Midworks
  1. TOP
  2. お役立ちコラム
  3. プログラミング言語
  4. C言語
  5. C#の特徴とは?高単価を目指す方法や将来性などもあわせて紹介

C#の特徴とは?高単価を目指す方法や将来性などもあわせて紹介

C#の特徴とは?高単価を目指す方法や将来性などもあわせて紹介のイメージ C#の特徴とは?高単価を目指す方法や将来性などもあわせて紹介のイメージ

C#はWindowsやマイクロソフトと相性が良い、オブジェクト指向、Javaの文法と似ているなどの特徴を持っています。C#はマイクロソフトが開発した汎用性の高いプログラミング言語であり、さまざまな分野での開発が可能で安定した需要が見込まれ、将来性も高いといえるでしょう。

本記事では、C#の特徴やC#エンジニアの仕事内容、将来性などについて解説しています。C#の習得やC#エンジニアを目指している方は是非参考にしてみてください。

C#の特徴

C#(シーシャープ)は、マイクロソフトが開発したオブジェクト指向のプログラミング言語であるため、Windowsと相性が良いといった特徴があります。そのため、Windows向けのアプリケーションやゲーム、Webアプリなどの開発によく使われます。

またC#は「オブジェクト指向」を採用し、C言語を基に開発されているため、CやC++、Java、JavaScriptの文法に似ているといった特徴があるため、これらのプログラマーであれば比較的簡単に使うことができます。

さらにC#はオブジェクト指向だけではなく、マルチパラダイムプログラミング言語としても設計されており、関数型、論理型、手続き型などの要素もあります。C#はマイクロソフトが20年以上開発を行い、さまざまな言語の優れた点を盛り込んでいるため、言語機能が高いといった特徴もあります。

次に、これらの特徴について説明します。

1:Windowsやマイクロソフトと相性が良い

C#はWindowsの.NET Frameworkと呼ばれるソフトウェア開発フレームワーク上で、実行・開発するプログラミング言語です。マイクロソフトが開発したプログラミング言語であるため、マイクロソフトが提供するWindows向けアプリケーションやマイクロソフト製品との相性が良く、連携する開発に向いていることも特徴の一つです。さらにマイクロソフトの各種ツールにより開発がサポートされています。

あらかじめ、Windowsには.NET Frameworkがインストールされていますが、インストールされていない場合は、マイクロソフトの公式サイトより無料でダウンロードできます。

もちろんC#はWindowsだけでなく、MacやAndroid、iOSなどでも使えるようになっています。

2:オブジェクト指向の言語

オブジェクト指向言語とは一言でいうと「プログラムをモノの作成と操作として考えるプログラミング言語」です。オブジェクト指向を基準として設計することで、プログラムを簡単に記述することができ、人間の思考に近い表現が可能になります。言語がオブジェクト指向であれば、プログラムの再利用や一部変更ができ非常に便利です。

オブジェクト指向言語には、C++、Java、JavaScriptなど数多くの言語があります。

また、このオブジェクト指向とは、関連するデータとメソッドを一つのオブジェクトとして定義し、いろいろなオブジェクトを管理し組み合わせてシステム全体を構築していく手法を言います。オブジェクトとは直訳すれば物や対象ですが、プログラミングにおいてはデータと処理の集まりを意味しています。

3:Javaの文法と似ている

C#は同じオブジェクト指向のJavaの後発言語であるため、Javaのよい部分を採用し開発されており、文法はJavaに似ている部分が多いと言えます。そのため、Javaでプログラミングしている方であれば、少し学習すればC#を扱えるようになると言われます。同様に、C#でプログラミングしている方であれば、少し学習すればJavaを扱えるでしょう。

4:言語機能が高い

C#はマイクロソフトがパソコンのOSとして多くのシェアを持つWindowsで開発を20年以上行い続け、さまざまな言語の優れた点を盛り込んでいるため、開発言語としての機能が充実し問題点も解消されています。

そのため、アプリ開発がしやすく、コード記述もしやすくなっています。


▶︎C#はどんな言語?詳細記事はこちら!

C#エンジニアの仕事内容

C#エンジニアは、ソーシャルゲームやスマートフォンアプリ、パッケージ製品や企業で使用する社内システムのソフトウェアの開発を行います。さらに、最近需要が増えているECサイトといったWebサービスなど、さまざまな開発を行います。

それでは、C#エンジニアの仕事とはどういった内容かについて紹介します。

ゲーム開発

C#のゲーム開発は、Xboxやプレイステーションなどの据え置き型のゲーム機やPC、スマートフォンなどに拡大しています。もともとC#は3Dを多用する処理には適していませんが、Unityという開発プラットフォームを使用することで3Dを使ったゲームの開発も容易に行えるようになります。

アプリ開発

C#はXamarinという開発ツールを使い、クロスプラットフォームに対応させることで、Windows、Mac、iOS、Android向けのアプリも開発できます。

また、マイクロソフトが提供しているIDE(統合開発環境)であるVisual Studioを使うことで、比較的簡単にGUI(グラフィカルユーザインターフェース)アプリを開発できるため初心者にはおすすめです。

ちなみにGUIアプリとは、画像やアイコンなどを画面操作(マウスクリックなど)で動かせるアプリのことです。

Webシステム開発

WEBシステム開発はC#にASP.NETのフレームワークやUnityを使うことで、拡張性が高く開発の自由度も高くなります。マウスでボタンを配置するなど簡単に開発でき、さらにサンプルも豊富にあるので、初めてでも開発できるのが強みと言われます。

Webサービス開発

Webサービスでは、マイクロソフトが運用しているMSNや検索エンジンBingなど利用者の多い有名なサイトがC#で開発されています。さらに、インターネットショッピングの需要の高まりにより注目されているECサイトも、C#で開発されていることが多いと言われます。

C#エンジニアで高単価を目指すためには?

