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TypeScriptエンジニアがキャリアを上げるためには?平均年収や将来性を紹介

TypeScriptエンジニアがキャリアを上げるためには?平均年収や将来性を紹介のイメージ

TypeScriptは、マイクロソフト社が開発した静的型付けのクラスベースオブジェクト指向言語です。JavaScriptとの互換性の高さ、大規模開発でもエラーを防ぐように設計されていることから人気を集めており、今後も案件は増大するでしょう。

本記事では、TypeScriptの将来性に加え、TypeScriptエンジニアの求人動向や、TypeScriptエンジニアとして年収を上げる方法などを詳しく解説しています。TypeScriptに興味がある方は、参考にしてみてください。

TypeScriptエンジニアのフリーランス案件の求人動向

コロナの影響によりリモートワークが増えているなか、フリーランスエンジニアの需要は高まっています。

中でもTypeScriptはWebシステムのフロントエンド開発において、採用が増えています。しかしTypeScriptのエンジニアはまだ少ないため学習環境に難点がありますが、今後充実されていく可能性が高いです。

TypeScriptとはマイクロソフト社が開発をしたプログラミング言語で、JavaScriptを改良して作られました。TypeScriptは静的型付けのクラスベースオブジェクト指向言語ですが、型定義できることがJavaScriptとの大きな違いとなります。JavaScriptと同じ構文であるため、JavaScript経験者であれば比較的容易に使用できるようになります。そして大規模アプリケーション開発及び汎用的用途におけるJavaScriptの欠点が改善されています。

TypeScript案件は、様々な企業の新規のWebサービスのフロントエンドにおいて採用が増えています。そのため今後しばらくは、廃れることは考えづらく案件数は一定以上ある可能性があります。

TypeScriptは、変数の型を宣言してコードを書いていきます。そのため、アプリケーション開発において多くの開発者が一緒に作業を進める時、様々な優位性があります。例えば担当者が変わった時に後任者が受け継ぐケースでは、前任者が変数をどのような意義で定義したのかを把握することは非常に重要です。その点、TypeScriptは把握が容易で、大人数での開発に向いています。


▶︎将来性のあるフリーランスエンジニアとは?詳細記事はこちら!

TypeScriptエンジニアの年収はどれくらい?

ここではTypeScriptエンジニアの年収について、フリーランスと会社員と比較しながら見ていきます。

フリーランス求人案件情報誌によると、TypeScriptエンジニアの平均年収は約860万円、最高年収は約1,700万円、最低年収は約360万円です。対して、会社員の平均年収を見てみると約470万円となっています。

会社員の年代別年収では、20代約370万円、30代約510万円、40代約600万円、50代以上約700万円となっており、TypeScriptエンジニアの会社員の平均年収は約570万円とのことですので、全会社員の平均年収約470万円と比べても100万円ほど高くなります。

TypeScriptエンジニアのフリーランス年収は約860万円と会社員年収約570万円と比較すると、フリーランスの方が300万円程高いことが分かります。

下の図に、言語別平均提示年収(上位10言語)を上げましたが、TypeScriptは2位に入っており年収は約620万円となっています。

言語 年収
Scala 約630万円
TypeScript 約620万円
Go言語 約610万円
Kotlin 約600万円
Python(Python3) 約590万円
Ruby 約580万円
Sass 約580万円
Swift 約570万円
JavaScript 約570万円
C++ 約550万円

TypeScriptエンジニアの職種と平均年収

フロントエンドエンジニアの需要の高まりより、フロント開発関連の人件費も高くなっています。

これらの開発にはTypeScriptや最新のフレームワーク技術が必要になります。フロントエンド開発は応用範囲が広がり、エンジニアに求められる技術が高度化しています。

また端末種類も増え、必要な技術が複雑化、多様化していることで、エンジニアの教育コストも上昇しています。そのため、優秀なフロントエンドエンジニアが不足しがちで、特殊技術を持つエンジニアはとてもニーズが高いといえるのです。

そのような中、TypeScriptはWebアプリ、スマホアプリ、IoT、ゲーム、人工知能関連などに需要が旺盛です。TypeScriptエンジニアの需要は今後も増加していくでしょう。

TypeScriptエンジニアの平均年収に関しましても、先に述べたよう、フリーランスで約860万円と高額の範疇になります。

フリーランスエンジニアの年収は、技術力や案件で大きく変わります。人気のある言語はトレンドによってもよく変わりますので、新しいプログラミング言語への対応力は非常に大事です。

TypeScriptはJavaScriptではなかなか難しかった、大規模アプリケーション開発に対応できます。更に、JavaScriptと互換性があるためJavaScriptと相互運用することが可能で、徐々にTypeScriptへ移行していく流れです。

TypeScriptの難しさは、言語がもつ自由度にあります。しかし、その自由度の大きい分、様々な開発案件で有用です。まずはその自由度に慣れ、様々な開発案件に使用できるようになり、年収アップに繋げる機会にしましょう

フリーランスであれば高額案件を目指すこともできますので、その時代に合ったスキルを身につけ、より高い年収を得ることもできます。

しかし、退職金がないことや社会保険料が全額負担になる等もありますので、年収だけで比較するのは危険です。

TypeScriptエンジニアとして年収を上げるには?

