見直せる余地があると運用コストを抑えやすいためです。

実際、導入実績の多いフレームワークを分析すると、コードベースの冗長性が少なく、構成変更が比較的容易という傾向が認められます。したがって、選定時には「ビジネスロジックに専念できる設計」「ルーティングやミドルウェアの拡張性」「初期構築の工数見積もり」の観点をチェックする価値があるといえるでしょう。

評価軸②パフォーマンス・並行処理能力(スケーラビリティ)

高負荷環境でも安定して機能するパフォーマンスと並行処理の設計が備わっているフレームワークが望ましいです。特にAPIサービスやマイクロサービス環境では同時接続数やレスポンスタイム、メモリ消費などがボトルネックになり得ます。

例えば、あるベンチマーク調査では、Go言語系フレームワークにおいてJSONシリアライズ時のRPS(Requests Per Second)やP99レイテンシ、メモリ使用量といった数値が明示されています。これらが選定判断材料として有効といえるでしょう。

また、並行処理性能・ゴルーチン管理・ガーベジコレクションの影響を抑えた設計も重要です。導入前には「想定トラフィック」「処理時間要件」「メモリ・CPU使用量」「ガーベジコレクションの挙動」の観点を明確にしましょう。

評価軸③エコシステム・コミュニティやドキュメントの充実度

フレームワーク選定時にはその周辺ツール・ライブラリ・ドキュメント・ユーザーコミュニティが充分に整備されているかが大切な要素です。実運用フェーズではバグ対応・バージョンアップ・他ライブラリとの連携などが必ず発生し、これらを円滑に進めるためには情報インフラの充実が不可欠だからです。

具体的な評価ポイントとしては、「スター数やメンテナ数」「更新頻度」「ブログ・Q&Aでの言及数」「公式ドキュメントの充実度」「プラグイン/ミドルウェア数」などがあります。特に長期運用を前提にするなら、フレームワークの将来性やバージョン互換性対応状況も確認しましょう。

評価軸④学習コスト・習得難易度

チームのスキルセットや既存技術との親和性を踏まえ、習得が比較的容易で、堅固な設計原則を持つフレームワークを選定しましょう。新規採用スタッフや別言語バックグラウンドの開発者が入るかもしれないということ、またリリース速度と品質を両立するためには短期間でパイロットプロジェクトを立ち上げられることが鍵となります。

具体的には、「学習資料の数」「サンプルコードの豊富さ」「フレームワーク固有の概念(抽象化レベル)が低く理解しやすいか」「設定や構成のテンプレートがあるか」などを確認します。習得難易度を過小評価せず、チーム構成や入門期間を見据えた選定を行いましょう。

評価軸⑤将来性や保守性・長期運用への対応力

リリース後に継続的に運用・改修を行うことを見越して、将来機能追加・スケーリング・メンテナンスが容易なフレームワークを選びましょう。短期プロトタイプだけではなく、運用開始後も仕様変更やトラフィックの増大、技術スタックの更新対応が発生するからです。

例えば、Go言語のエコシステムではセマンティックバージョニング(SemVer)遵守や互換性維持の改善が進んでおり、ライブラリ/フレームワーク側の継続的な整備も確認できます。

具体的な観点として「メジャーバージョンアップの頻度と互換性」「更新履歴とサポート期間」「マイクロサービスへの展開実績」「運用・監視用ミドルウェアとの親和性」などがあります。運用コストを抑えるためには、将来的な移行負担やドキュメント断絶リスクも選定時に評価しておきましょう。

2025年~2026年におけるGo言語フレームワーク最新トレンドと今後の展望

Go 1.20以降のジェネリクス・並行処理強化の影響

ソフトウェア開発の現場では、2025年以降に向けて言語・フレームワークの選定が従来にも増して戦略的な意味を帯びています。その中で、Go(Golang)がバックエンド/クラウドネイティブ領域で顕著な存在感を示しており、特にフレームワーク選びにおいても変化の兆しが見え始めました。

ここでは、まずGo言語そのものの進化(ジェネリクス・並行処理の強化)を押さえたうえで、マイクロサービスやサーバーレス/クラウドネイティブにおけるGoのポジションを整理します。

マイクロサービス・サーバーレス/クラウドネイティブにおけるGoのポジション

Go1.20以降のリリースではジェネリクス(型パラメータ)と並行処理の設計基盤が強化されており、それがフレームワーク選定や開発効率・性能要件への反映を促しています。Go1.18で導入されたジェネリクスに関して、Go1.20でコンパイル時間の改善や型制約の精緻化が実施されたのはその一例です。

言語基盤の進化により、フレームワーク側でも「型安全なミドルウェア」「汎用ルーティング・バインディング機構」「並行処理/ゴルーチン最適化」の設計が加速しています。

2025〜2026年のフレームワーク選定において、ジェネリクスや並行処理への最適化状況は、もはや検討から外すことのできない「最低限の評価軸」へと定着しました。

マイクロサービスやサーバーレス、クラウドネイティブ環境においてGo言語は強力な選択肢として定着しつつあり、フレームワークもそれに沿った変化を遂げています。Go言語はコンパイル先バイナリが軽量かつ依存が少ないという特性を持ち、コンテナ化・オーケストレーション・サーバーレス運用において圧倒的な適性を誇ります。

また、マイクロサービスを前提とする設計パターン(APIゲートウェイ、サーキットブレーカー、イベントソーシング等)においてGoで実装されるケースも増えています。

このような背景から、フレームワーク選びでは「クラウドネイティブ対応」「マイクロサービスムービング/デプロイ戦略」「サーバーレス実行モデル対応」という観点が重要なカギを握っています。

案件/技術トレンドから見るフレームワーク需要と単価傾向

近年、Go言語フレームワークを用いた案件数および開発単価には上昇傾向が見られ、特にクラウドネイティブ・マイクロサービス領域では高い価値が付与されつつあります。クラウドインフラと密接に関わるバックエンド領域でGoの採用が加速しており、求人市場においてもフレームワークに通じたエンジニアの需要は確実な上昇傾向にあります。

そのため、フレームワーク選定の際には以下の4つの要素が大切です。
・最新トレンドの把握
・需要のある領域(例:クラウドネイティブAPI、マイクロサービス、クラウドインフラ)
・単価交渉時のポイント(並行処理、性能最適化、運用監視)
・将来的な維持/拡張性対応
つまり、Go言語フレームワークを取り扱うプロジェクトにおいては、単に「使いやすい」という理由以上に「市場価値・運用価値」が選定の鍵を握る時代となっています。

Go言語のフレームワークを把握して開発に活かしましょう

Go言語は近年案件数が増えてきている注目のプログラミング言語です。Go言語のフレームワークを扱えるようになることで、より幅広い開発案件に対応できるようになるでしょう。

ぜひ本記事で紹介したGo言語の特徴やフレームワークを使うメリットやデメリット、おすすめのGo言語のフレームワークなどを参考に、Go言語のフレームワークを習得して開発に活用してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

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Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2026年01月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2021.02.19
更新日
2026.01.05

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