C#エンジニアで高単価を目指すためには、開発経験と熟練度のアップが欠かせません。特に「上流工程やマネジメントの経験」「業界ごとの専門知識の習得」「Visual Studioなどの開発環境を使用した開発や大規模なシステム開発」は高単価になる可能性があるでしょう。

さらにC#エンジニアとしてスキルアップを目指し、他のプログラミング言語の知識をつけたり資格を取得したりすることも高単価に繋がります。

それでは、C#エンジニアとして高単価の案件を獲得するための方法を紹介します。

上流工程を経験する

C#エンジニアとして上流工程であるシステム開発の企画を行ったり、要件を定義する立場を経験したりすることで単価アップにつながるでしょう。上流工程は会社員や常駐のエンジニアなど、ある程度のスキルと経験が身に付けば任せられることがあります。

大きな責任を担うため大変ですが、上流工程を経験し提示できる実績があればフリーランスとして活動する時に、高単価の受注にも繋がりやすくなるでしょう。

他のプログラミング言語の知識をつける

C#エンジニアとして高単価を目指すのであれば、他のプログラミング言語の知識をつけスキルアップすることです。C#に類似しているC、C++、Java、JavaScriptといったプログラミング言語を経験することで、C#エンジニアのフリーランスとして選択できる案件の獲得の幅が広がり高単価につながるでしょう。

しかし、C#エンジニアはプログラミング能力に加え、開発の企画や要件定義、クライアントとの折衝など、幅広く実践的な知識や技術が必要とされます。そこで、スキルアップに活用できる以下のような資格があります。

・試験AZ-220: Microsoft Azure IoT Developer
・Unity認定資格
・基本情報技術者試験
・応用情報技術者試験
・オラクルマスター


▶︎C#エンジニアとして年収を上げるには?詳細記事はこちら!

C#エンジニアのフリーランス求人動向

C#はマイクロソフトの開発言語であり、多くのシステム開発・アプリ開発をすることができるため、今後も求人や案件は増加するでしょう。その一方、業務システム開発はセキュリティ面で、データや仕様が漏れるリスクがありクライアント先に常駐して開発するため、在宅やリモート案件が少ないという特徴もあります。

C#エンジニアのフリーランス年収相場

フリーランスでの平均年収は、経験年数や受注する案件単価によって異なりますが、正社員と同様の週5稼働で約300万円から約1,000万円と言われています。経験が1年程度であれば約300万円、経験が3年程度で約500万円、5年を超えれば700万円以上が期待できます。

上流工程や大規模システム開発の経験やスキル、参画する案件によっては1,000万円を超えることも少なくありません。


▶︎C#エンジニアの平均年収は?詳細記事はこちら!

C#エンジニアの将来性

C#はOS大手のマイクロソフトが開発した汎用性の高いプログラミング言語であり、ここまで紹介したさまざまな分野での開発が可能で安定した需要が見込まれるため、将来性も高いといえるでしょう。C#はさまざまな企業が採用しており、システムやアプリ開発を行う際にC#を利用することが予想されます。

今後もさらにIT化が進み、オンラインショッピングなどWebの活用が進むことで、需要は大きく長く続くと考えられます。

また、C#エンジニアとして活躍するために、C#言語以外のプログラミング言語の知識もつけておくことで、仕事の幅を広げることができ案件の獲得や単価アップにつながるでしょう。

C#の特徴を理解しよう

C#の特徴について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。C#はマイクロソフトが開発した、オブジェクト指向のC言語をルーツとしたプログラミング言語です。そのため、初心者からC、C++、Java、JavaScript などのプログラマーまで汎用性の高いプログラミング言語で、アプリケーションやゲーム、Webアプリなどの開発によく使われます。

これからC#を学んでみよう、C#エンジニアとして活躍したいと考えている方は、この記事を参考にフリーランスを目指してみてはいかがでしょうか。

Midworks おすすめの案件例

この記事の監修者

Branding Engineer編集部のイメージ

Branding Engineer編集部

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

Branding Engineerは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスである「Midworks」中心としたエンジニアプラットフォーム事業、総合WEBマーケティングソリューションサービス「Digital Arrow Partners」を中心としたマーケティングプラットフォーム事業を運営。

記載されている内容は2024年05月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初回公開日
2022.06.30
更新日
2024.05.19

このカテゴリの一覧へ

Midworksは
今よりあなたのキャリアに
合った働き方を提供します

詳しくはこちら

フリーランスと正社員、
働き方と年収はこんなに違う?

詳しくはこちら
運営グループ提供サービス