フリーランス案件数でTypeScriptのニーズを見てみると、TypeScriptのフリーランス案件占有率は非常に少なく、他プログラミング言語の案件数と比較して現時点ではかなり少ないと言えます。しかし、TypeScriptはGoogleの標準開発言語に承認されており、また前年と比較すると急増しているため、TypeScriptのニーズは今後伸びていくと言えるでしょう。

このように今後伸びていくと期待されるTypeScriptにおいて、収入を上げるためにやるべきことがいくつかあります。

まずTypeScriptエンジニアとして年収をアップさせるためには、上流工程のキャリアを積むことも重要です。

上流工程には、顧客へのヒアリングにより要望を掴み、システム的に実現可能なものを選別すること等が挙げられます。そして選別した内容を書類にし、開発組織をまとめ上げるという、経営に近いスキルを必要とします。このスキルはエンジニアとしての開発スキルとは異なるものになります。

そのため、要件分析や機能設計など上流工程のキャリアがある方は貴重であり、高年収になりやすいでしょう。TypeScriptエンジニアとして高年収を獲得したい方は、上流工程を経験することをおすすめします。

TypeScriptの最新の情報にキャッチアップし続ける

フリーランスの場合、年収は案件によるため、どれだけ良い案件に参加できるかが非常に重要です。スキルが低い場合、案件を選ぶ選択の幅が狭くなってしまいます。

そこで、TypeScriptエンジニアとして年収をアップさせるためには、TypeScriptを十分に習得することが必要です。しかし、プログラミング言語は日々進化しているため、TypeScriptを完璧にマスターすることはほとんど不可能です。それにも関わらず、TypeScriptエンジニアとして年収をアップさせている方は、常に学習する姿勢を持ち続け日々成長しています。

その結果、TypeScriptエンジニアとして経験や活躍できる場が広がり、高年収の求人や案件に参画できるようになるのです。

難しい、新しいなどの理由で技術者が少ない言語に、対応できるエンジニアは重宝され単価も高くなります。各種セミナーや勉強会の活用、そして案件の中でスキルを磨くことが年収アップにつながります。

関連するほかの言語のスキルも身につける

TypeScriptエンジニアとして年収を上げるためには、TypeScript以外の開発スキルを身につけることです。TypeScriptは多くの範疇の開発に携わることができるため、他プログラミング言語をTypeScript開発において使用する、開発スキルや知識を求められることも多くあります。

TypeScriptエンジニアとして、サーバーサイド開発で使用するプログラミング言語のスキルや知識があることにより、受注範囲を広げられます。更に、ミドルウェアのスキルや知識、フレームワーク経験やその知識などを持つことにより、担当可能な業務の幅が広がり年収アップにつながります。

年収をアップさせるためにはTypeScriptのスキルを高めるだけではなく、TypeScriptエンジニアとして幅広い見解と深い洞察力が必要になり、TypeScript以外の言語や開発スキルの習得も求められるということです。

市場のニーズに合致した新しく登場したてのプログラミング言語は、プレイヤーが少なく慢性的な人手不足になるため、案件の単価も上がりがちです。新しい言語の習得には時間がかかりますので、時間を自由に使えるフリーランスエンジニアには大きなチャンスです。今後も思わぬ形でシェアを広げる言語がでてくるでしょう。常にアンテナを張り、チャンスを見逃さないようにしましょう。

TypeScriptエンジニアの将来性とフリーランスの今後

TypeScriptはGoogle社内の標準開発言語として採用されたことから、脚光を浴びることになりました。

TypeScriptの将来性を考えた時、現在多くの企業の新規Webサービスのフロントエンドにおいて採用されているため、TypeScriptの案件数もしばらくは一定以上あると言えます。

他言語と比較した場合、TypeScriptはフロントエンドに使用されており、TypeScriptの案件だけが減ることは考えづらい状況です。

しかし、TypeScriptは使用者がまだ少ないため、学習コストの点では不利な状況にあります。

国内の案件数は増加傾向にあり、TypeScriptを利用したいと考える企業も増加していく可能性があることから、今後も人気が高くなることがうかがえます。言語としての将来性は高いと言えるでしょう。

TypeScriptエンジニアの年収や今後について理解しよう

IT業界では、フロントエンドエンジニアの需要が高く、フリーランスに限らずフロント開発者の年収も高まっています。ニーズに合致し、新しく登場したプログラミング言語は、エンジニアも少なく人手不足となりがちで、案件の単価も高めです。

TypeScriptのフリーランスの案件数は、他言語と比較して現時点では多いとは言えません。しかし、TypeScriptがGoogle社の標準開発言語になっているため、TypeScriptの案件数は前年と比較し急増しています。今後TypeScriptのニーズは十分にあると言えるでしょう。

TypeScript案件の中でも、チームリーダとしての活躍を期待されている案件ほど、年収が高い傾向にあります。それ以外にも、年収の高い案件は、マーケティングや他システムへの深い理解度や高い経験値を要求するものです。

フリーランスエンジニアは、TypeScript技術の充実や、新しい周辺技術の習得のための時間に恵まれています。これはフリーランスエンジニアにとって大きなチャンスです。今後更に進歩した新しい言語の出現する可能性もあります。常にアンテナを張り、そのようなチャンスも見逃さないよう注力しましょう。

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この記事の監修者

Branding Engineer編集部のイメージ

Branding Engineer編集部

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

株式会社Branding Engineerはエンジニアプラットフォームサービスである「Midworks」を運営。株式会社Branding Engineerが属するTWOSTONE&Sonsグループでは、エンジニアプラットフォームサービスにおけるエンジニアの連結登録数は50,000名を越え、連結稼働数も4,500名を、案件数も10,000件を超える。 ※登録数、稼働数、案件数は2024年10月発表時点の実績数値

記載されている内容は2024年11月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.06.13
更新日
2024.11.26

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